TGSのグリーブースで行われたTVアニメ『八男ってそれはないでしょう！』スペシャルトークイベントを詳細にレポート！　見どころは榎木さんの自然な"社畜"演技!?

2019年9月15日（日）、幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2019（以下、TGS）のグリーブースにて2020年放送予定のTVアニメ『八男ってそれはないでしょう！』のスペシャルトークイベントが行われました。イベントにはヴェンデリン役・榎木淳弥さんと、エリーゼ役・西明日香さんが登場。作品の紹介を行ったほか、タイトルにちなんだ「それはないでしょう！」エピソードや兄弟についてのトークを繰り広げました。イベントの最後にはゲーム化の告知も改めて行われ、大盛りあがりとなったステージの模様をレポートいたします！

作品の見所は榎木さんの"社畜姿"の自然な演技とエリーゼの"正妻"姿!?

榎木さんと西さんが登壇すると、まずは簡単な自己紹介から。ヴェンデリンは元商社マンであり、異世界の貧乏貴族の八男に転生してしまうキャラクターとのこと。魔法の才能に溢れ、周囲の人間にも恵まれたことから貴族社会で大出世していく様や、たくさん登場するヒロインたちとの関係性にも注目してほしいと榎木さんは語ります。

一方ヒロインの一人であるエリーゼは、"聖女"と呼ばれているキャラクターで、家事は完璧、スタイルもよく、非の打ち所のない完璧なヒロインだそう。またヴェンデリンの婚約者ということで、西さんはしきりに「正妻です！」とアピールしていました。

アフレコもすでに始まっているそうで、榎木さんはサラリーマン時代の社畜姿がとても演じやすかったと語り、観客の笑いを誘っていました。

続いて、作品名にちなんだ「それはないでしょう！」というテーマでトークコーナーへ。榎木さんは中華料理屋で見たおじさんが餃子の雑誌を読みながらあんかけ麺を食べていたというエピソードを披露しましたが、あまり観客の同意を得られず。逆に西さんは淀川の花火大会を見に行った際、クライマックスの盛り上がるシーンで3歳の甥っ子が「トイレに行きたい」と言い出し、一番いいシーンを見られなかったというエピソードで観客からたくさんの同意を得ていました。ちなみにそのシーンを西さんは動画で撮影していたらしく、Twitterで公開してるから見てほしいとも語っていました。

花火大会のクライマックスで甥っ子に執拗にうんちに誘われる西さん#淀川花火大会 #姉と甥っ子と行ってきたよ pic.twitter.com/FBCRysFcpX
— 西明日香公式ツイッター (@nishiasuka_info) August 12, 2019

2つ目のコーナーはヴェンデリンが八男であることにちなみ「家族・兄弟」をテーマにトークすることに。榎木さんはお兄さんがいるそうですが、全然連絡を取っていないため、今どこで何をしているかまったくわからないそう。両親にも改めて「昔は出演が決まった報告をしていたけど、最近は特にしていないので、連絡しようと思う」と締めました。

西さんはお姉さんとお兄さんがいて、西さんご自身は末っ子とのこと。お兄さんは「普段あまりしゃべらないけど、すごく変な人」ということで、お兄さんの使っていた独特な言葉遣いを自分も真似てみたら「まだその言葉使ってるの？」と言われてモヤモヤしたというエピソードを語り、会場の笑いを誘っていました。

3つ目のトークテーマは「ヴェンデリンのように大金を手に入れたら何をしたいか」という欲望丸出しのものに。仮に"2兆円手に入れたら"という設定で、榎木さんは国を作りたい、西さんは億ションを買って毎月"月"に行きたいと、願望を語りました。

ゲームアプリのタイトルが公開！　ゲームオリジナルストーリーの原案は原作者のY.A先生が担当

一通りトークコーナーも済んだところで、TGSらしくゲームのお話に。改めて、『八男って、それはないでしょう！～もう一人の転生者～』とゲームのタイトルがお披露目されました。他にもゲームのオリジナルストーリーの原案は原作者のY.A先生が担当していることや、西さんが一足先にプレイして、インタビューPVを撮影したことなどが語られました。

最後にサイン入りアフレコ台本の抽選会を行い、あっという間にイベントは終了のお時間に。

榎木さんは「『八男』を盛り上げていけたらいいなと。連続ドラマのように作っていくという監督のコメントもありますし、歴史モノのように描いていくので、ぜひ見てください！」とコメント。西さんは「転生モノではあるけれども、細かいところに凝っていて、特にご飯の表現がすごいんです。食べ物がすごいおいしそうに描かれていて、ぜひ注目してもらいながら、ヒロインのかわいさや主人公の恋のゆくえなども楽しんでもらえればと。ゲームもよろしくお願いします！」と様々な本作の魅力を語り、イベントは閉幕となりました。

[取材・文・写真／二城利月]

某美少女ゲーム雑誌の編集、アニメイトタイムズの編集を経て、現在はフリーで活動中のライター。主にアニメ、声優、VTuber、ゲーム、車などの記事を作ってます。好きなアニメは『ガルパン』、『艦これ』、『はいふり』、『ラブライブ！』、『ゆるキャン△』、『放課後ていぼう日誌』など。聖地巡礼が好きで、ハマるとすぐ飛んでいきます。