「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『JOKER TRAP』」ゲネプロレポート! スパイにしびれる!
2018年4月19日(木)より、大人気作品『うたの☆プリンスさまっ♪』オフィシャルプロジェクト“劇団シャイニング”シリーズ第3弾「JOKER TRAP」の公演が、天王洲 銀河劇場にて開幕しました!
銀河劇場での公演は2018年4月30日(月・祝)まで、梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティでは5月10日(木)~5月13日(日)まで上演されます。
注目の第3弾「JOKER TRAP」のテーマは“スパイ”。メインキャストを務めるのは、松村龍之介さん(TOKI役)、高本 学さん(REN役)、小波津亜廉さん(RAN役)、菊池修司さん(CAMUS役)の4名です。
本稿では、初日に行われたゲネプロと囲み取材の模様をお届け! ガンアクション、殺陣、ダンスなど、生の舞台ならではの臨場感をぜひレポートで味わってください♪
JOKERは誰だ!? 騙し、騙され、出し抜く最高のゲームがスタート!
本作は、TOKI、REN、RAN、CAMUSが世界最大規模のスパイ組織・SASで一緒に行動するようになるまでの前日譚エピソード。
物語は研究員のTOKIと、SASに所属するスパイ・REN、RAN、CAMUS、そしてキートン(演:唐橋 充)が廃カジノで目覚めるところから始まります。彼らは何者かの思惑によって集められたのだと知り、何とか廃カジノから脱出しようと試みますが……そんな中、“ジョーカー”と名乗る人物からメッセージが届きます。
「ジョーカーはこの中にいる」とメッセージを聞いた彼らたちは、脱出するため協力し合いつつも、それぞれ探りを入れたり、疑ったりと心理戦を繰り広げていきます。途中で敵と遭遇するシーンでは、“スパイ”には欠かせない銃を使うガンアクションもあるので必見です!
物語が進むにつれて、それぞれが抱えている過去に触れるシーンもあり、感情移入することも。TOKIが巻き込まれた理由や、REN、RAN、CAMUSが単独であたっていたミッションの経緯など、だんだんそれぞれの謎が明らかになっていきます。
アクションだけじゃない! お茶目な姿にも注目
本作はテーマが“スパイ”ということで、まるでアトラクションのように次々とアクションシーンが繰り広げられます。敵との戦いはもちろん、REN×RAN、TOKI×CAMUSなどメインキャラクター同士によるやり取りも見どころの1つ。自分自身と向き合いながらも相手の本当の姿を探り合うシーンは、こちらにも伝わってくるような緊迫感です。
また、キャラクターのお茶目な姿が垣間見れるシーンもあります。RANが愛するベースを見つけたり、TOKIが見つけた本に書かれている早口言葉を披露したり、CAMUSがチョコレートに夢中になったり、RENがお得意のダーツでカッコよく決めたり……思わずニヤニヤしちゃうこと間違いありません!
ほかにも、「パーフェクト」「レディ」「ロック」「愚民」など、キャラクターならではのセリフにも注目してご覧ください。さらに、メインキャラクターと何らかの接点を持つ、キートンをはじめとしたラリー(演:荒木健太朗)、コバヤシ(演:古谷大和)、ベガ(演:服部武雄)の言動や仕草にも注目すると何かが分かるかも……!?
ゲネプロ時は、古谷さん演じるコバヤシのアドリブが炸裂し、劇場内で笑いが起きるシーンもたびたびありました! アドリブが観られるのも舞台の醍醐味です♪
一体、“ジョーカー”は誰なのか……彼らが織り成すゲームをぜひ劇場でご覧ください!
また、最後にはキャスト陣が輝く衣装を身につけ、歌とダンスを披露する“レビュー”もあります♪ 舞台の内容とはまた違った雰囲気となっているので、こちらもぜひお楽しみください。
メインキャスト4名の囲み取材をお届け!
ゲネプロ前に行われた松村龍之介さん(TOKI役)、高本 学さん(REN役)、小波津亜廉さん(RAN役)、菊池修司さん(CAMUS役)の4名による囲み取材をお届けします!
