舞台『KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-』ゲネプロ&囲み取材レポート|キャラクターの理解がさらに深まるデュオ大会、PRISM.1のプリズムショーに圧巻!
2020年2月20日(木)よりTOKYO DOME CITY HALLにて公演がスタートした舞台『KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-』(通称:舞台キンプリ)。
本作は歌、ダンス、ジャンプなどのパフォーマンスで観客をどれだけ魅了できるかを競うプリズムショーに挑む男子プリズムスタァたちの成長と輝きを描いた大ヒットアニメシリーズ『KING OF PRISM』の舞台化作品第2弾となります。
1つの舞台で完全新作オリジナルストーリーの“ストリートデュオ大会”と、劇場版とTVアニメで描かれた“PRISM.1”、2つの大会が楽しめるという贅沢なストーリーに。早速、本公演のゲネプロと囲み取材の模様をお届けします!
2つの大会が楽しめる大ボリューム!
休憩を挟み、「ストリートデュオ大会」と「PRISM.1」の2つの大会を楽しむことができる大ボリュームの内容になっている点が舞台第2弾の最大の見どころです。
第一幕は脚本・青葉譲さんによる完全新作オリジナルストーリーの「ストリートデュオ大会」。
エーデルローズ、シュワルツローズの垣根を超えてデュオを組むことができるということで、さまざまな組み合わせでのプリズムショーをそれぞれのプリズムスタァたちがパフォーマンスします。
「一条シン×如月ルヰ」や「仁科カヅキ×大和アレクサンダー」など、どんなプリズムショーを魅せてくれるのかワクワクしますが、ぜひ注目してほしいのはデュオを組むまでの流れ!
カヅキからアレクに「デュオを組もう!」と誘うシーンを、同じストリート系プリズムスタァのタイガが見てしまいます。なぜアレクを誘ったのか、カヅキの真意が分からずに気持ちを抑えられない姿、そして、カヅキとアレクのプリズムショーは必見です。
一方、「一条シン×如月ルヰ」のデュオは安定した可愛さ。「ストリートデュオ大会」では、劇場版やアニメではなかなか見られないキャラクター同士のやり取りや、日常の様子を垣間見ることができます。
ほかのキャラクターが誰と組み、どんな結果になるのか……予想しながら観劇するのも楽しいと思います!
個人的に注目してほしいのは、「ストリートデュオ大会」の開催を企画した田中会長。セリフ量は少なめですが、舞台ではとてもいい味を出しているキャラクターなので、ぜひご注目ください!
そして、第二幕は劇場版とTVアニメでも描かれた「PRISM.1」です。
次々と自分たちの想いを胸にプリズムショーを披露しますが、本当にプリズムショーがすごい……すごいんです。
今、一体何を観ているんだろう……?と何も考えられなくなるほど、プリズムショーの連続に圧倒されます。
囲み取材でキャストの皆さんがおっしゃっていましたが、本当に前作から2年の間に、ものすごくパワーアップしていることが伝わってきました!!
生の舞台だからこそ、リアルなプリズムショーをぜひ多くの方に体験してほしい!! それだけ、プリズムの煌めきでいっぱいになります。
もちろん、今回も面白いお風呂シーンが登場! 予想だにしない仕掛けもあるので、ぜひその場で驚きを実感してください。また、青葉さんが作詞を担当しているので、歌詞にもご注目を☆
舞台キンプリ第2弾は、3月1日(木)までとなっております。何回でもリピートしたくなるほどの面白くて楽しい舞台になっているので、何度でも足を運んで見てはいかがでしょうか♩
観劇される際は、“応援上演”でたくさんの応援の声をキャストに届けてくださいね♩
囲み取材の模様をお届け!
ゲネプロ前に行われた囲み取材では、一条シン役・橋本祥平さん、太刀花ユキノジョウ役・横井翔二郎さん、香賀美タイガ役・長江崚行さん、十王院カケル役・村上喜紀さん、鷹梁ミナト役・五十嵐雅さん、西園寺レオ役・星元裕月さん、涼野ユウ役・廣野凌大さん、如月ルヰ役・横田龍儀さん、脚本を担当した青葉譲さんが登場。本作の意気込みなどをお伺いしたので、要チェックです!!
