この記事をかいた人
- 胃の上心臓
- 拗らせ系アニメ・ゲームオタクのライター。ロボットアニメ作品やTYPE-MOONの作品を主に追いかけている。
一通り基本的な要素は紹介しましたが、まだまだ本作には楽しい要素がいっぱいです。
実はオープニングムービーの視聴後にタイトル画面に入った段階で、ある項目を見つけた筆者は嬉々として本編プレイ前にそちらを選択しました。そうです公式サイトでも紹介されている“世界こいこい大戦”です。
こちらはプレイヤーが選択したキャラクターと花札に興じられるモード。
いや、本編やらないで何で真っ先に花札にうつつを抜かしてるんじゃ! とツッコミまれることは承知の上ですが、仕方がないのです。
“こいこい大戦”として花札が収録されるのは過去作から行っていた試みであり、過去にはキャラクターごとのミニゲームなども存在。これがまたおまけ的な要素にも関わらず中々に作りこまれており、楽しいのです。
無印の「こいこい大戦」や『サクラ大戦4 〜恋せよ乙女〜』収録のポンジャン的な絵合わせゲーム「サクラ大戦ジャン 〜ロンせよ乙女〜」で一日中遊んでいた……なんて筆者みたいな体験をした人はいるのではないでしょうか。
この点は本作でも健在で、ついつい時間を忘れてプレイしてしまいました。今回はさくらと対戦させて貰いましたが、その可愛らしい反応を見るだけでもたまりません。
本作では売店で購入したり色々な場所で拾うことで、ブロマイドを収集する要素もあります。なんと過去作のキャラクターたちはこんな所で本作でも見ることができ……!?
他にも米田一基(CV:池田勝さん)から託され大神一郎(CV:陶山章央さん)が就いていた総司令・支配人の座に、霊力の低下から花組を離れていた神崎すみれ(CV:富沢美智恵さん)が座り過去作と本作の橋渡しをしている点も気になるところ。
そして声やその姿から、真宮寺さくらを思い出さずにはいられない仮面で顔を隠した女性・夜叉(CV:横山智佐さん)ほか、発売前から期待せざるを得ない要素が多数!
上記の勝手に体が動いてしまう点もそうですが、出撃時の“花見の準備をせよ!”の選択肢やダクトを通って戦闘服に着替え各自の肖像画から登場するあのムービーに、“勝利のポーズ”。そしてアニメ作品を思わせるオープニングムービーや、エピソードごとに挿入されるアイキャッチや次回予告など、お約束は残っています。
過去作からの要素の殆どを引き継ぎつつ、グラフィックの向上を活かしたキャラクター表現が秀逸なのです。
そんなキャラクターたちも花組こそ一新されましたが、世界中の都市に華撃団が誕生しているといった新たな要素を主軸としている点は見逃せません。
そして新たなキャラクターたちに加え本作と過去作とを繋ぐ人物と、ここからシリーズを初めてプレイする人も、過去作からのファンの人も、その両方に訴えかけるだけの熱量が本作にはあります!
発売日の12月12日(木)までいよいよあと少しです。ぜひ令和元年の年末は、『サクラ大戦』で太正時代を感じてみてはいかがでしょうか! きっと新たな体験が待っていますよ!
[文・胃の上心臓]
拗らせ系アニメ・ゲームオタクのライター。ガンダムシリーズをはじめとするロボットアニメやTYPE-MOONを主に追いかけている。そして、10代からゲームセンター通いを続ける「機動戦士ガンダム vs.シリーズ」おじ勢。 ライトノベル原作や美少女ゲーム、格闘ゲームなども大好物。最近だと『ダイの大冒険』、『うたわれるもの』、劇場版『G-レコ』、劇場版『ピンドラ』がイチオシです。