映画『声優男子ですが…?』上村祐翔さん、梅原裕一郎さん、河本啓佑さん、小林裕介さん、本城雄太郎さん、山本和臣さんインタビュー! まさかの映画化に困惑しつつもいつもどおりの空気感?
もしも映画監督になったら…?
——劇場版にちなんで、もしもみなさんが映画監督になったとしたらこの声優男子のメンバーを使ってどんな映画を作ってみたいですか?
小林:映画を作るとしたらか~。
山本:なんか、最初に大ゲンカからはじまって…。
まあ、最初これ(それぞれがつけているメンバーカラーのブレスレットを指す)があったとしたら、こういうのをみんなでつけて仲良くキャンプ場とかに来るんだけど、すごい喧嘩が勃発して。
だれかがこのブレスレットを川に投げ捨てたのを白井さんが1人残って一生懸命探して(笑)「せっかくみんなで作ったのに!」みたいなシーンから、だんだん絆を取り戻していくっていう
上村:絆再生物語ね。
小林:俺もそれに近いかな〜。
5年もやってたらケンカもするじゃないですか。「もういいんじゃない? やめようよこの番組」っていうところから始まり…。
上村:なるほど!
小林:でも1人になった時にね、何かを見つけては「そういえば、むっちゃん(上村)も抹茶好きだったな」って思い返し。
上村:そこ?
4人:(笑)。
山本:回想するの?
上村:あ、なるほどね。今までのシーズンの回想シーンを挟むのね。
小林:そう。今回は“絆”がテーマになってる部分があるじゃん。
だから、意外といろんなところを見たら絆が思い起こされてきて、最終的に「やっぱりもう1回やってみようか」って集まって、何かが始まりそうになったところで終わるっていう。
梅原:あ~。
山本:やっぱり僕は川の中で暴れてるシーンが欲しい。「せっかく作ったのに!」みたいなシーン。
小林:しらいむが一生懸命探してたら、「そういえば最初イケメン声でむっちゃんが『ドブ川…』って言ってたなって思い出して絆を思い出すとか。
上村:なるほどね。いろんな名場面とか名言的なワードをチョイスして、それにちなんだものをやっていくみたいなね
本城:なるほど〜。
小林:だってそれだけのものを今までやってきたじゃん。思い出す場面が結構多いと思うよ。
山本:ふふふっ。
小林:何がおかしいの?
山本:その後バヤシさんがヘリで来て「イギリスではヘリの操縦ができたんだよ」って言ったら……。
梅原:二度と言うなよ!
河本・上村・本城:それか~(笑)。
小林:仲悪くなるじゃん(笑)。
全員:(笑)。
小林:仲違いの最初の原因は俺かもしれないわ(笑)。
山本:あ~なるほどね
河本:いい加減イギリス話すんなよってなるんでしょ?
上村:逆かもしれない。強く言ってたのが急に優しく「二度と言うなよ?」ってなって仲直りするみたいな。
河本:そういうシーンいっぱい入れよう! 終盤までに『二度と言うなよ』のいろんなバージョンがあって最後はお客さんもみんなで言えるぐらいの。
山本:応援上映みたいじゃん(笑)。
河本:最後「お! きたきた!」っていうフリをちゃんとバヤシがするからさ!(笑)
上村:あとアレ! 税関で河本くんが連れて行かれてくところの再現! 別のエキストラさんとかが連れていかれて「河本くんあんなことあったな~」って思い出すとかね。
河本:やめろ! それはやめておけ(笑)。
本城:どこにでもあるんだね、カケラが。
小林:そうね、エピソードは事欠かないから。
河本:まあそれでハッピーエンドで終わる!
上村:それがいいね。
山本:これ伝わる?(笑) 放送されてない部分も多いよね?
上村:あ、そっか。それなら未公開シーンとかもちりばめてさ。
山本:振り返ってまた観れるようなのがいいよね。
上村:それいいな。どうせならそういう感じの映画を作りたいね。
——それでは最後に、劇場版を楽しみにしている皆様に一言ずつメッセージをお願いします。
河本:『声優男子ですが…?』の劇場版と聞いて、どんなものになるんだろうとドキドキワクワクされているかとは思いますが、ご安心ください。
これまでどおりというか『声優男子ですが…?』の良さを全面に押し出した形での劇場版になっておりますので思う存分楽しんでいただけたらと思います。よろしくお願いします!