——2年ぶりの舞台キンプリとなりますが、改めて役を演じていて楽しかったことや難しかったこと、本作で注目してほしいところを教えてください。
一条シン役・橋本祥平さん(以下、橋本):2年ぶりの舞台キンプリということで、僕たちキャストとスタッフ一同、今日という日を本当に心より待ちわびておりました。
本当は去年の12月にライブイベントが開催される予定でしたが、天候の影響で中止になってしまったので、その分のエネルギーが集まってきている感じがしています。
2年前に一条シンくんを演じさせていただいて、僕は今年で27歳になりますが、改めて今回思ったことは2年前のあの“煌めき”がどんな感じだったかな?と。
この2年間いろいろな作品と触れ合う中で自分なりに成長してきたと思っていますが、ある意味、フレッシュ感を失ってしまっているのでは?と改めて見つめ直す良い機会になりました。
今回の作品はお芝居はもちろん、特にライブパートが盛りだくさんです。デュオ大会とPRISM.1という2つの大会があるので、皆さんと一緒に楽しみたいと思います。
如月ルヰ役・横田龍儀さん(以下、横田):僕は今回から初めて参加させていただくことになります。最初はこのお話をいただいたときプレッシャーを強く感じましたし、蒼井翔太さんが声を担当しているキャラクターということで声も高いので、僕は地声が低く大丈夫かな?という不安がありました。
また、難しい役どころという意味でも不安がありましたが、素敵なカンパニーで新しく入った僕をすぐに受け入れてくれて、温かいメンバーが支えてくれて今日を迎えられたのですごく楽しみです。
あと“応援上演”というものが僕は初めての経験でして、面白い観客の方がいらっしゃるという話を聞いたので、笑ってしまわないか不安です(笑)。
芝居に集中しつつ、その場を楽しみながら演じられるように頑張っていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
太刀花ユキノジョウ役・横井翔二郎さん(以下、横井):約2年ぶりということで、キャスト一同心より待ちわびておりました。お客様と一緒にやった映画館での“応援上映”から始まりライブを経て今日に至ります。
稽古が始まってから役の発見というよりは、この作品を作るにあたって最初に各々ビジュアル撮影をしましたが、ポーズをかっこよく決めなくても、ただの立ち姿でも、2年作品を愛しただけあってキャラクターのことを心から理解し愛しているんだな、と感じてすごく嬉しかったです。
久しぶりに集まっても変わらない絆と新しいキャストも入って盛りだくさんのショーということで、お客様と一緒に日常、そして心の飛躍を完成させられたらなと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
香賀美タイガ役・長江崚行さん(以下、長江):ライブイベントに出演させていただく機会はありましたが、本編の続編は2年ぶりということで、この2年の間にメンバーがたくさんいろんな現場に行っていろんなことを吸収して帰ってきました。
2年前ではお互いに合わなかった部分も合ったり、余裕が生まれたり、2年の間にみんな成長したんだな、と肌で実感しました。
今回から新キャストの方も大勢入ってくださって、『KING OF PRISM』という作品が劇場版もアニメも舞台もそれぞれが飛躍して1つの方向性に進んでいることが本当に嬉しいです。
作品の一端を担う舞台キャストとして作品のパワーを皆さんに伝えられるように頑張りますので、最後まで応援のほど、よろしくお願いします。
十王院カケル役・村上喜紀さん:2年前の舞台から今日までたくさん経験し、各々成長してそれを今回の舞台に持っていきてぶつけ合って作品を作り上げる、心からお芝居を作っていくという作業がとても楽しく、先輩や後輩関係なく仲間として向き合ってくれるこの作品が本当に大好きです。
僕たち自身、2年間でたくさん経験させていただいて魂をこの劇場に持って来ましたが、楽しんでくださっているお客さんもこの2年間で熱が高まっていると思いますし、さらにたまったエネルギーを劇場に持って来てくださっていると思っているので、その圧倒的なエネルギーに僕たちも負けないように、それを受けて消化させてプリズムの煌めきをたくさんのお客様に届けていけたらと思います。
最後まで応援していただけたら嬉しいです。頑張って飛びたいと思います!よろしくお願いいたします。
鷹梁ミナト役・五十嵐雅さん(以下、五十嵐):本日は朝からありがとうございます。皆さん、ちゃんとご飯食べましたか?
