『メルヘン・メドヘン』パリピになった楠木ともりさん&加隈亜衣さんとウェーイ! と盛り上がった日本校/ドイツ校ファンミーティングレポート
2018年1月より放送されたTVアニメ『メルヘン・メドヘン』。本作は『迷い猫オーバーラン!』を代表作とするライトノベル作家・松智洋氏をストーリー原案に、創作集団StoryWorksがプロジェクトを進めた作品です。そのファンミーティングイベントが、2018年4月22日(日)にとあらのあな秋葉原Cにて開催されました。
本作のファンミーティングはこれまでも何度か開催されてきましたが、今回は日本校&ドイツ校より鍵村葉月役の楠木ともりさんと、ファンミーティングには初登場のドイツ校リーダーのアガーテ・アリア役、加隈亜衣さんが登壇。作品について語って行ったほか、楠木さん&加隈さんがパーリーピーポー(パリピ)となって、会場に集まったサポーターさんたちと大盛り上がりに!
本稿ではこのイベントの模様をお届けします。加えてイベント終了後のおふたりにお話を伺い、Blu-ray&DVDの特典映像についてやラジオでの裏話、今後の物語の展開などを少し伺っています。あわせてチェックを。
楠木さんドジっ娘疑惑
イベント開始の時間となるとおふたりが会場に現れ、サポーターのみなさんへ挨拶をすることに。すると、ここでまさかのハプニングが!? なんと楠木さんが「よろしくお願いします」とお辞儀をした際に、マイクに顔をぶつけてしまったのです……!! 心配そうに楠木さんを気遣う加隈さんでしたが、どうやら楠木さんのドジっ娘エピソードはまだあるようで……!?
そのままの流れでこのイベントの前日に開催された「『メルヘン・メドヘン』日本校/諸国連合チーム ファンミーティング」や、本作収録時のエピソードを振り返って行くことに。楠木さんがしっかりものになってきていると語った加隈さん。別作品のアフレコで緊張していた楠木さんを見ていたそうで、『メルヘン・メドヘン』の収録では回数を重ねるごとに成長していたと評します。しかしこのイベント当日はどうにも冴えていなかったようで、楽屋の扉をくぐるたびに小さな段差に躓いてしまったりなど、裏でも「しっかりものっぽいけど、実はドジっ娘」だと話していたそう。
これで会場に笑いが起きましたが、司会の方からは「周りの人によるのかもしれない」「今までは(土御門静役の)末柄里恵さんと長く一緒だったので」という話がでました。これにはサポーターさんたちからさらに笑いが起きます。話によると末柄さんはアフレコなどでスイッチが入っている時はしっかりしているそうですが、そのスイッチがオフになるとうっかりしているところが出てくるのだとか。それにしても、楠木さんのしっかり者スイッチが入る末柄さんは、一体どれほどのドジっ娘なのでしょうか!?
ラジオ「メルヘン・メドヘン 楠木ともりの見習いラジオ」についても振り返って行くと、加隈さんがゲストで訪れた回数が多いという話題に。そんな加隈さんが一番印象に残っているゲストは、マリヤ・ラスプーチン役の“つっつ”こと大津愛理さんなのだとか。
ちなみにラジオの最多ゲスト出演者は、リン・デイヴス役の日高里菜さんの6回! 次いで加隈さんと末柄さんが5回、大津さんが4回という結果に。このイベントでもそうでしたが、大津さんはその場にいないのに話題に上ることは多いとのこと。
そんな大津さんがこのイベントの翌週のファンミーティングに登壇されるということで、なんと「その会場で大津さんに何をやらせたいか」会議が行われることに。大津さんはどんなことにも全力なようで、バレンタインニコ生でも顔を真っ赤にして恥ずかしがりながらもチャレンジしてくれたそう。
その全力さはアフレコでも同じようで、加隈さんによると現場に来ると挨拶の声で遠くに居てもすぐわかるのだとか! サポーターのみなさんにもその感覚を楽しんでもらいたいということで、登場時にアフレコ現場と同じように挨拶してもらうことになりました。楠木さんからは一発芸を所望されていましたが、果たして当日はどうなってしまうのか!?
