声優
『アイマスシンデレラ』「セクシーギャルズ」城ヶ崎美嘉役・佳村はるか、大槻唯役・山下七海、藤本里奈役・金子真由美インタビュー

「アイドルマスター シンデレラガールズ 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Comical Pops! 」Blu-ray発売記念!「セクシーギャルズ」声優インタビュー|佳村はるかさん&山下七海さん&金子真由美さんが見た“愛と感謝”

『アイドルマスター シンデレラガールズ』には魔法がかけられている。“シンデレラ”という名を聞くと12時になってしまえば馬車もかぼちゃになってしまいそうだが、作品がスタートしてから約9年間、その魔法は解けることなくプロデューサー(ファンの総称)に夢と希望を与え続けている。

さらに付け加えて言うと、ここで言う“魔法”とは“まやかし”や“手品”のような類ではない。作品に関わるスタッフやキャストの努力、そしてプロデューサーからの惜しむことのないアイドルへの愛によって、作品が常に成長を続け、新たな感動が生まれているのだ。

その瞬間を垣間見れるひとつのスポットがライブだ。今回取り上げるのは、2019年9月3〜4日に幕張メッセで行われた「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Comical Pops!(以下、Comical Pops!)」。

「Comical Pops!」でも、様々なサプライズが待ち受けていたが、「セクシーギャルズ」による新曲「Gossip Club」初披露に驚いた方も多いことだろう。

本稿では、「Comical Pops!」のLIVE Blu-ray発売を記念して、セクシーギャルズのメンバーを演じる佳村はるかさん(城ヶ崎美嘉 役)、山下七海さん(大槻唯 役)、金子真由美さん(藤本里奈 役)の3名にインタビューを行った模様をお届けする。

それぞれのギャル道とシンデレラロードを駆け抜けてきたアイドルたちを演じるみなさんからは、「Comical Pops!」はどのように見えたのだろうか?

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■「アイドルマスターシンデレラガールズ SS3A Live Sound Booth♪」Blu-ray発売記念連載インタビュー

◆【第1回・藤原肇役:鈴木みのりさん&三船美優役:原田彩楓さん】
◆【第2回インタビュー・喜多日菜子役:深川芹亜さん&鷹富士茄子役:森下来奈さん&南条光役:神谷早矢佳さん】
◆【第3回インタビュー・渋谷凛役:福原綾香さん&木村夏樹役:安野希世乃さん】

3人は本当に仲良し!

――今回は「Comical Pops!」のLIVE Blu-rayが発売されるということで、改めて「Comical Pops!」を終えた感想からお聞かせいただければと。

城ヶ崎美嘉 役・佳村はるかさん(以下、佳村):大変だった!(笑)

一同:(笑)。

藤本里奈 役・金子真由美さん(以下、金子):激しかったからね。

大槻唯 役・山下七海さん(以下、山下):ずっとピョンピョンしてましたよね。

佳村:そうそう。幕張メッセって会場も広いし、平らで後ろの方のプロデューサーからだと見えにくいイメージがあったんです。私たちもトロッコとかで会いに行くしかないかなと思ってたんですが……。

演出家の皆さんがステージを広く作って皆さんに会いに行けるようにうまく構成してくださったので、嬉しかったんです。けど……(笑)。

一同:(笑)。

金子:みんな、実際の会場を見た瞬間にちょっと不穏な空気が漂い始めたよね(笑)。やっぱり距離がすごかったから。

佳村:私、「過去一ゲネプロに時間がかかった」ってメモリアルに書いた(笑)。

一同:(爆笑)。

山下:書いたんですね!?

