『ソードアート・オンライン アリシゼーション』が10月放送決定! 新監督は小野学氏、伊藤智彦監督とのSP対談も到着
このたび、TVアニメ第3期『ソードアート・オンライン アリシゼーション』が、今年の10月から放送開始決定となりました! この発表に伴い、キャラクターデザイン・足立慎吾氏の描き下ろしキービジュアルと、ティザーPVも解禁です。
そして原作小説第9巻~第18巻にかけて展開した、『SAO』シリーズ最高峰にして集大成となる今シリーズを監督するのは、数々の実績を持つ小野学監督(『魔法科高校の劣等生』、『学戦都市アスタリスク』ほか)に決定しました!
さらに今回、これまで『SAO』のTVシリーズと劇場版の監督を務めた伊藤智彦氏と小野監督の対談も公開されました。両監督の間でどのようにしてバトンが渡されたのか? 要注目な内容となっています。
ティザーPV公開!
放送時期が遂に発表
★2018年10月放送決定!!
スタッフ情報公開!!
★今作で監督を務めるのは、小野学氏(「魔法科高校の劣等生」、「学戦都市アスタリスク」ほか)に決定!。豊富なキャリアを持つ小野監督による新生SAOに期待です!
<STAFF>
原作:川原 礫(「電撃文庫」刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:abec
監督:小野学
キャラクターデザイン:足立慎吾、鈴木 豪、西口智也
制作:A-1 Pictures
「ソードアート・オンライン アリシゼーション」小野学監督×伊藤智彦監督 対談
「これまでのアニメ『ソードアート・オンライン』から受け継ぎつつ、原作の面白さを大切に描きたい」「実績をお持ちの小野さんならば安心だと思いました」
──『ソードアート・オンライン アリシゼーション』のアニメ化がいよいよ具体的に発表されました。まず、伊藤さんがこの一報を聞いて思ったことをお聞かせください。
伊藤:そもそもアニメ化にあたり俺は原作をWeb版で全部読んでいたので、『ソードアート・オンライン』の第1期のアニメをつくる前から《アリシゼーション》編のことは知っていました。ただ、これを映像化するのは大変だろうなと感じていました。もちろん「《アリシゼーション》編までアニメ化できると良いですね」とは思っていましたけど...。だから、劇場版のラストシーンは誰がやってくれるのかわからないけれど「このバトンを受け取ってくれ」という想いでラストシーンをつくっていたんです。
──『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール』のラストシーンにはそういう意味があったんですね。では、小野監督が《アリシゼーション》編の監督を引き受けた経緯をお聞かせください。
伊藤:話を聞いたのは、いつでしたか?
小野:劇場版の試写が行われている時期ですね。それ以前からアニプレックスのスタッフから「『ソードアート・オンライン』シリーズは原作の最後までアニメ化する予定です」とは聞いていました。
──小野監督が《アリシゼーション》編のアニメ化を引き受けた理由はなんでしょうか?
小野:TVシリーズも第1期、第2期とあって、劇場版もある人気のシリーズですし、引き受けたときのプレッシャーの大きさも当然考慮していました。ただ、このスケールの作品をやれるのは、今だけだろうなと感じたんです。TVシリーズの現場は大変ですが、気力、体力ともに今ならベストだろうと思えたのは、大きい理由になりましたね。
──お二人は原作の《アリシゼーション》編にどんな印象をお持ちですか?
伊藤:まずボリュームが大きい。ストーリーも長いし、戦争も描かなくちゃいけない。「(アニメ化するには)どうしたらいいんだ?」という印象がありました。おそらくアニメ化するには一期からのべ10年はかかるだろうと、原作を読んだときには感じていましたね。
小野:僕も伊藤さんと感想は同じで、スケールが大きくて大変な内容だなと感じていました。ただ、伊藤さんが原作をお読みになったころには「10年かかるだろう」と感じた表現が、昨今さまざまな技術が向上したことでTVアニメでも表現できるところまで来ている感覚がありまして。「チャレンジはできるだろう」と思っているところもあります。
伊藤:新キャラクターも登場するし、物語としてはちょうど切れ目になる展開もあるので、ここで監督を交代するのも良いんじゃないかと(笑)。アリスとユージオの見せ方は小野監督の色に染めていただいて良いと思っています。
小野:ありがとうございます。伊藤監督がおっしゃるとおり、《アリシゼーション》編で作品のカラーがガラッと変わるところは僕が今回引き受けた理由のひとつでもあります。とはいえ、キャラクターデザインは前作から引き続き、足立(慎吾)さんなので作品の背骨は変わりません。新しい設定やキャラクターの見せ方に自分なりの思いを込めていきたいと思います。
──これまでのアニメ『ソードアート・オンライン』については、小野監督はどんな印象を受けていらっしゃいましたか?
