劇場アニメ『キミだけにモテたいんだ。』斉藤壮馬さん&内山昂輝さん&富園力也さん&梅原裕一郎さんインタビュー|劇場で本作ならではの“青春感”を楽しんでほしい
斉藤さんの歌う「どんぐりころころ」に注目?
――印象に残っているシーンやセリフをお聞きしたいのですが、梅原さんいかがですか?
梅原:みんなのホリコに対する気持ちが明らかになっていくところですかね。
後藤田としては立場上のこともありますし、なかなか素直にはなれなくて、強い言葉でホリコを拒絶しなきゃいけないシーンは印象に残っています。
台本を読んでいても、ある意味一つの盛り上がりはここなんだろうなっていうのを感じたので、全力で演じさせていただきました。
――後藤田はやっぱりキーになってきますね。他の皆さんも印象に残っているシーンはありますか?
斉藤:「どんぐりころころ」ですね。
内山:あ~、歌ってた。
斉藤:あれ何パターンか録っていて。2回目の舞台挨拶ではそれを全面に押し出していこうと思うんですけど。
内山:どういうこと?(笑)
斉藤:時夫くんは「歌うの苦手なんだよ」って言っているので、どのくらい歌えるのかは僕もスタッフの皆さんも手探りでした。
割と普通に歌えているのとか、めちゃくちゃ下手みたいなのとか、いろんなバージョンを録って。
たぶん、使われているのは割と一番オーソドックスなやつだったんですけど。僕としては下手な奴をすごく上手くできたと思うので。
内山:なるほど(笑)。
斉藤:下手なのを上手く出来たなって思って。あのバージョンを僕は聴いてみたかったなと。
――たしかにそれはファンの皆さん的にも聴いてみたいって思いますね。
斉藤:そうですね、僕もまさか劇場で「どんぐりころころ」を皆さんにお聞かせする日がくるとは、あの幼稚園時代は思ってなかったので。
――そんなこと思いもしないですよね(笑)。
斉藤:頑張って幼稚園に行っていてよかったなって思いましたね(笑)。
――(笑)。内山さんと富園さんはいかがですか?
内山:印象的なシーンか、なんだろうなあ。
斉藤:あれじゃないですか?
内山:?
斉藤:「ちっとは静かにできんのか~!」っていう。「アシモく~ん!」って声援送られてるのに「うるせえぞ!」ってなるところ。
内山:雑に扱うところね。
斉藤:こんなこと言っちゃっていいのかよっていう。
内山:あとはやっぱり、衝撃の“目から牛乳”という特技じゃないですかね。
斉藤:あれって本当にできる人いるんですかね?
梅原:いるんじゃない?
内山:あれはアシモのセールスポイントなので。本番ではそれも封印して臨んだっていうのを評価したいですね。それが成長なのだと。
斉藤:自分に制限をかけて(笑)。
内山:自分の得意なところをあえて出さない。そこがポイントです。
富園:僕は、ストーカーみたいなのをされたときですかね。
内山:ありましたね。
斉藤:あれはヤバイよなあ。
富園:教室のロッカーに隠れてて、幸太郎が席から立ち上がった時にガチャンって開けて。「好きです!」って言ってるんですよ、あれ。
告白されてるんですけど。いや怖いなって思いました。
――あのシチュエーションはシンプルに怖いですよね。
富園:そうですね、なかなか遭遇できない状況ですよね。