立花理香さんがフルデジタルワイヤレスヘッドホン「ATH-DSR5BT」を体験! アーティストとしての耳にはどう聴こえた?
話題の声優がアーティストデビューし、CDのみならず、ハイレゾ音源も配信されはじめた昨今。2018年2月28日には、『アイドルマスター シンデレラガールズ』の小早川紗枝 役や『アンジュ・ヴィエルジュ』のコードΩ77ステラ役でもお馴染みの立花理香さんがミニアルバム『Flora』でアーティストデビューしました。
もちろん立花さんの『Flora』もハイレゾ音源が配信中。記念すべきこのアルバムを最高の音源と最高の機材で聴いてみたいと思いませんか?
そこで、今回は立花さんに協力していただき、2018年3月16日にオーディオテクニカから発売されるワイヤレスヘッドホン「ATH-DSR5BT」を体験していただくことに。
「ATH-DSR5BT」は、ワイヤレスのデジタル信号をそのまま高純度伝送する「Pure Digital Drive」を搭載したワイヤレスヘッドホン。高音質で音楽を楽しめるモデルです。
ご自身の楽曲を最高の音で聴いたら、どのような感覚が生まれるのでしょうか?
最高級のワイヤレスイヤホンを体感! 感想は?
――今回は「ATH-DSR5BT」というワイヤレスイヤホンを体感していただいたのですが、普段はどういう時に音楽を聴きますか?
立花理香さん(以下、立花):仕事に行く時とか帰りとか、移動中に聴くことが多いです。後は仕事上、歌を覚えるために聴いたりとか。
あまりスピーカーで聴くことがなくて、イヤホンやヘッドホンで聴くことが多いですね。昔はコンポやラジカセを持っていたんですけど、今はさすがに置いてなくて。
――ちなみに、どんなものを?
立花:めっちゃお手頃のものを使っております(笑)。今はスマートフォンで聴くことが多いんです。スマートフォンを買った時に付属しているイヤホンをそのまま使い続けてたり、調子が悪くなったら新しいのに買い替えたりしているくらいです。
一時期ヘッドホンを使ったり、色々試してはいたんですけど、ヘッドホンをすると耳の周りを覆うじゃないですか。だからイヤリングとかもできないし、髪の毛も潰れるし、なんか違うなと思って。
やっぱりイヤホンかなと思って、Bluetoothのワイヤレスイヤホンもちょっとだけ使ってみたんですけど、操作が覚えられなくて。やっぱり普通のやつにしようと、有線のものに落ち着いているところですね。
あとは、踊る練習をするときもイヤホンの方が楽です。
――なるほど。今回は撮影のときに少し「ATH-DSR5BT」を試していただきましたが、軽く聴いた感じどうでしたか?
立花:手に取ってみたら「めっちゃ軽~い!」と思って(笑)。ビックリしちゃったのは、ボタンが分かりやすいところ。私はBluetoothの無線イヤホンで挫折したのが、ボタンの操作の難しさだったんです。
あと、「ATH-DSR5BT」は、雑音が全然聞こえないんですよ。すごくいいなと思いました。普段でも使いやすそうですね。
――どういったコーディネートで使ってみたいですか?
立花:色が黒なので、どんな服にも合わせやすいし、見た目もシュッとしているデザインで、服や髪の毛の邪魔にもならないので、いろいろ合わせられるんじゃないかな。
私は髪の毛が長いので、有線だと髪に絡まったりするんです。これだと、絡まる心配も少ないですね。
髪型を変えても全然問題ないので、女子的に自由度が高いですよ!
――デザインも素晴らしいですが、何よりも違うのが音です。せっかくなので試聴してみましょう。今回は、聴き比べてもらうため、まずは低価格の有線イヤホンで聴いてもらいます(笑)。
立花:コンセプトが面白いですね(笑)。
――それでは再生します。今回は、ハイレゾ音源+プレイヤー自体がいいので、それなりにいい音が出るとは思いますが。
立花:(試聴中……)
私の曲が聴こえていますね。1曲目の「REALISTIC」を聴いてるんですけど、お馴染みの曲です。
――ちなみにスマートフォンでmp3データで聴いてみるとどうでしょう?
立花:(試聴中……)
うーんやっぱり、こっちの普通のイヤホンでも、ハイレゾ音源の方が楽器の音がはっきり聴こえますね。
――なるほど。では「ATH-DSR5BT」を使用してみましょう。まずは「REALISTIC」ですね。
立花:(試聴中……)
あ! 全然違う! 当たり前だけど全然違う(笑)。
聴こえる音の幅が全然違う! 普通のイヤホンで聴いている時って、歌を中心にしていろんな音が聴こえるんです。
この「ATH-DSR5BT」で聴いた方が低音とか、「シャンシャンシャン」みたいな外で聴くと消えやすい音が聴こえやすいです。これちょっと別の曲も聴いていいですか?
