【アニメ今日は何の日?】3月12日は、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で第二次ネオ・ジオン抗争が終結した日! アムロとシャアは行方不明に……
U.C.(宇宙世紀)0093年3月12日は、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』において、第二次ネオ・ジオン抗争が終結した日です。(1988年3月12日は、『逆襲のシャア』が劇場公開された日でもあります)
U.C.0092年12月22日に起きた、スウィート・ウォーター占拠事件から発した、地球連邦とシャア・アズナブル率いるネオ・ジオンとの戦いとなる第二次ネオ・ジオン抗争。小惑星・5thルナを落下させる電撃作戦を成功させたシャアは、和平交渉の末に地球連邦に引き渡す予定だったアクシズをだまし討ちで地球へと落下させ、地球を人間が住めない土地にしようと目論見ます。
それを阻止しようとするのが、一年戦争時代からのシャアのライバルであるアムロ・レイ、ブライト・ノア率いる地球連邦軍のロンド・ベル隊。落下を阻止するべく奮戦するロンド・ベルは、アクシズを分断に成功するのですが、無情にも分断されたアクシズの半分が地球に向かって降下を開始。もはや落下を食い止める手はないかに思われた最中、アムロはアクシズをνガンダムで押し返そうと試みます。その行動に感銘を受けた兵士たちは、連邦・ジオンの垣根を越えて協力し、結果サイコ・フレームの共振が起こした奇跡によって、アクシズは進路を変え、地球は救われることになります。
この現象は後に「アクシズ・ショック」と呼ばれ、宇宙世紀における伝説として語り継がれていくことになるのですが、この戦いでアムロとシャアは共に行方不明に。シャアに関しては、『機動戦士ガンダムUC』のフル・フロンタル、『ガイア・ギア』のアフランシ・シャアなど、一部の要素を継承したキャラクターもいますが、アムロとシャア本人はその後の宇宙世紀を描いた作品で一度たりとも登場していません。
なお公開が予定されている映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』は、アクシズ・ショックの12年後となるU.C.105年が舞台となります。さらに第2次ネオ・ジオン抗争にも参加したブライトの息子、ハサウェイ・ノアが主人公を務めるので、『閃光のハサウェイ』の前に、改めて『逆襲のシャア』を復習しておくのもオススメです。
ただ正確には『閃光のハサウェイ』は、劇場版の『逆襲のシャア』ではなく、富野由悠季監督自身が執筆した、もう一つの第2次ネオ・ジオン抗争ともいえる小説版『機動戦士ガンダム逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』から繋がる話となっています。ただのノベライズではなく、ハサウェイとクェス・パラヤの邂逅の顛末、アムロの恋人が『機動戦士Zガンダム』に登場したベルトーチカ・イルマになっていたり、アムロがHi-νガンダム(当時はHi-νの設定が存在しておらず、小説内ではνガンダムという扱い)、シャアがナイチンゲールに搭乗するなど、展開が異なっている部分も多いので、すでに劇場版を何度も見たという方も、こちらも是非ご一読を。
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の関連記事もチェック!
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』4DX上映舞台挨拶の公式レポ到着
『逆襲のシャア』から30年、社会の一員となった今だからこそ受け取れる作品メッセージ
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』関連商品