声優
『ナナシス』「七花少女」声優・宝木久美、森千早都、桜木アミサインタビュー

『Tokyo 7th シスターズ』期待の新ユニット・「七花少女」から宝木久美さん(白鳥トモエ役)、森千早都さん(シャオ・ヘイフォン役)、桜木アミサさん(雲巻モナカ役)インタビュー

新たな展開を続ける『Tokyo 7th シスターズ』(以下、ナナシス)。ナナスタ外での活動が主になってきた777☆SISTERSに代わり、ナナスタでの活動をメインとする新大所帯7人組ユニット、「七花少女(ななばなおとめ)」が新たに誕生です。

777☆Sの妹分ユニットとして、どんな花を咲かすのか、その活躍に期待している方も多いことでしょう。

今回は、そんな七花少女から、宝木久美さん(白鳥トモエ役)、森千早都さん(シャオ・ヘイフォン役)、桜木アミサさん(雲巻モナカ役)に登場してもらい、デビューシングル「花咲キオトメ」について語ってもらいました。

まさか、あの美少女がトモエちゃんだったとは!

ーーデビューが決まったときの心境を教えてください。

白鳥トモエ役・宝木久美さん(以下、宝木):『ナナシス』の1stライブを見させていただいたときから、いつかユニットデビューしたいと思っていたんです。

そこからコツコツ、エピソード収録などをしながらキャラクターと一緒に成長してきていたので、ユニットデビューと聞いたときは、“やっと”というよりは、あっという間だったなぁという感覚でした。

シャオ・ヘイフォン役・森千早都さん(以下、森):私はシンプルにめっちゃ嬉しくて! シャオちゃんが歌って踊って、アイドル衣装を着てステージに立つ姿を想像したら嬉しいしかないですよね!

シャオちゃんをやる前からシャオ支配人としてプレイしていたので、また違う一面が見られるのかと思うとたまらなかったです!

雲巻モナカ役・桜木アミサさん(以下、桜木):デビューを聞いたときは、青空にお花がぶわ~って咲くような景色が、一瞬見えたくらいびっくりしたんです。

そのあと、実際に4thライブの2日目でユニットのシルエットを見たときは本当に涙が溢れました。そのときは藤井アユ美さん(榎並マドカ役)とルゥティンさん(前園リシュリ役)と一緒に見ていたから、3人で喜びを分かち合ったんです。

ーーそのあと、ビジュアルとしてイラストが発表されたじゃないですか。まず驚いたのは、白鳥トモエの前髪……ですよね?

一同:(笑)。

宝木:7人全員で結成エピソードとシングルに収録されるドラマトラック(「セブンデイズ・セブンフラワー」)のアフレコをするときにイラストを見せてもらったんですけど、遠目だったことを言い訳にしますけど、「トモエどこだ!?」と思いました(笑)。みんなが「わ~かわいい!」って言ってるときも、どこ? どこ?って。

森:真ん中は新キャラ説があったもんね(笑)。

宝木:そのときはリーダーというのが頭になくて、真ん中以外を見てたんですよ。

森:まさか、あの美少女がトモエちゃんだったとは!

宝木:それまであんな満面の笑みは見たことがなかったから、びっくりしました。

桜木:表情だけであんなに変わるとは思わなかった。私もトモエちゃん、どこかにいるはずだ!って思ってました(笑)。

ーー森さんと桜木さんは、自身のキャラクターのビジュアルはいかがでした?

森:シャオちゃんはいつもニコッと笑うことが多いんですけど、植木鉢を手にしているほうのイラストは清楚で、微笑んでる感じだったので、こんな微笑み方もできるの? うちの子!って、かわいいに濁点付く感じ? もうかわいいが行き過ぎちゃってる感じでした。

そんな中にも健在な、お団子2つ! そして、髪を下ろしてるモナカちゃんもかわいかった!

桜木:かわいかった~。私も同じで、そんな表情できたんだ!って気持ちになった。「花咲キオトメ」のほうはいつものモナカちゃんだったけど、「スノードロップ」はびっくりで、髪を下ろしておしとやかですって感じがかわいくてかわいくて!

リシュリちゃんとモナカちゃんは17歳で年長組なんですけどお姉さん感が出てたのも嬉しかったです。

ーーちなみにキャストの7人が会ったときはいかがでした?

宝木:私は森ちゃんや藤井ちゃんとは普段から仲良しなんですけど、それ以外の皆さんがはじめましてで。

森:キャスト7人が集まったのが、七花少女の結成エピソードのアフレコのときで、そこで「これからがんばりましょう!」っていう話をしたんです。でも、7人も女の子が集まると、女子校みたいで(笑)。

桜木:ホント!

