『マクロス』がスカイツリーをジャック!『マクロス』シリーズ35周年記念展示をレポート
1982年にTVアニメが放送されて以降、今なお男女問わず絶大な人気を誇る『マクロスシリーズ』。本作の35周年を記念したスペシャルイベントが2018年1月9日(火)~2月28日(水)の間、東京スカイツリーで行われます。
本イベントの開催を記念して、マクロスシリーズの大ファンである芸人の土田晃之さんと、私立恵比寿中学の真山りかさんをゲストに迎えたトークイベントが2018年1月9日(火)に行われました。本稿ではこちらの模様をお届けします。
また、『マクロスシリーズ』一色となった東京スカイツリー天望回廊の館内装飾の様子や、本作をイメージしたコラボカフェメニューもご紹介しますのでお見逃し無く!
お2人と『マクロス』の出会い、好きなキャラとは?
会場の暖かい拍手に出迎えられ、芸人の土田晃之さんと、私立恵比寿中学の真山りかさんが登壇。さっそく、『マクロス』との出会いについて語ります。
土田さんは小学校の頃、親戚のお兄ちゃんの家に遊びに行った際に「すっげー気持ち悪いけどこれ(プラモデル)何?」と聞いたら『超時空要塞マクロス』に登場する"リガード"だったそうです。しかもその日がたまたま『マクロス』の放送日だったらしく、そこで初めて見たのがきっかけだったとのこと。『マクロス7』以外のシリーズは全部見ているということでした、流石です!
真山さんは最新作の『マクロスΔ』からアニメを見始めたものの、『劇場版マクロスF~サヨナラノツバサ~』辺りの楽曲は知っていたらしく、その流れで『マクロスΔ』の楽曲も聴き、作品内の音楽ユニット・ワルキューレの歌声に度肝を抜かれたというエピソードを披露。「こんなお歌が歌えるんだぁ・・・・・・」と思い、アニメも見始めたそうです。
プラモデルから『マクロス』を知った土田さんと、楽曲で『マクロス』を知った真山さん。お2人の世代の差もさることながら、その人に合ったコンテンツから好きになれる『マクロス』の懐の深さを感じさせられます。
続いては、お2人の好きなキャラについての話題に。土田さんは小学生という多感な時期に『マクロス』を知ったということで、『超時空要塞マクロス』や『マクロスゼロ』に登場する"ロイ・フォッカー"を挙げていました。神谷明さんが演じるカッコイイ兄貴分な性格と、機体に付いているドクロマークは印象深かったとのこと。
真山さんは『マクロスΔ』に登場するワルキューレのエースボーカル"美雲・ギンヌメール"を挙げていました。彼女の歌を担当するJUNNAさんが当時14歳で歌っていたと言うのを知って「え、めっちゃ歌上手くない!?」と興味を抱いたことがきっかけだったそうです。
『マクロスシリーズ』35周年を記念したスペシャルコンテンツを上映
東京スカイツリー天望デッキフロア350のSKYTREE ROUND THEATERにて見ることができるマクロスのスペシャルコンテンツがイベント内で上映されました。ファンにとってたまらない映像の数々が見れるということで、ゲストのお2人も興奮を隠し切れない様子・・・・・・。上映が始まると子供のようにはしゃいでいたのが印象的でした。
『マクロス』コラボメニューを試食
そして、スカイツリーカフェで食べられる『マクロス』のコラボメニューが登場、実際に土田さん、真山さんが試食することになりました。まずは「美味しさはきっと届くから!」Absolute5が登場、『マクロスΔ』の戦術音楽ユニットワルキューレが歌う名曲「Absolute5」をイメージしたヨーグルトとラズベリーのスムージー。ワルキューレのカラー5色が盛り込まれています。
スムージー初挑戦の土田さんも思わず「美味しい!」と一言。対する真山さんは「フレイア(フレイア・ヴィオン)ちゃん色が強いスムージーですね。酸味があってさっぱりしているので、どの世代もいけますよ」と、女性らしい鋭い視点で評価していました。
お次は「ヤックデカルチャー!」超時空パンケーキが登場! ベーコン・エッグスブレッド・アボカドを挟んだパンケーキをライブステージに見立てることで、コラボテーマ「BLUE MOON SHOW CASE」を表現。スペシャルなステージにふさわしく、周辺には惑星をイメージした色どり鮮やかな食材があしらわれています。
このパンケーキを見て思わず土田さんからは笑みが。「なるほどね、周りの丸いのは惑星なんですね(笑)」と、メニューのアイディアを褒めていました。真山さんは「見た目黒いですよね……」と驚いている姿が印象的でした。
この見た目には思わず土田さんも「そうですね、レストラン行ってこの黒いソースが出てきたらちょっとキレますよね、店員さんに」と、相変わらずこのソースの色と同じブラックジョークを飛ばして会場を笑わせていました。
しかし食べてみると、こちらも土田さんが「美味しい!」と一言。「パンケーキだけど、中に入っている食材がガッツリ系なので普通の食事としていけますね」と大好評。そして真山さんは「これ、チーズなんですね!」と、パンケーキにかかっている黒いソースの正体を見破り、土田さんを驚かせていました。
そして、コラボメニューを注文することで入手できる『歌マクロス スマホDeカルチャー』オリジナル限定コースターが紹介されました。土田さんは"シェリル・ノーム"、真山さんには"フレイア・ヴィオン"をゲット! なんとこのコースターは『歌マクロス』のAR機能で読み取るとゲーム内に登場する歌姫達が歌って踊る様子が楽しめます!
