「Kiramune Musuc Festival2018(キラフェス)」をレポート! 入野自由さんが2年ぶりに参加! 上村祐翔さん、千葉翔也さんら新ユニットも初パフォーマンスを披露!
2018年3月10日(土)・11日(日)に、人気男性声優陣が所属するエンタテインメントレーベル「Kiramune」のメンバーが一堂に会するライブイベント「Kiramune Music Festival2018(通称:キラフェス2018)」が、横浜アリーナで開催されました。
今年で9年目となったキラフェスのステージには、2年ぶりの参加となる入野自由さんをはじめ、神谷浩史さん、浪川大輔さん、柿原徹也さん、岡本信彦さん、Trignal(江口拓也さん・木村良平さん・代永翼さん)、吉野裕行さんという超豪華メンバーが登場。
さらに昨年11月のファンミーティングで新加入が発表されたSparQlew(上村祐翔さん、千葉翔也さん、保住有哉さん、堀江瞬さん、吉永拓斗さん)をゲストに迎え、集まったファンへ向けて“キラキラ”なひと時を届けました。
本稿では3月10~11日に行なわれたイベントのうち、2日目・11日の公演の模様をレポートします!
スタートからトップギア! 2年ぶりに登場した入野さんがトップバッターを飾る
いよいよ開幕したキラフェス2018。トップバッターとして登場したのは2年ぶりにキラフェスのステージに帰ってきた入野さん。真っ赤なサイリウムに染められた会場の中、『ENTER THE NEW WORLD!』で一気にボルテージを高めていきます。
「いくぜキラフェスー!」と観客を煽り、続けて『HIGH FIVE』を披露。「2年ぶりのキラフェス」と語る入野さんに、観客からは「おかえり!」と声援が飛びます。
3曲目には、海外で過ごして感じたことを綴ったという新曲『FREEDOM』を初披露。2年ぶりの参加となったキラフェスの舞台で、これまでとは違う入野さんの新たな姿を見せました。
次に登場したのは吉野さん。真っ白な衣装に身を包み、『innocence』でセンターステージを飛び跳ねながら会場を盛り上げていきます。続けて『空耳クリスタル』では観客に向けて「一緒に音楽を楽しみましょう!」と声をかけます。
しゃがんで観客の目線に合わせたりステージの端まで使ってファンとコミュニケーションをとりながら『ENCOUNTER』まで一気に駆け抜けました。
続いて会場には3つのトロッコが現れ、『原点回帰Redy Set Go!』でTrignal(江口さん、木村さん、代永さん)が登場。場内に手を振る江口さんと木村さん、代永さんはハートや投げキスを振りまきます。「声を聞かせてくれ!」という木村さんの煽りに会場も応えます。
続く『ローリンローリン』ではセンターステージで3人の揃ったダンスを披露。Trignalらしいハッピーな空気で会場をいっぱいにしました。
ストリート系の衣装に身をつつみ、ステージに現れたのは柿原さん。Trignalの可愛らしさから一変し、ペンライトも一斉に緑に。レーザービームが飛ぶクールな雰囲気で『DIAMOND BEAT』を披露。
続けて『MOVING』を歌うと、ギラギラとカッコいい柿原さんに観客は魅了されました。
メインステージに神谷さんが登場すると観客からは歓声が上がります。『イズムリズム』でスタンドマイクを使った妖艶なダンスを披露するとファンは卒倒寸前。
『神様コネクション』ではビシッと決まったキレキレのダンスを披露し、紫のサイリウムが輝く会場を更に盛り上げます。
続いてセンターステージには浪川さんが登場。『TRISING!』で圧巻のダンスを披露します。
メインステージに用意されたスタンドマイクまで移動すると『世々ノ道』へ。立ち上がる炎の演出に、ファンからは驚きの声が上がりました。
会場後方のステージには可愛らしいおばけが登場! 中から岡本さんが登場すると歓声が上がります。おばけダンサーと共に『Melty Halloween』を披露。「おばけくんたちありがとう!」とダンサーを見送り、『きっと きっと』ではトロッコに乗り込みファンに向けて“念送り”を飛ばしました。
3曲目の『踊れアラビアンナイト』ではダンサーと息のあった“千手観音ダンス”も。さらにラストのサビでは他のメンバーもステージに集結し一緒にアラビアンなダンスを見せてくれました。
9人によるMCは何が起こるかわからない? ついに新メンバーもお披露目!
