「アイドルマスター シンデレラガールズ 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Funky Dancing! 」Blu-ray発売記念!「Dimension-3」声優インタビュー|藍原ことみさんが緊張した!? 青木志貴さんがヤバいと思った「バベル」の裏話
みなさんがこの記事を読んでいるということは、きっと『アイドルマスター シンデレラガールズ』が好きということなのだろう。何を隠そう筆者もそのひとりなのだが、よく聞かれるのが「なにがそんなに好きなのか?」ということ。
個々のアイドルの良さはもちろんあるが、演じるキャストの魅力、バリエーション豊富な楽曲の楽しさ、ストーリーのおもしろさ……と挙げればきりがない。
そして外せないのがライブでの体験だと思う。様々な魔法に彩られたアイドルとキャストがひとつとなり、その一瞬でしか体験することができない奇跡のステージを繰り広げるのだ。
しかし、その裏には語られることのない努力があることを忘れてはならない。今回ご紹介するエピソードもそのひとつだ。
アニメイトタイムズでは、「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Comical Pops!」に引き続き、2020年6月17日にLIVE Blu-rayが発売予定のナゴヤドームで行われた「Funky Dancing!」のスペシャルインタビューをお届けする。
今回の取材対象は、「Funky Dancing!」にて「バベル」を初披露した「Dimension-3」から二宮飛鳥役の青木志貴さん、一ノ瀬志希役の藍原ことみさんのおふたりだ。
あの話題になった「バベル」の裏側にはこんな話があった、とプロデューサー仲間に話したくなることだろう。
※取材はオンラインで行いました。
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「Comical Pops!」セクシーギャルズ声優インタビュー
はじめて思った「行きたくない」
――まずは「Funky Dancing!」全体を通しての感想をお聞かせください。
二宮飛鳥役・青木志貴さん(以下、青木):今回のツアーは、名古屋公演の「Funky Dancing!」と大阪公演の「Glowing Rock!」に出演させてもらって、「Funky Dancing!」が初めての公演でした。
コンセプト別の公演が「どんな感じになるんだろう?」とドキドキする部分があったんですが、とにかく楽しかったですね! その一言に尽きます。
特にDJ KOOさんがいらっしゃったのもあって、普段にはない楽しさもありましたね(笑)。
――あれは確かに驚きました(笑)。DJ KOOさんは舞台裏でもあんな感じだったのでしょうか?
一ノ瀬志希役・藍原ことみさん(以下、藍原):とっても気さくな方で、個別で写真をお願いしても快く応じてくださって。私たちの楽屋にも遊びに来てくださいました。でも、志貴くんは写真撮れなかったんだよね?
青木:舞台の下で待機している時間が長すぎて……(笑)。残念でした。
藍原:私は、マネージャーさんがタイミングを見計らってくれて「今なら大丈夫です!」って廊下で撮影できました。
――登場したときは本当にびっくりしました。
青木&藍原:ホントですよね〜。
藍原:DJ KOOさんとリハーサルを一緒にやるときのみんなのテンションの上がり方が本当にすごくて(笑)。他のリハーサルと比べても、DJ KOOさんがいらっしゃるか、いらっしゃらないかで『EZ DO DANCE』と『Yes Party Time!!』の盛り上がり方が違いましたね。
――見ているプロデューサーはもちろん、ステージに立たれているキャストのみなさんにとっても貴重な経験だったわけですね。
藍原:今までたくさんライブに出演させていただきましたが、一番印象に残ったライブなんじゃないかと思っています。
実は個人的に、本番前日に初めて「明日行きたくない……」って思いました(笑)。
――それは緊張からきたものでしょうか?
藍原:そうですね。これまではあまり緊張するほうではなかったんです。初めて出させていただいた周年ライブでも、そこまで緊張しなかったんですよ。でも初めて「どうしよう!?」「明日ちゃんとできるだろうか?」っていう不安が大きくなってしまって。
それもこれも「バベル」のせいだったんですけど(笑)。
一同:(笑)。
藍原:「バベル」を抜きにしても、自分のソロ曲「PROUST EFFECT」を「イノセント・アニマ」のメンバーでやらせていただいたり、初披露の曲があったりと、他の部分でも緊張する要素はありました。
でも、それらが考えられなくなるくらい「バベル」一辺倒で緊張しちゃってて大変でした。無事終えられるイメージが想像できていなかったのですが、なんとかなって良かったです。
――青木さんは隣にいて、その緊張は感じられましたか?
