映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ネッド役 ジェイコブ・バタロンさんが撮影秘話や魅力を語る|BD&DVD発売記念インタビュー
今夏、世界中で上映され、大ヒットを記録した映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のブルーレイ&DVDが早くも12月4日発売!
大ヒットとブルーレイ&DVDの発売決定を記念して、主人公のピーター(スパイダーマン)の親友、ネッド役を演じるジェイコブ・バタロンさんが来日! 大盛況だったイベント翌日にインタビューする機会をいただきました。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の撮影秘話や、日本のマンガ・アニメカルチャーを愛する一面も見せるなど、様々な話題が飛び出したインタビューをぜひご覧ください。
ネッド役のジェイコブさんは日本マンガやアニメが大好きな俳優
――まず日本を訪れた感想や日本という国から連想するものをお聞かせください。
ネッド・リーズ役 ジェイコブ・バタロンさん(以下、ジェイコブ):とにかく皆さん、フレンドリーで優しくて、日本に来て、もっともっと日本のことが知りたい、見たいという気持ちになったし、オープンな気分になれました。また景色が美しいし、文化も伝統を重んじていると感じました。
――ちなみに日本のアニメやマンガをご覧になったことはありますか?
ジェイコブ:もちろん! 挙げていったら何日もかかると思います(笑)。
好きなのは『NARUTO-ナルト-』、『ドラゴンボールZ』、『犬夜叉』、『幽遊白書』、『ポケモン』、『デジモン』、『遊☆戯☆王』、『進撃の巨人』、もちろん『ガンダム』も……いっぱいあり過ぎて。『犬夜叉』は剣がカッコいいので好きです。
――特に勇気をもらえたというキャラクターは?
ジェイコブ:『NARUTO-ナルト-』のチョウジはすごく共感できました。あと『ドラゴンボールZ』のクリリンですね。
演じるネッドは主人公・ピーターの親友。演じるとハッピーになれるし、憧れます
――演じられているネッドは、ピーターの親友としてファンにも人気の役柄ですが、昨日のイベントでもその人気ぶりを体感されたのでは?
ジェイコブ:今回、来日するまではそこまで人気があるとは思いもしませんでした。ピーターの相棒という脇役ではあるけど、重要な役でもあり、皆さんがこんなにも愛してくれているのかと実感できてうれしかったです。
――演じるネッドについての印象と共感できる点は
ジェイコブ:ネッドは楽しいことが好きで、常にハッピーでいいヤツなんですよね。それにオープンで温かくて。僕もそうなりたいと憧れている部分であり、ネッドを演じるようになってから世の中が輝き出したし、僕もハッピーになれました。
――ご自身と似ている点や演じる時に心がけたことは?
ジェイコブ:いつもハッピーな気分なのは同じかな(笑)。演じる時は常に子供っぽいところや少年らしい純粋さを心がけています。そしてピーター本人のこともスパイダーマンのことも心から応援している部分が出せればいいなと思っています。
『スパイダーマン』に出演できて達成感と充実感でいっぱい。ピーター役のトム・ホランドさんとも相性バッチリ!
――『スパイダーマン』に初めて触れたのはいつ頃ですか? そして現在、出演していることについてどう思われていますか?
ジェイコブ:初めて触れたのは90年代のカートゥーン(マンガ)やアニメです。その後、5~6歳の頃にトビー・マグワイアが主演したサムライミ監督の映画を見ました。
スパイダーマンが自分にとって初めて触れたスーパーヒーローであり、ソニー・ピクチャーズとマーベルが手掛ける大作に出演できて今、達成感と充実感でいっぱいです。
それと同時に謙虚でいないといけないと気を引き締めています。
――『スパイダーマン:ホームカミング』で初めてスパイダーマンシリーズに出演が決まった時の感想は?
ジェイコブ:知らせを聞いた時、部屋で思わず驚きと喜びのあまり倒れました(笑)。世界が輝いて、花が鮮やかに咲き誇るように見えました。
オーディションは3カ月くらいの長期間に渡って行われ、他の才能ある役者さん達もこの役を競っていると考えると怖くなったりもしました。
でもスクリーンテスト(実際に撮影したフィルムを見て選考すること)ですごく居心地が良くて、非常に自信が持てたんです。オーディションというより、ドラマスクリーンの授業を受けている感覚でした。
――オーディション合格の決め手になったのはどんなところだと思いますか?
ジェイコブ:最終的には(ピーター役の)トム(・ホランド)と僕の相性、ケミストリーが良かったことが決め手になったと思います。
『ホームカミング』で悪者達が高校にやってきた時、ピーターとネッドが壁の後ろ側に隠れるシーンで最終審査があって、アジア系の子と僕の一騎打ちになったんですけど、彼はウイットに富んだとてもいいヤツでした。
でも彼はちょっと若くて、波長がちょっと違っている感じがあって、僕とトムの相性と同い年で、同じ趣味を持っているところも大きかったのかなと思います。