声優・上村祐翔さんと木村良平さんが登壇! VRミステリーアドベンチャーゲーム『東京クロノス』のクリスマスパーティをレポート|新シリーズ以外にも続編の構想が!?
LAMさんがロウのモデルにした人物とは!?
続いては石川由依さん演じる二階堂華怜の誕生日が12月25日のクリスマスということで、彼女の誕生日を祝うケーキが会場に運び込まれました。
あわせて本作のキャラクターデザインを担当したLAMさんが登場し、二階堂華怜の描き下ろしイラストが初公開されました。公開の瞬間に会場全体から熱い歓声が聞こえていました。
本イラストは「VRゲーム『東京クロノス』オリジナルサウンドトラック」に使用されています。
続いて、LAMさんによって各キャラクターのデザインコンセプトが明かされました。
櫻井響介についてはプレイヤーが自分を投影するキャラクターということで、あまりにも目立ったデザインにならないよう気を使ったのだとか。それでも主人公ということで、前髪がクロスしたデザインなどの記号を使っているとのこと。
ロウについては以前から親交のあった木村さんへ「(LAMさんが)いつか独立したらキャラクターの声を当ててください」とお願いしていたそうですが、その4か月後には「東京クロノス」でその約束が叶ったというエピソードを明かしてくれました。
最後に二階堂華怜については、脆さと強さの二面性の両立を目指していたそうです。初稿や二稿の段階でデザインにOKが出るくらい当初から完成度が高かったそうで、木村さんからは石川由依さんが声を担当することに説得力があるとのコメントが。
そこからLAMさんは本作の出演声優陣の力についても話すと、その点が本作の没入感に寄与しており、海外でのローカライズで素晴らしいとの声を貰うことができたと語りました。
続いて上村さんと木村さんにも、キャラクターのイラストについての感想を伺っていくことになりました。上村さんは櫻井響介と自分の雰囲気が少し似ていると感じており、演じる際にはあまりキャラクターを作らないようにしていたそうです。
木村さんは台本からキャラクターを作っていくそうで、ロウに関してはイラストを見た段階で演じるためのプランは完成していたのだとか。LAMさんによるとイラストを描いている段階で誰が声を担当するかは決まっていなかったそうですが、「(木村さんのように)主人公と悪役どちらも演じられる方」とは聞いていたのだとか。
これによって柏倉監督の中にキャラクターのイメージがしっかりと確立していることが判明。既にプレイした人はもう一度、まだプレイしたことのない方はこれからプレイしてみたくなるような、ワクワクするトークが展開されていきました。
最後におふたりからのメッセージ。木村さんは本作の発売から時間が空いていることを話すと、それでもこういった機会を設けることができ、多くのファンのみなさんが会場を訪れてくれた感謝を述べました。また製作スタッフのみなさんの熱意や続編についても言及し、今後も本作を応援してほしいとコメント。
上村さんはこの日のイベントで当時の事を思い出したと話すと、本作の収録時にどうやってキャラクターを表現しようか考えていたことと、そんな緻密にキャラクターと関われた時間が大切だと話しました。ネタバレのため詳しいことは言えないと語りつつ、終盤にある櫻井響介とあるキャラクターの掛け合いが素晴らしいとも。
以上、『東京クロノス』クリスマスパーティの模様をお届けしました。なにやら本作に関わる新しい展開が考えられているなど、まだまだ目の離せない作品になることと思います。興味を持った方はぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。
[取材・文・撮影/胃の上心臓]
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