『キラッとプリ☆チャン』林 鼓子さん×久保田未夢さん アニメJAM2018開催記念対談|ライブパフォーマンスは負けたくない!
2018年12月23日(日)、千葉県の舞浜アンフィシアターで開催される「アニメJAM2018」 5年連続第5回目の開催となる今年の「アニメJAM」も、『アイカツフレンズ!』、『けものフレンズ』、『キラッとプリ☆チャン』という人気作のキャスト陣と、i☆Ris、Wake Up, Girls!、ZAQ、Run Girls, Run!、わーすた、Lia(スペシャルゲスト)という豪華アーティストたちが出演。さらに、特別出演アーティスト松本梨香さんも登場することになりました。
アニメイトタイムズでは、絶賛放送中の『キラッとプリ☆チャン』チームから、桃山みらい役の林 鼓子さんと、萌黄えも役の久保田未夢さんにインタビュー。「アニメJAM2018」に向けての意気込みなどはもちろん、4月から放送中のアニメ本編に関するお話や、お互いの印象の変化などもうかがいました。
「みらいちゃんぽくなってきたね」と、言われたりします(笑)。
──『キラッとプリ☆チャン』は、今年の4月から放送がスタートしました。作品や、演じるキャラクターとともに過ごして来たこの半年以上は、お二人にとっては、どのような時間でしたか?
林 鼓子さん(以下、林):私は、本当にアッという間だったなあと感じています。最初、みらい役に決まった時も不安でいっぱいで。みらいをどう演じようとか考えるというより、とにかくまずは自分が声優としてちゃんとやれるようにならないといけない、というところからのスタートでした。
でも、やっていくにつれて、みらいをキャラクターとして捉えるのではなく、私の一部になってきたと感じられるようになってきて。お渡し会などでお客さんと話する時も「みらいちゃんぽくなってきたね」と、言われたりします(笑)。
『プリ☆チャン』を通して、小さな子供さんたちの前で歌ったりする機会も増えて。ずっとアニメに憧れてきた側だったのに、自分が子供たちに憧れてもらえる存在になれたことが、すごく嬉しい半年でした。
久保田未夢さん(以下。久保田):私は前作の『プリパラ』から、このプリティーシリーズに関わらせて頂いていますが、今まで萌黄えもちゃんみたいな元気系の役をやったことはありませんでした。それに、『プリパラ』のキャストさんには先輩の方が多かったし、i☆Risも6人全員がいたので、私は付いていく側の立ち位置でした。
でも、『プリ☆チャン』になって、えものような役も初挑戦だし、ランガ(Run Girls, Run!)ちゃんたち後輩の子が多い現場で、お姉さん的な立ち位置になるのも初めてだったので、不安な気持ちもありました。半年以上やってきて、ファンの方から「みゆたんが、えもだったの?」という感想を頂いたりもして。きちんとお姉さんができているのかは分からないですけれど、鼓子ちゃんのような後輩の子から頼ってもらえることも増えてきて。「もしかして、私、ちゃんと先輩に見えてるのかな」みたいな嬉しさもありました(笑)。
林:もちろん、見えてます(笑)。すごく頼りにしています!!
──お二人は同じ事務所の先輩後輩ですが、『プリ☆チャン』で共演する以前から、話したことなどはあったのですか?
林:最初のアフレコまでは、ほとんどをお会いしたことがなくて。
久保田:そうそう。挨拶ぐらいだったよね。
林:しかも、久保田さんにご挨拶したというよりは、i☆Risの皆さんにご挨拶したという感じだったんです。だから、お話をしたことも無くて、最初は緊張もしました。でも、今はもう完全に頼り切ってしまっていて、すみませんという気持ちです(笑)。
久保田:そんなことないよ~。『プリ☆チャン』が始まる前に、前情報として「中学3年生だよ」と聞いて! 「え……私、会話についていけるのかな? 大丈夫かな?」と思ってました(笑)。
林:そうだったんですか?
久保田:でも、実際に話してみたら、とてもしっかりしているから、私としては、年齢差もそんなにすごく感じることもありません。鼓子ちゃんとしては、私が事務所の先輩ということもあって、たぶん緊張してるだろうし、気を遣ってもらっているなというのは感じていたんですけれど。最近、呼び名も「みゆちゃん」になったし、素の部分もちょっとずつ見せてくれるようになったので嬉しいです。とても自然な関係になってきました。
──初めて「みゆちゃん」と呼ぶ時は、やはり緊張しましたか?
林:めっちゃ緊張しました!
