『ゴールデンカムイ』EDを彩るTHE SIXTH LIEって一体ナニモノ? ユニークなキャリアから新曲の制作秘話まで一挙公開!
現在放送中のTVアニメ『ゴールデンカムイ』のエンディングテーマを飾っているのは、ロックシーンの新星・THE SIXTH LIE(ザ シクスライ)。THE SIXTH LIEは、最先端の洋楽からインスパイアされたハイブリッドな音楽性と、近未来や宇宙などを想起させるSF的世界観を特徴としたエレクトロ・ロックバンドです。
2015年に現在のメンバーとなって本格的に活動をスタート。結成当初から海外でもライブ活動を行っており、昨年開催されたバンド初のワールドツアーでは計2,500人を動員と、人気と実力を兼ね備えたバンドであることを感じさせます。これまでに2枚のアルバムと配信限定のシングルをリリース。6月6日にリリースされる初のタイアップソング「Hibana」は、彼らの世界観を一新させるようなエッジィなロックナンバーとなりました。
そんな純粋なロックバンドであるTHE SIXTH LIEですが、メンバーそれぞれ少し変わった経歴を持っているんだとか……。これまでのキャリアについても振り返りながら、『ゴールデンカムイ』への熱い想いや、新曲の制作秘話などを伺いました。
元アスリートにゲームのランカー、さらに東大生……個性的な3人が集結したバンド その道のり
──THE SIXTH LIEはそれぞれユニークな経歴をお持ちですよね。
Rayさん(Bs./以下Ray):それはよく言われますね(笑)。
──初登場なのでまずプロフィールから教えていただきたいんですが、Arataさんはもともとアスリートだったそうで。
Arataさん(Vo./以下Arata):はい。陸上で長距離をやっていて、大学では箱根駅伝を目指していました。ただ大学2年のときに故障してしまって。それ以来故障を繰り返すようになってしまったんです。もともと大学を出て実業団に入るかミュージシャンになるかって二択を考えていて……。
地元に音楽ファミリーがいて一緒にバンドをやってたんです。当時は趣味程度だったんですけど僕も次第にミュージシャンになりたいなと夢を持ち始めるようになって。それで今は音楽をやるようになりました。本名はスギモトと言うんですが、実は森の中で熊と対峙したことがあるので『ゴールデンカムイ』の杉元(佐一)に親近感を持っています。
──(笑) Reijiさんもスポーツマンだったと伺っています。さらに、スマホゲーム『アヴァベルオンライン』の日本一を取ったこともあるそうですね。
Reijiさん(Gt.Pro./以下Reiji):音楽を作るか、ゲームをやるか。その2つしかやってきてないです。
Ray:引きこもりかよ(笑)。
Reiji:否定はしない……。『アヴァベルオンライン』で1位をとったときは、ヒッキー絶頂期でした。バンドよりも大きなステージに、先にゲームで立つという。 eスポーツ 系のイベントも時々出させてもらっています。
──今年行われたeスポーツの芸能事務所対抗大会の「第1回 eスポーツ スターバトル チャンピオンシップ」のクラッシュ・ロワイヤル部門で優勝されているんですよね。
Ray:僕も見にいったんですが、周りのこととか考えずに本気でやってました(笑)。
Reiji:ぜってぇ負けねぇぞって気迫で参加しました。
──Rayさんは東京大学/大学院出身で、在学中はドローンの研究をされていたんですよね?
Ray:はい。ただ、いまは研究していたことも意味がなくなり……(笑)。音楽の道に進みました。
──Rayさんはミュージックビデオ・ライブ映像などの監督・編集も担当されていますが、そこでドローンの知識が活かされることもあるのでは?
Ray:いや。僕がやっていた研究はドローンに人工知能を積んで何ができるかっていうものだったので……。例えば、ドローンが星型に移動するための制御をどうすればいいか、みたいなことを研究していたんです。撮影でドローンを使う機会はあるんですけど、それは僕のではなくカメラマンさんのドローンです(笑)。
──そうでしたか(笑)。強烈な個性を持った3人ですが、どこで知り合ってバンドをやろうという話になったんですか?
