『ガールズ&パンツァー』渕上舞さん、茅野愛衣さんら、あんこうチームが勢揃いした「第22回 大洗あんこう祭」レポート!『ガルパン』新情報も!!
2018年11月18日、アニメ『ガールズ&パンツァー』の舞台として知られる茨城県大洗町で「第22回 大洗あんこう祭」が開催された。
2018年のあんこう祭の来場者数は、過去最高の13万5000人を記録。大洗町の人口は1万6232人なので、8倍以上の人が訪れたことになるというから驚きだ。
大洗にやってきた多くの人のお目当ては、大洗マリンタワー前広場で行われた「ガールズ&パンツァー キャストトークショー」。
今回の登壇者は、声優の渕上舞さん(西住みほ役)と、茅野愛衣さん(武部沙織役)、尾崎真実さん(五十鈴華役)、中上育実さん(秋山優花里役)、井口裕香さん(冷泉麻子役)。加えて歌手のChouChoさんと佐咲紗花さんも登場し、デュエットソング「Still a long way to go」を披露した。
本稿では大いに盛り上がったトークショーと、あんこう祭で活気づく大洗町の様子をレポート!
最終章 第2話の劇場公開日が発表! 決戦は2019年6月15日!!
定刻より少し遅れた12時ごろ、トークショーが始まった。司会者の合図で「あんこうチーム」フルメンバーの渕上舞さん、茅野愛衣さん、尾崎真実さん、中上育実さん、井口裕香さんがステージに姿を現すと、会場を埋め尽くした数えきれないほどのファンから声援があがった。
この5人があんこう祭に参加するのは7年連続。毎年、大勢のファンがこの日を楽しみにしている。
イベントが始まると、まずは渕上舞さんからファンのみんなに挨拶。イベントの序盤なのでスムーズに進行すると思いきや、3人目の中上さんの順番が回ってきたところで会場がざわつき始めた。
中上さんは自身のスマートフォンを取り出し、会場のみんなとパノラマ写真を撮影したいと提案。これは中上さんが毎年行っている恒例の儀式のようなものなので、キャストもファンも慣れている。
中上さんは大洗のイベントらしいフリーダムなトークを展開し、会場を沸かせていた。
▲渕上舞さん
▲茅野愛衣さん
▲尾崎真実さん
▲中上育実さん
▲井口裕香さん
キャストの挨拶とパノラマ写真撮影が終わると、ひとつめの「大洗町PR」のコーナー。ここで大洗大使&いばらき大使の蝶野正洋さんが登場。
蝶野さんは大洗のイメージキャラクター「アライッペ」と、ガルパンのキャラクター「ボコ」を引き連れて登壇すると、場内から温かい拍手がおくられた。
蝶野さんは大洗が観光スポットとしてアピールしている「リフレクションビーチ」を紹介。
大洗サンビーチでは満潮時になると海面が反射して美しい写真を撮影できるため、近年「Instagram」などで話題のようだ。いわゆる「インスタ映え」する写真が撮れるロケーションを、蝶野さん流におもしろおかしく紹介した。
蝶野さんは男性だらけの会場を見回し、「お前らのような野郎だけじゃダメ! 家族や彼女を連れて来い!!」と冗談交じりにリフレクションビーチをアピールすると、場内に大爆笑が起こった。
『最終章 第2話』の公開日とキービジュアルが発表
続いてはお待ちかねの『ガールズ&パンツァー 最終章』のトークコーナー。ここで発表されたのは『最終章 第2話』の劇場公開日。現在鋭意製作中で、2019年6月15日(土)の公開を予定しているそうだ。
そしてもうひとつ、『劇場版 第2話』のキービジュアルも初公開された。キービジュアルは「BC自由学園」のキャラクターが描かれているのだが、あんこうチームはひとりもいなかった。
このことにいち早く気づいた尾崎真実さんは、「あんこうチームがいない!」と不安そう。続いて井口裕香さんも「我々はもう出ないのかな? そんなことはないと信じたい!」とコメントし、大勢のファンを笑わせていた。
場内の活気が少し落ち着いてきたところで、次は『最終章 第2話』の希望を語り合うコーナー。詳しい内容がまだキャストに伝わっていないことから、あんこうチームの5人が勝手にユニークなストーリーを想像していった。
井口さんは「あっさり勝ってしまって、麻子の日常にスポットを当ててほしい。『麻子とおばあと、ときどき戦車』なんてどうかな?」と提案すると、他のメンバーから「それは同時上映でやろう!」と、具体的なアイデアまで飛び出した。
続いて中上さんは「優花里は今回も潜入調査をやってほしい。あとは副会長のシーンも見てみたい」、尾崎さんは「今回はどんなすばらしいハサミさばきが見られるのかが楽しみ。盆栽アートでボコを作ってほしい」、茅野さんは「久しぶりにウサギさんチームとの掛け合いが見たい」と、次々と希望を語っていった。
そして最後に渕上舞さんは、「大洗女子学園には勝ってもらう王道の展開。そしてお姉ちゃんが遠くに行っちゃったから、相談するとか、西住姉妹のからみが見たい」とコメント。さらに「みほが勝利に固執しすぎるあまり、周囲が見えなくなるような展開もあるかな?」と、妄想トークは尽きなかった。
5人のキャストが自由に希望を語り合ったところで、司会者から「BC自由学園との戦いに決着がつきます」と新情報が飛び出した。『第2話』ではどんな展開が繰り広げられるのか? 2019年6月15日まで期待して待とう!