森:で、キャラクターたちがまさにそこにいるって感じで!

宝木:前から知ってたっていう空気感はすごかった!

桜木:みんなの雰囲気がめっちゃ良くて、このみんなとやれるんだ!って思いました。

ーーリアルにライブをするというのも『ナナシス』の特徴かなと思うんですが、見に行った公演での思い出はありますか?

宝木:毎回驚かされます。最初より2回目、2回目より3回目とどんどんすごくなっていって、毎年ワクワクしてるし、すごいなって感じています。

森:中でも日本武道館での「Melody in the pocket」! もうすごくて! フロアに描いた青空のステージ!

宝木:席に着いた瞬間にうわっ!ってなり、六咲コニーさんのアナウンスの最後に言った言葉から号泣してたんですよ。ジャーマネ!!って。

(※コニーのアナウンス/「そう言えば、支配人、私が前に言ったこと覚えてる? あの子たちはちっちゃな箱では収まらない。もっと遠くへ行くんだ!って。今がその時だよ!」)

森:私も支配人目線でずっと見てたから、「ここまで来たっっっ!!!」って(笑)。ここまで来れたんだよなぁ~って。

ーー完全に支配人……(笑)。

桜木:私も毎回ライブには行ってて、『ナナシス』のライブって演出も凝ってるし、毎回泣かせてきますよね。あと、女の子の支配人さんも多くて、越前ムラサキちゃんみたいな格好をした女の子が、ライブが始まった途端にペンライトを激しく振っていたのを見て、こんなに夢中になっちゃうなんてすごい!って思いました。

あと、ライブが終わったあとに舞台裏にあるカメラに手を振ってるのがスクリーンに映し出されるのもすごく好きです!

森:わかる〜、みんなかわいいよね!

宝木:ハルちゃんとムスビちゃんが泣いているのを見ると、こっちまで泣いちゃう! あっ、ハルちゃんって言っちゃったけど、篠田みなみさんと高田憂希さんです。

森:2人はすっかりハルちゃんとムスビちゃんだね。

ちょっと踏み出せないでいるときに聴いてほしい!

ーーそんなライブに出たら、きっと歌うであろうデビュー曲が完成しましたね。

桜木:いい曲!

森:どっちも大好き!

ーー「花咲キオトメ」は、〈ネガティブ〉という言葉もあるからトモエを連想させますね。

宝木:“ネガティブ”っていうフレーズがあったことに、少し嬉しい気持ちになりました。でも、実はシャオちゃんやマドカちゃんや、他のメンバーも意外とネガティブなところがあるんだよね?

森:このユニットのキャラクターたちは、ちょっとネガティブな部分があるかも。だからキャラクターひとりひとりに通じる歌詞になっている気がします。

桜木:ありがとう~(笑)。モナカちゃんはちょっと当てはまらないのかなって思ってたから、嬉しい(笑)。

ーー(笑)。明るい曲が来たときはモナカが引っ張っていく番だと思いますよ。

桜木:でも、青春の恋の憧れという意味ではモナカちゃんにも当てはまるだろうから、そういう気持ちでみんなの一部になれたかなって(笑)。

ーーただ、恋の歌のようですけど、これからデビューする七花少女みんなに向けての歌でもあると思いました。歌詞はどこを切り取っても良いフレーズなんですけど、ここ!っていうところはありますか?

宝木:2番の〈脇役のままでいいと ⾃分を閉じ込めていたね〉ですけど、“いたね”って歌っているところが、自分を俯瞰して見られるところまで来たのかな、一歩進んで、前向きな感じも込められているのかなって思いました。

森:そこからの〈動き出した恋を祝って 世界中の花が君の番と 伝えてくるの〉って、みんなが言ってくれてるところに、エモさを感じました!

桜木:すっごく共感する! 

宝木:自分も一歩前に出れないところがあるけど、そんなことないよって背中を押してくれる歌なんですよね。

桜木:自分から自信を持ってキラキラ輝く感じの子ではなく、自信はないけど、あんなふうにキラキラしたいって憧れを持っている子が、みんなから勇気をもらって輝ける!みたいな内容になっているのが、すっごく好きです。

宝木:〈ずっとキラキラした 女の子になってみたくて〉とかだね。

桜木:そういう女の子像が共感できるんです。

森:だから恋に限らないんですよね。ちょっと踏み出せないでいるときに聴いてほしい!