久保田:あはは(笑)。
林:マネージャーさんに「なんでいつまでも久保田さんって呼んでるの? みゆちゃんって呼んでみなよ」とせっつかれて。すごいドキドキしながら呼びました。
久保田:私も同じマネージャーさんから「林が、みゆちゃんって呼びたいらしいよ」みたいな話を聞いて。「全然、呼んで! 待ってた!」みたいな気持ちでした。みらいとえもは、小さい頃からずっと一緒なので、私たちも先輩後輩みたいなよそよそしさが無くなった方が演技に良い影響が出てくるかなと思っていたので。嬉しいし、すごく良いきっかけでした。
林:今は緊張せず「みゆちゃん」と呼べています(笑)。
『SUPER CUTIE SUPER GIRL』のフルは多くの人に聴いて欲しい
── ご自身の演じるキャラクターの魅力や、ここまでのストーリーの中で成長しているところなどを教えてください。
林:最初に役を頂いた時は、とにかく可愛くて、主人公らしい明るい女の子という印象だったんですけれど、一緒に過ごしてきた中で、実はすごく芯の強い子なんだなと思うようになってきました。アニメを観ているだけだと、みらいって天然で、抜けているところばっかり目立っちゃう時もあると思うんですけれど。
「Miracle Kiratts」(みらい、えも、青葉りんかのユニット)の中では一番お姉さんらしいなと思って。二人が慌てている時とか喧嘩しちゃった時も、結局、止めたり、慰めたりとかするのはみらいなんです。そういう、みらいの大人っぽいところは尊敬するところでもあります。だから、そういうみらいの魅力も、観てくださっている皆さんにもっと伝わるように演じたいなと思っています。
久保田:えもは、始まった当初は本当にただのアホの子な感じで(笑)。「Miracle Kiratts」以外は全員敵。「私が一番」みたいな子だったんですけれど。最近になって、(白鳥)アンジュさんと出会ったりもして、「Meltic StAr」の(赤城)あんなのことも認めつつあるのかなというのは最近、演じながらすごく感じています。
前は、自分の足りない部分に全然気づけない子だったんですけれど。そういうところも気づけるようになってきたかなと感じますね。
──特に印象的なエピソードを教えて下さい。
林:いっぱいありますー。
久保田:そうだよね。
林:20話以降くらいで選ぶと、21話(「真夏のフェスでやってみた!」) とか、27話(「笑顔で決めてみましたわ!」)が、みらいの成長をすごく感じられたお話でした。21話は、(エンディングテーマを担当している)わーすたちゃんが登場する回で。
わーすたちゃんのマネージャーさんが倒れているところから始まって。みらいが助けてあげるんですね。その時、みらいが「これって、助けてあげなきゃまずいんじゃない?」と言うんですよ。その時に「みらいって、こういう考え方をする子なんだ」ってすごく思ったんです。
──詳しく教えてください。
林:主人公って、こういう時、当たり前のように人を助けるというか。助けることに目的を置きがちだと思うんです。でも、みらいは「この人がこのままでいたら可哀想だから、助けてあげなきゃいけないな」って思える。
そこがすごくいいなと思いました。自分が助けてどうしてやろうとかではなくて。この人がこのままだと、さらにいろいろな人が困るから助けてあげなきゃ、という優しさがすごく出ていて、このセリフはすごく印象的でした。
久保田:私は17話(「笑顔でさよならしてみた!」)です。りんかが(緑川) さらと一緒にいるところを、みらいとえもが見ちゃって。りんかが「Meltic StAr」の仲間になるんじゃないかと誤解してしまうお話なんですけれど。お互いがお互いのことを思うからこそ起きたすれ違いだったんですね。それがすごくいいなと思って。
みらいとえもはりんかを止めるのではなくて。それがりんかのためならば、素直に受け入れなきゃいけないと言って、りんかのさよならパーティーをしてあげようと思うんですね。りんかはりんかで、実は、さらに曲の作り方とかを教えてもらっていて。
それも、みらいとえもと一緒にこういう曲を歌いたいからという気持ちでの行動だったんです。そんな風にお互いの事を考えられる仲間と巡り会えるって、人生の中でもなかなかないじゃないですか。そこまでは思える絆を作れているこの3人は、すごいなと思いました。 それに、この回で『SUPER CUTIE SUPER GIRL』を初披露したんですよ。
──「Miracle Kiratts」の最初の曲ですね。
久保田:そうなんです。それもあって、私にとってはすごく思い出の話です。
──ちなみに、『プリ☆チャン』楽曲の中で、特にお気に入りの曲や印象的なエピソードなる曲などはありますか?
林: 私は最初にレコーディングした『レディー・アクション!』が一番好きです。みらいとして歌うのも、キャラソンを歌うのも初めてだったので、最初に曲を頂いた時、これがみらいとして最初に歌う曲かと思い、やる気が出ました。
しかも、久保田さんとのデュエットということもあり。作品の中でも、みらいとえもの思い出の曲だったので、この曲を大切にできたらなと思いながらレコーディングしました。だから、私にとってもこの曲が一番思い出に残っています。あと、みらい役としてではなく、私個人としては『Play Sound☆』がお気に入りです。私、さら様推しなので(笑)。さら様の格好いい曲が好きなんです。
──久保田さんはいかがですか?