Ray:僕とReijiはインターネットで知り合ったんです。2人ともメタルが好きだったので意気投合して。
Reiji:当時モバゲー(Mobage)をやってたんです。モバゲー内に「サークル」という機能があって、音楽の好きな人が集まっていて。……っていうか、あの時高校生だったよね?
Ray:高校生でした。受験勉強をめっちゃやってたときで(笑)。そこに「ドラムをやってる」ってことを書いていたんです。そしたら「バンドを組まない?」ってReijiから誘われて。で、2人でやっていくうちにだんだん本格的になってきて……っていう、そういう出会いだったので、まさかここまで続くとは思わなかった。
Reiji:いちばん驚いたのは、サークルへのイン率が高かったのに(Rayが)いつの間にか東大に入ってたことですけどね(笑)。「いつ勉強してたんだ?」って。
Ray:勉強しながらモバゲーしてたんです。
──(笑) 凄い。そのときは他のメンバーはいなかったんですか?
Ray:ボーカルが決まるまでは、ほぼ2人でインストでやっていたんです。で、ボーカル募集用の映像を作ったんですよ。それをArataが見て応募してきたって感じです。
Reiji:その当時色々な人に声をかけていたんですけど……Arataのプロフィール画像を見て「明らかにヤバイやつだ」って思ったんです(笑)。
Ray:サングラスかけてて(笑)。
Arata:いや~……「ロックってこれかな」って。
一同:(笑)
Reiji:……で、あのプロフィール画像はなんだったの?
Arata:あれは釣りです。
Reiji:いやいやいや、釣られてないし。
Ray:むしろ警戒してたよ(笑)。
──(笑) Arataさんはお二人の音に惹かれて応募したんですか?
Arata:はい。僕も僕でバンドを探していて、THE SIXTH LIEの映像を観たときに「めっちゃいいな」って思ったんです。やりたいジャンルが、そっち系の(ラウドな)音だったので。
Ray:でもArataが貼っていた音源を見たらJ-POPの曲を歌いあげてたんです。全然ジャンルは違うけど歌は巧いなとは思っていて……。
Reiji:ただサングラス写真が怪しすぎたので「この人は最後に回そう」と。その間他の人の音源を聴いたりしていたんですが、なかなかしっくりこなくて。「もう最後の1人だし一応会っておくか」っていう感じで会ってみたらロックも歌えて「良いじゃん!」ってなったんです。
──それでこの3人が出会ったと。当初はほかにもメンバーがいらっしゃったんですよね?
Ray:何度かメンバーは変わってるんです。
Arata:その時は外国人ボーカルもいてツインボーカルでやってたんですよ。ただ、ライブをしないままビザが切れて帰国してしまったという……。
──幻のメンバーがいたとは(笑)。唐突に申し訳ないのですが、アニメを観られる機会というのはありましたか?
Ray:僕は観てなかったんですが、Reijiは観てたよね。
Reiji:はい。ゲームをやってた時期は1クールのアニメほとんど観ていました。『Fate』シリーズや、『STEINS;GATE』とか、ゲームが原作のアニメを観ることが多かったかな。
Arata:僕は王道のアニメが好きなので感動シーンで泣いたりしてます(笑)。『ワンピース』や、『ベルセルク』、『テラフォーマーズ』などが好きです。SFチックでグロテスク要素のあるアニメが好きですね。
──THE SIXTH LIEの曲もSF的な要素がありますが、こういった音楽性は当初から決められていたんですか?
Ray:メンバーが固まってから今のような電子音多めのサウンドになったんです。それまでは普通の……エモーショナルなロックをやってましたね。
Reiji:自分たちに何かしらとっかかりが欲しいなと思っていて。当時海外で電子音系の音が流行っていたので、取り入れたいなと思ったんです。
──電子音を入れたことで手ごたえを感じたんですか?
Reiji:そうですね。生楽器だけではできないような音の広がりを作れるなって。あとライブでも分かりやすく盛り上がれることができて。
Arata:楽しくなったよね。ライブやることが。
Ray:テンポ感が変わったしね。日本はテンポの速い曲が多いですけど、海外の曲はミドルテンポのものが多いんです。そういう曲が増えたので、ノリかたが変わったような気がします。
──じゃあ自分たちの武器を手に入れたような感じというか。
Ray:そうですね。海外に行くと本当にウケが良いんですよ。
──海外でのライブも頻繁にやられていますよね。今年はタイにも行かれていて。
Ray:はい。タイのアニメイトにも行って、バンコク店の名物店長にも会ってきました。
──そうでしたか!(笑) ところで、海外に受け入れられた理由はテンポ感だけではないと思うんですが、ご自身ではどう分析されています?
