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『So Happy』発売記念!内田彩さんインタビュー

『So Happy』発売記念!内田彩さんインタビュー|『お前はまだグンマを知らない』の現場に秘められた圧倒的なグンマ愛に迫る

2018年5月9日に2ndシングル『So Happy』をリリースした声優・アーティストの内田彩さん。本作は彼女にとって初となるアニメタイアップ。群馬テレビほかにて放送中のTVアニメ『お前はまだグンマを知らない』のエンディングテーマに起用されています。

今回はシングルの発売を記念し、内田彩さんに『So Happy』についてや『お前はまだグンマを知らない』、彼女の地元である群馬県の魅力について語ってもらいました。

音と曲がメインの楽曲

――内田さんが『So Happy』をはじめて聴いた時の感想を聞かせて下さい。

内田彩さん(以下、内田):最初に聴いた時は仮歌の段階だったので、歌詞が違っていたのですが、すごく……好きって思いました(笑)。いい曲だなぁ~って。

全体的にオシャレだし、可愛い雰囲気。歌が全面に出る曲というよりは、音と曲が全面に出ている感じというか。

――内田さんが特にここが気に入っているというポイントはどこでしょうか。

内田:間奏が好きですね。すごく頭に残るメロディなんです。撮影中もずっと口ずさんじゃってます。

――レコーディングはいかがでしたか?

内田:今回、2回レコーディングしたんです。これって『アップルミント』以外だとはじめてのことで。実は候補曲が2曲あったんですよ。実際に歌を録ってみて、『So Happy』に決まって、改めて収録しました。

そうだ。その日は大雪の日だったんです。電車も止まってるし、タクシーも捕まらないしで大変だった記憶があります(笑)。

――『So Happy』は内田さんの歌声も印象的でした。

内田:今回は曲調もそうですが初のタイアップということもあり、「私のソロ活動に興味がある人以外の方の耳」にも曲が届く機会も多いですよね。その点は意識しました。

後は、タイアップするのが『お前はまだグンマを知らない』だということ。私は群馬県出身で観光特使に委嘱されていますし、FMぐんまで「おひるのほーむるーむ」という番組もやらせていただいています。

ずっと群馬と仕事がしたいと思っていたところで、篠岡京を演じることになれて本当に嬉しくて。本編を見ている人が曲を聴いた時にどう感じるんだろうって考えましたね。

キャラソンじゃないんですけど、雰囲気を寄せたほうがいいのかな? とか。結果的には声優の内田彩から離れない方向で歌声を作ったんです。

スタッフ・キャストの大半がグンマ県民!?

――この取材前に『お前はまだグンマを知らない』を初めて読んだのですが、すごく面白いですね。

内田:そうなんです。群馬県民が読んだら愛さずにはいられない作品です。作品内での出来事が自分の出来事のように思えるみたいな。

――自虐ネタのようで群馬への愛が詰まっている印象がありました。

内田:原作者の井田ヒロト先生が群馬県に引っ越して来て、ビックリしたことやカルチャーショックを受けたことを書いているみたいなんです。

例えば、群馬から出たら体調が悪くなって、戻ったら治っちゃうとか(笑)。先生自身の実体験から出た、群馬への愛と恐怖が入り混じった複雑な気持ちを描いているので、群馬県民から見たら「そう! そう!」ってなっちゃいます。

もしも、生まれた時から群馬県に住んでいたらああいった内容は描けないと思うんです。なので、これは、群馬独自のルールだったんだ・・・って発見もありますね。

――個人的には「起立・注目・礼」にびっくりしました。

内田:群馬は「起立・注目・礼」が一般的なんです。まず立って、ちゃんと前を見て挨拶をしてっていう。何がもとになっているのかは知らなかったんですけど、それが当たり前の環境で育ったので、「なんだそれ~」って作中でツッコミが入ってはじめて気付くみたいな。漫画だからでしょ? って思われる人も多いと思うんですけど、ほぼ実話なんです(笑)。

――内田さんはいつ頃から『お前はまだグンマを知らない』を知ったんですか?

内田:連載がはじまってすぐですね。「こんな漫画あるの知ってますか?」ってファンの方から教えていただいたりとか、ラジオにメールが届いたりとか色々なところから情報が届いていたので。

最初はちょっと「え~」って思ったんですけど、読みはじめてすぐに、好きになっちゃいました。

――作中も出ていたのですが、栃木県と仲が悪いって本当ですか?