久保田:好きな曲、印象的な曲ですか……(ソロ曲の)「スキスキセンサー」と答えたいところですけれど(笑)。『SUPER CUTIE SUPER GIRL』も好きですね。本当に可愛くて良い曲だと思いました。この曲は、まだCDが発売されてないので(12月5日発売の『キラッとプリ☆チャン♪ソングコレクション~2ndチャンネル~』に収録)、2番以降はオータムライブでしか披露されてないんです。
だから、全部で4回しか歌ってないはずなのですが、2番サビ以降の間奏にコールが入るところで、もう完璧にコールを入れてるお客さんがいたんですよ(笑)。プロのファンの対応能力、素晴らしいなと思いました。ぜひ、多くの方にフルで早く聴いていただきたいです。
『アイカツ』さんとご一緒するのは、新鮮ですごく楽しみ
──ここからは「アニメJAM2018」に向けての話を伺いたいと思います。まず、出演が決まった時の率直な感想を教えてください。
林:最初に聞いた時は、いろいろな作品のキャストさんや、i☆Risさんをはじめとしたたくさんのアーティストさんが出演されるので「わ~楽しみ!」と思ったし、クリスマスも近いのでどんなことをやるのかなって思いました。とにかく頑張って、「爪痕を残すぞ!」という気持ちでいっぱいです。(笑)。
久保田:私は「今年もこの時期がやってきたな」という感覚でしたね。『プリパラ』としても、i☆Risとしても、第1回からださせていただいているので、12月後半恒例のイベントがやってきたという気持ちになりました。ただ、去年は『プリパラ』ではなく『アイドルタイムプリパラ』としての参加だったので、私は声優としては出ていなくて、ライブコーナーだけの参加だったんですね。
でも、今年はまたバラエティコーナーにも出られるということで、楽しみにしています。ランガちゃんとこういうバラエティ系のイベントに出るのも初めてなので。どういう風になるのかなってことも楽しみです。
──では、林さんたちランガのメンバーが、バラエティコーナーでどんな活躍をしてくれるタイプなのかは、久保田さんもまだ分からないのですね。
久保田:分からないですね。「アニメ JAM」の バラエティコーナーは、大喜利とかもあったりするので。
林:えー!
久保田:i☆Risでは絞り出せないような斬新な答えを、ランガちゃんが出してくれることを祈ってます(笑)。
林:ええーー!! やばいー。頑張らなきゃ!
──林さんは、大喜利とか得意ですか?
林:あまりやったことがなくて……。あ、ランガでは(りんか役の)厚木那奈美が得意です!
久保田:へえ~楽しみ。
林:大喜利は任せて、私は応援します(笑)。
──「アニメJAM2018」のチームや出演者の中で、特に会うのが楽しみだったり、ステージを観られるのが楽しみだったりする方はいますか?
林:やっぱり『アイカツフレンズ!』の皆さんのことは。同じ女の子向けのアイドルアニメとして気になるし、観てみたいなと思います。
久保田:だよね。楽しみ~。(スタッフに)たぶん、『アイカツ』さんとご一緒するのは初めてですよね?
スタッフ:『プリパラ』の時も含めて、他のイベントでも無いと思います。
久保田:やっぱり、そうですよね。だから、私たちとしても新鮮ですごく楽しみです。
爪痕を残して、皆さんに覚えて頂けたら良いな
──共演者という意味では、i☆RisとRun Girls, Run!も共演するわけですが。お互いのユニットに対しては、どのような印象を持っているか教えてください。
林:i☆Risさんのライブには、何度も行かせて頂いてるのですが、本当に格好良くて。ランガには全然無いところなのですが、おひとりおひとりから「前に出て行くぞ!」というすごく感じます。
常に向上心を持たれていることも感じるし、そういう意味でも尊敬する先輩です。自分たちも、ああいう風にできたら良いなって、常に目指している、お手本のような皆さんです。
久保田:私、ランガちゃんのライブをちゃんと観たことが無くて。オータムライブ(プリパラ&キラッとプリ☆チャンAUTUMN LIVE TOUR み~んなでアイドルやってみた!)の時も自分の出番がすぐ後だったので、ステージ裏で待機だったんです。
だから、ライブでのランガちゃんはまだ観たことがないので分からないですが。1回、ランガちゃんのラジオにゲストで呼んでもらった時、3人の立ち位置のバランスがもう出来上がっていて。すごいなと思いました。
林:本当ですか? できていましたか?