Reiji:コンセプトのある、こういう特殊な服装も喜ばれているように感じますね。
Arata:英詞も積極的に取り入れているので、そこも引っかかってもらえるポイントなのかなと思います。
Ray:電子音を入れるっていう話になったときに、Reijiが「ビルボードでいちばん売れてる曲と勝負するつもりで曲を作る」と。だから向こうにいっても時代に遅れてないというか。最先端の曲ができてるんじゃないかなと思います。それが受け入れてもらっている要因なのかなと。
作品の世界観、アイヌの文化を意識して作られた「Hibana」
「<いつかまた、ここに来るんだ>という言葉はアイヌの輪廻転生的な考え方を意識した」(Ray)
──「Hibana」はこれまでの曲とはまた違った雰囲気のロックチューンですよね。
Reiji:はい。THE SIXTH LIEの曲って綺麗で壮大で、ノリが良い……みたいな感じなんですけど、『ゴールデンカムイ』を読ませていただいたときに、綺麗におさまる曲は似合わないなと思ったんです。だからこの曲に関しては荒々しくいこう!ということでロックに振り切った曲にしました。
──『ゴールデンカムイ』を読まれたとき、他にはどんな印象を抱きましたか。
Reiji:とにかく面白いなと。読んでいくうちに作りこまれた世界観、それぞれのキャラクターの面白さにハマっていきました。
Arata:僕は最初に話した通り主人公に親近感が沸いていたんですが……杉元は「不死身の杉元」じゃないですか。実は僕も何度か死にかけた経験があるんです。
熊と対峙したということもあるんですけど……酸素カプセルに入ったときに、酸素が無くなっていくというエラーが起きて……自分が自分でなくなるんじゃないかって危機を感じたことがありました(苦笑)。こういうエピソードがまだまだあるんです。だから自分を見ているような感じもあり。
Reiji:いや、熊とは戦えないけどさ(笑)。
Ray:うん(笑)。僕は、歌詞を書かせてもらうにあたって最初は勉強のつもりで読んだんです。最後のページに参考文献が書かれているんです、巻数を重ねることに増えていって……。それだけ下調べされている作品だからアニメ化されるときも相当こだわって作るんだろうなって。だから歌詞にも深みを出したいなと思いました。
──Rayさんの口から「勉強する」と聞くと、東大の受験勉強を彷彿させるんですが……どんな風に書かれていったんですか?
Ray:あ、でも近い感じです。アイヌの文化は自分にはなかったものなので、読んでいて凄く勉強になりました。2回目は凄く楽しく読んでますけれども。そもそもアニメのタイアップも初めてだったので。
──歌詞にも深みを出したい、ということでしたが、具体的にお伺いしてもいいですか。
Ray:歌詞で普遍的なことを書く場合もあるんですけど、僕は新しい視点から物事を見られるような歌詞が好きなんです。例えば<いつかまた、ここに来るんだ>という言葉はアイヌの輪廻転生的な考え方を意識しました。
──なるほど。「Hibana」というワードはどこから出てきたんですか?