内田:悪いと思いますよ。私自身も言ってましたし。まぁネタなんですけどね(笑)。私は地元が栃木寄りなので、昔からネタされてました。

ファンの方とイベントなどでお会いした時に「栃木県出身です」とか「栃木県から来ました」って言われると、「敵だな(キリッ)」って言ってみたりとか。でも、茨城のことはそこまで敵視していなくて(笑)。

――何でなんですか(笑)。

内田:埼玉も茨城も敵視してないんです。本当に栃木だけ(笑)。理由は分からないんですけど、DNA的なものなんですかね(笑)。

――内田さん演じる篠岡京はどんなキャラクターでしょうか?

内田:主人公の神月紀くんに突っかかってくる強い女の子です。「上毛かるた」っていう、群馬県民なら“誰もが知っている”郷土かるたがあって……。

――!「上毛かるた」って、作中に登場するのと同じレベルで現実でも知名度があるんですか?

内田:あります、あります。本当にみんな知ってます! 全然大げさじゃないですよ(笑)。その「上毛かるた」のチャンピオンが篠岡なんです。それで、『JKJ(JOMO-KARUTA-JUGENT)』のリーダーをやっています。

これは私が勝手に予想しているだけなんですが、群馬では「かかあ天下と空っ風」って言葉があって、群馬県は「女の人が強い」ってよく言われるんです。これって、本当は「ウチの母ちゃんは働き者で、ウチの母ちゃんが一番だよ」って男性が言ってくれているので、女性が強いっていう裏話があるんですけど。

なので、ヒロインだけど強い女の子が登場するのはこういった理由なのかな? って思っていますね。

――神月紀に突っかかっていくようなシーンが漫画では印象的です。

内田:そうですね。その割には、ハニートラップ的なことも多いので、ギャップもあります。そのギャップを上手く出せるように演じていますよ。

――漫画を読んだ時に今回の新曲『So Happy』がどうハマるのか? って思いました。

内田:漫画の中身は読んだことないけど、表紙だけ知っている人もいらっしゃるじゃないですか。色は黒がメインで赤が飛び散ってるみたいな。

なので、最初はもっとインパクトのある曲も候補の中にはありましたね。実際、エンディングの映像を見てみると、篠岡が温泉地だったりを歩いている可愛い映像に仕上がっていて、ピッタリハマっている感じが出ていますよ。

そうだ。『お前はまだグンマを知らない』って地上波で流れるのは群馬放送だけなんです。なので、アニメは原作漫画の雰囲気よりも、「群馬県の群馬人による群馬県民のための群馬愛に溢れるアニメ」になっているんです。「産地直送グンマ愛」というコーナーがアニメの後に流れたりもしますし。

まんきゅう監督も「群馬の人が見てハッピーになれる曲」を求めていたので『So Happy』で良かったなって。

――ここまで群馬愛に溢れた作品のアフレコ現場はどんな雰囲気ですか?

内田:神月紀役の梶原岳人さんと轟二矢役の笠間淳さん以外のキャストは全員群馬出身なんです。スタッフさんも群馬出身の方が多くて。本気で愛を込めて『お前はまだグンマを知らない』を制作していますね。

私が意欲的に群馬と仕事がしたいってアピールをしていたので、お声が掛かったと思っていたのですが、この本気度だと何らかの形で声は掛かったなと。群馬出身の声優をこれだけ集めてたら何かしらで携わっていたと思いますね。

実際、はじめて現場に行った時は、群馬出身って私1人だけかな? って思っていたんですよ。そしたら、ほぼ全員が群馬出身だって発表があって(笑)。

――地元トーク弾みそうですね(笑)。

内田:そうなんですよ〜。1人同じ市内のご出身の方もいたんです。高校名言ったら「分かる~って」。スタッフさんとキャストで同じ高校の人もいたりとか。群馬トークで盛り上がってます(笑)。

先程の「上毛かるた」を読み上げるシーンもあるんですけど、みんな知ってるし、みんな暗記しているので台本も見ないんですよ。時間が空いちゃうから、ここはアドリブであと何句か読んで下さいってディレクションが入っても、すごく自然にリアクションが返ってきたりとか。本当にこんな現場はじめてですね(笑)。

群馬の魅力はぐんまちゃん

――アニメの冒頭に2012年の県別魅力度ランキングで最下位という言葉があって、ネタでしょ? と思ったんですけど、調べてみたら事実でビックリしました。それで2017年を調べてみたら41位で。

内田:ちょっと上がってるんですよね。

――これは内田さん効果なのかなと?