ーー一方で「スノードロップ」はいかがですか? ちょっと切ない曲でしたが。

森:メロディがきれいな曲ですよね。切ないけど前向きで。私はその切なさにグッと来てしまい、ちょっと暗めの声質で歌ってしまったんです。そしたら、もっと明るく前向きな感じでとディレクションを頂いて、なるほどと。

聴いてても、やっぱり明るい感じになれるから、切なさの中にも明るさやかわいさがある曲なんだなと思いました。

宝木:“seasons of seeds”という歌詞があるのですが、そこはちーちゃん(森)の歌ったものを聴いて合わせたんです。

森:私が初めにレコーディングしたからなんですが、みんなの礎になれて良かった(笑)。

桜木:私はみんなが歌ったあとだったから安心して歌えました。実は歌自体、そんなに慣れてなくて、友達や知り合いの前だと、緊張して歌えなくなってしまうくらいなんです。

でも当日は茂木(総監督・総合音楽プロデューサー:茂木伸太郎)さんや岡(音楽制作ディレクター:岡ナオキ)さんが優しく楽しく話をしてくださったので、その緊張もなくなってきて、みんなの声を聴きながら収録させてもらいました。だから、みんなのおかげですね。

ーーこの曲の、ここが好き!というところは?

宝木:〈明るい性格ならよかった あの⼦のように笑えたらよかった〉っていうのは、多分リシュリちゃんとサヲリちゃんが歌っていると思うんだけど、そこでうるっと来ました。

森:私、Dメロの〈⻑く暗い季節の下で~〉のところが好き!

宝木・桜木:好きーー!

森:キターー!って思うよね!

宝木:Bメロで〈なんて呼ぶかさえわからなかったの〉のところで、少しシリアスっぽくなり、そこからサビに向けて昇っていくところが、雪割草の雪を割って花が咲いていくイメージと重なって、すごくグッと来るんです。“雪割草”っていいよね?

森:すっごくいい! 春を目指して雪を割って咲くというところが、まさしくこのユニットのことだな!と思って。ひとつ殻を破りたいって想いも備わっているんですよね。

ーー歌詞の中に雪割草が出てきますけど、結構いろんな花が散りばめられてるんですね。

宝木:そうなんです。ジャケットでみんなが持っているのは、ヒメジョオンという花なんです。

森:また歌詞の話しちゃうんですけど、〈廊下ですれ違うことさえ怖くて なのにどこかホッとしている〉って、かわいくないですか? この子!(興奮気味に)

宝木:それだけでホッとするなんて。

森:乙女だなぁ……。

宝木:切ない中に、キュンキュンするワードがたくさんあって、切ない片思いって感じがするね!

森:だよねっ! エモい!

宝木:それは茂木さんも言ってたけど、エモいよね(笑)。

ーーちなみにメンバーでは誰が一番乙女なんですか?

宝木:個人的には、藤井アユ美ちゃんかなぁ。

桜木:なんか、そういう選手権やりたいよね?

宝木:「一番乙女なのは誰だ?」みたいな?

桜木:でも、みんなどこかしら乙女なところはあるよね。

森:私、普段強い子が実は乙女みたいなのに弱いんですよ。だからみんなのそういう一面が見たいなぁ。でも、森は結構乙女だと思ってます(笑)。

桜木:わかってる!

宝木:わかってるから大丈夫(笑)。

ーーそういうパーソナルな部分も見せる機会があればいいですよね。

森:7人揃って何かやりたいね。

宝木:まだアフレコのときだけだから、あまり話できてないしね。

ーーアフレコの話が出てきましたけど、7人で収録するのは珍しいことですよね?

3人:『ナナシス』では、初めてです。

桜木:みんなと掛け合いできて嬉しかった。

森:そこにキャラクターがいる!と思って、そんなのタダで見られていいんですか?って思ってました。

ーーさっきから一人だけ、ガチの支配人が混ざってますね(笑)。

宝木:私、家で台本を読んでても、自分がトモエじゃないなって思うんです。いつもそこにいないけど、マイク前に立つと自然と出てくるんですよね。

ただ、いつも一言目は不安なんです。でもこの日はみんながいるから安心感があって、ひと言目から不安じゃなくて、本当に嬉しかったです。

ーーシングルに収録される「セブンデイズ・セブンフラワー」はどんな内容なんですか?

宝木:リーダーがローテーションする話ですね。リーダーってどうしたら良いの?っていう悩みから、みんなで1日ずつやってみようってことになるんです。

森:わちゃわちゃ楽しい感じだよね。個性が爆発してる感じで!

宝木:らしいな!っていうのが出ててすごく楽しかった。

桜木:みんなで声を合わせてタイトルを言うのも楽しかったよね?