Ray:歌詞を書くときにテーマから連想できるワードを並べるんです。原作を読んだとき、男たちが戦いのなかで火花を散らすイメージが湧いてきて……。
アニメの絵も、白の世界観のなかに火とか血など赤いものが飛び交うイメージがあったので、それを歌詞でも見えるようにしたいなと思いました。<白の世界で 迷いを捨てた火花が今、散った>という部分は、完全にそれを思って描いた言葉です。それが印象的だったのでタイトルにもしました。
──曲調は全然違うんですけど、THE SIXTH LIEの「Wake Up Your Fire」にも"Fire"という言葉があって、赤が似合うバンドだなと思ったんですが。
Reiji:燃やしたがりの節があるのかもしれませんね(笑)。熱量がある感じが似合うのかもしれません。
──荒々しいロックテイストが魅力的な曲ですが、後半にいくにつれどんどんドラマティックになっていくじゃないですか。そこにもこだわりを感じたんですがどうでしょう。
Reiji:後半は映画のような展開にしたいなと思ってたんです。普通のバンドじゃできないような音の入れ方をできたんじゃないかなと思ってます。ストリングスの動きとか、壮大な音を引き立てるような電子音やピアノの音色とか。個人的にブリッジが凄く気に入ってます。
Ray:うちのバンドって展開が強みなんです。アニメって1コーラスしか流れないじゃないですか。でも曲を監修に出すときに「1コーラスじゃなくてフルコーラスで聴いてもらいたいね」っていう話になって、それでフルコーラスで聴いてもらったりして……。だからこれはフルで聴いて欲しい曲だなって思いますね。
──コーラスも美しいですよね。ライブでシンガロングしている風景が浮かびました。
Reiji:そうですね。コーラスに関しても洋楽から影響を受けて作っています。
──では、アニメでエンディングを観られたときはどんな印象を持ちましたか。
Reiji:地元の友達に自慢しようかなと思ったら、友達がいなかったっていう……(笑)。メンバーそれぞれアニメ放送後に知り合いから連絡がきた、みたいなコテコテの話をしてたんですけど、俺は一切なくて(笑)。「友達いねぇもんな」って。ゲーム仲間からは喜んでもらいましたけども。
Arata:確かに連絡はたくさんきました(笑)。
Ray:電車にも広告がたくさん出ていて、放送が近づくにつれて、僕たちは凄く巨大なコンテンツを担っているんだなって感じて。放送されたときは感動もあったんですけど、「本当に流れちゃった」って気持ちが大きかったですね。サビで自分の名前が出たときも嬉しかったです。
──Rayさんにとっては初めてハマったアニメになったのでは?
Ray:そうですね。初めて毎週リアルタイムでチェックしているんですが、30分がめちゃくちゃ早いし、もっと言うと1週間も早く感じるようになりました。
Reiji:分かる! アニメにハマるとそういうところあるよね。
カップリング「Flash of a Spear」は「これは白石のテーマ曲だ!って」(Reiji)
──カップリング「Flash of a Spear」はどんな気持ちで作られた曲なんですか? ちょっと変わったコード感がクセになりますよね。
Reiji:日本ではあまり聴かないコード感ですよね。ウエスタンじゃないですけど……白石を意識したらああいうコード感になりました。
──『ゴールデンカムイ』の白石由竹ですか?
Reiji:はい。原作を読んで個人的に白石のことが好きになったんです。そのときにカップリング作りましょうって話をいただいて……そしたら白石っぽい曲になってきたから「これは白石のテーマ曲だ!」って気持ちで作りました。
それで普段は入れない口笛も「白石が吹いてそうだな」と思って入れたりして。そしたら少しオシャレな感じになって「良いじゃん」って。
Ray:脱獄王の白石が脱出して逃げて走っていくときにかかってる曲というテーマで作ったらしいんです。
──歌詞はRayさんが書かれていますが、そういう話は事前に聞いていたんですか?
Ray:いや、僕は全然知らなかった(笑)。ただ『ゴールデンカムイ』の中で槍を投げるシーンが多かったので、槍をテーマに書こうとは思ってはいたんです。そういう話を聞くと白石との関連性を思い浮かべると思うんですけど、僕は『ゴールデンカムイ』のエンディングのカップリング曲ってところから、作品と繋がりのある単語を選んでいった感じです。そこから曲を広げていきました。
──いつも曲が先にあるんですか?
Ray:そうですね。僕らが曲を作るときはいつもメロディが先にあって、Arataが英語っぽく、でもそうじゃない歌をつけてくるんです。
Arata:それをみんな"アラ語"って呼んでるんですけど。アラ語の存在は初公開です。
──"アラ語"……! インパクトのある言葉ですね。
一同:(笑)
──でも意味はなくても自分が気持ちいいと思った言葉で歌っているわけですから、重要な役割ですよね。
Ray:そうなんです。その"アラ語"が意外と重要なんですよ。意味はないんですけど響きとしては完璧なものがついてくるんです。その響きを保ちながら意味のある歌詞を作らなければいけないので、ちょっと難しいところがあるんです。確かサビのところのアラ語が<back to the river>だったんですよ。
Reiji:川に戻るっていう……。熊か!
