【連載】TVアニメ『ネコぱら』ショコラ役・八木侑紀さん×バニラ役・佐伯伊織さん×カカオ役・森嶋優花さん鼎談VOL.2|名付けに身体測定、ラストは海へ!見どころ満載な第4話
好評放送中のTVアニメ『ネコぱら』。ゲームから始まり、OVAへと展開されてきた本作は日本のみならず海外でも人気を博し、待望のTVアニメ化となりました。パティスリー「ラ・ソレイユ」を舞台に、個性豊かな人型ネコたちが織りなすハートフルストーリーは、今期注目作のひとつです。
アニメイトタイムズでは、メインキャラクターを演じるキャストやスタッフへのインタビューを毎週掲載。第4回は、ショコラ役の八木侑紀さん、バニラ役の佐伯伊織さん、そしてアニメオリジナルキャラクターであるカカオ役の森嶋優花さんにお話をうかがいました。
身体測定から海まで盛りだくさんの第4話
――第3話のラストで仔ネコがショコラたちと一緒に住むことになり、第4話では名前も「カカオ」に決まりました。そんな第4話の感想をお願いします。
八木侑紀さん(以下、八木):やっとカカオをベタベタに甘やかして、それこそ猫可愛がりできました(笑)。カカオがついてきちゃうのも本当に可愛くて、どんどんお母さんのような気持ちになりましたね。
**森嶋優花さん(以下、森嶋):カカオは無意識というか、ずっと一緒にいたい気持ちが溢れているんですよ。その関係性がすごく可愛らしいです。
佐伯伊織さん(以下、佐伯):そんな2人を見守るバニラ。そりゃ見守りますよね(笑)。
――後半は身体測定のお話でした。
森嶋:そうそう。バニラに対するカカオの態度も面白いですし、ほかのネコちゃんたちとの絡みもどんどん増えていって。
八木:皆さんもこのシーンで癒されたんじゃないかなって思います。
佐伯:私、みんなが好きなものを言って(カカオの)名前を決めるところで、バニラがぼそっと「まぐろ」って言うのが好きなんですよ。
八木:「まぐろ」じゃなくて良かったよね(笑)。
森嶋:「まぐろ」だったらネコでもないですから(笑)。
八木:でも、「カカオケーキ」と言ったのはバニラだから、実質バニラが名付け親だよね。違う名前になったらどうしようと台本を読みながらハラハラしちゃいましたけど、「カカオ」になって良かったです。
――最後は海にも行くし、盛りだくさんの回でしたね。
森嶋:海でカカオがフナムシを食べようとするシーンあるじゃないですか。あそこは「あーん」じゃなくて「あー」ぐらいでいいのに、最初「あーん」って言っちゃって。「ちょっとカカオ、今フナムシ食べちゃったから」と言われるハプニングもあったんですよ(笑)。
――ネコは虫を食べることもありますからね。
森嶋:セミとか捕まえてくるって言いますよね。そういうネコのリアルな習性が出ているのも可愛いなって思います。
――身体測定でのほかのキャラクターとの絡みの話もありましたが、その中で皆さんはどのキャラが好きですか?
森嶋:それぞれ濃いキャラなんですけど、私はシナモンがすごく好きですね。
八木::私は個人的にメイプルです。高貴な雰囲気のネコに振り回されてみたいなって(笑)。尻尾を使って人間で遊んでいるみたいなところも可愛いと思っちゃいます。
佐伯:私はココナツなんですよね。
森嶋:みんなバラバラだ!(笑)
佐伯:ココナツは見た目がお姉さんなのに中身はまだ仔ネコちゃんで。ショコバニの次に末っ子だから、アズキに甘えている感じもあるんです。アズキとのやり取りとか、一直線に真面目なところがすごく可愛いですよね。
――アズキとココナツといえば、喧嘩のシーンも見どころです。
佐伯:あれはアドリブなんですよ(笑)。台本には「アドリブ」って書いてありました。
――そういうところも含めて、ほかのキャストの演技を聞いた感想はいかがですか?
八木:最初に聞いた時から皆さん作品からそのまま出てきた感じがして、「台本の文字だったあの子が!」って気持ちにすごくなりました。一気に世界観に入れましたね。
佐伯:それこそ立花さん(水無月嘉祥役の立花慎之介さん)はOVAから嘉祥さんを演じていらっしゃるので、ご主人だ!と思って(笑)。
森嶋:そうなんです。皆さんが本当にキャラクターそのままだから、私もカカオとしてやりすかったです。この作品はみんなで作り上げた感が大きいです。
――アフレコは全員が参加してやられているそうで、みんなで録るからこその空気感やテンポ感があるのですね。
八木:それはすごくあると思います。