『BanG Dream!(バンドリ!)』Roselia Live「Vier」|声優陣4人での圧巻ライブから、新メンバーの発表まで大熱狂のライブをレポート!
2018年11月7日(水)、東京・品川ステラボールにて『BanG Dream!(バンドリ!)』の人気ユニットRoseliaによるライブ「Vier」が開催されました。
ライブには相羽あいなさん(Vo.湊友希那役)、工藤晴香さん(Gt.氷川紗夜役)、中島由貴さん(Ba.今井リサ役)、櫻川めぐさん(Dr.宇田川あこ役)の4名が出演。
この日のイベントは、白金燐子役の明坂聡美さんが卒業となった2018年9月17日の「Roselia Fan Meeting 2018」にて、新メンバーの加入まで4人での活動を誓ったメンバーの希望でトークイベントからライブイベントへ変更されました。
4人でのライブはこれまでのRoseliaに引けを取らないパフォーマンスで観客を魅了。会場を熱気で包み、アンコールでは明坂さんに変わる新メンバー発表というサプライズも。
会場にはRAISE A SUILENのRaychellさん、小原莉子さん、夏芽さん、倉知玲鳳さん、紡木吏佐さんの5人も登場し、観客とともにRoseliaのライブを盛り上げていました。
本稿では、約2時間を一気に駆け抜けたこの日のライブをレポートします。
Roseliaとともに、“ステキな記念日”のスタート!
開演前の影ナレを担当した友希那の「Roseliaの音楽に余計な言葉は必要ないわ!」という言葉で盛り上がった会場内。
Roseliaの登場を待ち構える中で、OPムービーが流れ出すと一気に歓声があがりました。
1st single「BLACK SHOUT」からスタートしたライブは、コール&レスポンスもバッチリ。一瞬でRoseliaらしいクールでアツい空気に包まれました。
メンバーの自己紹介を終えると、オールスタンディングのライブということもあり、相羽さんは興奮する観客に厳重に注意を促します。
Roseliaと「怪我をしない、させない」を約束をかわすと、「私たちと一緒に素敵な記念日にしましょう」という相羽さんのかけ声とともに「R」へ。
立て続けに「熱色スターマイン」を披露し、パワーのある楽曲たちで客席を湧かせていきます。
間に挟まれたMCでは工藤さんが「今日の光景は1st LIVEに似ているわね」とこれまでの活動を懐かしみ、この日も平日にも関わらず集まってくれたファンに感謝を述べるシーンも。
2018年11月10日(土)・11日(日)にアメリカ・カリフォルニア州で開催された「CharaExpo USA 2018」への出演も控えていたこの日。相羽さんはファンに向けて「Roseliaの世界を届けてくるわ」と意気込みを語りました。
前半戦最後の曲となったのは、Roseliaバンドストーリー第2章のテーマ曲でもある「Neo-Aspect」。
ギターの工藤さんがドラムの櫻川さんの元に近寄り、目を合わせて演奏したりとRoseliaの絆が感じられるパフォーマンスを披露し、4人は一旦ステージを去っていきました。
幕間には2017年2月5日に行われた「BanG Dream! 3rd☆LIVE Sparklin’ PARTY 2017!」での初お披露目から、2018年9月17日の「Roselia Fan Meeting 2018」の模様をまとめたVTRが。
ファンは映像の楽曲にも合いの手を入れ、生ライブに負けないほどの盛り上がりをみせてRoseliaの軌跡を振り返りました。
「Vier」にちなんだ選曲も。4人のRoseliaもクールでかっこよく“狂い咲く”!