MCのコーナーに入ると「この9人のメンバーで新ユニットを組むなら」という話題に。浪川さんが「柿原くんは“おかき”という新ユニットを組むことが決まりましたが(笑)」と切り出すと、吉野さんが前日の公演で柿原さんと岡本さんが一緒に組んだとしたら“おかき”だという話になったことを説明。「かっきーの方が先に入ってるんだから“かきお”じゃないの?」という神谷さんの鋭いツッコミが炸裂します。
さらに、AB型の入野さん、木村さん、柿原さん3人での“エービーズ”案が上がるとメンバーからは「ヤバい」の声が。入野さんの「3人でライブやったら同時に違う歌を歌う」というさらにヤバさを際立たせる発言には、神谷さんから冷たい視線が送られました。
代永さんは同じA型で茨城出身の神谷さんと「牛久の美魔女」を組みたいと希望。「俺は全員と組みたい」と言う浪川さんに代永さんを中心に「浪川さんの本心が聞きたいんです」とツッコミが入ります。
「9人だから野球みたいだね」という神谷さんの言葉から、「野球だったらポジションどこがいい?」との話題に。野球に詳しい柿原さんがポジションを決めることに。「神谷さんは絶対キャッチャー。ピッチャーは難しいけど…」と悩む柿原さんに「大魔神いますけど」と江口さんが立候補すると「この子は外野なんだよね」とバッサリ。
さらに木村さんから「えぐが外野なら1人で大丈夫じゃん」といじられ、代永さんの「ファーストの人って手足が長い」というフォローも「でも球そらすんですよ」という柿原さんの一言で会場を笑いを誘いました。
そしてここで、Kiramuneの新ユニット”SparQlew”が紹介されます。「せっかくなのでSparQlewカラーで出迎えてください」という吉野さんの一言で会場はミントグリーンに。
浪川さんの呼び込みで新ユニット・SparQlewの上村さん、千葉さん、保住さん、堀江さん、吉永さんが登場。「この日のために一生懸命練習してきました」という上村さんの挨拶でデビューシングル『ハジマリノソラ』を初披露しました。
5人の爽やかなハーモニーと、堂々としたパフォーマンスにファンからも暖かい声援が贈られます。パフォーマンスを終えると、SparQlewのメンバーをTrignalの3人と柿原さん岡本さんが「おつかれ!」とハイタッチとハグで優しく迎えました。
緊張のステージを終えて感極まるSparQlewのメンバーを「うちの祐翔くんは泣き虫なのでね」と同じ事務所の上村さんを労う木村さん。岡本さんに涙を拭ってもらう保住さんの姿を見て、代永さんは「昔の俺を見ているみたい」とフレッシュな後輩を優しく見守ります。
1日目を終えてSparQlewも保住さんの部屋で反省会をしたと話します。岡本さんからは「みんな瞬きできていてすごい」と自身のデビュー時と比較。Trignalの「俺たちこんなに出来てた?(木村)」「今も怪しい(代永・江口)」というやりとりには笑いが起こります。
「リーダーは決まっているの?」という木村さんの問いに「いつもまとめてくれるのは祐翔です」と千葉さん。それぞれが個性的なメンバーが集まったというSparQlew。「だいたい拓斗がどっかに行っちゃうから(上村)」と最年少に手を焼いている様子が垣間見えると、柿原さんから「学校だな!」とツッコミが入りました。
各種ユニットも登場! 止まらない勢いで後半戦も駆け抜ける
フレッシュな空気が漂うなか、後半戦に突入です。浪川さんと吉野さんによるユニットUncle Bombが若手に負けないフレッシュさで登場し『ノーウェイバット』を披露。トロッコでメインステージに移動すると2曲目は『哭くな吠えるな彷徨うな』で力強い歌声を会場に響かせました。
続いて後方ステージにKAmiYU(神谷さんと入野さんのユニット)が登場。『TouriStar』でトロッコの上で観客を盛り上げながらセンターステージへ移動。2年ぶりのKAmiYUに観客も盛り上がります。
MCでは別々のものを切ってくっつけたという2人のパーカーを入野さんが「“双子コーデ”ってやつ!」と紹介。キラフェスで歌う以外何もしてないねという2人は「満を持して新曲を出します(入野)」「満を持して、期待の夜を撃ち抜く(神谷)」と新曲『マンジ・ガンナイト』を披露。ステージ上に現れたピンクの大きなバルーンを割って次へとバトンを託します。