――もちろんです。どんどん聴いてみてください。ちなみに選んだ曲は?
立花:最後の「gradation」という曲です。……わー! バイオリンが全然違う! すごい! 冒頭がバイオリンのソロなんですけど、全然違う。
実は、バイオリンの収録に立ち会わせていただいたんですけど、現場で聴いた音のまんまですよ。すごい!
「gradation」を聴きたいと思ったのが、一番息づかいが聴こえやすい曲だからなんです。息づかいまで聴こえるので、ちょっとお恥ずかしいところでもあるんですけど……(笑)。本当に全然違いますね。えー! すげえ!
――普段の曲の確認で使うにしても、かなり良いのではないでしょうか?
立花:確かに。家で自分のイヤホンで曲を聴いて覚えていくんですけど、収録現場に行くと、スタジオの機材がいいから聴いていた音が思っていた音と違ったりすることが今まであったんです。
「もしかしたら、短い期間に制作が進んだのかな……?」とか思ったんですけど、違いました。こういう色々な機器を使って聴かないといけないと思って、今軽く反省しましたね(笑)。すみませんでした!
――(笑)。立花さんの歌もそのままの音で聴こえるということですから、ファンのみなさんにとっても嬉しいかもしれませんね。
立花:そうなんですよ! しかも雑音が入りにくいので、曲に没頭できるというか、入り込んで聴いてもらえるんじゃないかなと思います。……すげーや。
逆に聴こえすぎて怖いくらい
――「ATH-DSR5BT」で曲を聴きながら、それぞれのおすすめのポイントをお聞かせいただければと。
立花:「赤いアネモネ」のサビの終わりの「か」を聴いて欲しい!(笑) 全然違いますよ。私が聴きながら歌っていた音です。私普段どれだけ劣化した音を聴いているんだろうと思いました(笑)。
5曲目の「marguerite」は、ピコピコした感じのエレクトロの曲で、この曲は高めの音が多く入っているんですけど、低い音が聴こえると全然違う曲みたい。
「marguerite」も「gradation」のも高いところと低いところが綺麗に聴こえます。
――「Flaming Rose」はまだ聴かれていないと思うので、そちらもどうでしょう?
立花:(試聴中……)
おおー! コーラスがめっちゃ聴きやすい!
――この曲は音の層が厚いですね。
立花:「ATH-DSR5BT」を使ってみて感じたのは、普段聴こえてない音が多分いっぱいあるんだろうなということです。
「Flaming Rose」は、ラスサビ前にちょっと格好良いセクシーボイスを入れているところがあるんですよ。そこがすっごく聴こえます!「あー、こんな風に聴こえるんだ」って再確認できました。
「Say Goodbye」も聴いてみましょうか。
――そうですね。
立花:(試聴中……)
すっげー! ピアノがくっきり聴こえる。逆に聴こえすぎて怖いくらいですよ。ベースの音とかもはっきり聴こえます。
スタジオで聴いている時って、大きいスピーカーで聴いているので、いろんな音が聴こえた状態でレコーディングをしたり、チェックをしながら進めていくんです。完成版もスピーカーで聴いていたので、「これで完成だ、すごい」と思っていました。
そこから自分でイヤホンで聴くとなると、ちゃんと曲を聴き込むというより、「歌詞を覚えよう」って思いながら聴いていたんです。そう考えると、久しぶりにすごく浸った状態で音楽を聴いた気がします。
――完成の曲って、ご自身でそこまで聴いていないんですか?
立花:お恥ずかしい話ですけど、聴いていても音に注目してあまり聴いてなかった気がします。曲自体が私のボーカルを聴こえやすいように作ってくださっているので。私が持っているイヤホンだと自分のことしか考えてなかったじゃないかな(笑)。
こういうしっかりしたイヤホンなら、周りの音が聴こえるようになって、「だったらこうした方がいいのでは?」という気持ちが出てくると思います。
――個人的に思ったのはドラマCDを聴いてみると面白いかなと(笑)。
立花:いやこれ、ダミーヘッドマイク作品は、もう女子にはたまらないと思いますね(笑)。
どうやって表現したらいいか分かんないんですけど、奥行きがあるんですよ。
――「あそこから音が出ているな」みたいな感覚ですか?