一同:(笑)。
五十嵐:(メンバーを見て)みんなこんな風にかしこまっていますけど、久しぶりに会ったのに顔合わせのときからすぐに昔の時間に戻るんです。それだけ“煌めき”の共通点が多くて、すぐに繋がられる仲間なのでそこが僕の財産です……すみません、何の質問でしたっけ?(笑)。
一同:(笑)。
五十嵐:見どころは半端ないです! 今、映画館でプリズムショーベスト10が公開中ですが、本当に『キンプリ』はプリズムショーが見どころで。
細かいことは言えませんが、今回も盛りだくさんでリアルにプリズムショーのライブを体感できますし、応援上映ではスクリーンを通しているので掛け合いはできませんが、舞台では応援上演として繋がれるライブ感があります。
僕自身、劇場版とアニメを携わらせていただいているので、本当に最高の時間です。もう最終稽古は本当に半端なかったんですよ! 話し始めると長くなるので言えませんが……
全員:もう長いよ!
一同:(笑)。
五十嵐:とにかく舞台キンプリならではのライブ感をプリズムショーとして体感していただきたいです。
西園寺レオ役・星元裕月さん(以下、星元):初演から2年が経過しまして、その間もライブやイベントがありましたが、改めて2年間を振り返ってみて前作から今回の舞台で新しくなるものや受け継がれるもの、各々が持って来たものなど、稽古場で感じることが非常に多くて全員で作っている感覚がありました。
もちろん、どの作品でもカンパニーが一丸となって作りますが、舞台キンプリはみんなで作っているという一体感がとても強いように感じます。
キャストの作品への愛やキャスト同士の愛がありますが、特に私がすごく感じたのはスタッフさんの力です。照明、音響、ヘアメイク、衣装など、すべてが一丸となってプリズムの煌めきを作ろうとしている姿勢がこのカンパニーはすごく出ているな、と感じました。
それは当たり前のようで当たり前ではなくて。私自身、そのことへの感謝が強いですし、キャスト各々尊敬できる皆さんばかりなので、改めて素敵なキャストさんのもとでレオを演じられていることが本当に幸せだなと思っています。
きっと今回も素敵なプリズムの煌めきが舞台上で旋風を起こすと思いますので、お客様には心と両手を広げてプリズムの煌めきを受け取っていただけるように一丸となって頑張っていきたいと思います。
涼野ユウ役・廣野凌大さん(以下、廣野):メンバーが言っているように、本当にキャスト一同楽しみにしていました。まずは作品とキャラクターを好きになって演じますが、僕ら『キンプリ』においては好きを通り越して“愛”に変わっています。
2年前もすごく愛していましたが、それはそれで愛の伝え方が僕らなりのまっすぐでがむしゃらな伝え方だけでした。
今回はみんな成長していますし、キャスト&スタッフ一同、この作品を愛しているので愛の伝え方が本当にさまざま。でも方向は間違っていなくて、素敵なほうに向いていてそれを稽古中や場当たりでも感じました。
“応援上演”というお客様の力と混じり合ってすごいものができるという実感を得ながら、キャストみんなで今日まで走って来ました。
まず、お客さんの前で見せられるのが楽しみですし、キャラクターからするとエーデルローズ生の7人はセプテントリオンとしてすごく成長していて。愛が溢れている作品なので、その愛を皆さんも全力でハグしに来てください!
——キャストの皆さんを応援しに特別に駆けつけてくださいました、脚本担当の青葉譲さんに本作の見どころの紹介をお願いいたします。
脚本・青葉譲さん(以下、青葉):青葉譲役の菱田正和です。
一同:(笑)。
青葉:2年前に舞台第1弾がありまして、終わってから打ち上げがありました。そのときに、僕のことを「青葉さん、青葉さん!」とすごくチヤホヤしてくれたんです。
それから、“この人たちのためにもう1回書かなきゃな”と思っていましたが、かなり期間が空いてしまいまして。劇場版やアニメでもやっていたので、みんなすごくやりたかったでしょうし悔しい思いをしていたと思います。
ライブイベントで顔を合わせたときにも「青葉さん、青葉さん!」と言ってくれて。すごくやりたい!という気持ちが伝わって来たんです。
お話をいただいたときはすごく忙しかった時期ではありましたが、あのときのチヤホヤされた感じが忘れられなくて……
キャスト全員:あはははは(笑)。
青葉:またチヤホヤされたい!っと思って書いちゃいました(笑)。打ち上げって本当に大事です。
一同:(笑)。
青葉:今回シナリオでは自由度の高い本を書きました。デュオ大会については完全オリジナルになるので、自由度の高いということはある意味、僕とキャストさんの戦いでもあります。
どんな戦いを見せてくれるのかな?と思っていましたが、通し稽古を拝見して完全に負けました。それほど面白くて、素晴らしくて。
僕の手元からキャストのみんなに物語が移り、あとはお客さんとの戦いになると思うので、舞台で存分に戦ってもらいたいと思います。
そして、見どころは全部です! よろしくお願いいたします。
――今回のお風呂シーンはどのようになっていますか? 前作よりもどのくらいパワーアップしているのか教えていただきたいです!
