寺島拓篤さん、下野紘さん、豊永利行さん、浅沼晋太郎さん、梶原岳人さん、木村良平さん、諏訪部順一さん、山口勝平さん出演! 9月30日発売のドラマCD『ナナツハナ中編』より出演声優陣のインタビューが到着!
2019年11月30日~12月1日に開催されたリーディックシアター『お憑彼サーカス』が、公演BGMと録り下ろしボイスドラマを収録した豪華2枚組CDとなって、2020年8月26日(水)に発売!
あわせて2020年9月30日(水)に発売されるドラマCD『ナナツハナ中編』より、出演キャストのインタビューが到着しました!
96役・寺島拓篤さん、杷役・下野紘さん、林檎役・豊永利行さん、械役・浅沼晋太郎さん、ツヤ役・梶原岳人さん、ノウコツ役・木村良平さん、カソウ役・諏訪部順一さん、そして空役・山口勝平さんに、今回のドラマCDの聴きどころやキャラクターなどについて語っていただきました!
キャストインタビュー
――収録を終えられての感想をお願い致します。
96役・寺島拓篤さん(以降、寺島):こういう状況下ですので一人での収録だったので寂しいな…と思いつつ、一人なら一人で、96として「こう演じたいな」というものをじっくり考えながら丁寧に表現ができたので、それはそれでよかった部分でもあるかなと思っています。…が、寂しかったです(苦笑)。
杷役・下野紘さん(以降、下野):今回の中篇で杷というキャラクターの過去が少しずつ垣間見えてきました。前回も思っていたのですが、今回の中篇は特に長台詞が多くて、やり甲斐があり、楽しんでやらせていただきました。
械役・浅沼晋太郎さん(以下、浅沼):中編になって、いつもひょうひょうとしている械の深いところ、バックボーンが明らかになってきたな、という印象です。こんなご時世なので、キャスト揃っての掛け合いができなかったのが残念ですが、逆に、皆さんと一緒に完成を楽しみに待てるという贅沢を手に入れることができました。
林檎役・豊永利行さん(以降、豊永):林檎ちゃんは非常に可愛らしい子なのですが、前篇とはまた違った林檎ちゃんの一面をお見せできたんじゃないかなと思います。実際に出来上がったものを聞いた時にどれだけ変化があるのか楽しみです。
ツヤ役・梶原岳人さん(以降、梶原):今回も謎が多く、世界観が深いので、収録に入る前に台本を理解するところから苦戦して、自分の中でイメージをたくさん膨らませてから収録に臨みました。少し緊張していたんですけど、でもノウコツとの掛け合いでその緊張もほぐれて、楽しく収録を終えることができました。
ノウコツ役・木村良平さん(以降、木村):ノウコツの“そこにいる感”がすごくて、ガッツリ作品の世界に没入させられるので、脳が疲れました。
カラクリ役・諏訪部順一さん(以降、諏訪部):文字通り「あっ」という間の出来事でした。もっと喋りたかったです。
空役・山口勝平さん(以降、山口):前作の「停電少女と羽蟲のオーケストラ」シリーズから引き続き、今回もワンポイントで出演させてもらっているんですけど、いずれにしてもオイシイ役どころなので、今回も短い出番の中に、いかにドラマチックに伝えられるかということを考えながら楽しく演じさせてもらいました。
――演じられている役柄(キャラクター)についての印象を教えてください。
寺島:96とは「ナナツハナ」ではじめまして…で「停電少女と羽蟲のオーケストラ(※前作)」からの自分なりの切り替えもあるので、前篇から中篇になったことで、より熱を持つキャラクターになるのかなと思いきや、物語が真相に近づくにつれて、より温度が下がったというか。前篇で初めて出会った雷のメンバーに対しての感情や関係性が芽生えたことで、96の本質的な部分が浮き彫りになっているような感じがして。物語は苛烈な方に向かっているのですが、逆に生き物としての静けさや怖さを感じました。
下野:杷は温和な性格でいつもニコニコしているんですけど、そこまで感情の起伏があるようなキャラクターとは思っていなかったんです。印象に残ったのは「出発進行?!」という台詞があって「そんなテンションで言うの?」と…お茶目な部分もあって意外だなと思いました。
浅沼:男って、いつも冗談めかすように話す械みたいなキャラクターを好きになりがちですが、ご多聞に洩れず、僕も械が大好きです。蛍は「掴めない」キャラクターが多いように感じますが、中編での械は、とても人間に近いような、親近感みたいなものを感じました。それは「械って、あまり人間のこと嫌いじゃないんじゃないかな」と思わせるほどに。