続いて今回のイベント後にお渡しするサポーターズパスに、おふたりが書き込んだコメントを発表! まずは楠木さんが「ドイツ校メンバーのここが気になる」の項目を「見た目からして強い、怖い」「アガーテの可愛さをもっと見たい」としました。どうやらアガーテの可愛いところは小説の4巻で見られる模様。
続く「加隈亜衣さんの印象」は加隈さんの要望で司会の方ではなく楠木さん本人が伝えることになり、「器用な方、学びたいことが多い、好きです」と語ったところ加隈さんは大喜びで、楠木さんを抱きしめる一幕が……!!
今度は加隈さんが「アガーテの好きなところ」を語ることに。美人可愛いところと金髪ロングのサラサラヘアに、モノローグが豊かで愛情深いところが気に入っているそう。先ほど楠木さんが語ったドイツ校の印象と正反対の解答が並んでいるところがありますが、ツンツンしているように見えて本当は一番可愛いタイプなのがアガーテなのだとか。モノローグが豊かな面は、小説版を読むとわかるそうです。
ちょっと怖い顔をしている時も、内心では周囲の人たちを気遣っている。そんな彼女の魅力がわかったところで、加隈さんが「楠木さんの印象」をハイテンションに「わー、制服だ! なんかキラキラしてる! 可愛い! 大好き……!!」と話すと、サポーターさんたちから拍手が溢れます。これを聞いた楠木さんも、喜びの笑顔を見せていました。
ここでフリートークのコーナーが終了。イベント台本の執筆者が深夜のテンションで考えたという企画「ドヤ顔できる!? ウチの子理解度選手権!」を実施することに。ここでは、楠木さん演じる葉月と加隈さん演じるアガーテ、ふたりのプロフィール表に記されたキャラクターデータをおふたりに応えてもらい、ご自身の演じるキャラクターへの理解度を試すとことになります。
前日の日本校&諸国連合のファンミーティングでも実施したコーナーなので、そちらにも登壇した楠木さんは既に葉月のプロフィールはチャレンジしています。なので、今回は同じ日本校のパートナー的な存在、もはや葉月とイコールで結ぶことが出来る存在である土御門静のプロフィール当てに挑戦することに!
アガーテの意外な趣味とは!?
最初の問題は静とアガーテの好きな音楽! なかなか難しい問題ということで、加隈さんは会場のみなさんからヒントとして挙げてもらったジャンルの中から“演歌”を選択。楠木さんは“ミスチル”と特定の音楽グループに絞った回答になりました。
言うまでもなく不正解と思われましたが、静が“恋愛ソング”でアガーテが“アイドルソング”と当たらずとも遠からず(?)といった形に。特にアガーテの解答は意外性があり、彼女がどんなアイドルを応援しているのか盛り上がります。すると加隈さんの提案で“ヲタ芸を打つアガーテ”が提案され、笑いが起きます。
もしもヘクセンナハトの対戦形式が“ヲタ芸”だったら、アガーテの願いはもしかしたら好きなアイドルの握手会に参加することかもしれないなど、アガーテの内面に関して妄想が膨らんだところで、次の質問へ。
ちなみにおふたりの好きな音楽についての話も出てきており、加隈さんがperfumeや本作でエンディングテーマを歌った上田麗奈さん。楠木さんがアニメソングも聞くけれど、ロックが多いと話していました。
このほかには静とアガーテの趣味と特技を聞くことに。まずは趣味からアガーテが“小動物の動画鑑賞”で静が“鍛錬”であることが明かされました。やはりこういったところにもキャラクター性が現れており、優秀なメドヘンだった母に負けないよう頑張っている静の趣味が鍛錬だということも、キリッとした外見とは裏腹に内面は可愛いらしいアガーテの趣味が小動物の動画鑑賞だということも、ふたりのキャラクター性や背景をよく表しています。
続いて特技ですが、静の“礼儀作法”はやはり納得の様子。しかしアガーテが“ジャンケン”ということで、これもまた意外な結果に。もはやアガーテは意外性の塊です! アイドルのイベントと言えば景品を賭けてのジャンケンが鉄板となっているところもありますが、もしかしたらそういったところで磨いた腕なのかもしれません。
最後の質問は“キャライメージ”となりました。本気で考えるため一瞬静かなり、楠木さんが静を「お堅いけれど、ふわふわ系女子」、加隈さんがアガーテ「一匹クールビューティ狼」と評します。
すると、ここで司会の方の提案でおふたりが自分自身のイメージを考えることになってしまいました!! やはりイベント冒頭のイメージが強いのか楠木さんがドジっ娘で落ち着いたところで(本人は「そんなことない」と否定していたことは付け加えておきます。)、加隈さんが「最近ママ扱いされる」ことを打ち明けました。それを聞いた楠木さんが「包容力の化身」と評すると、会場は一気に爆笑の渦へ。
その後に正解を発表していくと、アガーテが“魔法界のエリート”で静が“孤高のお姫さま”であることがわかりました。そして最後の質問は、ふたりの“身長”! これを「164センチ(アガーテ)」「157センチ(静)」でふたり仲良く正解し、最終的に本来は敗北者への罰ゲームのハズだった「演じるキャラクターで作品に関する告知を読む際に、相手へどんなシチュエーションかを指定できる」という権利をお互いに獲得。それぞれに指定しあって、告知を進めることになりました。
会場がパリピの集会に!
