【圧倒的オシャレ体験、知ってる?】2010年~2020年アニメMVおすすめ23選! 中島愛さん、Eveさん、神山羊さん、星野源さん、BUMP OF CHICKEN、ずっと真夜中でいいのに。など珠玉の23曲を紹介!
ナナヲアカリ「逆走少女」
「基本コミュ障。ちょっと頑張るひきこもり。」を自称し、独特のキャラクターと高い歌唱力で人気を集めるナナヲアカリさんの楽曲。ボカロPとの共演も多く、本楽曲も「ロキ」などでおなじみのみきとP氏が音楽を手掛けています。
MVを制作したのはシュールでハイテンションな作品をSNSに次々と投稿する動画クリエイター・からめる氏。みんなとは一味違う人間に見られたいがゆえに逆張りをし、好きな人の前でも素直になれない女の子を、面白おかしく描いています。
爆発にレーザーに、TVゲームの演出のオマージュにとなんでもありのエフェクト、賑やかで楽しい文字演出に加え、自身の作品にも登場するからめる氏の猫のキャラクターも組体操したり、女の子を応援したり、八つ当たりでぶっ飛ばされたりと、八面六臂の大活躍。終始(いい意味で)うるさい画面に自然と笑みがこぼれること間違いなしです。
ナナヲアカリオフィシャルサイト
ナナヲアカリ公式ツイッターアカウント
椎名林檎「都合のいい身体」
シンガーだけではなく、作編曲家として、広告・映画・舞台などへも楽曲を書き下ろすなど、幅広く活躍し続けるアーティスト・椎名林檎さんの楽曲。映像ディレクター・児玉裕一氏がMVを制作しています。
まるでディズニー作品のようなカートゥーンアニメ調の作品で、お城を舞台に椎名さんが、コミカルな動きをする姿見鏡やコートハンガーと一緒に踊り明かす賑やかな映像となっています。
トランポリンのように弾む大きなベッドの弾力感や、バレエを踊る枕たちも見事に椎名さんの動きとシンクロしており、児玉さんのアニメの技量の高さがうかがえます。ファンタジックな映像ですが、それに反して、歌詞をよく聞くと実は日常的な女性の願望を歌っていることに気づくはず。そんな意外さも作品の魅力のひとつです。
椎名林檎・東京事変オフィシャルサイト
椎名林檎・東京事変オフィシャルツイッター
ももいろクローバーZ VS KISS「夢の浮世に咲いてみな」
アクロバティックなダンスやバラエティタレント顔負けのトークなど多彩な才能を持つガールズユニット・ももいろクローバーZ(ももクロ)と、アメリカの世界的ロックバンド・KISSが異色のコラボレーションを果たした楽曲。
楽曲の1番部分はアニメーションMVとなっており、制作したのは『キルラキル』キャラクターデザイン・総作画監督などで知られるすしお氏。ももクロ好きを公言しており、その縁で生まれました。KISSは目が光るなど、完全に人間をやめたかのような派手な演出で強敵感あふれる佇まい、そこに立ち向かっていくももクロメンバーは可愛く勇ましい、躍動感とお祭り感あふれる華々しい映像となっています。
すしお公式ツイッターアカウント
ももいろクローバーZオフィシャルサイト
ヨルシカ「言って。」
ボカロP・n-buna(ナブナ)氏が、今までに行ったライヴでヴォーカルを務めていたsuis(スイ)さんとともに結成したバンド・ヨルシカの楽曲。映像作家・大鳥氏がMVを制作しています。
階段の踊り場、駐車場、何の変哲もない道端といった風景のなかで、デフォルメされた女の子がよく分からないダンスをしてみたり、階段を駆け下りてみたり、足をぶらぶらさせてみたりと、気ままに過ごす様子が描かれます。女の子の目線は基本いつもこちら側を向いているので、どこか彼女を自分がカメラで撮っているかのような感覚に。
歌詞もまた「言って。」のタイトル通り、一貫してこちらへ向けて話している内容となっています。随所随所に「あのね」や「きっと」といった呼びかけがあり、その瞬間だけは背景が青一色になることで、より印象的になっています。曲の最後、彼女に「もっと」と何度も呼びかけられますが最後の一回だけ表情が違います。その表情の違いが何を意味するのか、ぜひ考えてみてください。
ヨルシカはほかにも、映像制作チーム・Hurray!に所属するぽぷりか氏、まごつき氏によるMVが印象的な「だから僕は音楽を辞めた」など、アニメーションを用いた楽曲を発表。アニメ映画『泣きたい私は猫をかぶる』主題歌・挿入歌を担当するなど、アニメ業界からも注目が集まっています。