田所あずささん初のアリーナ公演レポート|“イコール”で繋がった「サイコーの誕生日をありがとうございました!」
声優アーティスト・田所あずささんが9thシングル『イコール』を提げ、自身の誕生日である11月10日(日)東京・片柳アリーナにて初のアリーナワンマンを開催しました。
タイトルは「AZUSA TADOKORO SPECIAL LIVE 2019~イコール~」。サプライズもあった2時間半に及ぶステージの模様をお届けします。
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初っ端からタドコロック、絶好調!
オーディエンスの大きなハンズクラップと歓声を浴びながら、バックバンド・あずさ2号を引き連れて登壇した田所さん。正面にいるオーディエンスを捉え、< this play has come! gimme!gimme!gimme! hey!>とシャウトしロカビリー調の「ギミーシェルター・ブライトネス」へ。
巻き舌炸裂で挑発したかと思えば、今度は早口でまくしたてる「1HOPE SNIPER」、疾走感たっぷりのロックナンバー「spit out」で<着飾った生き方に本当に意味はあるの?>と突きつける。
オーディエンスの拳が力強く振り上げられるなか“絶対的Rock Star”っぷりを発揮して畳みかけた序盤。
ライブハウスさながらの熱気が立ち込めたところで「AZUSA TADOKORO SPECIAL LIVE 2019~イコール~にようこそ~! 皆さん、いろいろなライブがかぶってるなか(笑)、ここを選んでくれてありがとうございます!」と挨拶(笑)。
会場を見渡して、その広さに「なんだかビックリ(笑)。こんなにあっさり(アリーナに)立てるものかと思って。結婚でいうマリッジ・ブルーのような感じになってて。“ここに一体、みんなは何しにくるんだろう”ってところまで考えてしまって……みなさん、何を目的にきたんです?」と、田所さん節が炸裂(笑)。
客席からは大きな笑いと共に「ころあず大好き!」のラブコールが飛び交いました。「歌を聴きに来た」という人数の多さには安心した様子で「よかった」と胸をなでおろし「皆さんがここを選んでくれたってことが何よりの証拠だなと思って、私はみんなのためにうたを歌いたいと思います」とメッセージ。
「普段は自分のために歌ってるんです。でもライブのときはみんなのために歌うのも悪くないなって。……歌ってやってもいいかなって」と、はにかみました。
再びライブへ。王道のギターロックサウンドを響かす「絶対的Rock Star」、エモーショナルな歌声で妖艶な結晶を導き出す「DEAREST DROP」、甘酸っぱいメロディがはじける「リトルソルジャー」と三者三様の曲を届けます。
バラエティ豊かな曲を多彩な歌声で表現していった田所さんでしたが、「リトルソルジャー」のイントロで膝から崩れおちたファンを見て思わず笑ってしまった、と明かしました(笑)。
「そんな喜んでもらって嬉しい。それほど思い出深い曲ということだよね? そんな歌が歌えてありがたい」としみじみ。
また、今回の衣装の話題で「ピンクって意外だと思うんですが、色に挑戦してみました。これもショートに変えたからこそというか。こういう甘い服も着てみようかなって」と、ショートカットにしたことについて触れるとフロアから「かわいい!」と拍手が。
「言わせた形になってしまってすみません」と小さくなるところが、田所さんらしくて本当にかわいい。