ドラマCD「囀る鳥は羽ばたかない5」声優インタビュー第1弾! 新垣樽助さん、羽多野渉さん、三宅健太さん、興津和幸さん、三宅貴大さん
2018年2月28日発売のドラマCD「囀る鳥は羽ばたかない5」の収録現場より、キャストインタビュー第1弾が到着!
矢代役/新垣樽助さん、百目鬼役/羽多野渉さん、竜崎役/三宅健太さん、七原役/興津和幸さん、杉本役/三宅貴大さん、影山役/安元洋貴さんのインタビューをお届けします!
――収録を終えての感想をお願い致します。
矢代役/新垣樽助さん(以下、新垣):1年ぶりに、またこうやってみんなで集まることができて、本当に嬉しいなっていう思いで収録に臨みました。内容的には、これまでの流れの中で大きくターニングポイントになるようなお話で。矢代の心情が大きく揺さぶられて、それがまた行動に変化を及ぼしてくるっていうところだったので難しくもあったんですが、今は無事最後まで録り終えることができてホッとしています。
百目鬼役/羽多野渉さん(以下、羽多野):率直な感想としましては、1年に1回、自分の体がいうことをきかなくなる日で……。
一同:(笑)。
羽多野:頭の中で思い描いている芝居にたどり着くまでのチューニングが、もうすごく……毎回ディレクターさんに時間を割いて頂いて、ありがたいと思いながらやっております。今回は特に息遣いでのお芝居がとても多かったので、そこに至るまでの百目鬼の想いが自分の中で盛り上がってくれば上がってくるほど、楽器がいうことをきかないというか、なかなか今までの百目鬼の低音の部分でのお芝居にハマらないことがありました。今回、5回目にしてまた改めてこの役の難しさに直面したなと思いました。本当に毎回丁寧に録って頂いているので、非常にありがたく思っております。無事に終わってホッとしております。ありがとうございます。
竜崎役/三宅健太さん(以下、三宅(健)):原作の漫画をご覧の方にはお分かりいただけると思いますが、無事縛につきまして。ただこれも、矢代さんに助けて頂いたといいますか。今回、竜崎に関しては殴られるか刺されるかばかりだったんですけども、そんな中で、これまで矢代に対しての自分自身も目を背けていた気持ちに紆余曲折を経て、最後の最後でちょっと向き合いました。そんな竜崎が、ようやく僕の中で可愛く見えましたね。そんな万感の思いがありつつ、収録として反省点は、竜崎はボコボコ殴られたり刺されるシーンが多いんですが、殴る側をやっていた方には本当申し訳なかったんですが、“殴られ”が強いと……!(笑)
一同:(笑)。
三宅(健): 殴る側の方に、ディレクターさんが「もっともっと強くやって!」と言っていて、無理難題を出させてしまったことを反省しています(笑)。
――ディレクターさんも「負けないように頑張れ!」と言っていましたね。
三宅(健):「(竜崎は)すごい圧で来るからね」って(笑)。
影山役/安元洋貴さん(以下、安元):そんなこと言われたら頑張っちゃう(笑)。
三宅(健):頑張っちゃうんですよ、正直なもんでね(笑)。ちょっと申し訳ないなという気持ちもありましたが、まぁ心置きなくやられて、心の中で矢代に告白をして、今はとってもすっきりした気分です!
杉本役/三宅貴大さん(以下、三宅(貴)):僕はこの作品に携わらせて頂いたのがデビューして1年目くらいの頃だったので、もう5巻になるというのがすごく感慨深いです。杉本は特に「頭」という言葉をいっぱい言うのですが、「あっこれ“かしら”って読むんだ」ってところから始まって、「あっでもここは“あたま”でいいんだ」とか原稿を読みながら思ったことを思い出します。「命」を「タマ」とか、「チャカ」、「ハジキ」といった専門用語もだいぶ板についてきたというか、いいのか悪いのか何の抵抗もなく……(笑)。
一同:(笑)。
新垣:抵抗なくなっちゃった?(笑)
三宅(貴):この身に染まってきたなというところが、5巻までやれて嬉しいです。杉本としましては、やっぱり最初の頃から一貫してシリアスな雰囲気とはまた違う雰囲気を話の中で作れるキャラクターだと思っています。そこは自分の中でも愛着のある部分なので、今回もまたそういう関わり方をさせて頂いて、すごく楽しくやらせていただきました。
七原役/興津和幸さん(以下、興津):前回大活躍だった七原ですが、今回出番あるのかなと思っていたら、ドラマCD用のオリジナルショートストーリーを作って頂いて、ちょっとホッとしました。今回もとても楽しい収録でした。みんな、こわいなって……。
一同:(笑)。
興津:負けないように、頑張りました!