今回楠木さんは静に関するプロフィールを答えたという事で、「静の真似をする葉月がもしドジっ娘だったら」というシチュエーションにチャレンジ。加隈さんは司会の方から例としてでた「パリピになったアガーテ」に、可愛いというモノローグで考えているところが全部出てくる要素をプラス。まずは加隈さんが「イエーイ! 盛り上がっているかーい!」と声を発しました。
最初こそ合わなかったものの、それでも徐々に「ウェーイ!」とサポーターさんたちも乗っかていき、会場の空気がやたらとテンションの高いものに。ところが突然「パリピって何したらパリピなのか」と不安になるアガーテ(加隈さん)。一緒に乗って貰えないかと静の真似をする葉月(楠木さん)に共同作業を持ち掛け、このノリのまま楠木さんのお題が「静の真似をする葉月がもしパリピでドジっ娘だったら」みたいな雰囲気に!
「ウェーイ! ですわ」と静の真似をする葉月もパリピと化し、会場のサポーターさんたちも完全にパーリーピーポーにジョブチェンジ!! 告知コーナーだという事は忘れてノリノリのアゲアゲになったところで、イベント終了の時間となりました。このほか最新情報は、本作の公式サイトをチェック!
最後の挨拶では、加隈さんが初めてエンドロールに自分の名前が載った作品が本作の原案・松智洋氏の別の作品だったことを明かします。その縁もあってこの作品のオーディションは絶対に合格したいと思ったそうで、イラストのカントク氏の描くキャラクターにも一目惚れしたのだとか! だからこそアガーテを演じられたことに、喜びがあったと話していました。
次いで楠木さんは、前日のイベントにも来られていた方が多かったことに感謝を述べ、特典で収録されたラップについて言及。Blu-ray&DVDへの期待を煽りました。
この後はおふたりによるお渡し会を実施! 会場に集ったサポーターさんたちへお約束のサポーターズパスを手渡ししつつ、ひとりひとりと言葉を交わすことに。。
アニメイトタイムズではこの後のおふたりからお話を伺いました。これまでのイベントを振り返ってや、特に印象に残った無茶振りなどを聞きいています。
楠木ともりはお茶目である
――まずは今日のイベントの感想をお願いします。
鍵村葉月役:楠木ともりさん(以下、楠木):今日も昨日に引き続き温かく楽しく盛り上がっていただいて、パリピの時も一緒にウェイウェイしてくれてみなさん優しいなと思っていました。お渡し会の時も話すネタをちゃんと用意してくださっている方が多くて、楽しかったです。
アガーテ・アリア役・加隈亜衣さん(以下、加隈):そうですね。今までお渡ししたサポーターズパスを何本も首にかけている人がいらっしゃって、想いみたいなのが凄くて、愛情がいっぱい伝わりました。イベント中も盛り上がっていただいたんですが、“(? ?? ?)?ウェーイ”っていう顔文字あるじゃないですか。
楠木:ありますね!
