「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『Pirates of the Frontier』」ビジュアル撮影レポート&メインキャスト3名にインタビュー!
『うたの☆プリンスさまっ♪』が“劇団”をテーマに展開する舞台公演プロジェクト“劇団シャイニング”。2017年~2018年にかけ 『天下無敵の忍び道』『マスカレイドミラージュ』『JOKER TRAP』の3作品が順次上演され、2018年春にはレビューショー公演『SHINING REVUE』が開催されました。
2018年9月には映画を題材とした「シアターシャイニング」シリーズ4作のうち第1弾『ポラリス』を舞台化。そしてこのたび第2弾『Pirates of the Frontier』の上演が決定。
今作のテーマは“海賊”。大海原を舞台に繰り広げられる、男たちの絆の物語となっています。
今回のメインキャストは「劇団シャイニング」シリーズ第1弾『天下無敵の忍び道』で音也衛門役を演じた小澤廉さんがイッキ役、第3弾『JOKER TRAP』でRAN役を演じた小波津亜廉さんがマルロー役、同じく第3弾『JOKER TRAP』でCAMUS役を演じた菊池修司さんが白い悪魔役、という顔ぶれ。
本稿では、本作のビジュアル写真撮影現場の様子をフォトレポートでお届け! さらに、撮影直後のキャストのみなさんにインタビューを実施しましたので、あわせてご紹介します。
アドベンチャーの世界を魅せるこだわりショット!
撮影ではスタジオにスモークが焚かれるなか、豪快なロープアクションや、作品の空気感を魅せるように目線を流しながらカメラを見つめるなど、的確かつ様々な表情やポージングを見せるキャストの皆さん。
ハシゴ上から、次は下からあおるように構えられたカメラに向かって、制作スタッフやカメラマンからの声掛けに応え、次々とベストショットが生まれていきます。
細かな部分まで作り込まれた美しい衣裳や帽子、アクセサリーなどを身にまとい、『Pirates of the Frontier』の世界観そのままに、ひとつひとつ丁寧な作業でキャスト、制作スタッフ、カメラマンが一体となって創り上げるその姿から、作品への大きな愛が手に取るように分かります。
最高のショットを求めて、わずかなライティング調整や風になびく髪のために用意された送風機などを使用するなど、細心のこだわりを感じる現場となっていました。
キャストが思う舞台『Pirates of the Frontier』について
ここからはメインキャスト3名のインタビューの模様をお届け!それぞれが思う本作について伺いました。
小澤廉さん(イッキ役)
——『Pirates of the Frontier』に出演が決まったときの心境をお聞かせください。
イッキ役・小澤廉さん(以下、小澤):役者として一度はやりたかった海賊を演じることができると知って、とても嬉しかったです。劇団シャイニングには、レビューショー『SHINING REVUE』を入れると3回目の出演となりますが、ご一緒するキャストには初めて共演させていただく方が多いので、新鮮な気持ちです。
イッキとして今感じている新鮮な思いを活かし、素敵な作品を皆で創り上げていきたいと思います。
——メイク、衣裳をつけての撮影をされた感想をお聞かせください。
小澤:スタッフの皆さんの努力の結晶を身にまとうと、責任感が生まれます。完成度が高い衣裳やメイクを施して頂いて撮影が終わった今、早く舞台でイッキになりたい! という思いが強まり演じるのが楽しみになりました。
——ご自身が演じられる役柄への印象をお聞かせください。
小澤:イッキの環境や生い立ちが僕自身に似ていると思いました。僕は両親が離婚してから父親に会っていないのですが、イッキも物心ついてから父親の記憶がない、父親を探しているということで、とても共感するところがあります。
イッキの困った人を放っておけない、という人柄にも尊敬を感じます。僕もそんな男になりたいと思っているので、イッキは僕の理想像です。今からイッキを演じたいという気持ちでいっぱいです。
——ほかの共演者のみなさんへの印象をお聞かせください。
小澤:(小波津)亜廉くんと(菊池)修司くんは背が大きい! 二人とも帽子を被らないで欲しいです (笑)。
僕は動きを大きくするなど、体格差の部分を色々工夫していこうと考えています。『SHINING REVUE』で初めて二人と話しましたが、気持ち良い人柄で! 接しやすい二人だなと感じました。
マルロー役の亜廉くんは『SHINING REVUE』で共演しましたが、芝居でご一緒するのは初めてです。同い年同士で協力し合っていけたらと思います。
白い悪魔役の修司くんとも『SHINING REVUE』で共演のみです。スタッフさんの話によると、僕の事が前から大好きらしい、と聞いているので(笑)、幻滅されないように頑張っていきたいです!(笑)
——今作は『海賊』『冒険』などがキーワードとなりますが、いま冒険したいところ、またはこれまでに冒険したことはありますか。
小澤:カリブ海やバミューダトライアングルへ冒険しに行きたいです。朝起きてすぐキレイな海に飛び込めるような場所。バミューダ海域にはロマンを求めて冒険に出たいですね!