立花:私が使っているイヤホンは、目の前に壁があって、そこから音が聴こえている感じなんですけど、「ATH-DSR5BT」は、周りにいろんなところにいろんな楽器があって、いろんなところから音が聴こえて、いろんな方向や奥行きを感じるんです。
――音に囲まれているみたいな感じ?
立花:それです。実際に楽器のレコーディングは、距離感や位置を考えた上で収録しているんです。そこが伝わるんですよ。
これは楽器を演奏してくださっている方にとってもすごく嬉しいんじゃないかなと思います。
はたしてそれはどうかな? もう一回聴いてごらん
――今日はご自身のアーティストデビュー楽曲を「ATH-DSR5BT」で聴いていただきましたが、そもそもアーティストデビューはどういった流れで実現したのでしょうか?
立花:私のことを知って下さっているスタッフさんから、「歌ってみませんか?」というお話をいただいてたんです。
私もそれまでは、キャラクターとしてではなく、自分として歌うということを考えていなかったのでビックリしました。でも、「本当ですか? やります!」という二つ返事で「ぜひお願いします」という話をさせてもらいました。
――最近は、同年代の声優さんでもアーティストデビューされる方が多い印象です。
立花:すごく多いですね。私は他人事で、「みんなすごいな」と思っていたんです。まさか自分がそういう立場になるとは思っていなかったので、「どうしよう?」と(笑)。
自分のことという感じが最初はしなくて。レコーディングを進めていく中でも、なかなか実感がわかなかったですね。
――どこかのインタビューでは、「壮大なドッキリなんじゃないかと思っていた」と仰っていましたね(笑)。
立花:ありました(笑)。発売日を迎えて店頭とかに並んでいるのを見て「本当に出た!」と思って(笑)。やっとドッキリじゃないことが証明されたという感じでした。
――(笑)。楽曲に対して立花さんのリクエストは?
立花:やっぱり可愛いだけの曲じゃないほうがいいな、ということはお伝えさせてもらいました。ちょっとカッコつけたいなっていうところがあったので(笑)。
元々、私はアイドルがすごく好きで、一曲でいいので踊れる曲を入れてくださいというのはリクエストしました。それがリード曲の「REALISTIC」です。
その他にも、「こういう曲がほしい」というのはリクエストさせてもらっています。初めて“立花理香”として歌を歌うので、みなさんにいろんな面を知って欲しかったんです。
――かなり、よくばりセットな感じがしますね。
立花:本当にそうですよ(笑)。いろんな曲調がある中で、編曲の中土智博さんが一本筋を通してくださいました。中土さんがいなかったら、とんでもないことになっていたと思います(笑)。
いろんなタイプのいろんな方向を向いた曲が一枚になって、それがちゃんとひとつのアルバムとして成り立って良かったなと、ちょっとした安心感があります。
――しかし、最初からこんなにいろんなバリエーションの曲が歌えるのは、すごいなと思いました。
立花:3曲目くらいの時に「はたして一枚にまとめるんだろうか?」というのは、自分でも心配になった時期はあったんですけどね(笑)。
――(笑)。ファンの方からの反応はいかがでしたか?
立花:「こういう曲を聴いてみたかったんです」というものや、「こういう曲を歌うなんて意外でした」と言われたのがやっぱり嬉しかったですね。
キャラソンで色々歌わせていただいたのとはまた違う、個人としての面を見せたいなと思っていたので。「意外でした」と言われたのはニヤッとしましたね(笑)。
――今まで見せなかった自分がこの中には反映されていると。
立花:そうですね。6曲それぞれ違う面を見せられているんじゃなかろうかと。全部が全部裏の読みがいがある曲だなとは思いました。
裏読みすると、また違う解釈ができるんだろうなと思います。何回も聴きこんでいただけたら嬉しいなと思います。
――細かいところを聴いて、考察とかして欲しいタイプですか?
立花:私は多分、根本的に歪んでいるので(笑)。「これってこういう曲でしょ?」と言われたら、「はたしてそれはどうかな? もう一回聴いてごらん」と言いたくなるんです(笑)。いろいろ考えながら聴いてもらうのも、その作業も楽しいんだろうなと思います。
花の女神もニッコリ?
――改めて今回のヘッドホン体験の感想をお願いします。
立花:今回アルバムタイトル「Flora」には、花の女神という意味があるんですけど、「ATH-DSR5BT」で聴いたら……女神がいましたわ(笑)。
自分で言うのもなんですけど(笑)。
――(笑)。それはご自身がということですか?
