声優

2018-04-06 15:15

【動画】『クロノマギア』レオ役・村瀬歩さんがアプリを先行プレイ！“ガチ”カードゲーマーっぷりが分かる濃厚インタビューも

『パズル&ドラゴンズ』などでもお馴染みのガンホー・オンライン・エンターテイメントが送る本格デジタルカードゲーム『クロノマギア』。本作は『パズル&ドラゴンズ』を世に送り出した山本大介プロデューサーが手掛ける、6年ぶりの完全新作タイトル。また、花守ゆみりさん、佐倉綾音さん、柿原徹也さん、利根健太朗さん、斉藤壮馬さんなどの豪華声優陣が出演されることでも話題となっています。

そして今回、メインキャラクターのひとりであるレオ・ブルームフィールド役の村瀬歩さんが『クロノマギア』を先行プレイすることに！　本稿では村瀬さんの体験レポート＆動画、最後にはインタビューと、盛りだくさんの内容で『クロノマギア』の魅力をお伝えしていきます！

村瀬さんも『クロノマギア』の魅力の虜に！

今回、村瀬さんはチュートリアルと対戦を体験。取材前にはスタッフからテスト端末を借りて『クロノマギア』をプレイされていたという村瀬さんは、取材の合間にもスタッフに「これってどういう効果があるんですか？」と、カードの効果を度々質問するなど、かなり熱心にプレイされていました。

早速、ゲームのチュートリアルを体験プレイ！

既に収録前にチュートリアルを遊んでいた村瀬さんは、今日初めてプレイしたとは思えないほどの知識でゲームを解説していきます。また、ゲーム中に流れるゼータ(CV:柿原徹也)のキャラクターボイスに反応するなど、かなりゲームを楽しんでいる様子でしたよ！

続いて、実際に演じたキャラクターであるレオを使用しての対戦に挑戦します。今回はガンホースタッフとの対人戦ということで、事前に用意されたデッキを使用して対戦……という予定でしたが、村瀬さんはなんと、取材が始まる前にデッキを自ら制作！　対戦相手のライフに直接ダメージを与える効果のマジックに軸を置いた“バーンデッキ”を使用して対戦に挑むことになりました。

そんな対戦では、序盤から低コストのクリーチャーを展開し、相手のライフにダメージを与えていく村瀬さん。対して、ガンホースタッフは受けたダメージがカードを使用する為のMP(マギアポイント)に変わるシステムを利用し、強力なクリーチャーを並べて応戦していきます。

途中、スタッフの強力なクリーチャーたちに攻められる場面もありましたが、最後は村瀬さんが手札のマジックカードを一気に使い、相手のライフを削り切って見事勝利したところで先行プレイは終了。対戦終了後も、ガンホースタッフにゲームについて積極的に話を聞いていた村瀬さん。「早くリリースして欲しい！」と、度々ガンホースタッフに思いを伝えられていたりと、早くも『クロノマギア』の魅力にハマっていたご様子でした！

そしてここからは、体験後の村瀬さんに伺ったインタビューの模様をお届けいたします。村瀬さんのカードゲーム愛、そして『クロノマギア』の魅力を存分に語っていただきました。

あまりのガチっぷりに、カードゲーム用語も飛び出す

――まず、(先行プレイ動画の)収録を終えた感想をお聞かせ下さい。

村瀬歩さん(以下、村瀬)：遊んでいたら終わっていた感じです。僕自身、カードゲームが本当に好きで、色んなカードゲームを触っていた事もあって、『クロノマギア』のカードゲームとしての完成度の高さにビックリしました。

収録の前には時間を頂いてカードをチェックしていたんですけど、収録中も「あのカードはどういう効果だったっけ」とかそっちの方に意識が行きかけていて(笑)。「ちゃんと皆様にゲームの魅力を伝えられているのかな」っていう事に一抹の不安が残っています。

――プレイされてみて楽しかった部分や、面白いなと感じたシステムなどはありましたか。

村瀬：やっぱりMPの解釈が凄く面白いなと思って、攻撃される事によってMPがチャージされるのは新しいなと思いました。これってバランス調整が凄く難しくて、下手すると一気に形勢逆転されてしまうじゃないですか。だから対戦相手と自分との読み合いが凄く起こりそうですよね。

実際にやらせて頂いた時も、相手の攻撃を待って次のターンになったら勝てるとか、状況とかをよく考えないといけないと思いました。戦況によってはコストが高いクリーチャーに価値があったりとか、対戦相手によってガラッと変わりますし、どういうデッキが強いのかも読みづらいですよね。とりあえず、今回は目についたのでバーンデッキを作っちゃいましたけど(笑)。色んなデッキが作れそうだし、色々考えさせられました。