宝木:3回くらい言い直した。まだまだダメだねーって(笑)。

ーーでは最後に、これからの意気込みをお願いします。

宝木:デコボコな7人だけど、みんな個性豊かなんです。結成エピソードをもらって、7人みんなで収録したら、まだ何も始まってないのに、この7人で良かったと思えるくらいしっくりきました。

7人でスタートラインに立って、そこから一緒に踏み出せたことにすごく感動したので、“7人一緒”というのは伝えていきたいです。七人八脚といろいろなところで言ってるんですけど、一緒に成長していきたいので、見守っていてください。

森:花に例えると、まだつぼみだと思っていて、これから花を咲かせていくユニットだと思ってます。その花が開いていく過程を見守ってください。

この7人で、もっともっと会う機会が増えていけば、より仲良くなれるんじゃないかなと思うし、キャラクターと一緒に成長して、一人でも多くの人を笑顔にしたいと思うので、応援してください。

桜木:777☆SISTERSのみんなもキラキラして、偉大な先輩アイドルなんですけど、七花少女は安心感というか、ホーム感というか、身近に感じられる女の子という気持ちでいるんです。なのでこれからも私たちは仲良く、部活動のようにやっていけたらいいなと思っています。

くーちゃん(宝木)もみんなを優しく見守ってくれる頼れるリーダーだし、ちーちゃんは、シャオちゃんみたく明るくみんなを元気にさせてくれるので、これからも一緒に頑張っていきたいです!

[取材・文・写真/塚越純一]

CD発売情報

Tokyo 7th シスターズより待望の新ユニットデビュー!
アーティスト:七花少女(ななばなおとめ)
タイトル:花咲キオトメ
発売日:2019年3月20日(水)

[初回限定盤] CD+オリジナルバンダナ
¥1,800+税 / VIZL-1562

 
■アニメイトオンラインショップでの購入はこちら

[通常盤] CD
¥1,200+税 / VICL-37469

 
■アニメイトオンラインショップでの購入はこちら

【収録内容】(初回限定盤、通常盤共通)
1. 花咲キオトメ
2. スノードロップ
3. 花咲キオトメ -OFF VOCAL-
4. スノードロップ –OFF VOCAL-
5. セブンデイズ・セブンフラワー(ドラマトラック)

【配信情報】
3月20日(水)よりiTunes Store、レコチョク 他各配信サイトにて一斉に配信開始

七花少女メンバー紹介

白鳥トモエ(cv:宝木久美)

ウルトラスーパーネガティブ少女。目立つ事は好きで、突然奇行をして周囲を驚かせることもしばしば。注目してほしいが、実際に注目されるとおどおどしちゃう。でもホントは嬉しい。

前園リシュリ(cv:ルウティン)

大阪生まれの裁縫少女。気に入った友達には"キモワル可愛い"へんてこなぬいぐるみを作ってプレゼントする。その魅力の虜になる事を「ぞのりっしゅワールドに取り込まれた」と呼ばれているらしい。

逢原ミウ(cv:高野麻里佳)

オシャレやショッピング、甘いお菓子が大好きな女の子。人一倍頑張り屋さんで、女子力も高く、人を惹きつける魅力を持つ。人に褒めてもらう事や認めてもらう事が、彼女の頑張りの原動力。

夜舞サヲリ(cv:稲川英里)

いつでも笑顔と元気と包帯がいっぱいの女の子。あまりにも不運な事故が多いが、包帯を外すと大したケガに見えないのは彼女の極端に治りが早い特異体質のおかげ。どんなケガをしていても、ステージ中の笑顔は絶やさない。

榎並マドカ(cv:藤井アユ美)

ホルンの演奏と犬のお散歩が大好きな、気弱な13歳の女の子。広島弁が人見知りに拍車をかけているが、ナナスタでの活動を通して自分を出せるようになりたいと考えている。

雲巻モナカ(cv:桜木アミサ)

明るくハキハキ、行動力があり、挨拶もしっかりする。が、本人が認識していないだけで実は結構抜けている。"失敗しそうな気配"に敏感だが、結局失敗しちゃう事が多いドジっ娘さん。

シャオ・ヘイフォン(cv:森千早都)

拳法はかなりの腕前なのに、極度に弱気な女の子。そんな自分を変えようと「最後の1個のお菓子をメンバーに譲って我慢する」など妙な精神修行をするクセがある。

■「七花少女」特設サイト

■Tokyo 7th シスターズ Record Release Special Site
■Tokyo 7th シスターズ 公式サイト
■Tokyo 7th シスターズ 公式ツイッター(@t7s_staff)

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