加隈:あれをよく使う人がいるからか、パリピのくだりの盛り上がりはみんな自然に「ウェーイ!」って言っていて流石だなと。普段使っているんだろうなぁと、心のパリピがいっぱいいたよね。
――ちなみにおふたりはパリピのようにそうやって盛り上がるようなことは?
加隈:全くないんです。
楠木:ないですね。でも私は軽音楽部だったので、みんなで音楽を聴いてわーっと盛り上がることはあったんですけど、ウェーイみたいなのはないです!
加隈:ライブ行っても私は手を上げられなくて……。どうやってノッてるのみんな!? みたいになっちゃうんです。ちょっと乗ってきたら膝が弾むくらいです。
楠木:私はガッツリ楽しむタイプです!
――では今日のイベントで特に印象に残った出来事は? やっぱりパリピでしょうか?
加隈:いや、ともりる(※楠木さんのこと)が……ドジっ娘が可愛かった!
楠木:ホントに痛かったんですよ……! 結構な勢いでガンっていって。
加隈:大丈夫、今は?
楠木:今は大丈夫です!
加隈:でもちょっと赤くなってるね。
楠木:いけない、いけない(笑)。
加隈:でも年齢も一番下で高校も卒業したばっかりなのに、主役でしっかりしていて、周りもちゃんと見られているんです。ラジオもひとりでやっていたりとか、年上のゲストを招いて喋るのって大変だと思うんですけれど、それも全部引っ張ってくれるくらいしっかりしていて……。それでしっかりしてるなぁ、どんどんしっかりしていくなぁと思って見ていたら、今日いっぱいドジなところが見られて……もう逆に、はい好き! 可愛い!! ってなっていました!
楠木:いやいやいや(笑)。
加隈:お茶目?だね!
楠木:お茶目だと嬉しいです!
私はやっぱりパリピのくだりが印象に残っています。多分私が下手だからノリ辛い振りをたくさんしちゃったと思うんです。でもみなさん熱心にノッて下さって、優しかったなぁと……。こっちもすごい楽しくなりましたし、お渡し会の前で緊張している様子の方も見られたのですが、そこで和らげることができたのかなぁと。
加隈:声出しできて良かったよね、みんな声が通るなぁと思っていました。
数多の無茶振りの中で印象に残ったものは……!?
――楠木さんはこういったイベントを重ねてきたかと思います。今回それを総括と言いますか、振り返ってどうですか?
楠木:そうですね。来週もあるんですけれど、でもやっぱりイベント慣れはしないですね。慣れるかなぁと思ったんですけれど、トークで面白い事を今言えたのかな? という機会増えてきてはいるんです。
スタッフ:手応えアリと!!
一同:(笑)。
楠木:でも今ちょっとウケたのかな、ひょっとして? くらいです。やっぱり出てくる前はドキドキソワソワしますね、イベント慣れしたいです。
加隈:いや、そのままでいて!
楠木:ホントですか(笑)。じゃあこのまんまいます。
――加隈さんからイベント慣れするためのコツみたいなところがあれば。
加隈:慣れてる人みたいになってる!(笑)。けど緊張することはあまりないんです。結構お客さん次第だなって思っていて、この作品だと何回もイベントをしているので、前に話したことをわかってくれる人が誰か絶対にいるんです。その空気のなか喋れるので、心強い作品だと思っています。ここはもうともりるの作品だから、つっつ(※大津さん)との回も楽しんで貰えると思います。毎回自然と違う顔を見せていると思うんです。全部見ている人はそこも楽しみなのかなと、私より詳しいからね、みんな(笑)。
――ちなみに度々前日のイベントが話題に上っていましたが、何があったのでしょう?
楠木:昨日も今日と同じ感じで演じたキャラクターの理解度クイズをやって、罰ゲームが用意されていたんです。でも同点になってしまい罰ゲームにならなかったのですが、結局無茶振りはするっていう『メルヘン・メドヘン』らしい温かいお渡し会になりました。
――イベントもそうですが、ニコ生の放送とかもだいぶ無茶振りですよね。
加隈:そうですよね、一番ともりるが食らってるよね。
楠木:ラジオはパーソナリティですし、イベントはMCで回す側に入っているはずなのに、きっと一番受けているのは私なんですよね。
加隈:ダントツだよね。毎回「そんなに!?」ってくらい(笑)。試練がいっぱいあるんだねって思ってました。
楠木:見習いからちゃんと卒業するには、色々な試練が必要なんだなと痛感しております。
――(笑)。特に試練だなと感じたものは覚えていますか?
