【連載】『ソードアート・オンライン アリシゼーション』第5話 感想:松岡禎丞×島﨑信長 対談|アスナのキリトを想っての行動は最愛が故に
2018年10月より放送中のTVアニメ『ソードアート・オンライン アリシゼーション』(SAOアリシゼーション)。キリトが《ジョニー・ブラック》に襲われたあとから、明日奈目線で物語が進行していった第5話「オーシャン・タートル」。
※※※第5話のネタバレが含まれています。本編視聴後にご覧いただくことをおすすめします※※※
なんとか一命を取り留めた和人(キリト)。しかし、心肺停止状態が長く続いたため脳に損傷を受けた可能性があるということで、総務省の菊岡が最先端の治療を受けるために和人を転院させる。
その後、面会をしようとして断られたことを不審に思った明日奈は、和人が本当はどこに連れていかれたのかを探るべく捜索を開始。ここで、第1話で登場したキリトの心拍がわかるようになっている明日奈のアプリが活躍し、どうやら海外に連れて行かれた可能性が高いと判明する。そして明日奈は、最終的に茅場晶彦の元恋人で優秀な科学者であった神代凛子に辿り着き、彼女の協力のもと、《ラース》の研究施設である《オーシャン・タートル》への潜入に成功。そこで自身の変装を解いた明日奈が、菊岡に「キリト君はどこ?」と問いかける――
《アンダーワールド》の世界から、一気に現実世界の話になった第5話の感想を松岡禎丞さん(キリト役)、島﨑信長さん(ユージオ役)の2人がラジオ番組「ソードアート・オンエアー アリシゼーション」で語っていたので、そちらでのトークをお伝えしていきます。
<連載バックナンバー>
【第1話】アンダーワールド
【第2話】悪魔の樹
【第3話】果ての山脈
【第4話】旅立ち
松岡禎丞さん(以下、松岡):第5話は信長いないんだよね。自分も回想みたいな感じで出ていたので、ワード数的には少なかったけど。
今回のストーリー的には、《ALO(アルヴヘイム・オンライン)》のメンバーが中心で、キリトはほんのちょっと出演、ユージオはお休みって感じだったんですよね。アスナが、リーファ、シノン、リズベット、シリカ、クラインたち仲間の助けも借りながら、キリトに繋がる可能性を探るという内容。最終的に茅場(晶彦)さんとも過去に繋がりがある人物、神代凛子へたどり着いたアスナが(キリトが居るであろう施設)《オーシャン・タートル》に入り込むという。これ、(みなさんが第5話を)観ている前提で言うと、今回のアスナは怖かったですね(笑)。
島﨑信長さん(以下、島﨑):常に脈拍をモニタしていたいくらい最愛の旦那に何かあったら、そりゃ必死になるよ。
松岡:実際に聞いてみたかったんだけど、信長はそういう感じある? たとえば信長に最愛の人がいて、その人に、ああいうものを付けたいと思う? どこにいてもモニタリングが出来て心拍数を知ることができるようなものを。
島﨑:心拍数は置いておいて、危ない目にあったりとか、命の危機になったときに知らせてくれるものは、あるんだったらほしいよね。
暇があれば眺めて「平常だな、ふふっ」とかではなくて、常に表示してなくてもいいから、何か危険な状態になってますというときに、ピッ!と教えてくれるものがあるんだったらほしいよね
松岡:そうだよね。怪我とかしたときでもさ、人間の体の原理としては、心拍数とかは一気に上がるじゃん。限界値みたいなのを突破しちゃうみたいな。
島﨑:ね! だから常に何をしているかとかを教えるものではなくて、緊急時に教えてくれるものなら、すごくほしいよね。禎丞は?
松岡:そう考えると、自分も信長と同じような意見なんだけど、現実的に考えたら、俺GPSは付けてもいいかなと思ってるんだけど。
島﨑:そうだね。でもそれも常に監視するって意味ではないでしょ? 何かあったときにわかるようにってことでしょ?
