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関智一さん＆福圓美里さんの貫禄ある演技！「AD-LIVE 2018」埼玉公演2日目レポート

2018-09-22 12:30

関智一さん＆福圓美里さん出演！劇団の座長の貫禄を見せつけた「AD-LIVE 2018」埼玉公演2日目レポート

鈴村健一さんがプロデューサーを務める、即興劇プロジェクト「AD-LIVE」。“究極のアドリブ”をテーマとした「AD-LIVE 2018」は、2018年9月16日（日）、埼玉・三郷市文化会館にて、昨年に続いて2回目の出演となる関智一さんと「AD-LIVE」初挑戦となる福圓美里さんのマッチングで埼玉公演2日目が開幕！

これまで、ある程度大まかなストーリーが組み立てられていた“90分間の即興劇”の「AD-LIVE」ですが、今年はある程度の「世界観」と「最後の行動」が決まっているのみ。

メインキャストが物語を紡ぐストーリーの世界は、鈴村さんが編集を担当する作家が書いている小説の中の世界という設定。「最後の行動」を、各公演のメインキャスト1人だけ（昼夜で交代）が決め、事前にそれだけを相方を除くスタッフ全員と共有するが、ストーリー自体もその場で決定していくために、出演者だけでなく演出陣を含めた裏方スタッフも都度アドリブで対応していくシステムです。

本稿では、自身の劇団でそれぞれ座長を務める関さんと福圓さんが、クオリティーの高いステージを繰り広げた、埼玉公演2日目の昼夜両公演の模様をご紹介します！

舞台裏の対応力にも注目！

舞台となったのは、あるパーティー会場となっている洋館。会場に現れた2人は徐々に距離を縮めていきますが、そこで10年後に起こる“ある危機”を知ることになります。2人は覚悟を決め、10年後にまた会う約束をするのですが――？

昼公演のラストを考えた関さんは、タカダジュンジという青年を演じます。対する福圓さんは、サイフを忘れたまま猫を追い掛けやって来たカワバタサチヨという主婦を演じました。

猫を探しながらマシンガンの如く話すカワバタに、最初こそ困惑していたタカダですが、ゴハンを食べ、惑星の名前を考えながら仲を深めていくうちに互いの素性が明らかに。

タカダは研究者、カワバタは過去にSEをしていたのだとか。そんな2人は、“ある危機”から逃れるべく、ある提案をします……。

昼公演では“舞台裏の対応力”も露わに！

2年連続、2度目の出演となる関さんは、舞台裏のことも知っているからか、序盤からデリバリーを頼みまくり、宅配スタッフ役の彩-LIVEを困らせました。

また、「バールどこやったかな？」「懐中電灯ありますよ」などと、スタッフにアドリブ対応を振る場面も。キャスト・スタッフ全員がアドリブ力を試されていると、改めて感じられるひと時となりました。

高難度の設定に挑む！

夜公演では、福圓さんが惑星を発見したコバヤカワアキタカの夫人・コバヤカワセイコ、関さんが落語家のノノノヤチチチイとして、それぞれステージに立ちました。

ノノノヤは、アキタカからコバヤカワ邸でのパーティーに呼ばれ、一席披露するために来たのだとか。セイコは、誰が参加者するのかを知らされていなかった様子ですが、「何かお噺を披露してください」とにこやかにお願いしたりと、うれしそうです。

しかし、それもつかの間。世界に起こる“危機”を知り……。

ラストの行動を考えるのは福圓さん。この行動を起こすためには、自身が演じるセイコに細かく設定を付けた上で関さんを誘導しなければなりませんでしたが、見事なラストを生み出しました。

夜公演後のアフタートークによれば「このラストは難しい」と、前々から鈴村さんに強く念を押されていたそうですが、福圓さんは「1公演くらいこういうのがあってもいいと思って」と、貫いたのだとか。ともあれ、舞台の勘が鋭いこの2人でなければ成立しなかったかもしれません。

ちなみに、クライマックスシーンではアドリブワードの応酬があったのですが、シリアスな雰囲気を増幅させるほどの神引き連発！　観客も釘付けになって見守っていました。

埼玉公演2日目では、神引き以外のアドリブワードも流れに沿うよう、前後の話を調節する瞬発力と対応力。ステージの上を縦横無尽に移動し、観客を目でも楽しませる貫禄と、どれも劇団座長を務める2人ならではの即興劇でした。

2018年9月22日（土）には、埼玉公演3日目が開催。全公演レポートするので、次回以降もぜひチェックしてください！

公演概要

「AD-LIVE 2018」

【三郷市文化会館】
9月22日(土)：蒼井翔太・岩田光央／9月23日(日)：梶裕貴・羽多野渉

【横須賀芸術劇場】
10月6日(土)：石川界人・鳥海浩輔／10月7日(日)：櫻井孝宏・前野智昭

【メルパルク大阪】
10月27日(土)：小野賢章・下野紘／10月28日(日)：浅沼晋太郎・津田健次郎

「AD-LIVE 10th Anniversary stage ～とてもスケジュールがあいました～」
【ゼビオアリーナ仙台】
11月17日(土)：蒼井翔太・浅沼晋太郎・梶裕貴・下野紘・寺島拓篤／鈴村健一
11月18日(日)：岩田光央・小野賢章・櫻井孝宏・鈴村健一・森久保祥太郎／浅沼晋太郎

●日本全国の映画館にてライブ・ビューイング実施中！！チケット発売順次発売中！！

AD-LIVE 2018：3,600円（全席指定／税込）
AD-LIVE 10th Anniversary stage ～とてもスケジュールがあいました～：3,900円（全席指定／税込）
※3歳以上有料／3歳未満で座席が必要な場合は有料となります。

実施劇場・詳細・チケット購入など　　http://liveviewing.jp/ad-live2018/

●神奈川公演/宮城公演　注釈付指定席販売中！！
神奈川公演/宮城公演について注釈付指定席販売中です。

・神奈川公演：注釈付指定席￥5,900
・宮城公演：注釈付指定席￥6,900

※座席位置の都合上、演出の一部及び出演者が見え辛い可能性のある見切れ席となります。予めご了承下さい。

【Pコード】487-853（共通）　

●2018年公演のアンコール・ビューイング「あとりぶ」開催決定！！
「AD-LIVE 2018」、「AD-LIVE 10th Anniversary stage～とてもスケジュールがあいました～」の“あとりぶ”開催が決定致しました。開催詳細については公式HPやTwitter等で決まり次第告知致します。
　

パッケージ情報

●「AD-LIVE 2018」Blu-ray&DVD商品情報
■2019年2月27日（水）発売
・第1巻（寺島拓篤×中村悠一×鈴村健一)
アニメイト限定セットBlu-ray：アニメイトオンラインショップでの購入はこちら
アニメイト限定セットDVD：アニメイトオンラインショップでの購入はこちら