秋アニメ『アニマエール!』声優インタビュー第2回:有馬ひづめ役・山田唯菜さん編|ひづめは演じている側からも応援したいキャラクター
2018年10月7日(日)より、テレビアニメ『アニマエール!』がTOKYO MXほかでいよいよ放送開始となります!
本作は「まんがタイムきららキャラット」で好評連載中の、卯花つかささんによる4コマコミックを原作とした作品。中学の終わりに出会ったチアに魅了された鳩谷こはねが、高校に入り経験者の有馬ひづめや幼馴染の猿渡宇希とチア同好会を立ちあげる。そんなチアリーディングに魅了された少女たちを描いた物語です。
この度、その放送に際して声優陣のインタビューが到着しました。10月1日(月)~5日(金)のあいだ、全5回にわたってお届け中です!
第2回目は普段は無表情気味ながら演技ではいい笑顔を見せてくれる、有馬ひづめを演じる山田唯菜さん! 暗い過去を乗り越えていくひづめを、演じている側からも応援したくなるとのこと!
――原作を読んでみて、いかがでしたか?
有馬ひづめ役・山田唯菜さん(以下、山田):最初は、かわいくて元気をもらえる! という印象でした。でも読み進めていくと、それぞれのキャラクターの成長過程とかも見られて、すごく素敵な作品だなと思いました。
――こういうかわいい絵柄のマンガっていうのも読んだりするほうですか?
山田:読みます読みます。かわいい女の子が好きなので!
――オーディションの思い出はありますか?
山田:実は私、花和ちゃんとひづめちゃんでテープオーディションを受けていて、スタジオオーディションの前日までマネージャーさんから「花和ちゃんでお願いします」と言われていたんですよ。
だからその練習をめちゃめちゃしてたんですけど、ギリギリに「ひづめちゃんでした」と言われて(笑)。落ち着いた感じの役を受けることは多かったので、そうだよなって(笑)。原作を読んでいても、やらせていただけるとしたらひづめちゃんだろうとは思っていました。
――有馬ひづめは、どんなキャラクターですか?
山田:まじめボケのところがかわいいな、良いな!って思います。あと、成長していく姿が魅力だと思います。彼女には暗い過去があるんですが、それを乗り越えていくので、演じている側の私も応援したくなりました。こはねちゃんとか、周りの子たちの力を借りて心をひらいていくようになるので、そこは注目してほしいなって思います。
あとはやっぱり、チアダンスがすごくうまいんです。これから私たちもダンスレッスンするんですけど、役的に私は踊れなきゃダメなんですよ(笑)! それがまず大変だなって思ってます。
――確かに。ひづめは落ち着いてますが、演じるときにどういう点を意識しましたか?
山田:よく「もっと淡々としてください」というディレクションを受けるんです。でも心の中はすごく動いている子なので、モノローグになったときは(気持ちを)いっぱい出すようにしてます。その差をつけるのは、ちょっと難しいです。あと、チアの演技のときは誰よりも笑顔ということなので、そこでは生き生きしている感じを出せればいいなと思っています。
――ひづめにとって、他のキャラクターはどんな子たちですか?
山田:やっぱりこはねちゃんは最初に心をひらいてくれた人物なので、すごく大切な存在なんだろうなって思います。いい意味で猪突猛進なので、それによって周りが助けられてる部分がたくさんあると思います。
宇希ちゃんは、ツッコミ役でもあるし、しっかりしているように見えるんですけど、大好きなこはねちゃんのことになると周りが見えなくなってしまうところがかわいいなって思います。
こてっちゃん(虎徹)は、自覚なく毒舌なところがあって、キャスト陣からも人気です。収録中も、みんな笑いを堪えるのが大変というか。「めっちゃ言うね~!」って思ってます(笑)。
花和ちゃんはひづめちゃんのことを大好きでいてくれているし、同級生なのに先輩と呼んでくれるので本当にかわいい後輩みたいな!でも、お互いの認識にちょっとすれ違いがあって、そこがどうなっていくのかも今後注目してもらいたいところです。ひづめちゃんの過去を知っている人物でもあるので。
――キャスト同士は、どんな雰囲気ですか?