楠木:ラジオで5・7・5で何かを言うみたいなコーナーがあって、すごく頭を使うんです! それを考えているだけで熱くなってくるくらいで、頭の回転スピードが学生の時以上に上がった気がしています。
加隈:そこで鍛えられたんだ!(笑)
楠木:学校にいる時より頭を使ってるんじゃないかなっていうくらい、色々なことをいっぱいしてきたので、経験値になりました!
特典映像でも無茶振りが!
――Blu-ray&DVDの特典映像でもキャストバラエティ映像をやるそうですね。
加隈:私たちがバトルします! それも、誰が勝ったのかをぜひ見守って欲しいです!
楠木:今までやってきたラジオやニコ生、イベントを遥かに越えるワチャワチャ度なので、確実に楽しんでいただけると思います!
――バトルということですが、具体的にはどういったことをやるのでしょう?
楠木:ヘクセンナハトにちなんで、色んな競技で勝負をするんです。競技とは言ってもスポーツではないんですけれど。
加隈:射的だったりとかね。
楠木:それで無茶振りだったりとかをやって、優勝した人にはポイントが与えられます。最終的に一番ポイントを獲得した人は、なんでも願いが叶う魔法と“マッヘン王”の称号が貰えるんです!
――作品にかけたものになるんですね! 先ほど射的とおっしゃってましたが、結構競技の幅が広そうですね。
加隈:1巻ではモッツァレラゲームをやってます!
楠木:前の人よりテンションを高くして、ひたすら“モッツァレラチーズ”と言うゲームでして……
加隈:それを私たちがやったらどうなるかどうなるかっていうので、いきなりテンション高くやると次の人が辛いから探り探りやっていったり、言い方にも悲しく言うみたいにバリエーションがあって。
楠木:声優さんの本気を見ました!
一同:(笑)。
加隈:なのでアニメと併せてそちらも楽しんでいただけると。
――アフレコ中でもイベント中でも、『メルヘン・メドヘン』作品中で印象に残った出来事はありました?
加隈:ともりるが予告で凄い早口なのに全然噛まないんです。しかも毎回違う人と掛け合いをするし、葉月のキャラが毎回一定じゃなくて。イベントでもあったように今日は静っぽくとか、今日はドSでツンとした感じとかを毎回色を変えてすぐに文字からくみ取ってやる姿を、末恐ろしい子……!! と思いながら見てました。
楠木:褒めすぎですよぉ!(笑)。
加隈:いやみんな思ってたよ! かと思ったらお菓子に反応して楽しそうにしてたりとか、バレンタインデーでみんなにお菓子作って配ってくれたこともありました。ただその前に手作りのお菓子って食べにくいよねって話が出ちゃって……(笑)。
楠木:それで渡すときに「すいません、手作りでも大丈夫ですか?」って聞いたら、審判役の森脇陸三さんがすごい笑ってて(笑)。「あっ……はい!」みたいな。
加隈:なんでここ気を使わせちゃったっていうのがあるんですけど、それもすごい美味しくて。でもちょっとドジなところがいいですよね。あっ、お茶目でした!
楠木:お茶目です! ドジではなく!
一同:(笑)。
――楠木さんはいかがですか?
楠木:初めての現場ということでわからないことだらけだったんですけれど、どの先輩方もすごく優しくて色々教えてくださるんです。加隈さんも含めて演技について質問をしてもパパッと答えてくださって、自分もいつかはこんな風に後輩に頼られる先輩になりたいなぁとずっと思っていました!
加隈:あらぁ!
楠木:ただ、素敵な先輩になるためにはドジは踏まないようにしなきゃなって思ってます。今日自分がドジかもしれないと自覚し始めたので、これから少しずつ気を付けたいと思います!(笑)。
加隈:トラップがいっぱいあったからね!