安元:結局そこなんだよ!(笑)
羽多野:こわいこわい(笑)
興津:これ、合言葉でしたよね。確か1巻のときから(笑)。
安元:影山さんは今回出ないかなーと思ったら、とあるひょっこりした出方をさせて頂きました。なんか「思い出してくださってありがとうございます」という気持ちです。でも、出た意味をちゃんと与えてもらえたと感じられる台詞があったので、それはまた皆さんが聴いて「おっ」と思って頂けると嬉しいです。ありがとうございました。
――発売を楽しみにしているファンの方へのメッセージをお願い致します。
新垣:今回も非常に悩みながら役作りをしました。ですので、是非原作の漫画と照らし合わせて聴いてほしいです。僕も何度も原作を読みながら役作りしたので、原作のニュアンスとかそういうものが出せているんじゃないかなと思っております。今はまだ録ったばかりで出来上がりがどうなっているかわからないんですが、原作片手に何度でも読んで、聴いてください。
羽多野:4巻の終わりから楽しみに待っていてくださった方も多いと思いますけども、いよいよ百目鬼が始動致しまして、そのシーンではすごくいろんな感情が溢れました。一直線ではない曲がりくねった道を、矢代と一緒に歩きたいと百目鬼は思っているんですが、2人の見えている景色が違っていたり、彼らの自分のことと相手を気遣う気持ちがどういったストーリーになっていくのかを、そういったシーンの中にあるお互いの心情みたいなものにも注目して聴いて頂ければ嬉しいです。とにかく1巻から今までの想いは、込めさせて頂きました! 楽しんで頂きたいです。
三宅(健):年1回の収録で今回5巻ということで、リアルな世界では少なくとも5年という歳月が経っているわけですよね。その間で、ドラマCDに関しては僕がそうしてしまったという部分もあるかもしれないんですが、5年経った自分が竜崎というキャラクターを見て、随分可愛くなったなって(笑)。1巻目のときはどこかでは表面的な、わかりやすいそういうお仕事の人の怖さみたいなものが出た部分っていうのはあったんですが、収録を増していくごとに、ちょっとずつ“竜崎”っていう人間の心根みたいなものを大事にしていきたいと思った結果、今回の5巻は、僕が記憶する中では「一番可愛いぞ、こいつ」という感じでした(笑)。 おそらく「考え方はやっぱり10代のピュアな少年だったのね!?」という部分がちょっと垣間見えるような気がしたので、とにかく最後の最後の一番可愛い竜崎を、今回聴いて頂けたらと思います。お楽しみください。
三宅(貴):七原の兄貴の真骨頂を見てください。
興津:えっ!
一同:(笑)。
興津:人に投げるっていう手段を覚えたね(笑)。
新垣:手段(笑)。
三宅(貴):5年経ってスキルが……(笑)。
安元:先輩を使い始めた(笑)。
興津:先輩に渡すっていう。色も黒くなってね、垢抜けて(笑)。
三宅(貴):七原の真骨頂を喜ぶ杉本も楽しんで頂いて、巻を追うごとに僕らも次がすごく気になりながらやっているので、それを皆さんとも共有していけるのが嬉しいです。次もやりたいです。どうぞ応援よろしくお願いします。
興津:百目鬼さんの病気を、僕は1巻からずっと気にし続けて、優しい言葉をかけてきました(笑)。4巻が終わって、「治りました!」となってから、早1年! 皆さんも心待ちにしていらっしゃると思いますが、僕も心待ちにしておりました。これは聴かなければ!
羽多野:はっはっは(笑)。
興津:皆さん、これは聴かなければなりません。どうぞお楽しみに。
安元:百目鬼さんの第二形態を楽しんで頂きつつ、何よりも僕的には、一番最後に大切な一言を言えて、何故それを言うに至ったかというところを感じて頂ければと。矢代と百目鬼の二人の揺れ動く様を楽しんでもらえたら嬉しいなと思います。
――ありがとうございました。
商品情報
発売日:2018年2月28日発売
価格:本体4,500円+税
発売元・販売元:フロンティアワークス
【あらすじ】
あらすじ
抗争の最中、真誠会若頭の矢代は百目鬼の部屋で向かい合っていた。 百目鬼への想いから目を逸らしていた矢代。矢代を守りたいと思っていた百目鬼。 ふたりは互いに強く意識しつつも、これまで一線を越えないよう気持ちを堰き止めていた。 けれど、追いつめられた百目鬼が矢代に気持ちを告げたとき、 それまで保っていたバランスが崩れてしまう。 自分に大事なものができてしまう、失ってはいけないものができる── 矢代が選んだ道は……!?
【出演】
矢代:新垣樽助
百目鬼:羽多野 渉
影山:安元洋貴
三角:大川 透
竜崎:三宅健太
平田:高瀬右光
七原:興津和幸
天羽:佐藤拓也
杉本:三宅貴大
ほか
【店舗特典】
イラストカード
配布店舗:アニメイト、ステラワース、コミコミスタジオ
※特典はなくなり次第、終了となります。
※特典は表面・裏面ともに全店共通となります。