『ぐらんぶる』サンシャイン水族館でのキャスト登壇イベントをレポート! 安済知佳さん、阿澄佳奈さんやスタッフ陣がお酒を片手に作品の裏側を語る!
2018年9月2日(日)、サンシャイン水族館にて、TVアニメ『ぐらんぶる』のキャスト登壇イベントが開催。当日は、ゲストとして安済知佳さん(古手川千紗役)、阿澄佳奈さん(吉原愛菜役)、城戸雄介氏(講談社『ぐらんぶる』担当編集)、髙橋和彰氏(NBC ユニバーサル・エンターテイメント プロデューサー)が登壇し、ビールを片手に本作の裏側などを語りました。
キャストの身内が人質に!? 本作ならではの質問も
イベントが始まるとまずは、髙橋さんが登壇。今回のステージは普段アシカショーで使われているということで、「アシカはいませんが、“あしか”らず」とダジャレを飛ばし、会場を盛り上げます。残りのゲストも登壇すると、オープニングでは乾杯の音頭をとることに。今回は観客もドリンクを持ち込めたため、本作でお馴染み「杯を乾すと書いて乾杯!」のセリフを髙橋さんが叫び、全員高らかと杯を掲げました。
そんな今回のイベントは、用意された箱の中にあるくじの内容をもとに、ゲストがトークを展開。くじには、事前に集めたアンケートの質問などが書かれています。
最初に引いたくじは“アフレコ現場の雰囲気”についての質問。これには、ゲスト全員が楽しくて笑いが絶えない収録現場だと答えます。特に、スタッフ陣は合コンの回がとても面白かったようで、このときは高松信司監督がツボにはまってしまっていたそう。一方、普段はクールな千紗を演じている安済さんは、生き生きとしながら演じているほかのキャストを見て、「いいな、楽しそうで」と思っていると話しました。
続いての質問は、おそらく原作からのファンであろう人からキャストに“身内の誰を人質に取られて、協力されたんですか?”という質問が。というのも、本作のアニメ化に際して、とあるプロデューサーのひとりが妻と子供を人質に取られてしまった模様(ネタ)。もちろん、キャスト陣の身内は誰も人質に取られていませんが、そう思わざるを得ないほどアニメ化は不可能と思われていた本作。その制作の苦労については、城戸さんが言及。最初は本作を楽しそうに作っていた髙橋さんが、放送コードなどを気にしなければいけない時期になってくると、とたんにきつそうな顔になっていったことを明かしました。
なお、本作のBlu-ray版は地上波では見せられないような、ある意味お宝シーンもちゃんと収録された完全版となっているので、興味のある方はぜひ購入して観てください。
キャラクターの話では、北原伊織を演じる内田雄馬さんのエピソードが話題に。本作では全力でバカな主人公を演じている内田さんですが、現場ではスプーンを使わず「節制している」と豆腐を一気飲みしたり、そう言いながら収録のたびに「今日は食べてもいい」と何かを食べたり、餌付けされたりと、リアルでも面白い一面が語られます。
また、本作では雄馬さんの実の姉・内田真礼さんも出演しているという話になると、山本真一郎役の榎木淳弥さんは安済さんの従兄妹であることも話題に。すると、髙橋さんが「それが身内の人質なのかも……」と切り出し、観客を爆笑させました。
髙橋さん「(井上さんは)『ぐらんぶる』のような人だ」
“ダイビング経験はありますか?”という質問では、唯一経験がある城戸さんが、原作の沖縄合宿編の裏側について言及。漫画を描くための取材に行った際、同行した城戸さんがダイビングをしたとのことですが、沖縄編ではその体験がそのまま描かれたりしていると語りました。すると、髙橋さんは「『ぐらんぶる』って、意外と実話っぽいんですよね」とひと言。これには、安済さんがすかさず「酒が蒸発しているところ、見たことがない……」と反応し、観客を笑わせます。
続く、“エンディングテーマ『紺碧のアル・フィーネ』”については、ゲスト全員が口をそろえて面白いと絶賛。阿澄さんは「しかも、ふたりすごく歌がうまいんだよね」と内田さん、木村さんの歌唱力の高さが、さらに面白さを助長させていると話します。