立花:いえいえ! 違う違う! 私じゃなくて(笑)。なんか聴いていると、架空の花の女神がいたなって感じられるような、そんな感じなんです。本当にすごいですよ。めっちゃ綺麗に聴こえるので、女神もニッコリですよ(笑)。
――(笑)。今後の今後の展望や予定を聞かせてください。
立花:そうですね~……。いつか弾き語りをやってみたいんですよ。
――ピアノもお得意ですもんね。
立花:ピアノは小さな頃から習っていました。ピアノがやっぱり、一番現実味あるかなと思います。何かを演奏しながら歌うという作業をちょっとやってみたいなと思ったんです。
今回のアルバムを作る時に、音楽の知識やアルバムを制作する作業について、全く知識がないまま作らせていただきました。
楽器の収録の仕方や、コーラスの入れ方、今までいろんな方の力を借りて曲を作って、勉強になった部分がいっぱいあったんです。
いつか、いろいろと学ばせてもらった上で、自分で演奏して、声も入れて、というのができるようになったらいいなとは思いました。どこかで発揮できるように頑張ります。
――いつか実現することを願っています。では、最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします。
立花:2月28日にミニアルバム「Flora」をリリースさせていただきました。初めて自分としてレコーディングしたり、製作の現場に立ち会わせてもらって、その中で初めて「ここでこういう音を入れている」「こういう意図があってこういう流れになっている」というのを、私も現場で肌で体験しました。
「ATH-DSR5BT」は、そこでできた音を体験していただけるヘッドホンだと思います。ぜひ味わって欲しい、みんなにも!(笑)
スタジオでの私の気持ちをそのまんま感じていただけたら嬉しいですね。
――本日はありがとうございました!
とても大満足の様子だった立花さん。インタビューが終わった後も「いいなぁ」と「ATH-DSR5BT」を手に取り、眺めていました。
ところで、立花さんは、大のアイドル(ハロー!プロジェクト)好きだそうです。そんな立花さんが「ATH-DSR5BT」でハロプロの曲を聴くとしたら……?
愛が溢れすぎて原稿化が危ぶまれた“おまけ編”記事は、後日掲載予定です! お楽しみに。
[インタビュー/石橋悠 写真/アイザワヒロアキ]
「ATH-DSR5BT」商品概要
2018年03月16日発売
オープン価格
先進のPure Digital Drive が描く。輪郭際立つFull Digital サウンド。
●ワイヤレスのデジタル信号をドライバーまで高純度伝送し、空気振動で音声へとダイレクト変換するPure Digital Drive(ピュア・デジタル・ドライブ)を搭載。
●ダイナミックレンジを拡張するバーチャルコイルテクノロジーを搭載した新開発D/Dオーディオ・コンバーター(AT1962)の採用で優れた分解能により、冴え冴えとしたサウンドを再現する。
●独自設計の“DUAL PHASE PUSH-PULL D/A DRIVERS”により、デジタル音声信号をダイレクトに音に変換。ダウンサイジングしたφ9.8mm+φ8.8mmドライバーで装着性を追求しながら、高レスポンス再生を実現する。
【テクニカルデータ】
通信方式:Bluetooth標準規格Ver.4.2準拠
最大通信距離:見通しの良い状態で10m以内
対応Bluetoothブロファイル:A2DP、AVRCP、HFP、HSP
対応コーデック:Qualcomm® aptX™ HD audio、Qualcomm® aptX™ audio、AAC、SBC
電源:DC3.7V リチウムポリマー電池(内蔵式)
充電時間*:約3時間
使用可能時間*:連続通信(音楽再生時):最大約8時間
連続待ち受け:最大約500時間
質量:約63g
付属品:30cm 充電用USBケーブル(USB Type-A/Micro USB Type-B)、イヤピース(XS,S,M,L)、ポーチ
*使用条件により異なります
立花理香 DebutMiniAlbum「Flora」
2018.2.28 Release
キュートかつ SEXY で GIRLY な RICCA MUSIC
2009年にタレントとしてデビュー。関西を中心にテレビ、ラジオ、CM等へ多数出演、声優として活動する為、ホーリーピークへ13年に移籍。14年にアイドルマスターシンデレラガールズの小早川紗枝役に抜擢され、その後多数のアニメ・ゲーム作品に声優として出演。超!A&G+、ニコニコ動画にてレギュラー番組を持ち、雑誌声優パラダイス R でもグラビア連載が掲載中。16年8月に第一弾、17年11月に第二弾の写真集が発売され、 人気/注目度共に急上昇中の立花理香待望のデビューミニアルバム!
【リリース情報】
CD+DVD/TECI-1566
¥3,000+税
ミニアルバム+DVD
●CD
1.REALISTIC
2.Flaming Rose
3.赤いアネモネ
4.Say Goodbye
5.marguerite
6.gradation
●DVD
REALISTIC MUSIC VIDEO
メイキング映像収録