『Re:ゼロから始める異世界生活』パック役 内山夕実さん、第2期に向けて引き締まる想いと再び始まる実感を語る|アニメ第2期&第1期新編集版BD-BOX発売記念インタビュー【連載】
2016年に放送され、一大ムーブメントを巻き起こしたアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』(原作:長月達平/KADOKAWA MF文庫J刊)。その後も劇場公開されたOVA2作品も大好評! 2020年になると1月から第1期TVシリーズの新編集版もオンエア、そして第2期シリーズの制作スタートと大きく動き出しました。
その第1期シリーズの新編集版のBD-BOXが5月27日に発売、第2期シリーズのオンエアを控えた今、アニメイトタイムズでは『リゼロ』のキャストの皆さんへ連続インタビュー企画を実施中。第2弾はパック役の内山夕実さんです!
未体験のキャラを演じることへの緊張と視聴後は興奮や放心状態で眠れず
――まず第1期シリーズを振り返って、最初に演じた際の思い出、アニメをご覧になった感想をお聞かせください。
パック役 内山夕実さん(以下、内山):1話から1時間放送という事で、皆様の気合いを感じました。私自身もパックのようなキャラクターは、当時まだ経験が少なかったので緊張しながら臨んでいましたが、ストーリーの面白さにぐっと心を捕まれ、アニメのOAでは毎週リアルタイムで拝見しては30分が本当にあっという間で、見終わると暫く放心状態だったり、テンションが上がって眠れなくなる事も多く、一作品ファンとしても常に先の展開が気になり、次週の台本を読みアフレコに参加するのが毎週の楽しみでした。
――パックは序盤のかわいい姿からペテルギウスとの戦いで実体を表わしたシーンなど、ギャップが大きすぎて。内山さんご自身は25話を終えた時点で、パックに対しての印象や見方が変わった点はありますか?
内山:第1期のTVアニメの放送が終わった時点では、パックはエミリアのためだったら世界を滅ぼすことも迷わず、今までエミリアを守るために体を張って頑張ってくれていたスバルさえも躊躇わずに殺してしまう……私自身、台本を読みながら衝撃を受けたことを覚えています。
それだけ、リアがパックにとって絶対的な存在なのだと漠然と理解しているつもりでしたが、OVA『氷結の絆』を経て、パックの心情が吐露されたり、リアへの愛情の深さ、パックと今まで以上に向き合うことができて本当に良かったです。
初めはリアにとってパックが必要な存在なのだと感じていましたが、パックにとっても、リアが心から必要な存在なのだと実感することができました。
――そして主人公のスバルについて、1話から25話までの間に印象や見方が変わった点はありますか?
内山:パックとしては、途中にスバルと男同志ならではのような、特別な関係にも感じて、リアとはまた違う雰囲気のやり取りになるので楽しく演じさせていただいていただけに、中盤でスバルのことを殺してしまうシーンは、とても心が痛みました……。
だから25話を終えた時点でのスバルとの関係性は、出会った当初のようには戻れないのかなぁ……と複雑な気持ちにもなります。
それから個人的に感じたのは、『氷結の絆』で後半に登場したスバルが今までよりかっこよく感じて、「イケメンになってる!?」と新鮮に思いました!(笑)