青木:レッスンのときからけっこう言っていて(笑)。ゲネとか本番直前もことみん(藍原さん)が「どうしよう、どうしよう」とずっと言っていたので、ホントに珍しいな~って思っていました。
緊張していることみんを見たことがなかったので、貴重なシーンを見られましたね(笑)。
――それだけ「バベル」は難しい楽曲なんですね。
藍原:あれだけのダンスを踊りつつ、難しい曲を歌い上げなければいけませんし、なによりカッコよく決めるしかない曲じゃないですか。
なので、「もしものことがあったらどうしよう?」という不安がものすごくあったのと、ダンサーさんが総動員で前フリをやってくださった中にバーン! と出ていく緊張もありました。
あとなにより、待っていてくださったプロデューサーのみなさん、「Dimension-3」のファンのみなさんの熱量がすごくて。その期待に応えたいのもありました。
そういった色々な感情がごっちゃになって大変……。「やりたい!」という気持ちと、「出たくない」という気持ちが同じくらいありましたね(笑)。
でもだからこそ、それだけ大切な曲で、大切なユニットなんだなと改めて思いました。
――「バベル」を初めて歌うと決まったときはいかがでしたか?
青木:「Funky Dancing!」というコンセプトから「バベル」が来るかなとは思っていたので、セトリをいただいたときは「やっぱりか!」と思いました。
レコーディングのときは「ライブでやるとは思うけど、あんまり踊ったりはしないんじゃないかな?」という話を聞いていたんです。
いざレッスンが始まったらバチクソに踊っていて(笑)。
藍原:そうそう(笑)。
青木:ダンサーさんとまったく同じダンスを踊るということで、覚える量も半端なく……。今までダンスの先生に「振付の覚え早いね」と言われていたんですが、初めて「覚えんのやべーな」と危機感を感じました。
藍原:最初のレッスンに私が少し遅れる形で現場入りしたんですけど、志貴くんが「ちょっとコレ覚えきれないかも」ってなってたもんね。
青木:初めて焦りを感じました。
藍原:最初のレッスンからそんな状態なので、私は戦々恐々ですよ(笑)。
一同:(笑)。
――それは……。そこから相当練習されたということですよね。
青木:初めて『シンデレラガールズ』のライブに出たのが4thライブのときだったんですけど、そのときは大きな規模のライブに出たのが本当に初めてだったので、ひとりでスタジオを借りてレッスンをしたんです。
今回、久しぶりに同じようにコソ練しましたね。それくらい練習したのもあったので、僕は「バベル」に対しての緊張とか不安みたいなのは全然なかったんですよ。
藍原:あー、そっか。練習をいっぱいしたから逆にね。私は練習したけど不安だったなー(笑)。これはメンタル的なところですよね。
青木:あと今回初めて、最後の部分の振付をことみんとダンス先生の3人で考えさせてもらいました。今までは、ライブで披露するダンスの振付をガッツリ自分で考える経験がなかったので、初めての試みで楽しくもあり、当日の反応が不安でもありという感じでしたね。
藍原:そうだね。あれもどんな反響があるかドキドキでした。
――センターステージで全方位から見られるというのもプレッシャーに拍車をかけたかと思います。
藍原:あの高さに慣れるために、ふたりでリハーサルからずっとあの場所にいたもんね。
――本番直前や当日のリハーサルでの心境はいかがでしたか?
青木:どうだった? ことみん。
藍原:どうだったろうな~。あまり記憶がない(笑)。
一同:(笑)。
藍原:え、リハーサルした? いや、ちゃんとしたんだろうけど(笑)。
青木:したよ〜(笑)。
藍原:(笑)。実は、ゲネのときにダンスの始まりが少し変更になって。そういうちょっとした変更もソワソワしていましたね。
青木:駆け上がるのも緊張ですよね。マジで転んだらどうしよう、みたいな(笑)。
藍原:ホントにそれ!(笑)
――衣装もブーツですし。
藍原:そうなんですよ。それにしてもリハーサルの記憶が全然なくて自分でビックリしてます。なにを着てたかも思い出せないね。
青木:衣装着てたよ衣装(笑)。
藍原:そうだ、ゲネは衣装着てた(笑)。