――加隈さんはラジオにも何回かゲストにいらっしゃったそうですね。年始の文化放送のイベントなどもそうでした。
加隈:懐かしいですね、もはや今年なのに。
楠木:そうか今年か!
加隈:年始にも関わらず、寒い中たくさんの人が来てくださって。凄いよね、行動力が。
楠木:この作品のサポーターのみなさんはマメに応援にきてくださるので、まさしくサポーターだなって思っています。ありがたいです。
――ラジオでは原書使いの称号をリスナーさんに付けていると伺ったのですが、お互いに付け合うとしたら?
加隈:かー、難しいぞぉ!
楠木:加隈さんは“実はパリピも似合うマッヘン王の原書使い”で!
加隈:ははは(笑)。似合ってたのか!
楠木:似合ってました!
加隈:やった! じゃあともりるは“若きしっかり者お茶目っ娘”で!
――では作品についてもひとつ。放送日はまだということですが、残る第11話と最終話の見どころや期待してほしいところを教えてください。
加隈:ずっと続いていた大会の決着がどうなっているのか、みなさん気になっていると思います。そこでもでっかい一波乱が起きるので、見守っていただきたいです……! アガーテも活躍が後半になったので。
楠木:そうですね。葉月にとっても魔法をゼロから始めるってなって、11話と12話が集大成になります。彼女自身ヘクセンナハトに出る目的が自分を変えるためなところがあるので、そこで葉月がどんな風に変わったのかを見て欲しいです!
[取材・文・撮影/胃の上心臓]
パッケージ情報
TVアニメ『メルヘン・メドヘン』Blu-ray第2巻 好評発売中!
TVアニメ『メルヘン・メドヘン』作品情報
物語が叶える、少女たちの願い。世界に散らばった物語の「原書」。少女たちは「原書」(=メルヘン)と出逢い、選ばれ、魔法を得てやがて「原書使い」となる。
これは、そんな「原書使い」を目指す「見習い」(=メドヘン)の少女たちが、「原書」と共に自らの物語を紡いでいく夢と魔法と青春の物語――
あらすじ
原書に選ばれた「メドヘン」と呼ばれる少女たちは一流の「原書使い」になることを目指して、世界各国の魔法学園で勉強中。彼女たちの目標は、年に一度、各校の代表選手たちが互いの実力を競いあう魔法バトル大会「ヘクセンナハト」で優勝すること。優勝者には、なにか一つだけ願いが叶う魔法が与えられるという。
ある日、メンバー不足で出場停止が危ぶまれる日本校のリーダー土御門静の前に、読書と空想が好きな女子高生、鍵村葉月が現れた。あまり友達のいない、ぼっち気味な葉月は、なぜか強力な力を持つ『シンデレラ』の原書に選ばれ、魔法学園に入学することになる・・・
『シンデレラ』と優勝をめぐり、少女たちが一緒に特訓したり、時には温泉に入ったりなんて感じの魔法少女バトルが、いま幕を上げる!!
スタッフ
原案&シリーズ構成:松智洋
原案協力:StoryWorks
キャラクター原案:カントク
総監督:斎藤久
監督:上田繁
キャラクターデザイン:森川侑紀
脚本:松智洋、アサウラ、門田祐一/金月龍之介
色彩設計:斉藤麻記
美術監督:下元智子
撮影監督:村上優作
編集:廣瀬清志
音楽:rionos
音楽制作:ランティス
音響監督:森下広人
音響制作:叶音
アニメーション制作:フッズエンタテインメント
製作:メルヘン・メドヘン製作委員会
キャスト
鍵村葉月:楠木ともり
土御門静:末柄里恵
ユーミリア・カザン:Lynn
リン・デイヴス:日高里菜
マリヤ・ラスプーチン:大津愛理
アガーテ・アーリア:加隈亜衣
アーサー・ペンドラゴン:上田麗奈
加澄有子:本渡楓
学園長:岡村明美
TVアニメ『メルヘン・メドヘン』公式サイト
TVアニメ『メルヘン・メドヘン』公式Twitter(@maerchen_anime)
『メルヘン・メドヘン』小説公式ページ