寺島惇太さん2ndミニアルバム「JOY source」インタビュー|“楽しさの源”という意味が込められている最新アルバム全6曲を寺島さんが解説!
2019年10月23日に発売される声優・寺島惇太さんの2ndミニアルバム「JOY source」。
8月21日に開催されたファンイベントでは、「1枚目以上に制作が乗っております!」と決意を新たにしていた2ndミニアルバムですが、果たしてどのような内容になっているのでしょうか……?
ということで、寺島さんにインタビューを実施しました!
“楽しい源”という意味も込めて「JOY source(ジョイソース)」というアルバム名にしたという寺島さん。
全6曲の特徴やポイントはもちろんのこと、自身の体験談を踏まえた作詞・作曲の仕方など、声優アーティストとしての寺島さんが詰まっている内容となっています。ぜひ最後までご覧ください!
2ndミニアルバムは1stミニアルバムとセット!?
——いきなりですが、ズバリ、2ndミニアルバムはどのようなアルバムになっていますか?
寺島惇太さん(以下、寺島):1stミニアルバム(全6曲)を今年の春先に出させていただきましたが、「12曲あったらライブができる!」と思ったんです。
「1枚目の6曲以外でこういう曲があったらよりライブが盛り上がるかな」「間にこういう曲が入ったら広がりが生まれるかな」とライブを想定して、1stミニアルバム「29+1 -MISo-」にはない6曲を足しました。
なので、1枚目と対になるというか、2枚目は1枚目とセットになるイメージに近いかもしれません。
——最初からアルバムコンセプトは決まっていたのでしょうか?
寺島:いえ、具体的には決まっていませんでした。
ただ、12曲をそろえたらライブができるので、1枚目を出して様子をみていけそうだったら、2枚目でライブ映えする曲を足してライブをやりたい! という気持ちは前からありました。
——じゃあ2ndアルバムが発売されたことで、ついにライブができますね!
寺島:そうですね。1枚目にも盛り上がる曲が何曲かありましたが、“もうちょっと増やしたいよね”と話をしていて、今回の2枚目には1曲目と2曲目に盛り上がる曲を入れました。
——1曲目の「名もなき花」はまさに最初の曲にふさわしい明るい曲調になっています。
寺島:イントロがすごく良いので、1曲目にぴったりな曲だと思います。
曲の中で「Wow…」と続くところがあるんですけど、実は、最初はなかったんです。僕が、BメロやCメロが欲しいと伝えたら、サウンドプロデューサーの赤堀さんが「Wow…」を入れてくださって。
1stアルバムの1曲目「道標」にもみんなで「Wow…」と言えるところがあったので、今回も入れよう!ということになりました。
——「名もなき花」は全体的にアップテンポな曲になっていますが、こだわったところはありますか?
寺島:静かなところから少しずつ上がっていくような始まりを感じさせる曲になっているので、Aメロではまだ爆発する前の静かな感じで歌っています。
気持ちをグッと抑えて“これから一気にサビでいくよ!”という感じなので、歌い方が静かめなんです。そして「戸惑いながら~」のBメロあたりから盛り上がります。
このAメロで気持ちを抑えて、Bメロからサビにかけて盛り上がる流れは自分も歌っていてテンションが上がるのですごく好きです。
——確かに!玄関の扉を開けて、今すぐにでも駆け出したくなるような気分になりました。
寺島:あはははは(笑) そう言っていただけるとありがたいです。
——歌詞も応援メッセージのようですごく素敵ですね。
寺島:そうなんです。「鶴(つる)」というバンドメンバーである秋野 温さんに曲と歌詞を作っていただきました。もう本当に良い曲なので「ありがとうございます」と感謝の気持ちしかありません。
——1曲目の盛り上がりを維持したまま、さらにテンションが高まる2曲目の「UP↑DAYS!」へと続きます。
寺島:「UP↑DAYS!」は1番最初に録った曲です。この曲こそライブで盛り上がる曲だと思っています。
1stミニアルバムに収録されている「re-Play!」もライブで歌ってすごく盛り上がりますが、「UP↑DAYS!」はもっとノリやすい曲になっていますし、歌詞もノリで盛り上がる感じに仕上がっています。
——“パラリらParty it up!”といったユーモアな歌詞が特徴的ですね。
寺島:この部分は本当にノリだけです(笑) “パラリらParty it up!”って僕、ちゃんと歌っていないですから(笑)
——そうなんですか!?
寺島:“パラリらParty it up!”も“パラリらパリら~♩”もどっちも発音は同じなので、“Party it up!”とは歌っていないです(笑)
“タラリたらりラ~ン♩”も本当にくだらないですけど、このくだらなさが売りの楽曲なので(笑)、皆さんもくだらないノリで一緒に歌ってください。
実は、「UP↑DAYS!」というタイトルの前は「くだらない歌」という仮タイトルがついていたぐらい、くだらないに特化した曲なんですよ。
——へぇ!
寺島:たぶん「くだらない歌」が“くだらない”と“下らない”のダブルミーニングになっていると思うんです。だから最終的に「UP↑DAYS!」になったのかなと。
でも、パッと見で「くだらない歌」よりも「UP↑DAYS!」のほうがカッコいい感じがしますよね(笑)
——先ほど、1番最初に収録されたとおっしゃっていましたが、収録時に歌ってみていかがでしたか?
寺島:あまり難しいことを考えずに、勢いだけ失わないように歌いました。結構、「UP↑DAYS!」は早口になりがちなので、歯切れよくパワーを込めながら歌うように心がけました。
——歌詞カードを改めて見ると「UP↑DAYS!」はほかの曲と比べて歌詞が多いですね。
寺島:多いですね~! なので、ライブとかでワンミスすると置いていかれちゃうんです(笑)
一同:(笑)
寺島:でもワンミスしてもごまかせる感じになっているので、歌詞を間違えても問題ありません(笑)
——さらに「UP↑DAYS!」のライブパフォーマンスが楽しみになってきました。
寺島:すでに2~3回ほどライブで歌わせていただきましたが、結構盛り上がったので次回のライブがあるときにぜひたくさんの人に聞いてもらいたいです。