この記事をかいた人
- 石橋悠
- 1989年福岡県生まれ。アニメとゲームと某王国とHip Hopと自炊を愛するアニメイトタイムズの中堅編集者。
「MAD TRIGGER CREW」の中ではまだ一番の謎を秘めている毒島メイソン理鶯。そんな彼の覚悟が現れていたのが「2DIE4」です。
THE ギャングスタ・ラップといわんばかりの重々しいトラックに毒島メイソン理鶯のバリトンボイスは、心臓にズシリと響くこと間違いなし。銃口を突きつけられているかのようなヒリヒリとした緊張感があります。
前半部分はおなじみの威嚇射撃のお時間。「いつでもパーフェクト 戦闘準備」と臨戦態勢な姿勢はいかにも毒島メイソン理鶯らしいですね。
フックでは、何度も「2DIE4」というリリックが登場します。言葉の響きがいいのはもちろんなのですが、何度も言うことの覚悟を個人的には感じます。
「2DIE4」、つまり「To DIE For」。まだ明らかにはなっていませんが、毒島メイソン理鶯には、死んでもいいと思えるほどの覚悟があります。このあたりは徐々にわかっていくことでしょう。
そしてもちろん外せないのが後半部分。「左馬刻は、尖った牙」「銃兎は、Bad boy おまわりさん」「小官のフルコース、おかわりか?」の部分は、結局仲間が好きなのか〜と思いながらも、得意の料理を振る舞おうとしているところが可愛らしいと思いました(笑)。
入間銃兎の部分でも少し書きましたが、「MAD TRIGGER CREW」は確実に仲良くなっていますよね。「たまには、酒でも一緒に飲まないか?」ですよ?
なんだかんだで、バランスを取り持つ毒島メイソン理鶯は良いキャラクターだなと思いました。
▼作詞・作曲・編曲担当のELIONEが手掛けた曲
今回はヨコハマ・ディビジョン編をお届けしました。
「MAD TRIGGER CREW」も他のディビジョン同様に、これからもいろいろとありそうな予感。特に碧棺左馬刻は、碧棺合歓の一件や、山田一郎との因縁の決着など、まだまだ語られていないストーリーが多く存在します。
音楽面では洗練されてきており、酸いも甘いも知ったカタギの人間では出せない色っぽさが熟成しそうな予感です。
次回はシブヤ・ディビジョン編です。「Fling Posse」は何やら波乱の予感! 次回もお楽しみに。
[文/石橋悠]
≪収録内容≫
M1.「Gangsta’s Paradise」碧棺左馬刻(CV.浅沼晋太郎)
作詞:RAU DEF
作曲・編曲:Kouya matsukawa
M2.「Uncrushable」入間銃兎(CV.駒田航)
作詞:kickhaiku
作曲・編曲:ist
M3.「2DIE4」毒島メイソン理鶯(CV.神尾晋一朗)
作詞・作曲・編曲:ELIONE
M4. Drama Track
◆オオサカ・ディビジョン編
◆ナゴヤ・ディビジョン編
◆イケブクロ・ディビジョン編
◆ヨコハマ・ディビジョン編
◆シブヤ・ディビジョン編
◆シンジュク・ディビジョン編
1989年(平成元年)生まれ、福岡県出身。アニメとゲームと某王国とHip Hopと自炊を愛するアニメイトタイムズの中堅編集者兼ナイスガイ。アニメイトタイムズで連載中の『BL塾』の書籍版をライターの阿部裕華さんと執筆など、ジャンルを問わずに活躍中。座右の銘は「明日死ぬか、100年後に死ぬか」。好きな言葉は「俺の意見より嫁の機嫌」。