支えてくれる人がいるから今の自分がいる。この曲はそんな人達への私からの告白だと思っています――声優・富田美憂さん 2ndシングル「翼と告白」インタビュー
『かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~(伊井野ミコ役)』、『球詠(川口息吹役)』、『とある科学の超電磁砲T(警策看取役)』など、数多くのアニメ・ゲーム等に出演、昨年11月13日には1stシングル「Present Moment」でソロアーティストデビューを飾った声優・富田美憂さん。
2020年6月3日(水)には、待望の2ndシングル「翼と告白」をリリースします。アニメイトタイムズでは1stシングルに引き続き、リリースを記念してメールインタビューを実施。
ノンタイアップシングルとなる今作に秘めた想いや制作の裏話などを綴っていただきました。
1stシングルを経て見出したアーティスト・富田美憂の核
――デビューから早くも半年が経ちましたが、改めて1stシングルに際した活動を振り返ってみていかがでしょう。
富田美憂さん(以下、富田):いままでユニットなどで歌の活動はたくさんしてきましたが、1人のソロアーティストとしての活動はユニットでやってきたことと全く違くて毎日がとても新鮮でした。
ラジオの出演やインタビュー、イベント、撮影、全てにおいて、みなさん「アーティスト」としての顔を掘り下げてくださっているのも嬉しかったですし、改めて「アーティスト」として仲間入りが出来たんだ、とひしひし感じていました。
――上記の活動の中で、特に印象に残っているシーンやエピソードなどあればお聞かせください。
富田:やはり「ANIMAX MUSIX 2019 YOKOHAMA(以下、ANIMAX MUSIX)」ですね。まさかデビューしてからすぐに横浜アリーナに立たせていただけるとは思っていませんでしたし、シークレットゲストとしての出演だったこともあってとにかく緊張していました。
ANIMAX MUSIXの前に『少女☆歌劇レヴュースタァライト』のライブで横浜アリーナに立たせていただいていたので、こんな景色なんだろうな、と心の準備はできていたのですが、「ANIMAX MUSIX」は出番になった時に1人でステージに立ったので……。
現地リハの時に隣を見ても頼れる仲間はいなくて、あの大きなステージに自分1人。震えるほど緊張しました。
でも本番で私がシークレットゲストということがモニターに映ったときのみなさんの歓声で安心できました。ステージで歌っている間は夢のなかにいるようで、ステージから見た客席の景色はきっと一生忘れないと思います。
「ANIMAX MUSIX 2019 YOKOHAMA」シークレットゲストとして歌わせていただきました!!
— 富田美憂 (@miyju_tomita) November 23, 2019
今日までずっと緊張していましたが、みなさん温かく迎えてくださって嬉しかったです、、、!
また立てますように!
今日は本当にありがとうございました!
#animaxmusix pic.twitter.com/QRweHbTJ8f
――前回のインタビューでは、ソロアーティストの活動は自身だけでなくチームで作っていくものとお話されていましたが、“チーム富田美憂”はどのようなチームになりつつあると思いますか?
★過去記事:声優アーティスト・富田美憂さんデビュー記念ロングインタビュー【前編】
富田:「家族」のようなチームです! スタッフの皆さんと比較的歳が離れていることもあって、たまにみなさん親戚のお父さんお母さんみたいになることがあって和みます(笑)。
でもリハーサルや本番前、撮影の時などはピリッとした空気にもなるし、アドバイスをたくさんしてくださるので、いつも有難いなと思いながらお仕事させていただけています。
誕生日のイベントの後、チーム富田で打ち上げをしたんですが、その時私が初めてお酒を飲んだ時にみなさんニコニコしていたのがほっこりしました。お酒が回っていたのもあると思うんですがいつも厳しいマネージャーさんが涙脆くなったり、特にあの日は本当に家族の集まりみたいでした(笑)。
だいぶ遅い時間になってしまったけど、素敵な時間、プレゼントありがとう!
— 富田美憂 (@miyju_tomita) November 15, 2019
立派な大人になるぞ?
打ち上げで梅酒のんだ!
――また、チームで作り上げていくものだからこそ自分の核となる部分が重要になるともお話されていましたが、ここまでの活動でその核は見出すことができましたか?
富田:「感謝の気持ちを忘れないこと」です。これは人が生きていく上で当たり前に大切にすべきことだと思うのですが、この活動を始めて、より人と関わる機会が増えたので、改めて感じたことでもあります。
ソロのアーティスト活動は、今までの仕事に比べて0からのスタートから意見を言ったりとか企画に関わらせていただく機会が多いんです。
例えば1つのイベントを作るのにこんなに沢山の人が動いてくださってるんだ、とか。自分が今まであまり見ることの出来なかった裏側みたいなものを知ることができる機会が増えたんです。だからこそ私も100%以上のものを返そうと今まで以上に思うようになりました。
あとはやはりソロアーティストの活動も1つのチームでの活動なので、スタッフさんと「ありがとうございます!」という言葉を交わすことのできる嬉しさも倍増した気がしますね。