続いて登場したのは岡本さんとTrignalの4人。昨年コラボシングルをリリースし、ジョイントライブも行った4人はファンからも“ノブグナル”の愛称で親しまれています。ストーリー性が高く、まるでミュージカルのような『光を』で会場を進歩的な世界観で包み込みました。
“ノブグナル”の世界観から一転、続く柿原さんが『Supernova』『トコナツウェーブ』を立て続けに披露。柿原さんらしいクールでカッコいいパフォーマンスに、ラストは決めポーズでステージを去ります。
メインステージに登場したのは吉野さん。優しくも力強いバラード『さよなら』で伸びやかな歌声を披露。続けて『ねじれた夜』ではクールな雰囲気で観客を魅了しました。
続いて登場したのはTrignal。『MISSION』では江口さんがラップを披露します。代永さんの「まだまだ行くぞ!」という煽りの勢いに乗って『天使と悪魔』ではメインステージを端まで使ってパフォーマンス。さらに『Love holic』で、3曲続けてかっこいいTrignalで観客に見せつけました。
入野さんは『涙の水面』でバラードを披露。「みんなの声を聞かせてください」と『FrameとEdgeと、その向こう側』で、爽やかにのびのびとした歌声を響かせ、「ありがとー!」と叫んでステージを去りました。
続いて、岡本さんがセンターステージに立ちます。『Knight’s Courage』で曲名のナイトのようなカッコよさ満載の岡本さんを魅せるとそのまま『Love Labyrinth』へ。「All range all green」という囁くような歌声には歓声が上がりました。
後方ステージには再び柿原さんが現れ、ビブラートの響くバラード『ごめんね、ありがとう。』で魅せます。『君はどう思ってるの』を歌いながらトロッコで観客の中を回ると、歌詞の「ほらね」という部分でカメラ目線を決めて観客を沸かせました。
メインステージに登場した神谷さんは『大吉中吉小吉』でおみくじの結果に合わせて表情を変えるコミカルな一面を見せます。『シリカゲル』ではステージ上をダッシュ。観客ともコール&レスポンスで盛り上がります。『当たり前なんかない』を歌い切るとお辞儀をしステージを去りました。
本編ラストを飾るのは浪川さん。「声出して行こうぜ!」と観客を煽りながら『リアルタイム』、続けて『空色追想歌』で爽やかなロックナンバーを披露します。
「みなさま、長時間お疲れ様です。キラフェスも今回で9年目です。みなさまのおかげです。ありがとうございます」と観客に挨拶し、ラストに『暁』を熱唱。本編を締める熱い曲に、観客も黄色と赤のサイリウムで応えます。
ここからが本番!? キラフェスならではのスペシャルコラボにファンも熱狂!
「人生楽しんで行こうぜ!」というメッセージで浪川さんがステージを去った後も観客の拍手は鳴り止みません。アンコールの声に応え、最初にステージに戻ってきたのは“ノブグナル”。キラフェスのアンコールでは普段見られないアーティスト同士のコラボレーションが観られるということで、観客のボルテージも最高潮に達します。
『Tic Tac Anniversary』を岡本さん・江口さん、木村さん・代永さんがそれぞれ肩を組んで歌唱。投げキスや腕でハートを作ったりと、ノブグナルの仲の良さと可愛さの詰め込まれたパフォーマンスに歓声が起こりました。
そのままTrignalが『ESCOLA』を歌います。センターステージでダンスを披露すると、トロッコに乗り込み後方ステージへ移動。頭にリボンを付けスカートを履いた浪川さん扮する“横浜アリナちゃん”の登場に騒然とします。アプローチの末、アリナちゃんに選ばれた木村さんは熱いハグを見せつけ、「幸せにします!」とイケボイスでステージを去りました。
やさしい歌声で『咲いちゃいな』を披露する柿原さん。曲の終盤に入ると堀江さんと保住さんが登場、一緒に歌声を響かせました。
