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- 二城利月
- 元アニメイトタイムズの編集者で、現在はフリーのライター。アニメ、声優、VTuberの記事など作ってます。
──『はいふり』は横須賀の街でたくさんイベントやコラボを行っていますし、今回は作品内でもお祭りをやっていますが、次コラボやお祭りするとしたらどんなことをしてみたい、もしくは見てみたいですか?
夏川:そうですね、せっかく船に乗るお話なので海の近くで何かしたいなって思いますね。
あと横須賀ってブラスバンド的文化があるじゃないですか。それらとコラボして『はいふり』の曲をやるコンサートとか見てみたいですね。 オーケストラみたいな。
劇伴とか『Free Turn』、『High Free Spirits』とかをブラスバンドで聞いてみたいなって思いますね。
──今回の劇場版を一言で表すとしたら、夏川さん的にはどうなりますか?
夏川:「爽やか」ですね。元々『はいふり』って爽やかな作品だと思うんですけれど、その『はいふり』らしさを前面に押し出したシナリオになっているので。
そして登場人物たちがみんな真っ直ぐな想いでひとつの目標に向かって頑張ると言うか、一つのものに力を合わせる姿が爽やかな青春映画だなって思ったので「爽やか」ですね。
──『はいふり』に携わることになってから結構な年月が経っているかと思いますが、『はいふり』という作品に触れて変わったこと、発見したことなどありますか?
夏川:いろいろ貴重な経験をさせて頂いたなあという思いはありますし、電車や駅とかで『はいふり』の広告を見ることがすごく多くてそれがすごい誇らしいんですよね。
横須賀に取材に行った時とかも自分の演じたキャラクターの絵が飾ってあって、「あぁ、すごい作品に関われているんだな」っていう自分の自信にもつながりましたし、すごく誇らしくもありますし、関われて良かったなっていうのは常に思っていますね。
後はイントネーション的な問題ですごく戸惑うことが多い作品だったので、もうその辺で悩むことはないんじゃないかなと思いますね(笑)。
調べてもどれが正しいとか出てこないですし、変にクセつけてもいけないと思いますし。一応一応自分なりに「こうかなって」思って挑むんですけど、それを現場で直されたりするので、その臨機応変さみたいなのはすごい学べたなと思いますね。
──では最後に、公開を楽しみにしているファンへメッセージをお願いします!
夏川:すごく爽やかで、きっと皆さんが見たいと思ってもらえるようなものになっていると思います。すごく長い期間お待たせした最新作・最新ストーリーということですごくいい作品になっていると思いますので、劇場で、大迫力の映像でご覧いただければと思います!
[取材・文/二城利月]
某美少女ゲーム雑誌の編集、アニメイトタイムズの編集を経て、現在はフリーで活動中のライター。主にアニメ、声優、VTuber、ゲーム、車などの記事を作ってます。好きなアニメは『ガルパン』、『艦これ』、『はいふり』、『ラブライブ!』、『ゆるキャン△』、『放課後ていぼう日誌』など。聖地巡礼が好きで、ハマるとすぐ飛んでいきます。
今からおよそ100年前、プレートのずれにより、多くの国土を水没によって失った日本。国土保全のため次々と築かれた水上都市はいつしか海上都市となり、それらを結ぶ航路の増大に伴い、海の安全を守る職業「ブルーマーメイド」が女生徒たちの憧れとなっていた。
そんな「ブルーマーメイド」に憧れ、横須賀女子海洋学校に入学した岬明乃は航洋艦「晴風」の艦長に任命され、クラスのメンバーと共に海洋実習に参加する。艦を動かし、目的地へと向かうだけの安全な航海のはずが、彼女たちを待ち受けていたのは、数々の危機(ピンチ)。教員艦からの突然の発砲、暴走する他学生艦との戦闘、救難船の救護活動など、数々の困難を辛くも乗り越え、無事に陸に帰還したことで、メンバー同士の間に固い絆が結ばれるのだった。
その騒動から1ヶ月後、テスト休みを満喫する晴風メンバーに新たな危機(ピンチ)が訪れる。それは晴風クラスが解体されるというもの。晴風メンバーは、動揺しながらも再び一丸となり、クラスの解体を阻止したことで、絆をより深めていくのだった。
そして、晴風クラス解体危機から3ヶ月──
横須賀では、呉・舞鶴・佐世保を含めた全女子海洋学校の生徒が一堂に会し文化祭と体育祭を行う「競闘遊戯会」が開催され、明乃たち晴風クラスのメンバーも歓迎祭の準備に追われていた。
大和・信濃・紀伊など超大型艦のクラスも集い、様々な演し物や競技で賑わう中、彼女たちに新たな“危機(ピンチ)”が迫っていた……!
『ストライクウィッチーズ』『ガールズ&パンツァー』などを手がける鈴木貴昭原案のオリジナルアニメーションとして2016年4月からTV放送された本作。
“国土水没により海上大国となった日本”という時代背景に合わせ緻密に練られた設定と世界観を舞台に、教育艦「晴風」の艦長となった明乃をはじめ、副長の宗谷ましろら、艦で共に過ごす仲間たちの豊かな個性や、少女たち同士の関係性を魅力的に描き出し、そんな可愛いキャラクターたちとは一見ミスマッチな艦隊バトルシーンは、ミリタリーファンも納得の綿密な設定考証に基づきリアルに描写され、放送開始から大きな話題となった。
放送後も続編を望む声はやまず、2017年5月のOVA発売を経て、満を持して2020年1月18日、完全新作アニメーションとして全国ロードショーされる。
守るべき艦(いえ)と、進むべき航路(みらい)。少女たちの新たな物語が幕を開ける!
原案:鈴木貴昭
キャラクター原案:あっと
総監督:信田ユウ
監督:中川淳
脚本:鈴木貴昭・岡田邦彦
キャラクターデザイン・総作画監督:中村直人
制作:A-1 Pictures
配給:アニプレックス
岬 明乃:夏川椎菜
宗谷ましろ:Lynn
立石志摩:古木のぞみ
西崎芽依:種﨑敦美
納沙幸子:黒瀬ゆうこ
知床 鈴:久保ユリカ
知名もえか:雨宮天
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