——公演にむけて、意気込みをお願いいたします。
小澤: 『Pirates of the Frontier』を楽しみに待ってくださっている皆様。イッキ役として出演させて頂きます。イッキの素敵なところをたくさん見つけて表現していきたいと思っています。劇場で観てくださる皆様の感情を揺さぶり、記憶に残るような公演にしたいです。ぜひ楽しみに待っていてください。熱い作品を創りたいという熱意を持って稽古を頑張ります!
小波津亜廉さん(マルロー役)
——『Pirates of the Frontier』に出演が決まったときの心境をお聞かせください。
マルロー役・小波津亜廉さん(以下、小波津):『JOKER TRAP』で劇団シャイニングに参加させて頂いて、今作でまたここに戻って来られた事がとても幸せで光栄に思います。
『海賊』というと自由だったり荒くれ者だったりと、色々なイメージがありますが、観に来てくださるお客様にかっこいいな、素敵だなと感じて頂けるように精一杯演じさせて頂こうと思っています。
——メイク、衣裳をつけての撮影をされた感想をお聞かせください。
小波津:海賊の世界観や時代背景まで考慮され、ディティールまでこだわり抜いた仕上がりになっている素敵な衣裳で嬉しいです。指輪、ブレスレット、麻素材のシャツ、眼帯、さらにタトゥーも丁寧に描いて頂いています。
以前の『JOKER TRAP』はスーツスタイルでスマートな印象でしたが、今作ではワイルドな泥臭さも感じられるスタイリングになっていると思います。
——ご自身が演じられる役柄への印象をお聞かせください。
小波津:マルローはとても強いけれど、内面に持つ人前で見せない弱さもある人だと思います。心を許した仲間への情が厚い部分もあります。そんなマルローのかっこいい強さと、人間味のある弱さの落差を表現できれば、と考えています。
——ほかの共演者のみなさんへの印象をお聞かせください。
小波津:イッキ役の(小澤)廉くんは同い年ですが、第一印象がしっかりしている人と感じました。可愛いと見られがちのようですが、かなり芯の強い人でかっこいいです。廉くんが演じるイッキなら『こいつのためなら死ねる』と思えるような人だと思います。
白い悪魔役の菊池くんは、今作で3回目の共演です。お互い何の気兼ねもなく言い合える仲だと思います。かわいらしくて、イタズラ好きな一面もありますがすごく熱い男です。
この3人で濃密な話し合いなどをして良い関係性を築けたら良いなと思います。
——今回『海賊』『冒険』などがキーワードとなりますが、いま冒険したいところ、またはこれまでに冒険したことはありますか。
小波津:僕は沖縄出身で、家のすぐ近くに海があるところで育ちました。地元の港から、皆でサバニという手漕ぎ船で近くの島まで行ったことがあります。
木製の船だったので途中で海水が染みこんで慌てた記憶が!(笑) 島に着いてから自給自足のサバイバル経験もして、これまでに経験した一番の冒険だと思います!