『ガルパン』の歌姫がデュエットソングを熱唱
イベントの終盤は告知コーナー。司会者が2018年12月21日に発売を控えた「ガールズ&パンツァー TV&OVA 5.1ch Blu-ray Disc BOX」を紹介したところで、このために作られたイメージソング「Still a long way to go」を歌うアーティストのChouChoさんと佐咲紗花さんがステージに招かれた。
ふたりが大洗で同じステージに立つのは、2013年以来の5年ぶり。いままでガルパンを歌で支えてきたふたりなので、当然観客から大きな声援があがった。
新曲の「Still a long way to go」は、いままでのガルパンの奇跡を歌った楽曲。曲紹介を求められた佐咲紗花さんは「ガルパンのアンセムになるような曲にしたい」、ChouChoさんは「みんなで歌える曲をずっと作りたくて作曲した」とコメントした。
そしてふたりは、ステージで新曲「Still a long way to go」をフルコーラスで初披露。開放感バツグンの屋外ステージでChouChoさんと佐咲紗花さんが新曲を熱唱すると、場内は一斉に静まり返って美しい歌声に酔いしれていた。
大洗の海風を感じながらガルパンのライブを聴く贅沢は、あんこう祭に参加しなければ体験できない。1曲だけのミニライブだったが、訪れたファンは十分満足できたはずだ。
▲Chouchoさん
▲佐咲紗花さん
トークショーや大洗PR、ミニライブと、盛りだくさんの内容のイベントは、約1時間で終了した。最後は恒例の記念撮影。渕上舞さんの号令に合わせて、参加者全員で「パンツァー・フォー!」と拳を振り上げ、ガルパントークショーは幕を閉じた。
大洗の町内も例年以上に大盛り上がり!
あんこう祭はイベントステージだけでなく、町の中心にある商店街も要注目ポイント。ガルパンの作中にも登場したことから、舞台を巡るファンも多い。
車両通行止めにした道路の両脇にはガルパンの痛車がずらりと並び、多くのファンが記念撮影をしていた。展示された痛車はレーシングカーのようなかっこいいデザインから、ネタ満載のおもしろい痛車まで多種多様。
唯一の共通点は、「ガルパンがテーマ」であることだけだ。
また、近隣の商店は軒先に屋台を作り、ご当地グルメを振る舞ったり、あんこうの吊るし切りを実演。あんこう祭は、声優トークショーだけでなく、大洗の町をまるごと楽しめるすばらしいイベントなのがわかる。
一度訪れると、年々人が増えている理由が理解できるだろう。ガルパンが好きな読者は、次回必ず参加してみてほしい!
[取材・文・撮影/佐藤ポン]
上映情報
タイトル;「ガールズ&パンツァー 最終章 第2話」
上映開始日:2019年6月15日(土)
配給 ショウゲート
<STAFF>
監督:水島 努/脚本:吉田玲子
キャラクター原案:島田フミカネ
キャラクターデザイン・総作画監督:杉本 功
考証・スーパーバイザー:鈴木貴昭
アニメーション制作:アクタス
他
<CAST>
西住みほ:渕上 舞
武部沙織:茅野愛衣
五十鈴 華:尾崎真実
秋山優花里:中上育実
冷泉麻子:井口裕香
マリー:原 由実
安藤:津田美波
押田:安済知佳 他
「ガールズ&パンツァー 最終章」公式サイト
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