Ray:いつもは英語っぽいだけの言葉なので何も考えずに書けるんですけど、今回は意味を持っていたからちょっと書きにくくて。アラ語じゃなく、英語っていう(笑)。
──普段のアラ語に英語が入ることもあるんですか?
Reiji:英語のときもあるよね?
Arata:うん。たまに英語とか。ドイツ語とかスペイン語とか、そういうニュアンスを組み合わせています。
──そのあたりはフィーリングなんですね。アラ語で歌ったものも聴いてみたいですね。
Reiji:いいですね。アラ語バージョン。
Arata:アラ語のハードルが上がった(笑)。
──ところでベースの録音ってどうされたんですか?
Reiji:僕が弾いたりエンジニアの方が弾いたりしてるんですけど、絶対に生ベースを使用するわけではなくて。「Flash of a Spear」は電子的なベースをAメロに使ってます。そのあたりは自由ですね。
6月24日にはワンマンライブを開催
「全体を通してTHE SIXTH LIEのことを好きになってくれたら」(Arata)
──「Hibana」のミュージックビデオの撮影は雪山で行われていますが、あれはCGではなくホンモノですよね……?
Reiji:ホンモノです。普段は合成ばっかりするのにこういうときはホンモノを使うっていう。寒かったです(笑)。
Ray:火の部分はCGですけどね。
──Rayさんは雪山にも関わらず、今日と同じタンクトップ姿で……(笑)。
Ray:今回も僕がミュージックビデオの監修をしたんですが……アニメの絵を組み合わせて作ろうって話だったので、絵と乖離しすぎると違和感があるかなと思って「雪山で撮ろう」と思ったんです。……自分がこの衣装であることを忘れて(笑)。
でもまぁなんとかなるだろうと思ってはいたんですが、めちゃくちゃ寒かったです。寒すぎてArataの息が白くなってたりするんです。普通は白い息が見えないように口に氷を入れて消したりするんですけど……むしろそれが良い味を出してるなと思って。みんな鬼気迫った表情で良いんですよ。編集してて「これはうまくいったな」と思いました。
Arata:実際に鬼気迫ってました(笑)。そもそも口に氷入れて歌えないし!
Ray:Arataの衣装(上着)が風でふわっと開いちゃって。NGがめっちゃ出たんですよ。
Arata:撮りなおすたびに死ぬんじゃないかって思ってました……。
Reiji:しかもそのシーンは使わなかったっていう(笑)。ツイッターに「雪山であのタンクトップは『ゴールデンカムイ』へのリスペクトを感じる」と書いてあって、やってよかったなと。
──わははは!(笑) では最後に……6月24日東京Shibuya REXで開催されるワンマンライブ「LIVE SINGularity ver.2.0」でこのシングルの曲も聴けると思います。ライブに向けてコメントをいただけますか。
Reiji:ライブと音源ではだいぶ雰囲気が変わってくるんです。「Hibana」に関してはライブでもっと強くなる曲だと思ってます。実はこれをキッカケにサポートのベーシストを起用することになったんです。サウンド的にも荒々しさや疾走感が増すと思うのでぜひ見に来て欲しいです。
Ray:日本語の歌詞って圧倒的に入ってくるっていうか。耳に残りやすいと思うんで、ライブではそういうところを楽しんでもらえたらと思っています。あと、ライブでは曲に合わせてイメージ映像をバックに流しているんです。それも全部僕が作っているので、演奏の一部みたいな感じで見てもらえたら嬉しいですね。
Arata:『ゴールデンカムイ』のEDテーマ「Hibana」と「Flash of a Spear」の2曲以外も楽曲は豊富にあるので、全体を通してTHE SIXTH LIEのことを好きになってくれたら嬉しいです。
──ありがとうございました!
[取材・文/逆井マリ]
CD情報
発売日:2018年6月6日
価格:1,296円(税込)
≪収録曲≫
01. Hibana
02. Flash of a Spear
03. Hibana (Instrumental)
04. Flash of a Spear (Instrumental)