TVアニメ『啄木鳥探偵處』アニメジャパン2019のオフィシャルレポートが到着! 少しあぶなっかしい面もある啄木と京助の物語を届けたい
2019年3月23日(土)、東京ビッグサイトで開催された日本最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2019」KILLER PINKステージにて、キミコエ・プロジェクト第2弾アニメーション作品であるTVアニメ『啄木鳥探偵處』の制作発表が行われました。
ステージには声優・俳優の津田健次郎さん、先日最終オーディションで決定した「第2回 キミコエ・オーディション」グランプリの林幸矢さん、準グランプリの古沢勇人さん、アニメーション監督の江崎慎平さんが登壇。
本プロジェクトについて語られたイベントの公式レポートが到着しましたので、早速お届けします。
明治時代を舞台にしたミステリー作品!
▲写真左から江崎慎平さん、津田健次郎さん、林幸矢さん、古沢勇人さん
MC・松田裕市(以下、松田)「まずはどのような作品なのか、総監督の江崎さんにお伺いしましょう。」
江崎「石川啄木と金田一京助の名前は皆さんも聞いたことぐらいはあるかと思いますが、ふたりは時に恋人以上の熱い友情を培っていたという史実があります。そんなふたりの友情物語を縦軸に、明治の東京で起こる奇怪な事件を横軸に描いていくミステリー作品です。」
松田「では、史実を基に作家たちが交わっていく作品となるのでしょうか?」
江崎「そうですね。もしかしたら、同時期に生きた他の若き文豪たちもチラホラ出てくるかもしれません。」
松田「なるほど。ビジュアル的にもカッコ良い作家たちが、何人か出てくるわけですね。」
江崎「出てくるかもしれません(笑)。」
松田「楽しみです。それでは続いて津田さんにお伺いします。先日行われたキミコエ・オーディションで見届人としてご参加され、そして本作にもご出演されることが決定していますが、今の心境はいかがでしょうか?」
津田「ちょうど去年、AnimeJapanでキミコエ・オーディションのプロジェクトのステージに参加し、それから見届人として1年間オーディションに携わらせていただきました。そして、ついこの間、ここにいるふたりがグランプリと準グランプリに決定しました。
長い間オーディションに携わり、最終オーディションでも見届人として参加させていただいたのですが、若い皆さんがガチンコでぶつかり、いろんなレッスンを経て人生を懸けて戦っている姿は本当に素敵でした。
結果的にこのふたりが最終オーディションを勝ち残ることになったのですが、若い皆さんの大事な人生を懸けた場に立ち会えて、逆に勉強になりましたし、とても有意義な時間だったなと思っています。」
松田「林さんと古沢さんは、キミコエ・オーディションでグランプリ、準グランプリを受賞され、その特典として林さんは本作にメインキャストとして出演、古沢さんもご出演されることが決定しています。今のお気持ちはいかがでしょうか?」
林「キミコエ・オーディションでグランプリを受賞しました林幸矢と申します。オーディションを合格してからまったく実感がなかったんですけど、さすがにこの場に立つと実感が湧いてきました。」
津田「めっちゃ緊張してるみたいです!」
林「すごい緊張しています。今まではアニメを観る側だったんですけど、これからは作る側に参加させていただくということで、本当に緊張はしていますが、楽しみでもあります。」
古沢「キミコエ・オーディションで準グランプリになりました古沢勇人です。えっと、すごい緊張しています。準グランプリに選んでいただき、本当にありがたいというか、自分にとってはやっと人生のスタートラインに立てたのかなと光栄に思っています。人々に感動を届けられるような役者になれるよう心がけます。」
松田「このふたりがどんなキャスティングになるか、皆さん楽しみにしていただければと思います。それでは、作品に出演される皆様の意気込みを、代表して津田さんからお願いします。」
津田「そうですね、正直まだどういう作品になるかというのは先ほど監督からお話しいただいたくらいの情報しかなくてですね、これからですよね。」
江崎「そうですね、これからですね。具体的には第3話くらいまでの脚本ができています(笑)。僕としてはこれから長い旅が始まるような、期待と不安が両方ある気分です。」
津田「非常に世界観が強そうで、とても面白そうな、文学の香りがしつつ、サスペンスの香りもしつつ、エンタメの香りもしつつ、どういう作品になるのかとても楽しみにしています。今後もいろんな情報がばんばん出て行くと思いますので、ぜひ注目して追いかけていただけたらなと思っています。」
江崎「啄木の歌の才能、それから実は借金ばかりして少しあぶなっかしい面もある啄木と京助の物語を届けたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。」
作品情報
石川啄木と金田一京助の明治探偵譚 2020年春TVアニメ化決定!
浅草十二階こと凌雲閣で幽霊が目撃された―。明治42年、学者・金田一京助のもとへ石川啄木が持ち込んできた、幽霊騒動を報じる新聞記事。家族を養うため探偵業を始めた啄木から強引に誘われ、京助は助手役として調査に加わったのだが……。
原作は第3回創元推理短編賞を受賞した本格ミステリ小説「啄木鳥探偵處」(伊井 圭 著/創元推理文庫)。アニメ化にあたり、アニメーション制作をライデンフィルム、総監督を江崎慎平、シリーズ構成を岸本 卓が担当。さらにキャラクター原案として人気イラストレーター佐木 郁を起用。
2020年春より、TOKYO MX、BSフジ、CSファミリー劇場ほかにて放送・配信開始予定。
STAFF
原作:伊井 圭(創元推理文庫刊)
総監督:江崎 慎平
シリーズ構成:岸本 卓
キャラクター原案:佐木 郁
アニメーション制作:ライデンフィルム
制作:東北新社/ライデンフィルム
製作:「啄木鳥探偵處」製作委員会
CAST
津田 健次郎
林 幸矢(第2回キミコエ・オーディショングランプリ受賞者)
古沢 勇人(第2回キミコエ・オーディション準グランプリ受賞者) ほか