また、エンディング最後のセリフについては、最初「すみませんでした」の1パターンしか考えていなかったとのこと。しかし、「伊豆の風」の4人がアドリブを入れてくれたおかげで、最後のセリフが数パターンできたと、収録の裏側についても明かしてくれました。
そして、最後の質問は“原作者(井上堅二さん)の締め切りは毎回どのくらい遅れていますか?”とある意味本作らしい、エッジの聞いた質問が飛び出す事態に。しかし、これに対して城戸さんは「(締め切りが)どんどんずれ込んでるんですけど……」と素直に答え、毎回週末に原稿をあげてくるため、休日がなくなると語ります。
ただ、井上さんは締め切りにを過ぎることがあっても、“原稿を落とす”ことはないとのこと。また、原稿が締め切りを過ぎても、作画の吉岡公威さんが上手く調整してくれるそうで「井上さんが天才なら、吉岡さんは超人」と話し、観客を驚かせていました。
ちなみに、髙橋さんはある日の夜中2時、井上さんから「高円寺にきてください」と電話がかかってきて、共通の知り合いと朝方まで飲み明かしたこともあるそう。たくさんお酒を飲むが飲まれることはないそうで、「『ぐらんぶる』のような人だ」と違う一面についても話してくれました。
そして、トークコーナーがおわると、今後の情報やキャスト陣からのメッセージをいただき、イベントは終了。原作12巻の発売が少し遅くなってしまうことが発表されると、直前の締め切りの話もあってか、観客席からは笑い声が上がり、最後まで笑いの絶えないイベントとなりました。
作品情報
TVアニメ『ぐらんぶる』
MBS・TBS・BS-TBS“アニメイズム”枠にて放送中!
<放送情報>
MBS 7月13日より毎週金曜26:25~
TBS 7月13日より毎週金曜26:25~
BS-TBS 7月14日より毎週土曜24:30~
AT-X 7月16日より毎週月曜 21:00~
(※AT-Xリピート放送:毎週水曜13:00/毎週金曜29:00)
※MBS、TBSでの第1話は26:55より放送です。【20分おし】
※放送日時は変更になる可能性がございます。
配信
Amazonプライム・ビデオにて日本・海外独占配信!
<INTRODUCTION>
飛び込め、新世界へ―
北原伊織は大学進学を機に、伊豆にある叔父のダイビングショップ「グランブルー」へ居候することになった。聞こえてくる潮騒、照り付ける太陽、一緒に暮らすことになるかわいい従姉妹…青春のキャンパスライフ!
そんな伊織を待ち受けていたのは――野球拳以外のジャンケンを知らない屈強な男どもだった!!
入学早々大学のダイビングサークル「Peek a Boo(ピーカブー)」に目をつけられてしまった伊織は、会長の時田信治と、三年生の寿竜次郎に唆され、いつの間にかサークルの一員としてバカ騒ぎに加わることとなる。大学で知り合った、イケメンだが残念なオタク・今村耕平も加わり、彼らの青春はどんどんおかしな方向へと転がっていく。
居候先にはかわいい従姉妹である古手川姉妹がいるのに、妹の千紗には汚物扱いされるし、姉の奈々華は重度のシスコンで相手にされず。愛すべき全裸野郎どもに囲まれた伊織の大学生活、一体どうなってしまうのか……。
<STAFF>
原作:井上堅二・吉岡公威(講談社「good!アフタヌーン」連載)
監督・脚本・音響監督:高松信司(「銀魂」「男子高校生の日常」)
キャラクターデザイン:草間英興(「バッテリー」)
総作画監督:植田 羊一
美術監督:秋葉 みのる(スタジオじゃっく)
プロップデザイン:小川 浩
色彩設計:松山 愛子
撮影監督:今泉 秀樹
編集:宇都宮 正記
音響制作:セイバーリンクス
音楽:マニュアル・オブ・エラーズ
・オープニングテーマ:「Grand Blue」湘南乃風(トイズファクトリー)
・エンディングテーマ:「紺碧のアル・フィーネ ~二軒目にカラオケに入った俺たちのテンションスーパーMAXver.~」
伊豆乃風(伊織:CV.内田雄馬/耕平:CV.木村良平/時田:CV.安元洋貴/寿:CV.小西克幸)
(エイベックス・ピクチャーズ)
アニメーション制作:ゼロジー(「DIVE!!」)
<CAST>
北原伊織:内田雄馬
今村耕平:木村良平
時田信治:安元洋貴
寿竜次郎:小西克幸
古手川千紗:安済知佳
古手川奈々華:内田真礼
浜岡梓:行成とあ
吉原愛菜:阿澄佳奈