豊永:基本的に純粋で無垢なところはあまり変わっていないのですが、彼の中の葛藤や戸惑いといった部分は「前篇」よりも今回の「中篇」の方があって、色んなものに対して戸惑いや思い悩む部分があったんじゃないかなと思います。
梶原:中篇ではより、ツヤとノウコツの仲の良さというか、軽口を言い合える関係性が明確に見えた分、お互いどういう存在なんだろうとわからなくなってきたところもあって。ノウコツがキーになる言葉を言っていたりしていて、これからどういう風にお互いの秘密が明かされていくのかが気になりました。
木村:ノウコツとツヤとの掛け合いがいいですよね。二人の関係性がメインの話だったから、ウィットに富んでいて小気味いいような気もするけど、でもちょっと闇が見える感じは演じていて面白かったです。
諏訪部:ぜひ次回も出番があるようでしたら、そのようなことを感じられるくらいキャラクターの掘り下げが出来るとうれしいです。
山口:空は「杷と比較して」というキャラクターになるとは思うんですけど、杷よりも少しお兄ちゃんで、手を差し伸べて彼を導いてあげたい、というようなキャラクターだったのかなと。CDを聴いてくださった皆さんが、空に対してどういう印象を持ってくれるのか楽しみですね。
――印象に残ったシーンや台詞、演じられて楽しかったシーン等がありましたら教えてください。
寺島:印象に残ったシーンは終盤のところですかね。前篇もそうでしたが、裏切りがあるというか、台本を読んでいても「えー、そうだったの!?」って。「停電少女と羽蟲のオーケストラ」の設定を理解していると余計にびっくりというか。なので、それが一体何のことを言っているのか、是非聴いて確かめていただけると嬉しいです。
下野:今回、本格的にクロとの繋がりが芽生えてきます。杷は械と林檎との関わりや掛け合いが多いのですが、クロと会話したり今まで全然交わることがなかったカソウ・ノウコツ・ツヤとも絡んできて…このあと、どう繋がって後篇を迎えるんだろう…今後の展開が気になりますね。他にも色々ありますが、ネタバレになるのでぜひ聴いていただきたいですね。
浅沼:ネタバレになってしまうのであまり多くは語れませんが、械にとってのクライマックスですね。書かれたセリフにないニュアンスを入れて演技してみたのですが、快く採用していただけたのが嬉しかったです。
豊永:「焼きたてのパンツ」……がパワーワードだなと思いました(笑)。演じてて楽しかったのは収穫祭の土台を作っているところで、林檎ちゃんは長いセリフをしゃべっているシーンが多いので、そのシーンは非常に楽しく演じさせていただきました。
梶原:ツヤは割とノリで発言をする子なんですけど、まだ本領発揮していないな、と思えるので、彼が本気を出したら一体どんな風になるのか気になります。今回は軽口的な会話が楽しかったんですけど、後篇はガチな目をしたツヤの姿を期待しています。
木村:楽しかったのはツヤとの掛け合いで、ノウコツがからかうようなことを言ったりしたりすると、ツヤが綺麗に答えてくれるところが面白いなと思いました。印象に残ったセリフは……言えないですね(笑) これってけっこう大事なことなんじゃないの? フックじゃないのこれ? って。「言えないセリフがある」ということだけお伝えしておきます。
諏訪部:強いて言うならば「全部」でしょうか。
山口:何度か同じセリフが出てくるんですが、聴いてくださる皆さんが感じる印象がその時々で変われば面白いなと、意図を持って演じたシーンがあります。そこはセリフを構築する「企み」みたいなものを持たせられて、楽しかったです。
――最後にドラマCDの発売を楽しみにしているファンの皆様へメッセージをお願いします。
寺島:この中篇が、最後の後篇に向かうための内容になっているので、僕も読み進めながら楽しませていただきました。どんよりした部分と弾けたコメディの部分との両立がおそろしく尖っている作品ですので、じっくり聴けるタイミングで、噛み締めて味わって聴いていただけると嬉しいです。
下野:前篇と比べると中篇は、より考えさせられるようなことが出てきたりするので、もしかすると、難しく感じられる方がいるかもしれません。「ここってどうなっているんだろう?」という部分も、前篇と中篇を通して聞くと見えてくるものがたくさんありますので、ぜひ何度も楽しんでいただいて、後篇を楽しみにお待ちください。よろしくお願いします!
