『群れなせ!シートン学園』宣伝隊長 兼 各話♂動物役、津田健次郎のシートン学園観察ファイルVol.03|第8話~第11話で自身が演じた♂動物キャラを解説
2020年1月~3月にかけて放送されたTVアニメ『群れなせ!シートン学園』。
本作の宣伝隊長 兼 各話♂動物役として全話に出演する津田健次郎さんに各話を振り返っていただきながら、ご自身が演じたキャラについての解説、最終回(第12話)の見どころをご紹介いただきます。
そして特別コーナーとして主要キャラの紹介&独自のキャッチフレーズも付けていただきました!
第8話から第11話を振り返って
第8話「海の吟遊詩人 -カナとルカの話-」
私立シートン学園の分校、シー学園での臨海学校のエピソードです。シロイルカ(♀)のカナが、バンドウイルカ(♀)のルカたちとシンクロを成功させる感動回でしたね。青春を感じさせてくれました。
第9話「動物生態伝 -マナコとミキとキングの話-」
メガネザル(♀)のマナコが登場して、ミユビとそろって2匹とも死んでしまうシーンが発生(笑)。
そして、ジンと生徒会長であるハダカデバネズミ(♀)のミキとのエピソードもあり、さらにライオン(♂)のキングがインパラ(♀)のシホの両親と対面し、キングがインパラトーナメントへ出場するという衝撃的な展開でした。
第10話「一人の穏和な野蛮人 -アンと瞳の話-」
いよいよ物語も終盤の大きな山場に入って、少しシリアスな雰囲気になりました。もちろんギャグパートはあるんですけど、話数を超えて繋がるお話になっています。
転校生のアンは、実は私立ダーウィン学園の刺客で、彼女が所属する絶滅同盟EX団も結構濃いキャラクターたちが多くて。そして、キングとシホの物語もひと段落したようで、今回も良いオチでした(笑)。
第11話「絶滅種と原始的謀略 -EX団の話-」
アンが瞳を捕獲しようしたり、EX団の目的が明らかになったりと物語が大きく動いた回でした。EX団の掛け合いシーンは意外とコミカルで楽しくて。いよいよ佳境に近づいてきた感じですね。
津田さんが演じた各話♂動物キャラ解説
第8話 大場学園長(オパビニア)/キリン
オパビニアという生物を初めて知りました。カンブリア紀に生息していた絶滅動物とのことで、姿かたちも独特ですね。どんな生物なのかまったく想像がつかなかったので、セリフなどからイメージして現場でキャラクターを作っていきました。
もうひとつのキリンの役では、同じキリン(♂)のネクに振られてしまい、「ケダモノーー!」っていう捨てゼリフを放ちましたね(笑)。ジン以外で「ケダモノ」と言った唯一のキャラクターかもしれないです。
第9話 ゼモ(シホの父・インパラ)/三角先生(トリケラトプス)
ゼモは良いお父さんじゃないかなと思います。種族が違う動物同士の交際を心配して、反対するのも少しわかる気がします。ギャグコメディや感動ドラマだけでなく、恋愛や家族ドラマなどいろいろな要素で楽しませてくれる作品だなと思います。
三角先生はトリケラトプスということで、「串刺しの方がいいかね?」のセリフにキャラクターらしさが出ていました。
第10&11話 芭張(バーバリライオン)
芭張は絶滅同盟EX団の一員です。ついに物語の本筋に関わるキャラクターを演じることができました(笑)。登場シーンは昔のアニメの悪役みたいで面白かったです。
この回では風雲急を告げるフリになっていて、11話からどんどん活躍します。ワイルドな見た目と、やはり敵役ということもあり、力強く演じました。