夢は今ここに甦る……! ゲーム『新サクラ大戦』はシリーズのお約束と新要素を奇跡的なバランスで両立させた意欲作! 発売前プレイレビューをお届け!
霊子甲冑&霊子戦闘機を自分の手で自在に操れる喜びは何物にも変えがたい魅力
そしていよいよバトルパートの紹介です。アドベンチャーパートと対となる『サクラ大戦』シリーズのもうひとつの肝の部分ですが、本作からマス目に沿ってキャラクターを移動させるシミュレーションから、直感的に操作できるアクションへと変貌を遂げています。
バトルパートに登場するメカニック“霊子甲冑 光武”が人気要素のひとつで、改良型や新型が登場し続けていました。
光武は、ヒロインたちや主題歌と並ぶシリーズの顔とも言える存在であり、それを自分の手で動かせるとあってはたまりません。
『サクラ大戦』シリーズでアクションというと『サクラ大戦V EPISODE 0〜荒野のサムライ娘〜』を思い出す人も多いことでしょう。しかし本作のアクションはメカのほうを操るのがメインということで、クリア後の隠し要素ではありません。
今回筆者が操作できたのは、無限(神山誠十郎機)と三式光武(天宮さくら機)。両機とも癖が少なく扱いやすく感じました。操作についてはボタン連打の組み合わせでその後のモーションが変わっていく形となっており、難しいコマンド入力などは一切ありません。
回避やステップなどを駆使して敵の攻撃を掻い潜り、上手く攻撃を当てていくことで難なくクリアできました。物語が進むに連れ難しく感じる部分や強敵も登場すると思われますが、どんな人でも簡単にプレイでき、爽快感を得られるはずです。
筆者が特に嬉しく感じたのがダッシュのモーション。地面を滑走していくような形なのですが、このまま壁面を走ったりすることも可能で、気分は『サクラ大戦3 〜巴里は燃えているか〜』オープニングムービーの、「マロニエに歌を口ずさむ」~「花の都に咲く雄姿」あたりの光武F(大神一郎機)でした。
何故か壁走りがあるとテンションが上がり、そこからジャンプでカッコよく降りたくなったのはそのせいだと思いたい……!
ド派手な必殺技がまた爽快で、連撃になっており全ての攻撃をヒットさせることで大ダメージを与える無限(神山機)や、多数の敵に一気にダメージを与える範囲攻撃の三式光武(天宮さくら機)など、キャラクターごとに違った技が発動できました。
攻略の際は、こういったキャラクターごとの特性を活かしていく必要もあるかもしれません。技演出がどんなものなのかは、配信中の体験版や製品版でお確かめあれ!