幕間明けは櫻川さんのドラムソロからスタート。工藤さん、中島さんが向き合いながらギターとベースで加わると、相羽さんは青い薔薇を片手に登場。
後半戦1曲目は「LOUDER」で再び生のRoseliaの世界に観客を引き込みクールな演奏を見せつけました。
盛り上がりを見せる会場に相羽さんが「みんな少し下がって」とこの日何度目かの注意を促します。工藤さんがステージ上で2歩後ろに下がるお手本を見せるというかわいらしいやりとりも。
「次の曲は何にする?」という工藤さんに櫻川さんが「(あこは)“オネネス”が良い!」と提案。ドイツ語で“4”という意味を持つ今回のライブタイトル「Vier」にちなんで4thシングル「ONENESS」を披露します。
どの楽曲でもアツい演奏と歌声を響かせるRoseliaの4人に、観客もクラップや合いの手で応えました。
「次が最後の曲よ」と相羽さんが言い放つと会場からは落胆の声が。
「最後の曲だからみんな、一緒に歌ってね(工藤)」「今日ライブができて本当に良かったって思ってる(中島)」「これからもRoseliaとバンドリーマーのみなさんのために頑張ります!(櫻川)」とそれぞれが会場、ライブビューイングに集まったファンに向けて声をかけました。
相羽さんも「今までのRoseliaがあったからこれからのRoseliaがある。だから、この先の輝く未来に向かって…」と言葉を紡ぎ、ラストの「Re:birth day」へ。
ドラムの前に相羽さん、工藤さん、中島さんが集まってからの演奏スタートには「おお〜!」と歓声があがりました。
間奏では「今日は最高の時間をありがとう!」と相羽さんから感謝の言葉が。肩を組んだり、背中合わせになったりとメンバー同士が目を合わせてパフォーマンス。
観客がサイリウムで応援する中、ブラックアウトで4人はステージから去っていきました。
志崎樺音さんが新加入! Roseliaとして一緒にいろんな景色をみていきたい
鳴り止まないアンコールの中、薄紫のライトに照らされていたステージに動きが。暗転後、スクリーンにはVTRが流れ、スモークがステージを包みます。
VTRには荘厳な雰囲気の中でピアノを奏でる人物の姿が…。観客からは『おぉ!』と期待がこもった歓声があがり、暗転するステージ上にはキーボードとともに人影が現れました。
逆光に照らされながらもRoseliaの楽曲をピアノアレンジで披露。スクリーンに映し出される彼女の手は、力強く鍵盤を叩きながらも微かに震えているようにも見えます。
そんな彼女を見つめるファンは、手に掲げられたサイリウムを燐子のイメージカラーの白に灯し、新たなRoseliaメンバーを暖かく迎えます。
他のメンバーもステージ上に姿を見せると、キーボードの音色が止まるとともに暗転。そこから一気にライトアップされると、「LOUDER」を今度は5人で披露。
キーボードの音色も重なり、新生Roseliaとして演奏される「LOUDER」は先ほどよりも心なしか力強く感じられました。
演奏を終えると、全員がキーボードの前に集合し、新メンバーとして志崎樺音さんが紹介されました。
「(志崎さんの演奏を)初めて聞いた時泣いちゃった」と語る相羽さんの言葉に、工藤さんは「バンドリハのときは大泣きしてたよね」と暴露。
その工藤さんから「リサ(中島さん)も、うるっとしてたでしょ」と指摘されると中島さんは「なんでバレてるの!?」と照れたように笑いました。
また、RAISE A SUILENのメンバー(Raychellさん、小原莉子さん、夏芽さん、倉知玲鳳さん、紡木吏佐さん)が客席にいると聞いた相羽さんは、「こっちまで来てくれる?」とRaychellさんをステージへと呼び込みます。
2018年5月に行われた「BanG Dream! 5th☆LIVE」では「THE THIRD(仮)」として2日間オープニングアクトを務めたRAISE A SUILENは12月に開催される「BanG Dream! 6th☆LIVE」への出演が決まっています。
相羽さんは「そこ(6th☆LIVE)で私たちに歌わせてくれないかしら」と提案。Raychellさんが「もちろんです!」と応えると、客席にいる“大人の方たち”からもOKのサインが。
この場でRoseliaの「6th☆LIVE」への出演が決定し「私たちは絶対にあなたたちよりも盛り上げてみせる!」と言い放ちました。
アンコールの2曲目として披露された「魂のルフラン」はRaychellさんとコラボ。相羽さん、Raychellさん2人のボーカリストによるアツい歌声に会場の熱気もさらに高まりました。
歌い終えると相羽さんは「6th☆LIVE、よろしくお願いします!」とRaychellさんと抱き合う姿も見せました。
「最後にこの曲を5人で演奏したい」とラストを飾ったのは、Roseliaの代名詞とも言える「BLACK SHOUT」。
5人が揃い、魂のこもった演奏を魅せるRoseliaに、観客もこの日一番の盛り上がりで応えました。
演奏を終え、5人がステージ前方に並ぶと、櫻川さんは志崎さんについて「後ろから見ていると、震える手を一生懸命動かして演奏しているの。あこがりんりんを応援して支えるように、私ものんちゃん(志崎さん)のことを支えるからね!」と溢れそうな涙をこらえて挨拶。
相羽さんからも「のんちゃんのピアノすごかったでしょ? 燐子としてののんちゃんの演奏もっと聞きたいよね?」と観客に問いかけ、「頼りになるメンバー、いろんなものをくれるファンの皆さんと一緒に、いろんな景色を見ていこう!」と新メンバーの志崎さんを励ましました。
挨拶の後は「Roselia ファイティーン!」と会場全体と声を併せ、5人は手を繋いでステージの両サイドに移動してファンへ深くお辞儀。ステージセンターに戻るとオフマイクで「ありがとうございました!」という感謝の言葉を響かせ、笑顔でステージを去っていきました。
ファンとともに様々な出来事を乗り越えてきたRoselia。再び5人が揃った彼女たちの今後の活躍にぜひ期待していてください!
[取材・文/菊地真由]