キャラクターで言うと、エレナ(CV:佐倉綾音)は流行りそうですよね。ダメージの2点軽減とMPチャージ5は強いですし、神道ほのか(CV:藤井ゆきよ)はどの効果もベーシックに強いので、どのデッキとも相性が良いような感じもするし……。

――もう分析が始まっていますね(笑)。

村瀬：いや楽しみですね。早くリリースされて欲しいです僕は。一刻も早くじっくりとプレイしたいです。

――カードゲームをプレイされていたという事ですが、歴としてはどのくらいになるんですか。

村瀬：『マジック：ザ・ギャザリング』を一番やっていました。高校時代の時に仲の良い友達が僕以上にカードが上手くて、その子と一緒に小学校の4年生くらいから高校を卒業するまでずっとやっていていました。あとは周りの人に合わせる形で、他のカードゲームにも手を出していたりしましたね。

――ちなみに、カードゲームのデッキには色んなタイプがありますが、村瀬さんはどの様なタイプのデッキがお好きですか。

村瀬：僕は結構色んなタイプのデッキを使っていたんですけど、比較的最初に作るのはいわゆる強いデッキですね。環境(※1)でトップメタ(※2)とされているデッキを使って、それを使ってみて「どういう動きをするのかな」とか「何をされたら嫌なのかな」っていう事を分析して、それに対するメタデッキ(※3)を作り、その後にそのメタデッキに対する勝率の良い感じのデッキを作ってから自分の好きなデッキを作るみたいな感じです(笑)。だから4回くらいデッキを作りますね。

※1【環境】……プレイヤーの間でよく使われている、勝率の高い流行りのデッキ群のこと。

※2【トップメタ】……勝率の高い流行りのデッキの中でも一番強いとされているデッキのこと。

※3【メタデッキ】……相手デッキの強みに対して対策がされているデッキのこと。

――完全に勝ちにいくデッキを作るんですね。

村瀬：そうなんです。やっぱり勝ちたいじゃないですか(笑)。でも4回目くらいに作るデッキが一番楽しく作っています。勝率とかは考えずに、面白い動きが出来るデッキも作りますし。僕の好きなカードとしては、5マナ2/2の速攻で、タップするとクリーチャーのコピーを作れるみたいな。ちょっと悪さ出来そうで夢があるし、しかも攻撃しても強いしみたいな夢を感じさせるカードを使いたいですね。

――夢のあるカードを活かすためのデッキを組むという感じなんですね。では、村瀬さんが『クロノマギア』をプレイされる際は演じられたキャラクターに関わらず、強いデッキを組む予定ですか。

村瀬：そうですね。このキャラクターを使って、このデッキを使ったら強いというトップデッキがちょっとしたら出てくるので、それを一度作って動かしてみて、それに勝てるやつを作ってみたいな……やることは変わらないですよね(笑)。

――言わば、それがカードゲームの基本ですよね。

村瀬：でも一番強いデッキってあまり使いたくなくて、一番強いデッキ以外で最強のデッキを倒していくのが一番好きなんです。ただ、やられて嫌な動きは把握しておかないといけないから、最低限使うというくらいにしていて。

――それで勝って優越感を得るみたいなことですか。

村瀬：まさにその通りですね。あとは、やっぱり自分が担当したキャラクターがいるので、そのキャラクターに合ったデッキを作りたいなとは思っていて、それも作りつつ、強いデッキも作る感じですかね。遊びでやる時は基本的にレオを使うと思います。これからもっと思い入れが出てくるんじゃないかなと思うので。

――今後オンラインでのランク戦もあると思いますが、やはり村瀬さんは上を目指されるんですか？

村瀬：目指しますね。他のカードゲームアプリもリリースされて1ヶ月半で最高位ランクになったので。やっぱりカードゲームの楽しみって相手を読むことでもあるので、今流行っているデッキを感じながら自分のデッキを調整していくのが一番楽しいですね。

あと本当に1日とか、半日とかで環境が代わりそうなゲームなので、毎日ちゃんとログインして戦って分析しないと置いていかれそうだなと思いましたね。

――カードゲームで一番大切やっぱり分析でしょうか。

村瀬：間違いなく分析は大切ですね。早くプレイしたい！　色んなデッキを作りたいです(笑)。

――かなりカードゲームには熱を入れてプレイされている様ですが、他のゲームに関しても結構熱中することは多いですか？

村瀬：そうですね。ひとつの事に集中し始めるとガッツリやってしまいますね。『パズドラ』もランク上げには重きを置いていないんですが、一応ランクは803かな？

(ここで立ち会っていたガンホースタッフからも驚きの声が上がる)