松岡:うんうん。そういう感じだから、それくらいだったらいいのかなと。
島﨑: (大切な人を)逆に監視したいと思う? たとえば相手のケータイを見たいかとか。
松岡:それはないね。でも、自分のだったら見られてもいいかなとは思うけど。見たいっていうのは、相手に何かを思っているから見るんでしょ?
島﨑:そうだよね。自分が相手に不安にさせるような言動をしているという捉え方もできるからね。
松岡:それでいうと多分、和人は性格的に深くは考えていないと思うんだけど、明日奈だったら(何を見られても)別にいいかなという、それだけの信頼関係があるからこそなんだろうなとは思う。
島﨑:いい関係だよね。
松岡:そんなわけで、我々出番がなかったわけだけど……(苦笑)。
島﨑:そうなのよ! だからあまり細かくアニメの内容については話せないんだよね。何があったかは(原作を見て)だいたい知っているけど、アニメでどうなっているのかは俺、今の時点だと何も知らないんだよ!(笑)
松岡:まあ、最終的にアスナが、菊岡に向かって「キリトくんはどこ?」って言ってからのEDの入りが怖かった!という話がしたかったの。なので次回もお楽しみに~!!
[文/塚越淳一]
作品情報
【イントロダクション】
「ここは……どこだ……?」
気づけばキリトは、なぜか壮大なファンタジーテイストの仮想世界にフルダイブしていた。ログイン直前の記憶があやふやなまま、手がかりを求めて辺りを彷徨う。
そして、漆黒の巨木《ギガスシダー》のもとにたどり着いた彼は、一人の少年と出会う。
「僕の名前はユージオ。よろしく、キリト君」
少年は、仮想世界の住人――《NPC》にもかかわらず、人間と同じ《感情の豊かさ》を持ち合わせていた。
ユージオと親交を深めながら、この世界からのログアウトを模索するキリト。そんな彼の脳裏に、ある記憶がよみがえる。それは、幼少期のキリトとユージオが野山を駆け回る想い出――本来、あるはずのない記憶。
更にその想い出には、ユージオともう一人、金色の髪を持つ少女の姿があった。名前は、アリス。絶対に忘れてはいけないはずの、大切な名前――。
【放送情報】
TOKYO MX:10月6日より 毎週土曜 24:00~
とちぎテレビ:10月6日より 毎週土曜 24:00~
群馬テレビ:10月6日より 毎週土曜 24:00~
BS11:10月6日より 毎週土曜 24:00~
MBS:10月6日より 毎週土曜 27:08~
テレビ愛知:10月8日より 毎週月曜 26:05~
[配信情報]
AbemaTV:10月6日より 毎週土曜 24:00~(地上波同時配信)
*放送開始日・放送日時は編成の都合等により変更となる場合がございます。予めご了承ください。
【STAFF】
原作:川原礫(「電撃文庫」刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:abec
監督:小野学
キャラクターデザイン:足立慎吾 鈴木豪 西口智也
助監督:佐久間貴史
総作画監督:鈴木豪西口智也
プロップデザイン:早川麻美 伊藤公規
モンスターデザイン:河野敏弥
アクション作画監督:菅野芳弘 竹内哲也
美術監督:小川友佳子 渡辺佳人
美術設定:森岡賢一 谷内優穂
色彩設計:中野尚美
撮影監督:脇顯太朗 林賢太
モーショングラフィックス:大城丈宗
CG監督:雲藤隆太
編集:近藤勇二
音響監督:岩浪美和
効果:小山恭正
音響制作:ソニルード
音楽:梶浦由記
プロデュース:EGG FIRM ストレートエッジ
制作:A-1 Pictures
製作:SAO-A Project
【CAST】
キリト(桐ヶ谷和人):松岡禎丞
アスナ(結城明日奈):戸松遥
アリス:茅野愛衣
ユージオ:島﨑信長
【主題歌】
オープニングテーマ:LiSA「ADAMAS」
エンディングテーマ:藍井エイル「アイリス」