これにはお2人も大興奮! 様々な角度から歌姫達を眺めて遊んでいました。
最後はお2人のメッセージをいただいてイベントは終了しました。
真山りかさん:まさか私がこのステージに立たせていただいて『マクロス』についてお話させていただくとは思ってもみませんでした。1年前にワルキューレのライブを見ていた自分に「もっと(マクロスを)勉強しておけよ」って伝えたいですね。とりあえず私は今日『マクロス』のブルーレイを買って帰ります。もっともっと『マクロス』について知っていきたいな、愛を深めていきたいなと思います。
土田晃之さん:僕も小学校の頃『マクロス』に出会ってDVDとかブルーレイでほぼ全部見ていたんですけど、改めてもう1回見ようかなと思いました。『超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-』とか、『マクロスプラス』、『マクロス ゼロ』は忘れているところがいっぱいあるので、是非見直したいと思います!
東京スカイツリー天望回廊の館内装飾をレポート
ここからはスカイツリーの各所に設けられた展示をレポートしていきます。各シリーズの貴重なオープニング映像や、『マクロス』の原画展示や、河森正治氏がデザインの試行錯誤に使用したブロック玩具、天神英貴氏が手がけるバルキリーのイラスト展示など、ここでしか見られない貴重な品々が大終結しています!
①35周年 ZONE
過去作品のオープニング映像など貴重な映像たちがお出迎え! 各年代のテレビモニターで、懐かしい映像が楽しめます!
それぞれの作品の年代にあわせてテレビも変化、昔からの『マクロス』ファンにとってブラウン管テレビは当時の思い出が呼び起こされるのではないでしょうか?
天望デッキに向かうエレベーターはこの2種類。短い時間で乗るにはもったいないほどの装飾のできばえ! ずっと乗っていたくなります。
②CHARACTER&STORY ZONE
『マクロス』の過去作品やキャラクターを一挙紹介! スカイツリーからのスケールに合わせたメカの写真が撮れるリアルスケールメカPHOTOも設置されています!
館内を彩る淡い光と、外の夜景はまるで宇宙空間! ここを回るならズバリ夜がお勧めです!
③原画ギャラリー ZONE
『マクロス』の原画を多数展示! また、『マクロスシリーズ』でメカニカルアートを手がける天神氏の作品も多数展示されています!
④『デカ☆歌マクロス』ZONE
リズムゲーム『歌マクロス』を大きなモニターでプレイ! スカイツリー最高到達点のステージで歌姫たちと楽しみましょう!
⑤GOODS ZONE
マクロスシリーズの玩具やプラモ、フィギュアなどを展示! 河森正治氏が作成したブロック玩具のバルキリーも大公開されています!
いかがでしたでしょうか? 地上450mという空間と『マクロス』の世界観が見事にマッチした本コラボレーションはファンなら絶対に訪れておきたいイベントとなっています。35周年という節目のイベントを是非東京スカイツリーで感じてみてください!
[文・写真/古瀬敏之]
マクロス BLUE MOON SHOW CASE IN TOKYO SKYTREE公式サイト
歌マクロス スマホDeカルチャー公式サイト