「アイドルマスター シンデレラガールズ 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Comical Pops! 」Blu-ray発売記念!「セクシーギャルズ」声優インタビュー|佳村はるかさん&山下七海さん&金子真由美さんが見た“愛と感謝”
「Radio Happy」の完成形
――その他、みなさんそれぞれに、個人的に「Comical Pops!」で一番頑張ったところはどんなところですか?
金子:ソロ曲の「LOVE☆ハズカム」です!
佳村:そうだよね!
金子:初披露だったので緊張しました。普段はそこまで緊張する人間ではないんですけど、ひとりってやっぱりすごく緊張しますね。いつも立ってるステージとは違うんだなと思いました。
他のメンバーを尊敬しましたもん。ステージの裏ではみんな何も言わないから、「みんなこんなに不安だったのかな」「私だけこんな不安なのかな」とか考えたりして、みんなに訊いてみたりして。
やっぱりみんな緊張すると返ってきたので、そういうのを隠して堂々とやってるんだなと分かりました。
――ステージに実際に立ってみて初めて分かることもありますよね。
金子:そうですね。里奈ちゃんって最近は「アタシもテッペンとるぽよ♪」みたいなことを言ったりしますが、もともとは前に出るタイプじゃなく、みんなを「頑張って」と送り出すタイプなので、あまり自分が一番という感じではないんです。
そんな子が、コミュや漫画でも描かれたように頑張って頑張ってやっとソロまでこぎつけたので、ここで私がコケてはいけないというか。私が変に発表しては彼女の頑張りが崩れてしまうと思ったので緊張しました。
私がどうとかではなく、里奈ちゃんに何かあったらというのが一番恐かったです。一か月くらいずっと緊張してました。
佳村:見てたよ、その緊張。
山下:ええ~そんなにだったんですか!? モニターで見てるときはホントにいい笑顔で緊張してる感はまったくなかったです。
金子:そう、ゲネまではね……。あ……(瞳を潤ませる)。
佳村:わあ! 大丈夫? ハンカチがなくてごめん!
山下:感情がこみあげてきて……。
金子:大丈夫大丈夫(笑)。すみません、ちょっと思い出しちゃって。
私、ゲネで初めて「笑って」って言われて。踊りはあまり得意ではないので振りに関してはいつも言われるんですけど、「笑って」っていうのは初めてで。自分では笑えてたつもりだったんですけど、それが表現できてなかったというのが恐かったんです。
佳村:「笑って」って言われるの辛いよね。「もっと楽しくやっていいよ!」とか言われたりするのも困っちゃう。自分は楽しんでやっているのに。
金子:私も楽しくやってたつもりなんですけど、ゲネって一週間前とかなので、直前でそう言われるのはかなり焦りましたね。
――そこは会場にいらっしゃるプロデューサーを楽しませなければいけないプロとしての難しいところですよね。自分が楽しいのはもちろんだけど、楽しませることも忘れてはいけない。
金子:そうなんです。でも、本番が一番楽しかったと思います。それを二人がめっちゃ撮っててくれたんです! るるが動画回してて、ななみん(山下さん)が写真撮ってくれて(笑)。しかもギャルっぽいアプリを使った加工写真を(笑)。
佳村:めちゃくちゃ可愛いんですよ撮り方が(笑)。
金子:画像もらったの初めてだった!
山下:普通に撮ってもダメだなと思って(笑)。ぽよさんのために! と思って、可愛い写真をいっぱい撮りました。
金子:ギャルっぽさと、中の人の優しさとですごく嬉しかった。心強かったです。本番はホントに楽しかったです! やっぱりプロデューサーさんが笑顔ですごく温かったので。ステージに出るまでが一番恐かったですね。階段で待ってる時が。
佳村:私は「Gossip Club」が一番の頑張りどころでしたね。ずっとユニットとして歌ってみたかったし、でもいざ本番となると、今までずっと願ってた夢が叶った分すごく緊張して。
「ここで失敗したらイカン!」とか「みんなにセクシーギャルズ好きになってもらいたい!」とか思えば思うほど緊張するし、やることも過剰になるというか、「まだ足りないんじゃないか」とかあれこれ考えてしまったりして。
でも、歌の1番の終わりにみんなで集まるところで、二人と目があった瞬間「楽しい!」って思えました。なので、本番はとにかく楽しかったです。踊りも難易度高かったですし、頑張ろうと気合は入ってましたね。やっぱり緊張したなあ……。
山下:もともとの衣装が真っ赤なリボンが付いたコミカルな衣装だったから、お二人が黒レースのリボンとか、手袋、ガーターなどを提案しているのを見て、セクギャルへの思いの強さを感じて嬉しかったですし、ありがたかったです。そんな先輩に甘えつつという感じだったんですけど。
佳村・金子:そんなことないよ!
山下:(笑)。あとは「Radio Happy」も頑張りました。あのときにはもう「サニードロップ」の制作も始まっていたので、次のステージではサニードロップになるだろうなという予感があって。なので、「Radio Happy」の完成形を見せなければいけないなと思っていました。
プロデューサーさんに好きと言ってもらえることも多い曲なので、毎回ハードルが自分の中で高くなってきていて。
佳村:何回もやってる曲は緊張する?
山下:そうですね。毎回反響をいただいて、ファンレターを読んだりするたびに嬉しい気持ちと、自分の中でのハードルが上がっていく感覚がすごくあります。
でも、本番ではそのハードルを上げた気持ちを一回忘れて楽しめたというのが今回すごく大きな収穫でした。ギャルっぽくダンサーさんと絡みを入れてみるみたいな新しい挑戦を交えながらパフォーマンスできたのでよかったです。
佳村:あれ、自分で入れたの!?
山下:そうなんです! もっとダンサーさんと絡みたいと思っていたので、一緒に決めポーズをとってみたりしました。
ハードルとか、プレッシャーとかを忘れて、ダンサーさんと、プロデューサーちゃんと、そして大槻唯と楽しむ! という気持ちだけを持ってステージに立てたなと思います。その完成形を披露するというのが、今回の目標であり、頑張ったところですね。
佳村:素晴らしい!
金子:すごいよね。堂々としてた。
佳村:「Radio Happy」は希望と一緒に歌ったことあるのね。あれって……もう……ゼーハー!(笑)
一同:(笑)。
佳村:ワンコーラス歌っただけで、息が上がっちゃって。それを一人で歌えるのがホントにすごすぎ。やっぱり「Radio Happy」は唯ちゃんの曲だなと思いました。
金子:すごいよね。バリバリ踊ってるし。直前まで緊張するって言ってても、絶対ステージ上では見せないっていうのがカッコいいし、まさに唯だなって思う。
山下:ああ~嬉しい!