冬アニメ『A3!』佐久間 咲也役・酒井広大さんインタビュー|アニメから『A3!』に触れるみなさんがうらやましい!
春組は包み込んでくれる温かい家族のようなチーム
――MANKAIカンパニーには春組、夏組、秋組、冬組というユニットがありますが、咲也が属する春組の印象は?
酒井:春組はMANKAIカンパニー復活に向けて誕生した初めての組で、メンバーはみんな、生まれも育ってきた環境も違うし、年齢もバラバラだし、国籍が違う人もいる、多種多様なメンバー構成だけど、家族のように過ごしてきて。
もちろんそれぞれの苦悩や隠しているものはあるけど、何も言わずに包み込んでくれる温かさがあるチームだなと思います。
――アニメの映像をご覧になった感想は?
酒井:まずMANKAIカンパニーのキャラたちが動いているのを見ただけで感動したし、こんなふうに動いていたんだという発見もありました。こんな感じでレッスンしてたんだ、稽古場ってこんなに広かったんだとか。
なじみのあるキャラだけではなく、背景などもダイレクトに伝わってきたので、いい意味で衝撃的でした。あと全キャラ、新たに登場するシーンがカッコよく描かれていて、キュンとしました。
――収録現場の雰囲気はいかがですか?
酒井:イベントでの朗読では5~6人でやらせていただくこともありましたが、ゲームではひとりの収録でした。
今回のようにガッツリとメンバーがそろって、毎週収録するのはアニメが初めてで。でもイベントやライブを経験させていただいたので、チームワークも良くて、雰囲気も温かく、楽しくやらせていただいています。
春組メンバーだけではなく、監督である立花いづみ役の名塚佳織さんや支配人である松川伊助役の小西克幸さんも支えてくださって、ファミリー感を感じながら収録しています。
ただゲームと違って、みんなで呼吸を合わせてやるので、いつもより緊張感があったし、『A3!』は人気コンテンツで今回のアニメ化への期待の高さも感じていたので、プレッシャーも大きくて。
音響監督からも「酒井君、お芝居硬くなってきているね」と言われたのでそれ以来、「肩ひじ張り過ぎかな。もっと皆さんに背中を預けてやったほうがいいかも」と意識しています。
――収録時の印象に残っているエピソードはありますか?
酒井:春組メンバーのシトロン役の五十嵐(雅)さんはキャラがひょうきんですが、ご自身もムードメーカー的な存在だなと思います。
普段は舞台や映像を中心に活躍されている役者さんなので、僕らが発想できないようなお芝居をされるので勉強になるし、刺激を受けています。