上村:劇場場って言われると、かなりインパクトがあるんですけど、本当に普段どおりというか、それ以上に今までの中で一番リラックスした状態で臨んでいる劇場版だと思うので、あんまり気を張らずにゆる~い気持ちで何回も観ていただきたいなって思ってます。
山本:大画面もそうなんですけど、結構音とかにもこだわっていて。
劇場用の音作りをしているみたいなので、より一層臨場感を楽しんでいただけるんじゃないかと思いますので、そちらの方も楽しみにしていてください。よろしくお願いします。
本城:劇場版っていうと、ちゃんとしたイメージがあるんですけど…。いつもよりグダグダ感は強いんじゃないかなって思います。でもそのグダグダ感もキャンプの良さだと多めに見ていただけたらなと。
あと、変なTシャツを着ているのでしっかり観ていただけたらなって思います。
他5人:(笑)。
小林:劇場版ではありますが、結構いつも通りの僕たちが、いつもより長~く何かをやっているというイメージで観ていただきたいです。
でも普段ならお家でお1人お2人で観るものが、今回はみなさん一緒にご覧になっていただけるということなので、ぜひみんなで笑うところは笑ってその場を一緒に共有して楽しんでいただくのが最も楽しい観方なのかなと思います。
とにかく、思いっきり笑ってもらえれば僕たちは嬉しいので、よろしくお願いいたします。
梅原:そうですね~、どういう完成品になるのか楽しみではあるんですけど。
本当に自然体で、なんとなくずっとカメラが回っていて、だらだらと僕たちが遊んでる、みたいな映像が観られるっていうのはあんり他ではないので、そこは本当に貴重なんじゃないかなって思います。
他のメンバーが言っていたように、劇場版なので本当に劇場で楽しい雰囲気で観ていただけるのがいちばんかなと思います。よろしくお願いします。
——ありがとうございました!
[取材・文/菊地真由]
『劇場版 声優男子ですが・・・?~これからの声優人生の話をしよう~』
映画タイトル表記:『劇場版 声優男子ですが・・・? ~これからの声優人生の話をしよう~』
公開表記:2020年2月14日(金)より、シネ・リーブル池袋にて公開
出演:上村祐翔 梅原裕一郎 河本啓佑 小林裕介 白井悠介 本城雄太郎 山本和臣
ナレーション:諏訪部順一
あらすじ
ある夏の日、キャンプ地に上村祐翔、梅原裕一郎、河本啓佑、小林裕介、本城雄太郎、山本和臣の6人の姿があった。彼らはこれまで以上に互いの絆を深めようと、アウトドアに出かけたのだ。
ただし、6人……そこに白井悠介の姿だけがなかった。
ともあれ、6人は大自然に囲まれた河原で水切りやスイカ割りを楽しむと、上村と河本は魚釣り、小林と本城は買い出しへ向かった。
その間に、残った梅原と山本はまき割りを始める。そして、キャンプ地にいたヤギに「白井悠介」と命名するのだった。やがて買い出しチーム、そして苦戦した魚釣りチームが帰ってくると、さっそく夕食の支度を始めることに。
すると、そんな6人の前に色違いのパラコードブレスレットが届けられる。手編みとおぼしき、この人数分のアウトドアの必需品を作ったのは誰か……。
そして、白井悠介はどこで何をしているのか……。
【映画概要】
企画プロデュース:服部洋之(ファミリー劇場)
プロデューサー:斎藤充崇 福田昌彦
宣伝:眞野りん 小柳大侍
監督:鈴木あゆみ
脚本:奈佐はぢめ ゴージャス染谷
撮影:倉島健一
録音:石井博文
照明:石井久友
主題歌:「7人の妖 with 特撮」(EVIL LINE RECORDS)
2020年/日本/カラー/5.1ch/製作・配給:東北新社/提供:ファミリー劇場