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『アニメスタジオミーティング vol.2』レポート│5大アニメスタジオの合同展示が凄すぎる!

天気の子、空青、ドロヘドロ、進撃の巨人。5大アニメスタジオの合同展示が凄すぎる!『アニメスタジオミーティング vol.2』レポート

MAPPAコーナー

アニメスタジオ「MAPPA」といえば、作品バリエーションの広さがスタジオとしての個性だと言っても過言ではない。

展示コーナーに入ると、まずはMAPPAの国内外での活動記録が記されたパネルが並ぶ。

大型モニターには「ゾンビランドサガ」新作MVが期間限定で公開しており見逃せない。

また、本展示コーナーに入る前にあるグッズコーナーには、話題となった特大アクリルスタンド(50センチ)が並んでいた。僕の推しである紺野純子は完売。買い時を逃すと後悔しか残らないのだ。

閑話休題。

「かつて神だった獣たちへ」、そして現在放送中である「GRANBLUE FANTASY The Animation Season2」の原画や設定画をじっくり見ていくと、続いて目に飛び込んでくるのは「うちタマ⁈ ~うちのタマ知りませんか?~」。そして、先日話題になったばかりの「ドロヘドロ」へ。

「ドロヘドロ」は従来のセルルックの3Dとは異なるアプローチで制作を進めているらしく、その点について撮影監督である淡輪雄介さんが熱く語っていた。この動画は間違いなく必見である。

展示コーナーの最後には中国でスマッシュヒットを飛ばしている「恋とプロデューサー」の設定資料集が展示されていた。ここまで幅広い作品が並ぶMAPPA。社員数も急増しているとのことで、これからの成長に期待したい。

■宣伝担当からのメッセージ
多様すぎるジャンル。それぞれの作品の世界観を楽しんで下さい。特に「うちタマ⁈ ~うちのタマ知りませんか?~」から「ドロヘドロ」の振り幅は必見ですよ。初展示の原画もたくさんありますので、ぜひじっくりと目を通していただけると嬉しいです。

 

GRIZZLYコーナー

GRIZZLYからは「囀る鳥は羽ばたかない」の設定資料集や生原画が展示されている。よくよく考えてみれば、銀幕で封切られる前の作品でここまで詳細な情報を見るのはかなり珍しいことだろう。期待のBL作品。ここも欠かさずチェックいただきたい。

■宣伝担当からのメッセージ
「囀る鳥は羽ばたかない」はBL作品としてだけでなく、人間ドラマとしての魅力もあり
一般の方々にも楽しんで頂ける内容となっています。初展示のものばかりですので、ぜひ楽しんで下さい。

 

WIT STUDIOコーナー

楽しかった各社の展示コーナーもいよいよ最後の1社となった。アクションアニメーターのポジションを生み出したWIT STUDIOはどんな展示をしているのだろうと胸を躍らせると、とんでもないものが目に入ってきた。

アニメ「進撃の巨人」総監督を務める荒木哲郎さんによる社内制作用資料が壁いっぱいに広がっている。完全に手書き。まさに荒木監督の頭の中を詰め込んだメモだ。

実際に、制作現場で使用しているものを今回の『アニメスタジオミーティング vol.2』に展示したという。

これはお世辞なしでハッキリと言う。一目見る価値しかない。レポートなので、詳細が書けないのが非常に残念だが、僕はしばらく足を止めてじっくりと見ていた。あまりにも希少価値が高いものなので、ぜひ現地でチェックいただきたいと思う。「進撃の巨人」制作の裏側を知ることができる贅沢な時間を約束しよう。

じっくりと「進撃の巨人」の社内制作用資料を見たと思いきや、今度は「甲鉄城のカバネリ」のメモが飛び込んできた。思わず「!?」となってしまう。あわせ技一本だ。

まだまだ、WIT STUDIOの展示は続く。後方には「ヴィンランドサガ」の複製原画やキャラクターの設定資料が並んでいる。とても細かい線。繊細なタッチのイラスト郡は必見だ

そして、本展示の最後を締めくくるのは、文化庁若手アニメーター等人材育成事業「あにめたまご」にて制作された「Hello WeGo!」だ。同作の複製原画をめくれるコーナーも設置されていた。実際の原画をめくって体感してみる。こうやってアニメは作られているのだなと、改めてその凄さを体感した。

アニメーターを育成する事業の作品が『アニメスタジオミーティング vol.2』の最後にある。こんなにエモーショナルなことはないだろう。

■宣伝担当からのメッセージ
今回、荒木監督をフューチャーしました。「進撃の巨人」と「甲鉄城のカバネリ」を展示するに当たって、彼の思いを伝えたい。そんな気持ちで展示企画を練っていきました。荒木監督の社内制作用資料やクリエイターインタビューなどきっと楽しんでいただける展示になっています。最高の作品たちを通じて、皆さんがアニメに、アニメ制作に興味を持っていただければ嬉しいです。

 
新進気鋭のアニメスタジオが並ぶ『アニメスタジオミーティング vol.2』。ぜひ、あなたの目で展示作品を見ていただきたい。きっと、必ずあなたの心に残る何かがあるはずだ。

〔文・川野優希 / 写真・Re-Zi〕
 

イベント概要

■アニメスタジオミーティングvol.2
開催日時:2019年11月2日(土)~12月8日(日)※毎週火曜日休館
開場時間:11:00-20:00(最終入場 19:30)
会場:東京アニメセンター in DNPプラザ
参加スタジオ:WIT STUDIO,MAPPA,CloverWorks,コミックス・ウェーブ・フィルム
入場料:一般1,000円/学生 800円/小学生以下 500円/未就学児無料
※価格は税込金額

アニスタ特設サイト
東京アニメセンター IN DNP PLAZA 公式サイト

(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
(C)カバネリ製作委員会
(C)幸村誠・講談社/ヴィンランド・サガ製作委員会
(C)小林和史/益山亮司/WIT STUDIO
(C)めいびい・講談社/かつ神製作委員会
(C)GRANBLUE FANTASY The Animation Project
(C)2020 林田球・小学館/ドロヘドロ製作委員会
(C)ソニー・クリエイティブプロダクツ/「うちタマ?!」製作委員会
(C)恋とプロデューサー/Paper Pictures/MAPPA
(C)ヨネダコウ・大洋図書/「囀る鳥は羽ばたかない」製作委員会
(C)2019 丸戸史明・深崎暮人・KADOKAWA ファンタジア文庫刊/映画も冴えない製作委員会
(C)2019 SORAAO PROJECT
(C)TYPE-MOON / FGO7 ANIME PROJECT
(C)2018 鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project
(C)DO1 PROJECT
(C)2019「天気の子」製作委員会
(C)「詩季織々」フィルムパートナーズ
(C)Soubi Yamamoto / CoMix Wave Films
(C)Peeping Life TV 製作委員会
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