村瀬：年内にはなんとかランク900を目指したいなという感じで、ぼちぼちやっています。

――ではゲームは一日かなり時間を割いてやられるんですか。

村瀬：休みの日とかは20時間とかプレイしちゃいますね。多分集中力があるんだと思います。初めたらもう水だけ飲んでずっとゲームしているみたいな(笑)。

――かなり生活に影響出ていますね。

村瀬：時間を持っていかれてますね。でも逆に心が潤いますね。

『クロノマギア』の完成度に「山本Pは凄い」

――では、演じられているレオですが、演じる際にはどの様な役作りをされたのでしょうか。

村瀬：とりあえず演じてみてという感じでしたね。それに対して山本Pや他の人も「良いですね」と言って頂けたので、あまり迷わず収録も進みましたね。

――最初に資料として渡されたのはイラストだったんですか。

村瀬：そうですね。イラストとセリフを頂きました。普段はぽわーっとしていて天使の様なんですけど、たまに悪魔の人格が現れると残虐になるみたいな。僕凄く中二病なので、中二心をくすぐられますね。

――ガードゲーム好きとして、『パズドラ』の山本さんが作られるカードゲームが出ると聞いた時はいかがでしたか。

村瀬：収録で山本Pと久しぶりにお会いして、「山本Pの新作」というお話を聞いて、面白い事は間違いないと思って収録しました。その後に山本Pと飲みに行って、(山本Pが)カードゲームに対して造詣が深いという話を聞いたんです。

その時に一番「なるほど」と思ったのは、カードゲームのインフレってやっぱり難しい問題じゃないですか。強いカードが出てしまうと、それ以上に強いカードを出していくのが普通ですけど、「そうじゃない方向で、自由度高く環境設定をしたい」と仰っていたんです。

僕は「そんな事できるのかな」と半信半疑だったんですが、実際に触ってみるとカードバランスも考えられているし、確かにこれだと環境も凄く動いて、色んなデッキも出てくるし、使えないカードが少ないだろうなと思って、改めて山本Pは凄いなと思いましたね。

――ではそういうお話をしていたこともあって、村瀬さんの期待値も高かったんですね。

村瀬：期待値はかなり高かったですね。逆にハードルが高く設定され過ぎていて、今日ゲームを触る前まで「これでつまらなかったらどうしよう」って思っていたんですよ。

一同： (笑)

村瀬：でも、これは凄いと素直に思いました。ビックリしました。

――村瀬さんが感じた、ゲームの中でキーポイントとなる要素はどんなところでしたか。

村瀬：キャラクターごとに性能が違うだけで、基本的にはどのカードもデッキに入れる事ができるので、使う人のプレイスタイルに左右されるというシステムの組み方が凄く上手いと思いました。

例えばほのかだったらバランス型だからどんなデッキを組んでもある程度対応しやすい感じですし、逆にエレナとか尖った性能のキャラクターはデッキにハマると凄く強いだろうし。凄く遊び尽くせるのかというくらい幅が広くて、話し始めると止まらなくなりそうな感じがしますね。

――では、これまでカードゲームをプレイされて来なかった方へ魅力を伝えるとしたらどんなところになりますか。

村瀬：イラストが凄く綺麗で、メインビジュアルで日野さんのイラストが美しいなというのと、システム自体は分かりやすくて、チュートリアルも3つだけですけど全て説明されているので。

ただ将棋とかと同じ様に、基本的なルールを抑えてから読み合いが魅力なので、始める敷居自体は低いと思うんですけど、やっていく毎に奥深さを知っていくというか。初心者から上級者まで楽しめるゲームになっていると思います。結構頭を使うのが好きな方はガッツリハマれるんじゃないかなと思います。

カード集めも比較的ゆるい感じかなと思ったので、ライトな遊び方でもかなり楽しめるんじゃないかなと思うので、いままでカードゲームに触れたことが無い方でも始めるチャンスじゃないかなと思います。

――やればやるほど魅力が分かるという感じですね。

村瀬：やればやるほど、面白さと深みを感じることができますね！

――最後に作品を楽しみにしている方々へメッセージをお願いいたします。

村瀬：『クロノマギア』の良いところは、強いデッキが出てきても、それを抑える手立てを生み出すのも簡単に出来ると思うんです。だから色んなデッキが使われると思うので、そういうところで読み合いが凄く起こりそうなので、カードゲーム上級者の方やプロの方が参入して凄いムーブメントが起こりそうだなと思いますので、一緒に楽しんでいければなと思います。