映画『がんばれいわ!!ロボコン』汁なしタンタンメン役・鈴村健一さんインタビュー|特撮を愛する鈴村さんならではの見解は必見!
説明するのが難しい、汁なしタンタンメン。ただ1つ言えることは……
――ご自身が声を担当する汁なしタンタンメンについての紹介ですが……。
鈴村:ただの汁なしタンタンメンですね(笑)。今作のサブタイトルに「恋する汁なしタンタンメン!!の巻」とあるので、恋をすることは間違いありません。以上です(笑)。
――中華料理の役は鈴村さんがこれまで演じたことがないキャラでしょうね?
鈴村:ムチャ振りでモノの声をやれ、みたいなものはラジオやイベントの企画でたくさんやってきましたが、まさか劇場用の作品で、中華料理を演じる日が来るとは思ってもいませんでした(笑)。
特撮好きならば演じる日が来ることを想定しておかなければいけなかったかも。
コメディラインの東映特撮で、浦沢さんの脚本のマッチングはいつか演じてみたいと思っていましたが、まったくのノーマークだったので。
ただ予想外でもすぐに理解できたし、子供の頃から見ていた東映コメディ作品に、ベストな形とベスト役に関わることができたことは誇りに思ってもいいのかなと。
――シリーズでおなじみの、主人公のロボコン、そしてガンツ先生、ロビンですが、今作での3キャラの印象はいかがですか?
鈴村:ロビンちゃんがとにかくかわいいんですよ。「この衣装がこんなに似合う役者さんがいるなんて!」と驚いたくらい。汁なしタンタンメンが彼女に恋してしまうのも共感できます。
ガンツ先生はガンツ先生でした。昔の『ロボコン』感を唯一、体現してくれていて、ロボコンを評価するところも変わりません。
そしてロボコンは……ヤバいですね。
今回のロボコンの声は斎藤千和ちゃんが担当していますが、彼女のロボコンは角度が鋭角過ぎるんです。「ロボコンってこんなふうにしゃべるの!?」というくらい、予想を遥かに超える芝居をしていて。
今までのロボコンにはまったくあてはまらず、この発想で芝居できるってすごいなと感動しました。東映の方も「鈴村さんの汁なしタンタンメンもそうですけど、斎藤さんのロボコンは他の方とは全然違ったので決まりました」と言っていました。天才ですね。彼女は。