━━演じられるキャラクターについて教えてください。
TOKI役・松村龍之介さん(以下、松村):終始、周りをあざむく役柄なので、お客様の見方によってはいろいろな人物に映ると思います。4人で一緒にいても、それぞれが心の内を最後まで明かしません。その中でもTOKIは謎な部分がより濃くでるキャラクターです。
REN役・高本 学さん(以下、高本):RENは、ストーリー全体を客観的に見ている印象があります。その中で物腰の柔らかさがあったり、キザな感じも劇中で登場したりするので、多面性のあるキャラクターです。
RAN役・小波津亜廉さん(以下、小波津):RANは4人の中で1番アグレッシブかつ熱いキャラクターなので、お客様にとって最も近い存在になるのではと思っています。また、素直で考えるよりも行動が先に出るキャラクターですので、自分もそのまま素直に演じていけたらと思います。
CAMUS役・菊池修司さん(以下、菊池):CAMUSは少しベクトルが違って、4人の中で明確な信念を持っているところが魅力的です。全員熱いものを持っていますが、CAMUSは空気感が違う熱さを持っているので、ぜひその点も見ていただけたらと思います。
━━演じられるキャラクターそれぞれの関係性について教えてください。
小波津:物語が進むにつれて、関係性にも変化が出てきます。RANとCAMUSがすごくバチバチしていて、それをTOKIが見て止めるというようなシーンもあったり。
松村:RANとRENが同じスパイとしての友情を築く中、TOKIはCAMUSの信じる者のために生きる姿に感銘を受けて共に行動することが多いので。仲睦まじいわけではないですけど、ペアのような感じというか。
高本:RENはオリジナルキャラクターのコバヤシとの関係が親密に描かれているので、そこを表現できるように頑張りたいと思います。
菊池:いろいろな想いを秘めてスパイとして生きている4人ですよね。それぞれのストーリーが絡み合い、自分にないものをそれぞれ感じ共感して、最後は良い形になります。そんな1人1人のストーリーがありつつも、そこから絡み合う4人の関係性が魅力的だと思うので、ぜひそこにも注目していただけたらと思います。
━━見どころと意気込みを教えてください。
松村:見どころはそれぞれあると思いますが、やはり“スパイ”という題材なのでガンアクションが盛りだくさんなところです。キャラクター性に富んだアクションもありつつ、脚本・演出の毛利さんと殺陣指導の六本木さんが生み出す舞台を、生身の僕らが演じる意味が顕著に表れると思います。こうして今一緒にいる3人、そしてほかの演者やスタッフの方々とこの作品に携われたことが本当に嬉しく、期待値以上のものを見せられるように尽力致しますので、ぜひ劇場でその姿を見届けてくださると幸いです。
高本:見どころは、本編終わりの熱量がそのまま感じられるレビューです。みんなで歌やダンスの稽古をしてきましたので、お客様に満足していただけるよう全力で取り組んでいきます。カンパニー自体熱量が高く、1人1人が一生懸命やってきたので、舞台上でもそれが出るはずです。楽しみつつ良いものを届けられるように千秋楽まで駆け抜けます。
小波津:観ていただくと分かりますが、今回は舞台装置が本当に豪華です。シーンごとに装置や照明が目まぐるしく変わるので、そこが見どころの1つだと思います。ディテールや、映像が映し出されるバックスクリーンにも注目です。どういう映像が出るのか楽しみにしていただければなと思っています。カンパニー一同今まで創ってきたものを信じ、キャスト、スタッフ、お客様との一体感を楽しんで最後まで駆け抜けたいなと思います。
菊池:それぞれの衣裳や髪型、セリフなど細部にこだわっているので、そこにも注目していただけたら嬉しいです。「信じるものは何か」と劇中のセリフにあるように、僕ら4人やほかのキャスト陣、スタッフがお互いに築き上げてきた信頼を大切にしつつ、作り上げてきたものを全力で出していきたいと思っておりますので、ぜひ劇場に足を運んでご覧ください。
━━初めてご覧になる方に向けて、「JOKER TRAP」を「○○舞台」と一言で伝えてください。
小波津:一言で言うと、“熱い舞台”です。“ハート”で感じてください!