久保田:うん。オチ担当がいて。あざとい担当がいて、みたいな(笑)。すごくしっかりできてたよ。
──「アニメJAM2018」に参加している作品(チーム)の中で、これについては「『キラッとプリ☆チャン』チームが一番!」と思うことや、「一番でありたいな」と思うことを教えてください。
林:このイベントだとライブコーナーもあるので、パフォーマンスとかは、負けたくないですよね。
久保田:うん、負けたくないよね。一応、ランガもi☆Risもユニットとして活動しているし。ライブの数だったら負けてないはずなので(笑)。
林:うん。負けないと思います。
久保田:他の作品のファンの方で、「『プリ☆チャン』の曲は全然、分からない!」というも巻き込めるくらいのクオリティを見せつけられたらと思います。
──では、最後に「アニメJAM2018」に興味を持っている皆さんにメッセージをお願いします。
久保田:クリスマスも近い時期のイベントということで。クリスマスに何もする予定がないという方は、ぜひ「アニメ JAM2018」 に来て頂いて。平成最後のクリスマス、一緒に良い思い出が作れたらいいなと思います。
『プリ☆チャン』を知らないという方も、このイベントを通して、興味を持って頂けるよう、私たちも頑張りますので。もし迷っている方がいらっしゃったら、ぜひよろしくお願いします。「アニメJAM」は一緒に楽しいパーティーにしましょう!
林:私もすごく楽しみにしているイベントです。『アイカツフレンズ!』さんや『けものフレンズ』さん、アーティストの皆さんと一緒にできるイベントなので、本当に豪華なステージになると思います。
私たちも楽しいステージにしたいなと思っていますし、ぜひ興味を持たれている方は、会場までいらして下さい。そして、『プリ☆チャン』とRun Girls, Run!の一員として、ちゃんと爪痕を残して、皆さんに覚えて頂けたら良いなと思っています!
[取材・文/丸本大輔]
『アニメJAM 2018』イベント情報
2018年12月23日(日)千葉県・舞浜アンフィシアター
昼の部 13:00開場 14:00開演
夜の部 17:30開場 18:30開演
チケット:7,800円(税込)
チケット一般販売
<楽天チケット>
◆ネット予約:http://r-t.jp/anime-jam
〈PC・モバイル共通/要事前会員登録(無料)〉
<e+(イープラス)>
◆店頭購入:ファミリーマート店内Famiポートにて直接購入
◆ネット予約:http://eplus.jp/anime-jam/
〈PC・モバイル共通/要事前会員登録(無料)〉
<チケットぴあ>
◆電話予約:0570-02-9999 (Pコード133-703)
◆店頭購入:セブン-イレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ店舗
◆ネット予約:http://w.pia.jp/t/anime-jam/
〈PC・モバイル共通/要事前会員登録(無料)〉
<ローソンチケット>
◆電話予約:0570-084-003 (Lコード:73348)
◆店頭購入:ローソン・ミニストップ店内Loppiにて直接購入
◆ネット予約:https://l-tike.com/anime-jam
〈PC・モバイル共通/要事前会員登録(無料)〉
番組概要
キラッとわたしのチャンネルやってみた!!
●ストーリー
プリ☆チャン! それは……
誰でも簡単にはじめることができて、誰でもアイドルになれる夢のチャンネル! キラッとトキめく自分だけのチャンネルをプロデュースして、大人気プリ☆チャンアイドルを目指すのが、女の子みんなに共通の夢……
きらりヶ丘中学1年の桃山みらいと萌黄えもは、同じ学校の人気プリ☆チャンアイドル・赤城あんなへの対抗意識から、なりゆきでプリ☆チャンデビューすることになってしまう。
プリ☆チャンに詳しい優等生・青葉りんかを仲間に入れて、トッププリ☆チャンアイドルを夢見る3人のチャンネル作りが始まった……。
●スタッフ&キャスト
<スタッフ>
原作 タカラトミーアーツ/シンソフィア
アニメーション共同制作 タツノコプロ・DONGWOO A & E
監督 博史池畠
シリーズ構成 兵頭一歩
キャラクターデザイン 満田 一
音楽 加藤達也
【オープニングテーマ曲】Go! Up! スターダム!/Run Girls,Run!
【エンディングテーマ曲】KIRA KIRA ホログラム/わーすた
<キャスト>
桃山みらい:林 鼓子
萌黄えも:久保田未夢
青葉りんか:厚木那奈美
赤城あんな:芹澤 優
緑川さら:若井友希 他
●放送情報
4月8日放送スタート テレビ東京系6局ネットにて毎週日曜 ごぜん10:00~
4月10日放送スタート BSジャパンにて毎週火曜 ゆうがた5:29~
※放送情報は都合により変更となる場合があります。
あらかじめご了承ください。
『キラッとプリ☆チャン』公式サイト
アニメ公式Twitter(@prichan_PR)
ゲーム公式Twitter(@T_ARTS_PRETTY)