浅沼:物語が大きく動き出しました。皆さんにとって、衝撃の展開も待ち受けているかもしれません。よろしければ一緒に、笑って、手に汗握って、かっこよさや切なさに心を打ち震わせていただけたら嬉しいです。
豊永:林檎ちゃんはかーくん(械)とさっちゃん(杷)との絡みが多かったので、ここの関係性だったり、特にかーくんとの関係値は林檎ちゃんにとって非常にキーになる巻だな、と感じております。豊永利行個人としては、林檎ちゃんを可愛く・面白く演じているからこそ後半にいけばいくほどしんどい…というアプローチでのお芝居をさせていただいておりますので、そんなところも楽しみにお聴きいただけたら幸いです。
梶原:「ナナツハナ」は本当に世界観が美しくて、深くて、言葉にできない感覚になるような作品だなと思います。今回の中篇で、それがより濃厚になっていると思いますので、前篇との違いも楽しんでいただきつつ、想像を膨らませながら聴いていただけたら嬉しく思います。ぜひともよろしくお願いします。
木村:前篇から間が空いてしまったので、きっと皆さんは気になって気になって仕方がなかったんじゃないのでしょうか。ようやく中篇をお届けすることができます。そして、すごく物語が進んで、色々と分かることがあったり、展開もしていくのですが、中編なんでね、終わりません(笑)。まずは中篇を手に取っていただいて、聴いたら続きが気になっちゃうとは思うんですけど、新たな世界で妄想を膨らませていただいて、後篇までのエネルギーにしてもらえたらと思います。
諏訪部:今回もどうぞよろしくお願いいたします。引き続きお楽しみいただけますと幸いです。
山口:二宮愛先生ワールドはどれも不思議なんですけど、この作品には停電少女から続いている独特の雰囲気が漂っていて、すごく楽しませてもらいました。聴いている皆さんも、この世界に浸ってもらえれば幸いでございます。
商品概要
ドラマCDシリーズ「停電少女と羽蟲のオーケストラ」から産まれた七つの命。夏の終わりに彼等は何を想うのか…シリーズ第2弾、いよいよ登場!!
音と声だけの世界で紡がれる、愛と光。今も尚、愛される「停電少女と羽蟲のオーケストラ」の世界。そんな作品の10周年を記念して、7人キャラクターと、再び暗闇セカイを巡ります。
制作スタッフは変わらず、脚本を二宮愛、イラストを田倉トヲル、音楽をZIZZ STUDIOが担当し、今まで以上にドラマCDの奥深さを追求し、声と共に紡がれる音にも拘りました。
第二巻となる「ナナツハナ 中篇」は豪華4枚組。械(CV.浅沼晋太郎)・林檎(CV.豊永利行)が歌う主題歌「緋い羽車」のフルバージョンや、ソロバージョンも完全収録。
本作は「停電少女と羽蟲のオーケストラ」を知らない方もお楽しみ頂ける内容になっておりますが、知っているともっと深く物語を知ることが出来る様々な仕掛けを施しています。ぜひ何度でも、お楽しみ頂けますように。
【タイトル】:ドラマCD「ナナツハナ」中編
【品番】: EYEZD-20307
【価格】:7,287円(税抜)/ 8,015円(税込)
【発売日】:2020年9月30日(水)
【仕様】:CD4枚組
≪収録内容≫
【DISC-1】 Drama Part(1)
【DISC-2】Drama Part(2)
【DISC-3】Sound Track
【DISC-4】 Bonus Track ナナツハナ フリートーク 第二回
【出演】:
96/寺島拓篤
杷/下野紘
械/浅沼晋太郎
林檎/豊永利行
ツヤ/梶原岳人
ノウコツ/木村良平
カソウ/諏訪部順一
空/山口勝平
<特典情報>
アニメイト特典
・56m缶バッジ
※特典は無くなり次第、終了とさせて頂きます。ご了承下さい。
『ナナツハナ』公式サイト
『ナナツハナ』公式ツイッター(@PJ7287)
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