菊池:“アトラクションみたいな舞台”だと思っています。僕ら、何回も裏切ったり裏切られたりがあるので……これは演出の毛利さんの言葉ですけど(笑)
一同:(笑)
高本:僕から見ると、“刺激的な舞台”だと思います。殺陣を含め、全員がいろいろな刺激を感じられるシーンがたくさんあります。
松村:僕は“自分探しの舞台”だと思います。たくさんの裏切りがありますが、逆に、人を見る機会が増えるんです。人を見ることで自分とも向き合えるので、自分がどんな人間なんだろうと感じられる舞台だと思います。
━━すごく素敵なお衣裳ですが、お気に入りの部分があれば教えてください。
松村:ダブルのスーツを着る機会はなかなかないですよね。みんな、ジャケットの裏にハート・ダイヤ・スペード・クラブと、それぞれのマークが描かれているんです。細かいところに作品への愛を感じます。
高本:僕も同じ気持ちです。ネクタイ・ピアスなどにハートマークが入っていて細かく作ってくださっています。殺陣もある中で動きやすいようにアレンジしてくださっているので、すごくありがたいです。
小波津:RANはロックなキャラクターなので、ほかと違ってオール革の衣裳なんです。みんなはスーツに合うブーツを履いていますが、1人だけ“ザ・ロック”なブーツで。また、いろいろなところにキャラクターの隠しポイントがあるんです。僕の衣装にも“クラブ”マークがいろいろなところにありますが、ぜひ劇場で探していただけたら嬉しいです。
菊池:CAMUSのマークは“スペード”で、手首にもスペードマークのタトゥーがあります。紳士的な役なので、サスペンダーをつけていたり、パンツの裾も紳士スタイルなんです。本当に衣裳さんのおかげでキャラクタ―性が引き立っていると思います。
━━最後に、お客様へのメッセージをお願い致します。
松村:東京・大阪公演と続きますが、足を運んでくださるみなさまあってこそだと感じます。遠方から来てくださったり、グッズを買ってくださったりと、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。僕らができるのは舞台上でお芝居をすることなので、常に感謝の気持ちを持ちながら、作品を愛してくださっている方にも期待値を超えるように良いものを届けます。劇場でお会いできることを楽しみにしております。
高本:観ていただけるお客様にとっての『JOKER TRAP』の世界観を、僕らも一生懸命表現します。役のイメージにぴったり合うように稽古をしてきましたし、僕らが演じることで新たに生まれるものもたくさんあると思いますので、すごく楽しい舞台に感じられるはずです。作品の良さを引き出しながら僕らの個性も出る良いものになっているので、ぜひ楽しみにしてください。
小波津:舞台は非日常なものですが、今回の舞台は題材が“スパイ”なのでより日常とは異なるファンタジーやミステリーに包まれているものを体感していただけると思います。僕らが作り上げてきたものは、お客様と一体となって感じられるものが多々あると思うので、純粋にこの非日常を肌で目で、たまには匂いもあるかもしれませんが(笑)、感じていただけるとすごく嬉しいです。
菊池:第1弾、第2弾と続いてきた「劇団シャイニング」の第3弾となる作品なので、お客様もいろいろな想いを胸に秘めてご覧になると思います。多くの方に満足していただけるよう、僕ら役者陣もお互いを信じ精一杯やってきました。後は最大限のものを出して、お客様に喜んでいただければ幸いです。千秋楽まで応援のほどよろしくお願い致します。
※本公演は全て終了しました。
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販売期間は6月3日23:59(予定)までとなっておりますのでお見逃しなく!
舞台公演概要
タイトル:劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪ 『JOKER TRAP』
日程・場所:
2018年4月19日(木)~4月30日(月・祝) 劇場:天王洲 銀河劇場(東京)
2018年5月10日(木)~5月13日(日) 劇場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
出演:
TOKI:松村龍之介、REN:高本 学、RAN:小波津亜廉、CAMUS:菊池修司/
ラリー:荒木健太朗、コバヤシ:古谷大和、ベガ:服部武雄、キートン:唐橋 充 ほか
原案:「うたの☆プリンスさまっ♪ 劇団シャイニング JOKER TRAP」
演出・脚本:毛利亘宏(少年社中) /音楽:Elements Garden
主催:劇団シャイニング