夢は今ここに甦る……! ゲーム『新サクラ大戦』はシリーズのお約束と新要素を奇跡的なバランスで両立させた意欲作! 発売前プレイレビューをお届け!
夢はここに甦る! 生まれ変わった新たな『サクラ大戦』!
とはいいつつまだプレイには入りません。『サクラ大戦』のゲームを起動したらまずやることがあるからです。
そうです、オープニング映像を見つつ主題歌に聞き入るのはもはやお約束。過去シリーズをプレイした人ならば、この感覚は理解してもらえるのではないでしょうか。
体験プレイは限られた時間しかないにも関わらず迷惑かとは少し思いましたが、やはりこれだけはやっておきたいと飛ばさずに見ることを選択した筆者。
その考えが間違っていなかったのは言うまでもありません。
もはやイントロを聴くだけでドはまりした当時を思い出し、懐かしさすら感じる『サクラ大戦』と「檄!帝国華撃団」。
本作では「檄!帝国華撃団<新章>」として生まれ変わっていますが、お馴染みのイントロから始まりサビまでの部分はメロディラインこそ踏襲されているものの、歌詞がガラッと変わることで聴き馴染んだ楽曲なのにまた違った表情を見せてくれています。
そして“走れ 光速の 帝国華撃団”とアニメ・ゲーム好きならば誰もが知っているあの歌詞が来るサビへと突入すると、ここで爆発するかのように盛り上がっていきます。
そして力強く歌われる“夢は甦る”という歌詞には、神山誠十郎(CV:阿座上洋平さん)や天宮さくら(CV:佐倉綾音さん)の新たな物語を感じさせつつ、これまでのファンならば様々な意味が込められているかのように思えてきてしまうことでしょう。
フルバージョンは先行して配信されており、とある楽曲のメロディが使用された間奏やその後のセリフパートなど、またグッとくる物に仕上がっています。
シリーズファンのみなさんは、プレイした当時の思い出が胸の中に甦り、感慨深さと共に夢中になった想いがくるくると渦巻くことでしょう!
映像のほうではCGで描かれる光武や無限のド派手なアクションに、ヒロインたちの煌びやかな一面と凛々しい一面が一挙に楽しめます。
「檄!帝国華撃団<新章>」に込められているのは懐かしさだけでなく、新鮮な驚きです。これはゲーム本編でも絶妙なバランスで両立されており、シリーズ初体験者はもちろんこれまでのファンも新たな体験が待っています!