——公演にむけて、意気込みをお願いいたします。
小波津:『Pirates of the Frontier』 は皆様が持つ海賊像と、今作に登場する各登場人物との違いを楽しんで頂けたら良いなと思っています。お客様にはまずはかっこよく、でも観ていて何かひとつでも響くような作品をお届けしたいと考えています。
各々の登場人物の、もう一歩深いところまで感じて頂けるよう誠心誠意演じたいと思います。レビューコーナーも併せて楽しんで欲しいなと思いますので、ぜひ劇場でお待ちしております!
菊池修司さん(白い悪魔役)
——『Pirates of the Frontier』に出演が決まったときの心境をお聞かせください。
白い悪魔役・菊池修司さん(以下、菊池):まず色んな方々に感謝したいと思いました。以前『JOKER TRAP』のCAMUS役として初めて参加した時は色々模索して沢山のことを学びました。
全てはスタッフの皆様や応援してくださるお客様がいたからこそ、白い悪魔としてまた劇団シャイニングに出演させて頂けるという思いです。
『JOKER TRAP』から今度は『Pirates of the Frontier』と、この短いスパンの中で吸収したものをいかに表現できるかが大切だと思うので、素敵な作品にしていきたいと思っています。
——メイク、衣裳をつけての撮影をされた感想をお聞かせください。
菊池:細部にまでこだわりを感じて、役者としても一ファンとしても驚かされます。スタッフの皆さん全員が、この世界観を愛しているからこそ創り上げられている思いに応えたい、という気持ちで撮影に挑みました。
初めて眼帯をして撮影しましたがこんなにも見え方が違うのかと感じて、舞台で眼帯をした白い悪魔としての人生や景色を早く見たいという思いが強まりました。
——ご自身が演じられる役柄への印象をお聞かせください。
菊池:僕含め、男は海賊に憧れますよね。そんな中で白い悪魔役を頂けて嬉しかったです。
白い悪魔には共感できる部分があります。強い人に見えますが実は葛藤があったり、重い過去を背負っているからこそ表れる言動など、表現できるものがあると思うので今から演じるのがとても楽しみです。
——ほかの共演者のみなさんへの印象をお聞かせください。
菊池:イッキ役の小澤廉さんは『SHINING REVUE』の時が初対面ですがとても優しくしてくださいました。今作で共演して一緒に芝居が出来るのが楽しみです。
僕は以前から小澤さんの出演されている作品を観ていて、この人と絶対共演したい! と思っていました。あとは単純に顔がタイプです(笑)。かっこいいなあと思って見ています!
マルロー役の(小波津)亜廉くんは、この一年間で共演が3作品、ずっと一緒にいます。お互いを知り尽くしているからこそ生まれる芝居があると思うので、楽しみです。
いつも親しく、優しくしてもらっているので、小澤さん含め皆で切磋琢磨して良い舞台を作りたいです。
——今回『海賊』『冒険』などがキーワードとなりますが、いま冒険したいところ、またはこれまでに冒険したことはありますか。
菊池:僕は親友とのバイクのツーリングが好きなのですが以前、真冬に餃子を食べに行こう! と思い立ち、東京から宇都宮まで行ったことがありました(笑)。寒過ぎて何回もサービスエリアに寄り現地にたどり着いた時には凍えていました(笑)。
餃子を食べる前に温泉に向かい、もう真冬にバイクで来るのはやめようと話したのを覚えています。餃子は食べました! もちろん帰りも寒かったですが、僕にとっては良い冒険でした(笑)。
——公演にむけて、意気込みをお願いいたします。
菊池:ご来場くださるお客様や、スタッフの皆さん等携わる方々に愛が溢れていて、こんなにも愛のある作品はないと思っています。『うたの☆プリンスさまっ♪』には感謝しかありません。
その恩返しのためにも僕たちは絶対に良い作品にする、という決意を持って舞台『Pirates of the Frontier』を創り出しますので、ぜひ皆様に劇場でご覧頂けたらと思います。よろしくお願いいたします。
[取材・文・加藤日奈]
劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『Pirates of the Frontier』
