アニメ『僕のヒーローアカデミア』インターン編のクライマックスを声優・山下大輝さん、津田健次郎さんとともに!激闘を見届けた感想、両キャラの共通点について言及!?
オーバーホールとの激戦がいよいよクライマックスを迎えようとするTVアニメ『僕のヒーローアカデミア』。決着の描かれる第76話「無限100%」の放送が控える2020年1月11日(土)には、最新話をスクリーンで楽しむことができる「『僕のヒーローアカデミア』ヒーローインターン編クライマックスSP上映&トークイベント」が行われました。
第76話の上映前後には緑谷出久(デク)役・山下大輝さん、治崎廻(オーバーホール)役・津田健次郎さんがステージに。両キャストが「ヒーローインターン編」の激戦を振り返ったトークを繰り広げました。
これまで以上に生々しい「ヒーローインターン編」。注目キャラはやはり……?
第76話の上映を直前に控える中、イベントでは山下さん、津田さんがステージに登場。いよいよお披露目となる第76話について山下さんは「覚悟してください!」と期待を煽り、津田さんも早く楽しんでほしいとコメントしました。
「ヒーローインターン編」を振り返ったトークでは、ヒーローたちが活躍する現場の厳しさが印象深いと語る山下さん。命の重さといった生々しい描写をこれまでの物語との違いとして挙げます。また、オーバーホールの所属する“死穢八斎會”という新たな敵勢力の登場も「ヒーローインターン編」の重要ポイントだと解説しました。
そんな敵勢力の中心としてデクたちの前に立ちふさがるオーバーホールですが、彼について津田さんは、凶暴なだけではない知性的な一面に言及。演じる上では、冷静で淡々とした話し方の一方、内側では神経質な性格から災いするイラつきだったりと、様々な感情が渦巻いていることを意識したと明かしました。
数々のヒーローたちがオーバーホールとの激戦を繰り広げた「ヒーローインターン編」。話は、オーバーホールを相手にその実力を見せつけた通形ミリオ(ルミリオン)について。
第74話ではルミリオンとオーバーホールが死闘を繰り広げましたが、その張り詰めた空気感はアフレコ現場も同じだったとのこと。この戦いを「光と闇の戦い」と例えた津田さんは、ルミリオン役の新垣樽助さんとの全力の掛け合いがとても楽しかったと語りました。
そして、ルミリオンをはじめレッドライオット、ファットガム……数々のヒーローたちのバトンを受け取ってオーバーホールの前に辿り着いたデク。ヒーローたちの想いを背負っての登場について、山下さんはいつも以上に気合を入れてアフレコに挑んだと熱弁しました。
キャストふたりが本作に掛ける熱量を語ったところで、いよいよ第76話の上映に。サプライズとして、山下さんと津田さんも客席から激闘を見守りました。
ついに決着!デクとオーバーホールの共通点は“行き過ぎてしまう”ところ!?
上映後、再びステージに登壇した山下さん、津田さんは、丁寧でありながら迫力満点な内容に感無量の様子。劇場版並みのクオリティであると絶賛し、アニメ制作のボンズに対して感謝の言葉を贈りました。
本編では激戦の中で、オーバーホールの様々な表情や、根底にある恩義などが明らかに。津田さんは、純粋故に、彼なりの義として行き過ぎてしまったのだと解説します。
山下さんもデクの身を挺した戦い方を「真っ直ぐ過ぎるが故にクレイジー」とコメント。互いに、純粋な故に行き過ぎる一面が共通点だと延べました。
また、自己犠牲に躊躇のないデクは、オーバーホールの言う“病人”ではないか。第76話の戦いは、単なる殴り合いではなく、互いの信念のぶつかり合いでもあるとふたりは考察しました。
アフレコにおいては、全力を出し切っただけに終えた後はぐったりしてしまったというふたり。サー・ナイトアイ役の三木眞一郎さんを交えて、暫くやりきったという余韻に浸っていたとのことです。
気になる今後の話に移ると、第77話では「ヒーローインターン編」のエピローグが放送。そしてその次の週からは新章「文化祭編」に突入することが明かされました。
「ヒーローインターン編」について惜しみないトークが繰り広げられた「『僕のヒーローアカデミア』ヒーローインターン編クライマックスSP上映&トークイベント」。
最後に津田さんは、『ヒロアカ』への参加について改めて喜びを露わに。そして、ド迫力の戦いをやっと視聴者に届けることができて嬉しかったと語り、「何回でも楽しんでもらいたいです」とメッセージ。
山下さんは、観客と一緒に第76話を楽しめたこと、新鮮な感想を伝えることができてよかったとコメント。最後に、本作が視聴者にとって新たな一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいと締めくくりました。
[取材/文・MoA]
TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第4期作品情報
放送情報
10月12日より、毎週土曜夕方5:30~放送中
読売テレビ・日本テレビ系全国29局ネット ※一部地域を除く
ストーリー
超常能力“個性”を持つ人間が当たり前の世界。憧れのNo.1ヒーロー・オールマイトと出会った“無個性”の少年・緑谷出久、通称「デク」は、その内に秘めるヒーローの資質を見出され、オールマイトから“個性”ワン・フォー・オールを受け継いだ。
デクはヒーロー輩出の名門・雄英高校に入学し、“個性”で社会や人々を救ける“ヒーロー”になることを目指して、クラスメイトたちと試練の毎日を過ごしていた。
宿敵オール・フォー・ワンを倒したものの力を使い果たしたオールマイトはプロヒーローを引退。彼の意志を継いだデクは「プロヒーロー仮免許」を取得し、“最高のヒーロー”にまた一歩近づいた。
そんな中、デクは雄英ビッグ3のひとりであり、プロヒーローのサー・ナイトアイの下で「インターン活動」をしている3年生・通形ミリオと出会う。その圧倒的な実力から、デクはプロヒーローの事務所で実際にヒーロー活動を行うインターン活動への意欲を高まらせる。
一方、不穏な動きを見せる指定敵<ヴィラン>団体・死穢八斎會の若頭オーバーホールが、オール・フォー・ワンの意志を継ぐ敵<ヴィラン>連合のリーダー死柄木弔と接触。そして、オーバーホールの傍らには、ひとりの少女の姿があった―。
デクの、ヒーロー候補生たちの、新たな“脅威”との戦い、そして“使命”への挑戦が始まる!!
スタッフ
原作:堀越耕平(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
総監督:長崎健司
監督:向井雅浩
シリーズ構成・脚本:黒田洋介(スタジオオルフェ)
キャラクターデザイン:馬越嘉彦
音楽:林ゆうき
アニメーション制作:ボンズ
オープニングテーマ:「ポラリス」BLUE ENCOUNT
エンディングテーマ:「航海の唄」さユり
キャスト
緑谷出久:山下大輝
通形ミリオ:新垣樽助
爆豪勝己:岡本信彦
麗日お茶子:佐倉綾音
飯田天哉:石川界人
轟焦凍:梶裕貴
切島鋭児郎:増田俊樹
蛙吹梅雨:悠木碧
八百万百:井上麻里奈
天喰環:上村祐翔
波動ねじれ:安野希世乃
オールマイト:三宅健太
サー・ナイトアイ:三木眞一郎
ファットガム:興津和幸
壊理:小林星蘭
オーバーホール:津田健次郎