山田:4人とは初めましてだったんです。私と尾崎さんは最年長なので、しっかりしないとなって思いました(笑)。でも実際はみんなにいろいろ助けられています。収録はとても和気藹々としていて、プライベートでもみんなで遊びに行く話が持ち上がってるんですけど、なかなか予定が合わないんですよね。だから収録後30分~1時間お茶をするくらいしかできていないので、実現させたいです!
――ダンスレッスン中もあるので、そこでより親しくなるしかないですね。でも、アフレコを重ねるごとにキャストの団結力が出てきたのではないですか?
山田:そうですね。応援の掛け声の収録があるんですけど、それは自然と合うようになった気がします。
――ちなみに、山田さんはチアに対する憧れとかはありました?
山田:私、姉がずっとチアダンスをやっていたんですよ。今もジャイアンツのヴィーナスに所属してるんですけど、映画にもなった『チア☆ダン』のモデルになったのが、お姉ちゃんたちの代なんです。なのでこの役ができるのは嬉しかったというか、運命を感じました。
――それはすごいですね! 別に姉がチアをやってたとかは言わないですもんね(笑)。
山田:言わないです。だって姉の経歴ですから(笑)。朝早くから夜遅くまで練習してる本当に厳しい部活だったので「大変だなぁ」って思ってました。でも、だからこそ全米制覇できたんでしょうね。
――こっちは、全米は制覇しなさそうですけどね……。
山田:そうですね(笑)。だいぶほのぼのしていて、まだ5人集まったくらいの段階ですし。
――OP&EDテーマの印象を聞かせてください。
山田:OPテーマの「ジャンプアップ↑エール!!」はアップテンポで、楽しくて元気な曲なので、一日の始まりに聴いてほしいなと思います。 EDテーマの「One for All」は、もう少し落ち着いた曲調で、温かさを感じる曲です。あとは覚えやすくてキャッチーな感じだなって思いました。登場人物の絆とかも感じていただけると嬉しいです。
――歌の収録はいかがでしたか?
山田:ひづめちゃんは地声に近い役なので、キャラクター重視ではあるんですけど、わりと自分の声に近いところで歌わせてもらいました。でも、落ち着いた中に元気さを出していくのは難しかったです。
――最後に、楽しみにしている方にメッセージをお願いします。
山田:原作ファンの方にも、初めて見てくださる方にも楽しんでいただける作品となるよう、精一杯頑張ってまいります。アニマエール!を通して、少しでも元気や勇気をお届け出来ると嬉しいです。よろしくお願い致します!
テレビアニメ『アニマエール!』 作品概要
放送情報
2018年10月7日よりTOKYO MX、BS11、AT-XにてTVアニメ放送開始!
TOKYO MX…毎週日曜24:00~
BS11…毎週日曜24:00~
AT=X…毎週日曜23:30~
※放送情報は変更となる可能性がございます。
ストーリー
人の力になることが大好きな「鳩谷こはね」は、中学の終わりに出会ったチアに魅了され、高校で経験者の有馬ひづめや幼馴染の猿渡宇希と共にチア同好会を立ちあげる。ポジティブで一生懸命な彼女たちのチアは今日も誰かを元気づける!!
スタッフ
原作:卯花つかさ(芳文社「まんがタイムきららキャラット」連載)
監督:佐藤雅子
シリーズ構成:志茂文彦
キャラクターデザイン:天﨑まなむ
総作画監督:天﨑まなむ,曾我篤史
アクション作画監督:狩野正志
美術監督:安田ゆかり(オリーブ)
色彩設計:伊藤裕香
撮影監督:廖程芝
編集:小野寺絵美
音響監督:平光琢也
音響効果:風間結花
音楽:manzo,堤博明
音響制作:神南スタジオ
振付・チアリーディング監修:柳下容子,瀧本有美,東京ガールズ
アニメーション制作:動画工房
OPテーマ…「ジャンプアップ↑エール!!」/神ノ木高校チアリーディング部
EDテーマ…「One for All」/神ノ木高校チアリーディング部
キャスト
鳩谷こはね…尾崎由香
有馬ひづめ…山田唯菜
猿渡宇希…井澤美香子
舘島虎徹…楠木ともり
牛久花和…白石晴香
犬養先生…松井恵理子
テレビアニメ『アニマエール!』公式サイト
テレビアニメ『アニマエール!』公式ツイッター(@animayell_anime)