「柿原さん、ありがとうございました」とお辞儀する2人は「堀江さん、保住さん、早く~!」と吉永さんにセンターステージに呼び込まれ、SparQlewが新曲『Love Express』を披露。すると車掌帽を被った吉野さんと柿原さんも登場し、歌に合わせてSparQlewをはさんで電車ごっこでセンターステージをぐるぐると周ります。
車掌帽をSparQlewに託してステージに残る吉野さん。「まだまだキラフェスは続いちゃうよ!」と『Bey-Bye☆セレモニー』でトロッコの上からのカメラサービスで観客の歓声を煽ります。さらにステージには木村さんと江口さんも登場。エアギターのパフォーマンスも魅せました。
続いて昨年台湾でのジョイントコンサートを行なった浪川さん、柿原さん、吉野さんのコラボで『VERSUS』を披露。3人で肩を組んだり、会話をするかのようなパフォーマンスで観客を魅了。柿原さんは最後にウィンクを飛ばしてステージを去りました。
トロッコの上には入野さんが登場。『Crazy Love』で観客と一緒に盛り上がると、岡本さんと代永さんも登場。「Crazy Love」に合わせて、入野さんに負けないあざとい投げキスで会場を沸かせました。
「ワン、ツー、ワンツー、せーのっ!」の掛け声で『最最強』を歌う岡本さんの元にKAmiYUの2人が現れ、なんと3人で激しい“ヲタ芸”を披露。あまりの激しさに入野さんと岡本さんは曲が終わるとその場に倒れ込んでしまいました。
自称“Mr.ジャングル”浪川さんは肩にオウムのぬいぐるみをつけて登場。ファンキーシリーズの新曲『ファンキー☆ジャングル』を初披露します。“パオパオ”や“ウホホ ウホホ”というコミカルなコール&レスポンスに、激しいダンスには上村さん、千葉さん、吉永さんも参戦し一緒にコミカルダンスを披露しました。
「最後の曲でーす!」とバックステージに登場したのは神谷さん。『HA-RE? GO!』でトロッコに乗り込みセンターステージへ移動すると、メインステージには他のメンバーが並びラストを盛り上げます。曲を歌い切るとメンバーの待つメインステージに走り、入野さんとハイタッチを交わしました。
14人が揃い、最後のMCコーナーでは1人ずつ『キラフェス2018』の感想と挨拶を告知を添えながら述べていきます。
新メンバーとしてゲスト出演したSparQlewは「“SparQlew”という名前を呼んでもらえるのが嬉しい(千葉)」「いろんな感謝の気持ちでいっぱいです(保住)」「先輩たちもスタッフさんも、もちろんお客さんもあったかいなと肌で感じました(上村)」「 この日のために5人で死ぬほど練習してきてよかった(堀江)」「やっとお会いできて嬉しかったです(吉永)」とそれぞれが「Kiramune」の一員として踏み出したことへの喜び表しました。
KAmiYUとコラボして“ヲタ芸”を披露した岡本さんは「ペンライト振るのすごい体力使うんだね! (ファンの皆さんの体力には)脱帽です!」と初めてペンライトを振った感想を述べました。
柿原さんは楽屋でSparQlewの3人が真剣に『ファンキー☆ジャングル』を練習していたのが可愛いかったと暴露。さらに「今回の『キラフェス』のロゴ、モールス信号で“キラフェス”って書かれているって知っていました?」とウラバナシも披露して観客を驚かせました。
「みんなもう休んだでしょ?」と神谷さんが開場を煽り、全員で『EVER DREAM』『Get Together!』を歌いながらスタンドへ登り会場を一周。集まったファンへの感謝を込めて歌を届けます。
ステージに戻ってくると3曲目に『僕らの描く未来』を熱唱。浪川さん、吉野さん、柿原さん、岡本さんはトロッコに乗りアリーナを周ります。さらにSparQlewの5人は客席に降りて走り回り、最後まで観客を盛り上げました。
集まったファンに向けて「ありがとう!」と感謝を述べながらステージを歩きます。神谷さんが「来年は10周年です。一体何が起こるんでしょうか。期待していてください!」と最後に言い放ち、メンバーがステージを去ると、5時間を超える“キラフェス2018”のキラキラなひと時も終演となりました。
新メンバーも加わり、さらなる展開に期待が膨らみます。10周年を目前に止まるとこを知らない「Kiramune」から目を離さずにご注目ください!
[取材・文/菊地真由]