橋本:前作は橋本祥平の役者魂を見せて、ほぼ真っ裸になるという現象がありましたが、その姿をほかのメンバーが見て火がついてしまいました。
なので、正直、稽古場ではハプニングだらけで。そこからいろいろ計算して調節して皆さんに見ていただける状態に持って来たので……みんな脱ぎたがっていました(笑)。
五十嵐:リハの段階からすごかったよね。
青葉:実は最初、シナリオを発注されるときに、「お風呂は入れてください」って言われました。
橋本:やっぱりお風呂は大事なんですね。どのくらいパワーアップしているかは、前作より80%ぐらいでしょうか。残り20%はお客さんの力で、合わせると100%になるよ、と!
全員:おぉ!
――青葉さんにお伺いしたいのですが、TVアニメのシナリオが出来上がった後に今回の舞台のシナリオを書かれたのでしょうか?
青葉:ストリートデュオ大会についてはアプリと連動していて、僕は監修をやらせていただきました。それがちょうどアニメのシナリオを作っている時期とかぶっていたので、ほぼ同時に作っていましたね。
元ネタというか原案見に近いものは、そこで何となく思い描いていたものがあって、TVアニメが終わった後にそれをシナリオにしたという感じです。
——最後に青葉さんからキャストの皆さんにエールを、そしてお客様にメッセージをお願いします。
青葉:(キャストを見て)まずはケガをしないように体に気をつけて最終日まで走って行きましょう! 少しでも多くの煌めきを届けられるように、よろしくお願いします。
(観劇するお客様へ)お客様がいらっしゃって声を出してくれることでこの作品は完成しますので、ぜひ大きな声で叫んでキャストのみんなを応援してほしいです。
――締めの言葉として、橋本さんお願いできますでしょうか。
橋本:本日から初日を迎えますが、僕らが昨日まで作って来た段階は7割で、残りの3割はお客様が入って初めて10割、100%になる作品だと思っています。
なので、今回は特にお客様の声が重要なところでもあり、僕らの助けにもなるシーンがあるので、僕たちと皆さんと一緒にステージを作っていけたらなと思います。
最後まで面白いステージを作品を一緒に作ってくださると幸いです! よろしくお願いいたします。
脚本・青葉譲さんのインタビューも掲載中!
舞台『KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-』脚本 #青葉譲 さんインタビュー|書きたい話を詰め込んだら舞台2本分のボリュームに!? 舞台で2つの大会が楽しめるのは最初で最後 https://t.co/wDwIgCzxZQ #舞台キンプリ
— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) February 20, 2020
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舞台『KING OF PRISM Shiny Rose Stars 』作品情報
■日程
2020年2月20日(木)〜3月1日(日)
※公演日時は変更の可能性があります。
※2月21日、24日(月・祝)、26日、27日、28日の公演終了後にアフターイベントも実施致します。
■劇場
TOKYO DOME CITY HALL (東京都文京区後楽1丁目3ー61)
■出演者
橋本祥平(一条シン役)
小南光司(神浜コウジ役)
杉江大志(速水ヒロ役)
大見拓土(仁科カヅキ役)
横井翔二郎(太刀花ユキノジョウ役)
長江崚行(香賀美タイガ役)
村上喜紀(十王院カケル役)
五十嵐雅(鷹梁ミナト役)
星元裕月(西園寺レオ役)
廣野凌大(涼野ユウ役)
spi(大和アレクサンダー役 )
古谷大和(高田馬場ジョージ役)
横田龍儀(如月ルヰ役)
小林竜之(池袋エィス役)
栗田学武(氷室聖役)
前内孝文(法月仁役)
及川洸(黒川冷役)
<アンサンブル>
梅津大輝 佐藤一輝 竹井弘樹 宮越大貴 小林駿太
※出演者は変更になる可能性がございます。
■スタッフ
脚本:青葉譲
演出:宇治川まさなり
音楽:石塚玲依
劇中歌:AstroNoteS
タカラトミーアーツ/シンソフィア/エイベックス・ピクチャーズ/タツノコプロ
主催:舞台「 KING OF PRISM Shiny Rose Stars 」製作委員会 2020
■チケット
一般指定席:8,800円(税込 全席指定)
発売中!
※お申込み方法及び注意事項は受付画面よりご確認ください。
※未就学児の入場は不可となります。