10種類の美味しさが詰まったアルバムから、ファンと一緒に物語を作っていけるように――声優・諏訪ななかさん1stアルバム「So Sweet Dolce」インタビュー
『ラブライブ!サンシャイン !!』 松浦果南役や『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』ユイ役などで活躍中の声優・諏訪ななかさんがソロアーティストデビュー!
待望の1stアルバム「So Sweet Dolce」が2020年5月13日に発売されました。リード曲「So Sweet」をはじめとした全10曲が収録されており、甘く可愛い楽曲からビターな雰囲気を感じさせる楽曲など、スイーツがコンセプトのアルバム。
今回は、アーティストデビューする際の心境や本作の各収録曲について、また今後ご自身が目指すアーティスト像についてなど語っていただきました。
デビューを目前に控えた心境は……?
――最初にソロアーティストデビューの話を聞いたときは、どう思われました?
諏訪ななかさん(以下、諏訪):元々、アーティストを目指していたわけではなかったので「デビューのお話をいただけるんだ!」という驚きがありました。
――それまでアーティスト活動を視野に入れたり、やってみたいと思う気持ちはあったのでしょうか?
諏訪:Aqoursとしての活動を始めてから、もしかしたらソロデビューする日がいつか来るかも……くらいの気持ちはありましたが、まさか本当にデビューできるとは思いませんでした(笑)。
――ちなみにデビューを受けて諏訪さんの周りの方々からリアクションはありましたか?
諏訪:友達はCDを予約してくれたり、イベントにも応募していいかと聞かれました。CDもあげるし、イベントも招待するのに(笑)。家族も秋葉原の電照広告を見に行ったりと、みんなお祝いしてくれました。
本日よりJR秋葉原駅電気街口に
— 諏訪ななか音楽スタッフ公式? (@staff_nanaka) March 2, 2020
アルバム'So Sweet Dolce'電照広告が掲出中?
4月まで掲出予定です✨
是非見つけた際にはチェックして
下さいね?#SoSweetDolce pic.twitter.com/IBelaByiz1
――そもそもリスナーとして、これまでどういった音楽を親しんできたのでしょうか。
諏訪:邦楽とかはほとんど触れずにアニソンばっかりです。可愛い曲が好きで、これまでも田村ゆかりさんの楽曲などを聴いてきました。そのこともあって、田村ゆかりさんのような声優アーティストに憧れています。
――ではボーカリストとしてのスタート、人前で初めて歌ったのは?
諏訪:高校ではミュージカルをやっていて、そこで初めて人前で歌いました。しかも英語劇なので英語の楽曲だったんです。お客さんは数十人くらいの小規模でしたが。
――仕事でステージに立ったときは緊張しましたか?
諏訪:お仕事ではあまり緊張したことはないかもしれません。
――それは元々の性格があまり緊張しないタイプということなのでしょうか。
諏訪:はい、性分なんだと思います。小さい頃にピアノを習っていて、発表会が年に1回あったんです。そこで先生が子供たちに「緊張してる?」って聞いていた記憶があるのですが、当時のビデオを見る限りでは全然緊張しているようには見えなくて(笑)。
――そんなに小さい頃からプレッシャーに強かったんですね。じゃあデビューに至るまでの期間も緊張はそれほどなく?
諏訪:緊張というか、だいぶ不安です(笑)。デビューしてみないことには分からないことが多いですし、特にひとりでステージに立つことを考えると不安ですね。
――少し話が戻りますが、そもそも声優を目指すきっかけは何だったのでしょう。
諏訪:中学1年生の時の友達が声優を目指していたんです。その子と話す中で初めて声優という職業を知って、私も目指すようになりました。
――そのきっかけからデビューに至るまで頑張ることができた原動力とは?
諏訪:厳密に何が一番の原動力になったのかは覚えていませんが、衝動的に「これだ!」と感じたんですよね。でも当時は中学生が入れる養成所が東京にしかなかったので、それまで続けていた習い事をすべて辞めて養成所に通っていました。
――それほどまでに運命的な出会いだったんですね。デビュー後は『ラブライブ!サンシャイン!!』をはじめとするユニットソングやキャラクターソングを歌ってきたと思いますが、ソロアーティストとの違いはどのように捉えていますか?
諏訪:Aqoursとして歌っているときは、Aqoursのメンバーとして歌っている意識が強く、逆にソロではその意識をオフにして、自分の歌として歌っている感覚でしょうか。また、心境的としては歌詞の登場人物というか、その歌詞を歌っている人の気持ちを考えて寄り添うようにしています。
――その声優業がアーティスト活動に作用したことはありますか?
諏訪:声優業は滑舌が重要になる仕事なので、歌に落とし込んだときに聞き取りやすくなるのかなと思います。メロディに乗ると聴き取りにくい歌詞があったとしても、声優だからこそ表現できるところがあるかもしれないですね。
――逆に音楽業が声優業に作用したことは?
諏訪:う~ん……それは今後の活動で何か影響があるかもしれません!(笑)