CAST
●イッキ役 小澤廉
1991年8月12日生まれ
神奈川県出身
主な出演作
・舞台「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『天下無敵の忍び道』」(音也衛門役)
・ミュージカル『薄桜鬼』シリーズ(藤堂平助役)
・舞台『ダイヤのA The LIVE』シリーズ(沢村栄純役)
・舞台『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』シリーズ(明星スバル役)
●マルロー役 小波津亜廉
1991年8月23日生まれ
沖縄県出身
・舞台「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『JOKER TRAP』」(RAN役)
・ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』シリーズ(岩泉一役)
・舞台『アイ★チュウ ザ・ステージ』シリーズ(御剣晃役)
・舞台『逆転裁判 -逆転のGOLD MEDAL-』(御剣怜侍役)
●白い悪魔役 菊池修司
1995年11月10日生まれ
東京都出身
・舞台「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『JOKER TRAP』」(CAMUS役)
・劇団番町ボーイズ☆第12回本公演『さらば、ゴールドマウンテン』(岡本役)
・ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“最強の場所”(五色 工役)
・舞台『夢王国と眠れる100人の王子様 ~on Stage~』(クロノ役)
公演概要
■東京公演
劇場:品川プリンス ステラボール
公演:2019年3月15日(金)~3月24日(日) 全13公演
※公演スケジュールは公式サイトをご確認ください。
住所:東京都港区高輪4-10-30
交通:新幹線/JR山手線/東海道線/横須賀線/京浜東北線/京急線品川駅高輪口より徒歩5分
■京都公演
劇場:京都劇場
公演: 2019年4月5日(金)~4月7日(日) 全4公演
※公演スケジュールは公式サイトをご確認ください。
住所:京都市下京区烏丸通塩小路下ル 京都駅ビル内
交通:各線京都駅中央改札すぐ
スタッフ
原案:「うたの☆プリンスさまっ♪ シアターシャイニング 『Pirates of the Frontier』」
脚本・演出:伊勢直弘
音楽:Elements Garden
殺陣:六本木康弘(ジャパンアクションエンタープライズ)
振付: 平澤 智
歌唱指導:カサノボー晃
美術:乘峯雅寛
技術監督:寅川英司
舞台監督:櫻井健太郎
照明:田中 徹(テイク・ワン)
音響:ヨシモトシンヤ、末次 瞳
映像:森 すみれ、荒川ヒロキ
衣裳:西原梨恵
ヘアメイク:柴崎尚子(M’s factory)
小道具:羽鳥健一
コンディショニングトレーナー:伊藤 洋
演出助手:山口美絵
制作:漉橋真美(アズプロジェクト)
宣伝美術:羽尾万里子
宣伝写真:金山フヒト
制作プロデューサー:杉田智彦(アズプロジェクト)
監修:紺野さやか(ブロッコリー)
主催:劇団シャイニング
チケット情報
▼東京公演
・プレミアム席:12,000円(パンフレット・非売品ブロマイド3枚つき)
・S席:8,800円(パンフレットつき)
・A席:6,800円
▼京都公演
・プレミアム席:12,000円(パンフレット・非売品ブロマイド3枚つき)
・S席:8,800円(パンフレットつき)
・A席:6,800円
・B席:4,800円(※2階後方ブロック)
先行抽選販売
取り扱い:イープラス
※お申込みにはイープラスの無料会員登録が必要です
※全席指定/1回のお申込みでお一人様4枚まで
【抽選申込期間】2019年1月11日(金)18:00~2019年1月20日(日)23:59
【抽選結果発表】2019年1月25日(金)13:00
一般発売
取り扱い:イープラス
2019年2月9日(土)10:00~
※全席指定/1回のお申込みでお一人様4枚まで