佳村:でも、その分本番はキレイに、楽しくできました。

山下:不安を全部取っ払ってもらって。

金子:当日じゃないと尺や距離感が分からない部分はあるので、どうしてもそれまでは不安は残りますよね。

佳村:当日は楽しくなりすぎて余計ダッシュしなきゃいけなくなったりしましたね(笑)。

山下:確かに(笑)。ステージが二手に分かれていて、序盤の「comic cosmic」で、ぽよさん(金子さん)と私が対照的な位置で向かい合う振りがあったんですけど、ゲネでも本番でもそこで緊張がほぐれました。ぽよさんと向かい合っている! と(笑)。

金子:私は好きで勝手に見ていただけなんですけど(笑)。

一同:(笑)。

金子:「あ、ななみ~!」って思ってやってるだけなので(笑)。でも嬉しい。じゃ、私で緊張をほぐしてくれたんですね。そういうのが楽しいですね。

山下:楽しい思い出ですね。

佳村:いいな~。

金子:はるかちゃんは私たちを通り過ぎていくもんね。頑張ってた!

佳村:そうそう。一度も振り返らず(笑)。

山下:行ってらっしゃ~い! って気持ちで見送ってました(笑)。

佳村:一番最初に飛び出さなきゃいけない立ち位置だったので。「私が遅れてはいかん!」と思ってました。でも楽しかったです。

金子:私は、「Comical Pops!」で歌う曲が「お願い!シンデレラ」以外が全部新曲だったので、初めて出た4thライブ(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story)の時を思い出しました。

それ以降はやったことがある曲を歌うことが多かったので、覚えるのは3~5曲なんですけど、今回は全部覚えなきゃなので、頑張らねばと気合を入れましたね。

佳村:しかもまゆは、ユニットはポップ系統じゃないのに対して、ソロ曲はポップな感じだったからなおさら大変だろうなと思いました。

金子:そう! え、なんで知ってるの?

一同:(笑)。

金子:演出家さんに「里奈はユニットがロックだから大阪だと思ってたんだけど、でもソロ曲がすごいポップでキュートになったから」って言われて。だからソロをやるなら幕張でと。なんでその話知ってたの?

佳村:え、私も思ってたから……。

一同:(笑)。

山下:すごい(笑)。意思疎通が。

金子:演出家になれるんじゃない!? すごいデジャブって思ってました(笑)。それで幕張に出られることになったんですけど。

山下:三人がそろって本当によかったです。

金子:そうだね。本当によかった。感慨深い。

――セクシーギャルズはわりと早い段階から結成されていたユニットですよね。みなさんは、どんなユニットだと思っていますか?

金子:美嘉さんと唯ちゃんはもちろんパッションなんですけど、里奈もときどきパッションだと間違われるくらいパッション味が強いんです。しかも、里奈はセクシーギャルズになるとちょっと色気を出そうとするよね。

佳村:確かに! いい女感をね。

金子:ちょっと背伸びするイメージですね。

山下:唯もふだんはカラッとしているイメージなんですけど、セクシーギャルズの時は大人な魅力を出そうと頑張ってみたり、「イエ―イ!」っていう感じの元気なギャルではなく、インパクトが強めのギャルを目指していたりして面白いです。

普段ポップなことばっかりしているから、違った一面を見せていけるユニットなのかなと思っています。

佳村:美嘉はお姉ちゃんだし、アニメだったら先輩的な立ち位置でした。LiPPSでも真面目で苦労人みたいなことが多いんですけど(笑)、セクシーギャルズにいると等身大のギャルに戻っているのかなと思います。

金子:女子校みたいな雰囲気になるよね。

佳村:そうそう。リラックスしつつも各々信念を持ってギャルについて考えているから、仕事仲間としても高め合えているんだと思います。

山下:関係性も対等で。美嘉はカリスマというか、キメ! って雰囲気もあったりするんですけど、唯はそんな美嘉でもイジったりするんですよね。

金子:確かに。みんなから見た美嘉とはちょっと違うのかもしれない。

山下:そういう関係性も面白いです。本当に女子高生みたいだねって話をみんなでしています(笑)。最初のころはゲームの収録のとき「これホントにいいんですか!?」みたいな台詞を確認をしたくらいで。「シーサーの物まねしてよ」みたいな無茶ぶりとかもやっちゃうから、最初は不安だったんですけど、「この三人はそれでいい!」という感じでした。

金子:距離感が近い。

佳村:ホントに仲良し! って感じですね。

金子:ずっと一緒にいたかのような感じだよね。

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