小野:僕はリアルタイムで第1話を拝見していて、すごく興味を引く、理想的な第1話だなと思っていました。キリトやアスナの魅力やアクションのカッコよさや、ストーリーのアイデアが面白いなと。全体としては、キャラクター同士が素直に感情をぶつけあうところに面白さを感じていました。ある種の「生っぽさ」ですよね。《アリシゼーション》編にもそういう生っぽさはあるので、そこは自分なりにチャレンジしてみたいところだと思っています。
伊藤:実績をお持ちの小野さんに監督を引き受けていただけて、安心しました。これまでいろいろなところで「《アリシゼーション》編を期待しています」と言われていたので、やっと「監督、俺じゃないんですよ」と言えるようになったなと胸のつかえが取れたような気持ちです。
小野:第1期、第2期、劇場版の流れを受け継ぎつつ、あくまで『ソードアート・オンライン』という作品の面白さを追求していきたい
と思っています。
──小野監督は《アリシゼーション》編を具体的にどんな作品にしたいと考えていますか?
小野:原作の《アリシゼーション》編の序盤はキリトとユージオの友情を中心に描いていくので、アニメ版でも男の友情をしっかりと描いて、見ている人たちの心を熱く動かしたいなと思っています。キリトについては11歳の姿を描くので、11歳らしさをどう表現していくかがひとつのポイントになりますね。作品を見た人たちが、「一体どんな展開になるの?」と感じてもらえたら良いなと思っています。
──最後に伊藤さんから小野監督に贈る言葉があればぜひ、お聞かせください。
伊藤:『ソードアート・オンライン』の現場は、意識を失って救急車に運ばれる監督がいたり(笑)、骨を折ったりするキャラクターデザイナーがいるような、怪我人、病人が多い現場なので、くれぐれも身体にお気をつけください!
小野:ありがとうございます、本格作業の前に人間ドックに行っておきます。(笑)
伊藤:小野監督による《アリシゼーション》編を楽しみにお待ちください!
<プロフィール>
●小野学(おの・まなぶ)
アニメーション監督、演出家。主な監督作に『咲-Saki-』シリーズ(2009年~2015年)、『Aチャンネル』(2011年)、『境界線上のホライゾン』シリーズ(2011年~2012年)、『魔法科高校の劣等生』(2014年)、『学戦都市アスタリスク』(2015年)など。
●伊藤智彦(いとう・ともひこ)
アニメーション監督、演出家。主な監督作に『世紀末オカルト学院』(2010年)、『ソードアート・オンライン』シリーズ(2012年~2017年)、『銀の匙 Silver Spoon(一期)』(2013年)、『僕だけがいない街』(2016年)など。
作品情報
タイトル:「ソードアート・オンライン アリシゼーション」
英語版: SWORD ART ONLINE Alicization
2018年10月放送開始
<INTRODUCTION>
「ここは......どこだ......?」
気づけばキリトは、なぜか壮大なファンタジーテイストの仮想世界にフルダイブしていた。
ログイン直前の記憶があやふやなまま、手がかりを求めて辺りを彷徨う。
そして、漆黒の巨木《ギガスシダー》のもとにたどり着いた彼は、一人の少年と出会う。
「僕の名前はユージオ。よろしく、キリト君」
少年は、仮想世界の住人――《NPC》にもかかわらず、人間と同じ《感情の豊かさ》を持ち合わせていた。ユージオと親交を深めながら、この世界からのログアウトを模索するキリト。そんな彼の脳裏に、ある記憶がよみがえる。
それは、幼少期のキリトとユージオが野山を駆け回る想い出――本来、あるはずのない記憶。更にその想い出には、ユージオともう一人、金色の髪を持つ少女の姿があった。名前は、アリス。絶対に忘れてはいけないはずの、大切な名前――。
<STAFF>
原作:川原 礫(「電撃文庫」刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:abec
監督:小野学
キャラクターデザイン:足立慎吾、鈴木 豪、西口智也
制作:A-1 Pictures
<CAST>
キリト(桐ヶ谷和人):松岡禎丞
アスナ(結城明日奈):戸松遥
アリス:茅野愛衣
ユージオ:島﨑信長
TVアニメ「ソードアート・オンライン」公式サイト
TVアニメ「ソードアート・オンライン」公式ツイッター(@sao_anime)