『Re:ゼロから始める異世界生活』パック役 内山夕実さん、第2期に向けて引き締まる想いと再び始まる実感を語る|アニメ第2期&第1期新編集版BD-BOX発売記念インタビュー【連載】
特別企画「何でもベスト3」
――それでは当連載の特別企画「何でもベスト3」を。TVシリーズ1期、OVA『Memory Snow』、OVA『氷結の絆』の中から各テーマについてベスト3を挙げてください。
「苦しかった、悲しかったシーン」
◆1位 『氷結の絆』 「リアとすれ違い、なぜ自分が半魔だと教えてくれなかったのかとリアに拒絶されてしまうシーン」
リアの事を何よりも大切に思っているパックが、リアに拒絶されてしまう瞬間は、パックの切なく悲しい表情と相まって、私も演じていて、見ていてとても苦しかったです。
◆2位 第14話・15話・18話「スバルのことを殺してしまうシーン」
パックとしては絶対的な存在であるリアが死んでしまった時点で、容赦なく世界を滅ぼす選択をしてしまう訳ですが、演じていた身としては、スバルのそれまで身を削ってリア達のために頑張る姿など見てきていただけに1度ならず3度も殺してしまうことになったのはとても辛かったです。もふもふしてもらったり、じゃれ合っていた頃に戻りたい……。
◆3位『氷結の絆』 「メラクェラと最後に対決するシーン」
映像化された部分では、リアのことを「世界の危機」と訴え、存在を否定していた、調停者メラクェラですが、アニメBD&DVD第1巻の初回生産特典になっていた原作小説では、そんな彼についてのエピソードも描かれており、それを読むと、このメラクェラとの戦いがより深く、切なくも感じました。
「うれしかった、幸せを感じたシーン」
◆1位『氷結の絆』 「後半で初めてエミリアをリアと呼べたシーン」
「リア」と呼ぶパックの、愛情で溢れた姿と、呼ばれたリアの笑顔が本当に言葉にならないくらいの笑顔で……。この『氷結の絆』では、リアの辛く切ない表情が多かっただけに、ここで心からの笑顔を見ることができて、私自身このシーンで幸せを感じる事ができました。
◆2位 第6話「スバルとパックがじゃれ合っている所を見てリアが笑顔になるシーン」
スバルとパックで自然とリアを笑顔にすることができて、それをまた2人が嬉しく感じているようで、とても好きなシーンです。シリアスな展開が多い分、こういったシーンはとても癒しになりますね。
◆3位『氷結の絆』 「リアとパックが契約を交わすシーン」
今まで敢えて言葉にしてこなかった気持ちをお互いに伝え合って、絆を感じる事ができました。ずっと言葉にできずにいたリアがパックのことをこんなにも必要としてくれていて、愛おしさに溢れた大切なシーンです。
「パックがかわいかった、凛々しかったシーン」
◆1位 『氷結の絆』 「メラクェラに、『エミリアは望まれて、祝福されて生まれてきたんだ!この子は幸せになるんだ! 幸せになるために生まれてきたんだよ!』と必死に叫び伝えるシーン」
これはとても凛々しく、そして消えかかったパックがリアの腕の中で必死に叫んでいるかわいさもセットになっているシーンですね。『氷結の絆』での回想シーンで雪の中、小さな体に積もる雪をリアに払ってもらうところや、リアの親指を小さな両手で挟み込むところも大好きです。ストーリーの内容的にはかわいさを感じる余裕はなおいかもしれませんが……(笑)。いつもひょうひょうとしていて心の内が読めないパックが、すべてをさらけ出し、リアへの愛が本当に溢れる印象的なシーンです。
◆ 2位 『Memory Snow』 「発魔期を迎えたパックが、小さな布団にぐるぐる巻きにされているシーン」
単純に見た目がかわいすぎました(笑)。『Memory Snow』では、発魔期についての説明をしているシーンなど、テーブルの上で自由に過ごすパックが愛らしかったです。そんなパックの雪像もいい思い出です(笑)。
◆3位 4話 「ベティとじゃれているシーン」
これに関してはパックのかわいさ以上にベティがかわいすぎて微笑ましくなります。ベアトリスの事を「ベティ」と呼び、「にーちゃ」と呼ばれる間柄も素敵ですよね。