「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」記者会見をレポート

荒木飛呂彦先生が登壇した「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」記者会見をレポート!『ジョジョ』30年の歴史と魅力が詰め込まれた、史上空前の祭典を体験せよ!

2018年8月24日(金)から10月1日(月)まで国立新美術館にて行われる展覧会「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」。その開催を前に、6月21日(木)国立新美術館にて、展覧会についての記者発表会が行われました。

『ジョジョの奇妙な冒険』の連載30周年を迎えることを記念して企画された本展。会場では荒木先生の原画はもちろん、ここでしか目にすることができない多彩な展示物が設置されており、『ジョジョ』30年間の歴史について体感できます。

さらに、荒木先生が本展覧会のために書き下ろした完全新作の大型原画が12枚展示されるなど、これまでにないスケールで作品の世界観を体感できる本展覧会は、史上空前の“ジョジョの祭典”とも言えるでしょう。

会場には、原作者・荒木先生が登壇し、本展覧会の見どころや展示内容について熱く語られました。記者会見の模様について、レポートをお届けします!

▲荒木飛呂彦先生

▲荒木飛呂彦先生

展覧会のキービジュアルに空条承太郎&DIOの姿が描かれる

記者会見がスタートすると、原作者・荒木飛呂彦先生が登壇。「国立美術館という場所で開催できることを、本当に光栄に思います」と、まずは展覧会が開催されることへの感謝の気持ちを述べます。

初公開を含む、多彩な原画が展示される今回のイベント。本展について荒木先生は「印刷とは違ったものが、原画には必ずあります。絵の発想や考え方といったものが、若い人たちへの影響や仕事の考え方としてお役に立てればと思います」と、自身の描いた原画が展示されることの意義について語ります。

ここで、本展が11月25日(日)より大阪文化館・天保山での巡回も決定していると発表。それに伴い、東京会場と大阪会場について荒木先生の書き下ろしキービジュアルが公開となりました。

▲展覧会キービジュアル/東京会場
(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

▲展覧会キービジュアル/東京会場 (C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社


▲展覧会キービジュアル/大阪会場
(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

▲展覧会キービジュアル/大阪会場 (C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社

東京のキービジュアルには空条承太郎が、大阪のキービジュアルにはDIO(ディオ・ブランドー)の姿が描かれます。キービジュアルについて荒木先生は、「日本の絵画だと風神・雷神という2枚組がありますので、そこから発想を得たというのもあります。とにかくライバル、善・悪の対照でもあり、神格化されているキャラクターとして描きました」とコメント。

さらに、2人のポーズについて、「DIOは敗北しているので、考えにふけっているポーズをとっているんです。『考える人』(ロダン)のポーズって左脚に肘を載せているんですけど、DIOは石仮面の上に肘を置いているというポーズをとっているなど、こだわらせていただいます」と、見どころについてもしっかりとアピール。

構図的について聞かれると、「富士山という“三角”と、月にいるDIOのスタンドの“円”という絵画的な構図にも注目していただきたいし、色も対照的に描きました。自分でもかなり思いを込めた作品だと思っております」と太鼓判を押しました。

荒木先生の完全新作の大型原画を見逃すな!

「ジョジョクロニクル」、「宿命の星 因縁の血」、「スタンド使いはひかれ合う」など、様々なパートに分かれており、テーマに合わせて豊富な原画の魅力が楽しむことができる本展覧会ですが、今回だけしか見ることができない、描きおろしの原画も用意していると荒木先生は言います。

「(展示される作品は)2Mぐらいの大型の原画です。実物大の12体のキャラクターと12のスタンドの絵があります」。作品のキャラクターと、まるで同じ空間にいるように工夫を凝らしたという描きおろし原画は、『ジョジョ』ファンにとってまさに必見な作品となりそうです。

最後に、荒木先生から「手塚治虫先生を始め、先輩方の助言や作品が無ければ、『ジョジョの奇妙な冒険』というものは無かったと思いますし、私より年齢が下の皆様が盛り上げていただいているので今回の国立新美術館での開催があると思います。今日はありがとうございました」と挨拶。記者会見は終了の時間を迎えました。

▲左から国立新美術館長・青木保氏、荒木飛呂彦先生

▲左から国立新美術館長・青木保氏、荒木飛呂彦先生

『ジョジョ』ファン必見のコンテンツが盛りだくさんな「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」は、2018年8月24日(金)から10月1日(月)まで国立新美術館にて開催となります。

[取材・写真・文/島中一郎]

開催概要

「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」

東京会場

展覧会名:荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋
会期:2018年8月24日(金)~10月1日(月)[34日間]

★プレビューデイ2018年8月22日(水)、8月23日(木)

休館日:毎週火曜日
開館時間:10:00~18:00(毎週金・土曜日は21:00まで)※最終入場は閉館の30分前まで
会場:国立新美術館企画展示室2E(東京・六本木)
主催:国立新美術館、集英社
協賛:NTTドコモ、大日本印刷、ローソンチケット
協力:NTTコミュニケーションズ、日立コンシューマ・マーケティング
お問合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)

大阪会場

展覧会名:荒木飛呂彦原画展JOJO冒険の波紋
会期:2018年11月25日(日)~2019年1月14日(月)[51日間]※会期中無休
★プレビューデイ2018年11月23日(金・祝)、11月24日(土)

開館時間:10:00~20:00※最終入場は閉館の30分前まで
会場:大阪文化館・天保山(海遊館となり)
主催:集英社
協賛:NTTドコモ、大日本印刷、ローソンチケット
お問合わせ:050-5542-8600(ハローダイヤル)(全日8:00-22:00)※2018年11月20日(火)まで対応

展覧会ホームページ
展覧会Twitter:@JOJOex_2018

※開催内容は予告なく変更になる場合がございます。

(C)荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
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