内田:いやいやいや。ぐんまちゃん効果だと思いますよ(笑)。

――内田さんから見て、群馬の魅力ってどんなところでしょう。

内田:地元愛の強い人が多いというのは言われていて、私は「そうなのかな?」って思っていたのですけど。実際は、すごくみんな群馬のことが大好きで。不便なことも多いのですが、それが愛につながっているのかな?完璧じゃないから愛おしいというか。

そうですね、魅力はやっぱりぐんまちゃんじゃないですか? すごく可愛いので(笑顔)。特にいいところはないけれど、好き。みたいなところなんです。やっぱり落ち着きますしね。

――ありがとうございます。では、最後に『So Happy』の発売を楽しみに待っていたファンの皆さん、『お前はまだグンマを知らない』を見ている方々にメッセージをお願いします。

内田:群馬で生まれ、群馬で育ち、声優という夢を持って群馬から東京に通っていた私が、ついに夢にまで見た声優という仕事で群馬に関わる時が来ました。その作品が、『お前はまだグンマを知らない』という誰が見ても群馬だって分かるもので本当に光栄です。そこで、篠岡京とエンディングテーマを担当させていただいていて、誰よりも胸を張ってこの作品を背負ってるいける立場になっていける立場になっていると思っています。

これをやるために私は声優になったんじゃないか?くらいに!本当に私嬉しいんですよ。逆に私以外でやれる人誰がいるの!?ってくらい。あっ、小倉唯ちゃんがいましたね(笑)。

群馬出身の女性声優でこの作品に出るとなった時に、「ハイ!」って手を挙げられることがとっても『So Happy』だなって思っています。

群馬県民の方にはクラスメートの一員として作品を楽しんでいただきたいですし、この機に『お前はまだグンマを知らない』、ぐんまちゃん、内田彩のことをもっと知って欲しいです。応援よろしくお願いします!

――ありがとうございました!

[取材・文/川野優希]

リリース情報

2018年5月9日(水)発売
内田彩 2ndシングル「So Happy」
TVアニメ『お前はまだグンマを知らない』エンディングテーマ

初回限定盤【CD+DVD】¥1900+税
通常盤【CD】¥1300+税

<CD収録内容>
1.So Happy
 作詞:中村彼方 作曲:小松秀行 編曲:佐藤清喜
2.Sweet Little Journey
 作詞:金子麻友美 作曲:渡邉俊彦 編曲:佐藤清喜
3.So Happy(Instrumental)
4.Sweet Little Journey(Instrumental)

<DVD収録内容>
「So Happy」ミュージックビデオ+メイキング映像

タイアップ情報

TVアニメ『お前はまだグンマを知らない』

◆群馬テレビ
2018年4月2日(月)より放送開始
初回放送:毎週月曜20:55~
再放送:初回放送後 火曜日~金曜日20:55~

◆GYAO!
2018年4月2日(月)より配信開始
毎週月曜21:00 最新話更新

◆アニマックス
2018年4月7日(土)より放送開始
毎週土曜23:25~

TVアニメ オフィシャルサイト

2ndシングル「So Happy」発売記念イベント開催決定!

内田彩2ndシングル「So Happy」(初回限定盤/通常盤)にシリアル付応募券が封入されております。シリアル付応募券にてご応募いただいた方の中から抽選で、「So Happy」発売記念イベントにご招待いたします! 皆様ふるってご応募ください!

【開催日時】2018年7月21日(土)
<第1部>開場13:00/開演13:30
<第2部>開場16:00/開演16:30

【出演】内田彩
【内容】トーク&ミニライブ
【会場】科学技術館サイエンスホール 〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2−1
【応募期間】2018年5月8日(水)12:00〜5月16日(水)23:59
【当選発表】2018年5月30日(水)18:00頃予定

【対象商品】5月9日(水)発売 内田彩2ndシングル「So Happy」
[初回限定盤]COZC-1434~5 価格:¥1,900+税
[通常盤]COCC-17449 価格:¥1,300+税

※詳細は内田彩 音楽情報HPをご確認ください。

LIVE INFORMATION

ソロライブツアー開催決定!
「AYA UCHIDA LIVE TOUR 2018 ~So Happy!!!!!~」

6月16日(土)パシフィコ横浜国立大ホール
7月8日(日)Zepp Nagoya
7月15日(日)Zepp Osaka Bayside
7月29日(日)DRUM LOGOS
8月12日(日)ベイシア文化ホール

【開場・開演】開場17:00/開演18:00
【チケット料金】
神奈川・群馬公演:全席指定 ¥7,500(税込)
愛知・大阪公演:1F立見/2F指定 ¥7,000(税込)
 ※1F立見のみ整理番号付 ※ドリンク代¥500別途必要
福岡公演:オールスタンディング ¥7,000(税込)
 ※整理番号付 ※ドリンク代¥500別途必要

チケット購入方法などの詳細は音楽情報HPをご確認ください。

内田彩OFFICIAL WEB SITE
内田彩 音楽情報HP
音楽スタッフ公式Twitter(@uchidaaya_staff)

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